2021.7.19

インフラエンジニアとは|仕事内容・年収・必要な知識・資格など

インフラエンジニアとは、企業のITインフラの設計、構築、運用を行うエンジニアのことです。企業から高い需要があり年収も高いことから、インフラエンジニアとして就職・転職を目指している方もいるのではないでしょうか。この記事は、インフラエンジニアの種類、仕事内容、必要な知識や資格、平均年収などを解説します。転職・就職の際のよくある疑問についても回答しているので、ぜひ参考にしてください。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、企業のIT関連のインフラストラクチャー(ITインフラ)の設計、構築、運用に携わるエンジニアのことです。ITインフラは大きく分けると、パソコン・サーバー、ストレージなどのハードウェアと、OS、ミドルウェアなどのソフトウェアの2つがあります。 したがって、インフラエンジニアはシステムエンジニアのなかの一職種です。つまり、システムエンジニアのうち、ITインフラを担当する人を特にインフラエンジニアと呼びます。

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアの種類はサーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアの4つがあります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・運用を担う職種です。扱うサーバーは自社やクライアントによってさまざまあり、例えば、メール配信を行うメールサーバー、Webサイト運用のためのWebサーバーなどを扱います。 具体的な仕事内容は、OSとミドルウェアの設計やサーバーの機器選定、設定、そしてこれらの配線・セッティングなどです。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、コンピューターシステムのネットワークの設計・構築・運用を担当します。従来は企業内または拠点間のネットワークが中心でしたが、近年はテレワーク普及を背景に、クラウド環境に関するネットワークの業務が増えています。 具体的な仕事内容は、要件に応じたネットワーク設計、設計に基づいた機器の選定とシステム構築、ルーターやLANケーブルなどの配線・セッティングなどです。

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、データベースの設計・構築・運用を担う職種です。膨大なデータを整理して保管し、検索性を高めることで、情報資産として活用しやすくします。このことから、データベースエンジニアは図書館の司書に例えられます。 具体的な仕事内容は、OracleやMicrosoft SQL Serverなどの製品を活用したデータベースの設計、最適化のためのチューニング、データのバックアップ、アクセス権限の管理などです。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、企業の情報セキュリティの設計・構築・運用を担当する職種です。設計担当者はセキュリティコンサルトと呼ばれることもあります。 セキュリティエンジニアの業務範囲は広く、サーバーやネットワーク、データベースなどのセキュリティ分野を担当します。また、不正アクセスがないか監視することや、最新のサイバー攻撃を調査することなども、セキュリティエンジニアの仕事です。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は設計、構築、運用の3つに大きく分けられます。それぞれについて解説します。

設計

設計担当のインフラエンジニアは、自社やクライアントからの要求をヒアリングし、システムの要件定義と設計書作成を行います。設計プロセスで用途を満たすかどうかが決まるため、高度で広い経験・知識が求められます。

構築

構築担当のインフラエンジニアは、設計書に基づき必要なハードウェア、ソフトウェアを用意します。これらは設計担当者から指定されることもありますが、構築担当者が選定する場合もあります。また、現場でハードウェアの設置やソフトウェアの設定を行うのも構築担当者の仕事です。

運用

運用担当者のインフラエンジニアは、システムが正常動作しているか監視業務を行います。また、サーバーがダウンするなどのトラブルがあった場合に、適切な対処を行う保守業務も運用担当者の仕事です。

インフラエンジニアに必要な知識・資格

インフラエンジニアとして働くにはどのような知識や資格が必要なのでしょうか。ここでは5つの種類に分けて解説します。

サーバーの知識・資格

サーバーエンジニアには、特にサーバーOSに関する知識が求められます。例えば国内ではCentOS、海外ではLinus系のubuntuに対するスキルが必要です。

【転職・就職に有利になる資格】 ・LinuC(Linux技術者認定資格):Linuxサーバーに関する資格 ・MCP(マイクロソフト認定資格):Windowsサーバーに関する資格

ネットワークの知識・資格

ネットワーク関連では、サーバーとクライアントPCをつなぐネットワーク構築・運用の知識が求められます。また、スイッチやルーターなどのネットワーク機器に対するハードウェアの知識も必要です。

【転職・就職に有利になる資格】 ・ネットワークスペシャリスト試験:情報処理技術者試験のなかで最上位の国家資格の一つ ・CCNA(シスコ技術者認定試験):ネットワーク製品大手のシスコシステムズによる民間資格

セキュリティの知識・資格

個人情報や機密情報の情報漏えい、DDos攻撃、標的型攻撃などから自社のITインフラを守る情報セキュリティの知識も必要です。

【転職・就職に有利になる資格】 ・情報セキュリティマネジメント試験:情報処理技術者試験のなかで最上位の国家資格の1つ ・CCNP Security:シスコシステムズによるセキュリティソリューションのスキルを証明する資格

