2021.6.3

インフラエンジニアの辛いこと・悩みについてわかりやすく解説

インフラエンジニアの仕事は辛い、激務といったイメージをもつ人も少なくありません。実際のところは、どうなのでしょうか。この記事では、インフラエンジニアへの転職を検討している人に向けて、インフラエンジニアの仕事で辛いことや悩みなどについて解説しています。インフラエンジニアへの転職を決める際の参考にしてください。

インフラエンジニアはどれくらい辛い?

インフラエンジニアの仕事は、激務のイメージをもたれる場合が多いです。しかし、実際のところは、同じIT業界で活躍するプログラマーやシステムエンジニアと比べた場合、インフラエンジニアの仕事のほうがパターン化しているため、やるべきことを覚えてしまえば楽だといわれています。

ただし、インフラエンジニアの仕事は、ネットワークやサーバーをはじめとするさまざまな知識やスキルが必要です。そのため、一人前のインフラエンジニアとして業務に携われるようになるまでには、日頃から技術の向上や知識の習得を意識していなければなりません。

インフラエンジニアの辛いこと

以下では、インフラエンジニアの仕事が辛い、激務だといわれる背景について解説します。

勉強を始めるのが難しい

実際の現場では、日常生活で見聞きしないような専門的な用語が多く使用されています。たとえば、ストレージやLinux、ネットワークカードなどが挙げられます。そのため、専門用語の意味を理解していなければ、業務をこなせません。自身で意味がわからない用語を調べる必要があります。

ただし、検索エンジンを利用して、わからない専門用語を検索しても、専門用語をさらに別の専門用語で解説している情報も多いため、ピンポイントで知りたい情報を得られないケースも多いです。また、プライベートな時間を利用して勉強を始めようとしても、どこから手をつければいいのかわからないという人も少なくありません。

業界情報のキャッチアップが大変

IT業界では、トレンドが変化するスピードが早いため、常に最新の情報をキャッチできるようにアンテナを張っておく必要があります。たとえば、IT業界に関連する情報誌やWebサイトなどが情報収集に役立ちます。情報を集めてインプットしたあとは、実際の現場や業務でのアウトプットが欠かせません。

ただし、インプットした情報を実際に現場や業務で活用するためには、あらかじめ分析を行っておく必要があります。そのため、インフラエンジニアは、トレンドに敏感で、勉強熱心な人にはおすすめの仕事ですが、そうでない人にとっては、辛いと感じるかもしれません。

会社によっては夜勤がある

インフラエンジニアの担当部署によっては、夜勤に入らなければならない場合があります。なかでも、システムを24時間365日監視しなければならない顧客を担当する場合は、夜勤にあたる可能性が高まります。その場合、シフトが日勤と夜勤の交代制になることから、生活リズムが不規則になりがちです。

人によっては、体調を崩しやすくなったり、ストレスがたまりやすくなったりするケースもあります。同じインフラエンジニアでも、会社によって夜勤がないところもあるため、夜勤を避けたい場合は、監視業務などがない企業への転職を検討しましょう。

システム障害で休日や夜間に呼び出される

顧客のシステムの監視業務を担っている場合は、システム障害などのトラブルが起こると、休日や夜間帯にかかわらず、呼び出されるケースも多いです。システムは、24時間365日止まることなく稼働しているため、システム環境にいつ、どのような不具合や問題が起こるのかを事前に予測しておくことはできません。

そのため、自身の担当のシステムにトラブルが発生すると、勤務時間外でも迅速な対応が求められます。原因の究明や解決策の見通しがつくまで帰宅できないというケースも少なくありません。ただし、クラウドを採用している場合は、現場に直行しなくても対応できるケースもあります。

短い納期で対応を求められることがある

必ずしも余裕をもった納期が設定されることばかりではありません。なかには、顧客からスケジュールの短縮を求められるケースもあります。ビジネスにおいて、顧客の要望に応えられなければ、契約を解除されるリスクがつきまといます。そのため、ある程度の負担を強いられることも覚悟しておかなければなりません。

ただし、設計の段階でスケジュールを縮めることができても、機器の調達や設定に関してはエンジニアだけの努力では限界があります。なかには、自ら機器の受け取りに出向いたり、残業をしたりして、納期に間に合わせる努力をするエンジニアもいます。

サーバー室やデータセンターでの作業が大変

インフラエンジニアにとって、サーバー室やデータセンターでの作業も、仕事が辛いと感じる要因のひとつです。サーバーやコンピューターは、稼働中に熱を発しており、機器に熱がこもりすぎると、故障や暴走の原因となるため、サーバー室やデータセンターは四六時中、低い温度に設定されています。

寒い場所や狭いスペースで作業を強いられることも多く、体を冷やしたり腰を痛めたりする人も少なくありません。また、大きな機械音の中で仕事をしなければならず、作業に集中したくてもできないために、ストレスもたまりやすくなります。

