2021.7.22

フリーランスエンジニアが計上できる経費について解説

フリーランスエンジニアとして働いている場合、さまざまな費用を経費にできます。必要な税申告を正しく行いましょう。この記事では、フリーランスエンジニアに向けて、具体的にどのような費用が経費として認められるか解説します。経費として認められないものについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアが押さえておくべき経費の基本

経費とは、仕事を進めるためにかかった費用のことです。フリーランスエンジニアとして働くにはさまざまな費用がかかりますが、それらは経費として計上できます。 ただし、経費として計上するためには、費用が発生した内容について記された領収書やレシートが必要です。根拠資料として提示できるよう、きちんと保管しておきましょう。

フリー ランスエンジニアが経費精算を行うメリット

フリーランスエンジニアが経費を計上すれば、節税が可能です。確定申告では、事業により発生した利益をもとにして税金を計算します。利益とは売上から経費を差し引いた金額であり、所得と表現されます。経費が多ければその分だけ所得を減らせるため、所得をもとに計算する税金の金額も低くなります。 経費が発生した場合は必ず計上し、正しく税金を把握しましょう。

フリーランスエンジニアの経費として一部を計上できるもの

フリーランスエンジニアは、さまざまな費用を経費として計上できます。ここでは、経費として認められるものについて具体的に解説します。

消耗品費

消耗品費とは、業務で使用するさまざまな備品をそろえるための費用です。たとえば、コピー用紙、インク、ペン、伝票など、さまざまなものが消耗品費として認められます。スマホアプリも業務で使用する場合は消耗品費として計上が可能です。

広告宣伝費

広告宣伝費とは、仕事を獲得するためにかかった広告や宣伝の費用です。チラシを作ったり、インターネット広告に出稿したりした場合は、広告宣伝費として計上しましょう。フリーランスエンジニアの場合、ポートフォリオサイトや名刺などを作成するためにかかった費用も、広告宣伝費として認められる可能性が高いです。

通信費

通信費とは、仕事のためのやり取りにかかった費用のことです。具体的には、電話代、インターネットの通信費、書類の郵送費などが通信費に含まれます。フリーランスエンジニアが契約している有料のクラウドストレージやサーバーなども、通信費として計上できます。ただし、プライベートでも使用している場合は、使用状況に応じて報告しなければなりません。

接待交際費

接待交際費とは、仕事の付きあいのためにかかった費用です。たとえば、仕事関係の飲み会やプロジェクトの打ち上げなどに参加した場合は、支払った費用を接待交通費として計上できます。 ただし、仕事と無関係の食事や飲み会にかかった費用を誤って計上することはできません。

旅費交通費

旅費交通費とは、仕事のために発生した移動の費用です。たとえば、打ちあわせのために企業を訪れる際は、かかった交通費を旅費交通費として計上できます。具体的には、電車代、ガソリン代、高速道路代、駐車場代などが旅費交通費として認められます。

減価償却費

減価償却費とは、耐用年数をもとに分割して計上する費用です。減価償却が認められるのは、10万円以上の物品です。たとえば、車やパソコンなどが該当します。計上するものによって、それぞれ耐用年数が定められているため注意しましょう。 ただし、青色申告に限り、少額減価償却資産が適用されます。30万円以下の物品であれば、一括で経費としての計上が可能です。

雑費

雑費とは、ほかの項目に当てはまらないものの、事業のために必要だと認められる費用のことです。ほかの項目に分類できない費用があれば、雑費として計上しましょう。経費をきちんと振り分け、できる限り雑費は計上しないようにすべきです。

フリーランスエンジニアの経費として計上できないもの

フリーランスエンジニアは何でも経費として計上できるわけではありません。計上できない費用について解説します。

プライベートな目的で支払ったもの

プライベートな目的で支払った費用は、経費にはなりません。経費は、あくまで事業のためにかかった費用だからです。プライベートのみで使用するパソコンやスマートフォンの購入費についても、経費に含めてはいけません。

税金や社会保険料

税金や社会保険料は、個人として支払うものです。直接仕事に関係するわけではないため、事業の経費としては計上できません。 たとえば、フリーランスエンジニアは自分で所得税や住民税を支払いますが、これらは経費にはなりません。ただし、事業税を支払っている場合は、経費に算入可能です。 社会保険料としては、国民健康保険や国民年金があります。社会保険料は経費にはならないものの、控除対象として認められています。きちんと申請して控除を受けましょう。

フリーランスエンジニアの経費として条件付きで計上できるもの

なかには、条件によって経費に計上できる可能性があるものもあります。以下で具体的に解説します。

家賃や光熱費

自宅で仕事をしている場合は、仕事に使っている分の家賃や光熱費を経費に計上できます。事業とプライベートの両方に関わる支出は家事関連費とよばれています。家事関連費は、家事按分により仕事のために使用している部分を計算して計上しましょう。実際にどの程度の割合を仕事のために使っているか算出し、経費として計上する金額を計算します。 ただし、白色申告で家事按分ができるのは、業務のために使用している割合が50%を超えている家事関連費のみとなっています。

交際費

仕事との関連が認められれば、イベントや催しへの参加費を交際費として計上できます。たとえば、事業に関わる相手の冠婚葬祭に参加した場合、香典や祝儀などを経費に計上可能です。交際費として適切かどうかよく考えたうえで計上しましょう。

衣装費

衣装費には、衣類や靴などが含まれます。ただし、普段仕事をしているときに身につける衣類や靴は、基本的に個人の支出として解釈されます。衣装費として認められるためには、明確な根拠が必要です。たとえば、セミナーに登壇する際に着用したスーツ代であれば、経費に計上できる可能性があります。衣装費は特別な理由があるときのみ計上しましょう。

車両代・駐車場代

仕事のための移動に車やバイクを使用している場合は、車両代や駐車場代も経費として計上が可能です。ただし、フリーランスは、車やバイクを仕事とプライベートの両方で使用しているケースがほとんどです。そのため、仕事とプライベートで按分した金額を経費にする必要があります。実態に即して適切に費用を計上してください。

フリーランスエンジニアの経費の目安

経費率は「経費÷収入」で計算します。一般的な経費率の目安は、卸売業が90%、小売業が80%、製造業が70%、飲食業が60%、サービス業が50%だといわれています。エンジニアはサービス業に該当するため、経費率の目安は50%です。 ただし、これらの基準は、国税庁や税務署が正式に発表しているわけではありません。重要なのは、実態に即して経費を計上することです。適切に経費を計上するように心がけましょう。

フリーランスエンジニアとして経費を計上する際の注意点

事業に関係する費用であれば、基本的に経費として計上可能です。そのため、今回解説した項目以外にも、フリーランスエンジニアの経費として認められるものがある可能性があります。 税務調査により経費の水増しなどが発覚すると、大きな問題に発展する恐れがあるため、絶対に行ってはいけません。悪質だと判断されれば、重い追徴課税が課せられる可能性があります。

まとめ

フリーランスエンジニアとして働いていると、さまざまな費用が発生します。仕事に関係するものであれば経費に含められるため、正しく計上しましょう。

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Author

ken

複数の会社で、新規事業立ち上げ/マーケティング/経営とかをしているパラレルキャリア。
4言語のマルチリンガル外国人。電力、マーケティング、人、組織に詳しいです。

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