2021.7.21

インフラエンジニア向けの資格は?仕事に役立つ資格を紹介

インフラエンジニアを目指す場合、資格は必ず必要なわけではありません。ただし、資格を取得すれば働くうえでさまざまなメリットがあります。 この記事では、インフラエンジニアの資格について解説します。資格取得のメリットや、インフラエンジニアに必要な知識やスキルについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアは、ITシステムの基盤を作ったり管理したりする仕事です。設計、構築、運用などの工程を担当し、ほかのインフラエンジニアと協力しながら業務を進めます。インフラエンジニアは、担当できる仕事の幅が広いのが特徴的です。所属している企業や参画するプロジェクトによっても、任される仕事内容は異なります。

インフラエンジニアに必要な知識・スキル

インフラエンジニアとして活躍するためには、さまざまな知識やスキルが必要です。具体的に解説します。

サーバー・ネットワーク

インフラエンジニアは、ITシステムを支えるサーバーやネットワークについて理解している必要があります。特に、Windows、Linux、Unixなどの主流なサーバーに関する深い知識やスキルが求められます。 また、スイッチ、ルーター、ロードバランサ、ファイアウォールについても把握しておくだけでなく、実際に扱える能力が必要です。

クラウド

以前はオンプレミスでシステムを導入するケースも多くありましたが、最近ではクラウド化が進んでいます。システムのクラウド化を検討する企業が増えており、今後はますますその傾向が強くなると考えられます。クラウドについての知識やスキルをもっているインフラエンジニアは、将来的にも重宝される可能性が高いです。

セキュリティ

サーバーでは、さまざまな機密情報を管理します。ネットワークを通じて外部へ一部のデータを公開する場合もあります。サーバーで情報を安全に管理するためには、セキュリティの強化が不可欠です。不正アクセス、標的型攻撃、DoS攻撃などさまざまなリスクが考えられるため、インフラエンジニアはそれらに対応できるスキルと知識が必要です。

インフラエンジニアが資格を取得するメリット

インフラエンジニアが資格を取得すれば、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下で具体的に解説します。

知識やスキルを証明できる

資格があれば、自分の知識やスキルを目に見える形で証明できます。資格は基準に沿って認定されており、自分の知識やスキルを客観的に伝えられます。特に、フリーランスになる場合は、資格があると信頼されやすいです。

効率的に学習できる

資格を取得するために勉強すると、新しい知識や情報を吸収するための方法も身につきます。インフラエンジニアに必要なスキルを自然に学べる点も大きなメリットです。独自に勉強するよりも、効率的に学習を進めやすくなります。

キャリアアップを目指しやすい

レベルが高い資格取得を目指して勉強に励めば、自分自身のキャリアアップにも役立ちます。自分がもっていない知識やスキルを身につけると、転職の際の選択肢も増える可能性が高いです。目標にあわせて資格取得を目指しましょう。

未経験からインフラエンジニアを目指す人向けの資格

未経験からインフラエンジニアを目指すなら、まずは基本的な資格を取得しましょう。おすすめの資格を紹介します。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基本的な知識やスキルを身につけたい人向けの国家資格です。受験資格は特に定められておらず、社会人や学生など誰でも受験可能です。ITそのものだけでなく、企業でどのようにITを活用できるかについても出題されます。ITパスポートを取得しておけば、ITに関わる基本を理解しているとアピールできます。

基本情報処理技術者

基本情報処理技術者は、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プログラミングなど、幅広いITスキルを証明するための国家資格です。試験は年2回実施されており、2種類の試験の両方で正解率が6割を超えると合格です。 ITパスポートよりも難易度が高く、資格を取得できればよりくわしい知識やスキルがあると証明できます。

インフラエンジニア向けのベンダー資格

インフラエンジニアとして活躍するには、ベンダー資格を取得するのもおすすめです。具体的な資格を紹介します。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定はシスコ社が主催する資格です。具体的には以下の資格試験があり、それぞれ異なる内容が問われます。

CCNA

CCNAは、ネットワークに関する技能を認定する資格です。比較的難易度が低いため、ベンダー資格の取得を目指すならまずはCCNAに挑戦するのがおすすめです。CCNAは9種類にわかれており、習得したいスキルにあわせて資格を選べます。CCNA のなかでは、特に「Routing and Switching」が人気です。

CCIE

CCIEは、ネットワークエンジニアの資格のなかでも特に難易度が高いといわれている資格です。取得するには深い知識や実務経験に基づくスキルが必要です。CCIEを取得できれば、高い知識とスキルをもっていると証明できます。インフラエンジニアとしての市場価値も高められるため、しっかりと勉強したうえで取得を目指しましょう。