作業に慎重さや思慮深さが求められる

インフラエンジニアの仕事は、重大なミスをおかすことで、システムが停止したり、サーバーの復旧を困難にしたりする場合があります。そのため、小さなことでもわからないことがあれば、必ず上司や先輩に確認してから作業を進めることが重要です。

また、作業によって、手探りで進めなければならない場合もあり、その際にリカバリーが可能な状態にしてから慎重に慎重を重ねて作業を行う必要があります。このように、インフラエンジニアには、慎重さと思慮深さが求められます。石橋を叩いて渡ることが苦手な場合、ストレスに感じる人も多いかもしれません。

インフラエンジニアの悩み

インフラエンジニアは、実際にどのような悩みを感じているのか、以下でくわしく解説します。

将来に不安を感じやすい

インフラエンジニアは、狭く、気温が低い場所で長時間の作業を強いられたり、夜勤に入る必要性があったり、夜間や休日でも呼び出されたりするなど、特殊な労働環境で仕事をしなければなりません。生活のリズムがくるいやすく、心身の健康を損なう可能性も高まります。年齢を重ねるとともに、体力的な限界を感じやすくなる人も多いです。

また、システム開発によってクラウドの活用が増えつつあることから、インフラエンジニアという職業の需要が低くなるのではないか、といった不安要素も考えられます。このように、体力の心配やニーズの減少などの理由から、インフラエンジニアを長く続けていけるのか、と将来に対して不安を感じる人も少なくありません。

仕事が評価されにくい

インフラエンジニアの仕事は、人目に触れる機会が少ない傾向にあります。また、苦労して構築したシステムでも、正常に稼働してあたりまえと思われることが多いです。そのため、システムを構築する達成感は得られても、仕事自体を評価される機会がほとんどありません。

大規模な案件を任されれば、社内での評価や自身の経歴として強みにもできますが、規模が小さい企業に所属している場合は、そのようなチャンスが巡ってくるケースは稀です。このように、仕事が正当に評価されにくいため、モチベーションの低下にもつながりやすいです。

大手企業に転職する際の倍率が高い

待遇や条件がよい企業への転職を検討する場合、大手企業を狙う人も多いです。大手企業であれば、大規模な案件に携われる機会も増えるため、成果によっては自身のキャリアパスにもつなげることができます。しかし、エンジニアの募集枠は非常に少なく、大手企業に応募するとなれば、さらに倍率が高くなります。

とくに、サーバーやネットワーク関連のエンジニアは、必要な人員が限定されるため、求人枠も少なくなることが一般的です。資格や経歴などの強みがなければ、書類選考の段階で落とされてしまうケースも多いです。大手企業への転職を希望する場合は、経験を積み、高度な知識や技術を習得するなど、自身の強みをアピールできるようにしておきましょう。

インフラエンジニアになるメリット

インフラエンジニアの仕事は辛いこともある一方で、メリットもあります。以下では、インフラエンジニアに転職するメリットを解説します。

スケールの大きい仕事が多い

一般的に、インフラエンジニアは、チームで業務を行うケースが多く、会社によっては大規模な案件を任されることもあります。たとえば、成人の身長と同じくらいの大きさのコンピューターを100台以上設置したサーバー室で作業を行ったり、大人数のメンバーで構成されたチームでプロジェクトを進めたりするなど、貴重な経験を得ることにもつながります。

また、これらの経験は、自身の強みとして転職活動に活かすことも可能です。

社会への貢献度が高い

ITインフラは、ビジネスや生活に欠かせないインターネットが普及する現代において、不可欠な存在です。このことから、ITインフラの基盤を構築するインフラエンジニアは、社会貢献度が高い職業といえます。

また、医療現場などの人命にかかわる領域のシステムを構築する場合は、システムトラブルが致命的なミスを招く恐れもあるため、インフラエンジニアの責任は重大です。とはいえ、責任が重いからこそ、やりがいを感じることもできます。

収入が安定している

IT業界において、インフラエンジニアの平均年収は、比較的高い傾向にあるため、高収入を狙うことも可能です。そのうえ、ITの基盤を構築する高度な知識と技術をもつインフラエンジニアは、どの業界においても需要が高い技術職のため、仕事を失うリスクが低く、将来的にも安定した収入を得られる可能性が高いです。

十分なキャリアを積み、知識と技術を証明する資格を取得すれば、収入のアップも期待できます。

まとめ

インフラエンジニアは、社会にとって不可欠なITの基盤を構築する重要な職業です。なかには、厳しい労働環境の中で、作業を強いられるケースも少なくありません。労働環境は、個人の力だけでは変えられないことも多いため、続けることがむずかしい場合は、転職を検討しましょう。

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Author

宮前優哉

■ 3-shake,inc PdM
■ GCP / Firebase / Next.js / React
■ フロントエンドの技術を中心に情報発信
■ フロントエンドエンジニアだけでサービスを作れるようなチーム作りに挑戦中
■ マーケターの卵
■ 愛犬家 / 2021年は盆栽に挑戦
https://twitter.com/yuyamiyamae

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