仮想化技術・クラウドの知識・資格

ITインフラをクラウド上で運用するための知識・資格に対するニーズが近年高まっています。従来はSaaSかPaaSに留まっていましたが、現在はサーバーを含めたITインフラをクラウド上に構築するlaaSが増えたためです。

【転職・就職に有利になる資格】 ・AWS認定資格:Amazon Web Serviceのための民間資格。初学者向けのクラウドプラクティショナー試験や実務2年以上が目安のプロフェッショナル試験などがある

プログラミングの知識・資格

効率的なシステム設計のためには、プログラミングの基礎知識も必要です。バッチなどのDos系のプログラミングを担当することはよくあるからです。スクリプト言語のRubyやPython、Javaなども役立ちます。

【転職・就職に有利になる資格】 ・基本情報技術者試験:情報処理技術者試験のなかで下から2番目にあたる基礎的な資格

インフラエンジニアの年収

ここでは、インフラエンジニアの平均年収を紹介した後、フリーランスの場合と高いスキルを持つ人の場合の収入を解説します。

インフラエンジニア全体の平均年収

dodaが公表しているインフラエンジニアの平均年収は次のとおりです。

・サーバーエンジニア:463万円 ・ネットワークエンジニア:455万円 ・データベースエンジニア:439万円 ・セキュリティエンジニア:466万円

したがって、全体の平均年収は約455万円であり、他の職種に比べて年収は高い傾向にあります。ただし、未経験者では年収250~300万円ほどと想定しておきましょう。

出典:平均年収ランキング(平均年収を検索)【最新版】|doda

フリーランスのインフラエンジニアの月額単価

フリーランスのインフラエンジニアの月額単価の相場は、25~150万円ほどです。スキルや経験によって、差が出やすいことが特徴です。また、いい案件を紹介してくれる転職エージェントを活用するかどうかによっても、単価が左右されます。

高スキルのインフラエンジニアの年収

高スキルのインフラエンジニアでは年収1,000万円を超えます。会社勤務の場合は実務7年以上に加えて管理職3年以上、フリーランスの場合は実務5年以上が目安になるでしょう。もちろん、これらの条件は目安に過ぎず、持っているスキルや資格、業務経験などによって大きく変わります。

インフラエンジニアへの転職・就職でよくある疑問

ここでは、インフラエンジニアへの転職・就職を検討している方がよく抱く疑問に対して回答します。

フリーランスでもインフラエンジニアになれるのか

なれます。 キャリアパスとして一般的なのは、正社員としてインフラエンジニアの経験を重ねたあと、フリーランスになる道です。フリーランスとして活躍するには、フリーエンジニア専門のエージェントを活用するのが効率的です。個人の営業で継続的に優良なクライアントと案件をみつけることは、簡単ではありません。

未経験でもインフラエンジニアになれるのか

なれます。 システム監視や保守対応などの運用業務なら、未経験でも採用されやすい傾向があります。また、正社員で採用されるのが難しい場合は、派遣からスタートするのもよい方法です。

どのような人がインフラエンジニアに向いているのか

コミュニケーションスキル、知的好奇心、忍耐力を持つ人です。 インフラエンジニアはクライアントやプロジェクトメンバーとの意見交換が多いため、コミュニケーションスキルが欠かせません。また、IT分野は技術進歩が速いため、知的好奇心も必要です。加えて、業務の多くを占める地道な調査やシステムテストなどをこなすには、忍耐力も求められます。

インフラエンジニアの仕事のやりがいとは

インフラエンジニアの多くが仕事のやりがいに挙げるのは、プログラマや他のシステムエンジニアから頼りにされることです。また、最新技術を用いる案件に関われることを喜びにしているインフラエンジニアもいます。

インフラエンジニアは「つぶし」が効くのか

IT関連分野へのキャリアパスがあります。 具体的にはITスペシャリスト、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントに転身する人がいます。専門性が高いためにフリーランスへの道を得やすいのも、一般的な職種との違いです。

インフラエンジニアの需要は今後も高いのか

今後も高い需要があるとみられています。 ICT活用の土台となるITインフラに関わるインフラエンジニアは、長期的にみても業種を問わず企業から重宝されるでしょう。特にクラウド環境移行への需要が増えると予想されています。

まとめ

インフラエンジニアは企業のITインフラの設計・構築・運用に関わる職種です。サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアごとに、必要とされる知識・資格が異なります。

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Author

宮前優哉

■ 3-shake,inc PdM
■ GCP / Firebase / Next.js / React
■ フロントエンドの技術を中心に情報発信
■ フロントエンドエンジニアだけでサービスを作れるようなチーム作りに挑戦中
■ マーケターの卵
■ 愛犬家 / 2021年は盆栽に挑戦
https://twitter.com/yuyamiyamae

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