CCNP

CCNPも、高度なネットワークに関する知識が求められる資格です。難易度は、ちょうどCCNAとCCIEの中間くらいとなっています。CCNAを取得できたら、CCNP、CCIEの順で取得を目指すのがおすすめです。実務経験を積みながら、ネットワークに関する知識やスキルを深めるために勉強してみてください。

Linux技術者認定 LinuC

Linux技術者認定 LinuCは、特定非営利活動法人LPI-Japanにより認定されているLinuxに関する資格です。1~3のレベルにわかれており、最も難易度が低いのはレベル1です。Linuxサーバーについての知識やスキルを証明するために役立ちます。レベル1なら誰でも試験を受験できるため、まずは挑戦してみましょう。

AWS認定

AWSとは、Amazonが運営しているクラウドサービスです。AWS認定の資格を取得すれば、AWSに関するさまざまな知識やスキルを証明できます。AWS認定には複数の資格があり、インフラエンジニアにはクラウドプラクティショナー(ファンデーショナル)やソリューションアーキテクト(アソシエイト)などがおすすめです。

CompTIA Cloud+(CV0-002)

CompTIA Cloud+(CV0-002)は、クラウドコンピューティングの知識やスキルに関する資格です。国際資格であり、国内外を問わず自分の能力をアピールするために活用できます。資格を取得するためには、標準的なクラウドに関する幅広い知識やスキルが必要です。具体的には、ストレージや仮想化テクノロジについて問われます。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、リレーショナル・データベースについての知識やスキルを認める資格です。分野ごとに資格がわかれており、難易度は4つのレベルがあります。世界的に知られている資格であり、取得できればデータベースに関して確かな知識とスキルが有ると証明できます。まずは、最も難易度の低いブロンズから取得を目指しましょう。

インフラエンジニアがスキルアップするため上位資格

インフラエンジニアとしてスキルアップしたい場合は、上位資格の取得を目指しましょう。おすすめの資格を紹介します。

応用情報処理技術者

応用情報処理技術者は、基本情報処理技術者の上位資格です。より専門的で高度な内容が出題されるため、難易度は高めです。数年以上の実務経験を積んだうえで受験すれば、インフラエンジニアとしてのスキルを積むために役立ちます。特に、データベースやサーバーを扱っており、スキルアップを目指しているインフラエンジニアにおすすめです。

データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、データベースについての専門知識が問われる国家資格です。実務経験が豊富なインフラエンジニア向けの資格であり、合格率は1割程度となっています。ただし、難易度は年々高まっているともいわれています。 システムの開発、運用、保守などに携わり、より高度な案件にチャレンジしたい場合におすすめです。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、ネットワークスに関する深い知識やスキルを証明するための資格です。データベーススペシャリストと同様、国家資格です。取得できれば、ネットワークを含むインフラ設計のために必要な能力を証明できます。難易度が高いため、実務経験を長く積んだうえでしっかり勉強する必要があります。

情報処理安全確保支援士試験(SC)

情報処理安全確保支援士試験(SC)は、セキュリテマネジメントに関する資格です。システムにおいて、情報を保護するための幅広い知識が問われます。セキュリティに関する知識はインフラエンジニアにとって重要であり、資格を取得すれば役立つ可能性が高いです。合格率は5割程度ですが、取得するには徹底的な勉強が必要です。

まとめ

インフラエンジニアとして活躍するためには、幅広い知識やスキルを身につける必要があります。さまざまな資格があるため、自分自身のレベルや学びたい分野を選んでコツコツ勉強しましょう。

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Author

吉田 拓真

株式会社スリーシェイク 代表取締役社長
モダンエンジニアリングとものづくりをこよなく愛してる人。オフィス中に響き渡る大きな笑い声の主。

2011年DeNA入社後、インフラエンジニアとして決済代行ペイジェント社の基盤担当。AWSの東京リージョン進出時からのユーザーで、クラウドプラットフォームが社会に与えるインパクトを痛感。2013年に創業期のポッピンゲームズジャパン株式会社に入社し、インフラレイヤーを統括しつつ、ゲームプロデューサー、事業戦略室室長など、ベンチャー創業期の技術・事業・経営を全般的にリード。日本発のインフラプラットフォームを作るべく2015年1月に株式会社スリーシェイクを設立。
https://twitter.com/taqqma_ikachan

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