Digital Platformer株式会社

「何をしている会社かわからない」からの脱却。正しく伝えることで得られた効果とは?
Digital Platformer株式会社は、「お金の移動コストと移動時間を限りなくゼロにする」というミッションのもと、ブロックチェーン技術を活用して「お金の流れ」や「情報の証明」といった社会インフラの変革に取り組んでいます。
その中で、自己主権型アイデンティティの実現を目指すDID/VC技術を活用した「SHIKI」や、預金型ステーブルコイン「KAN」の開発を行っています。また、地域創生を目的としたデジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」の開発・提供も行っています。
今回は、Relance HRBP導入による効果や今後の展望について、CAO兼CHROの松井様と、人事・総務チームのマネージャー和仁様にお話を伺いました。
課題
- 動機づけができておらず応募数が増えない
- 事業内容や会社の魅力を正しく伝える手段がわからない
効果
- 「何をしている会社かわからない」からの脱却
- 導入後は応募数が約2倍に向上
-エンジニア採用においてどのような課題がありましたか?

初めはスカウトを送ってもなかなか反応がなく、募集が集まらない状況でした。会社の認知度が低かったこともそうなのですが、事業内容自体が理解しづらいことと、当時は採用媒体に募集要項を掲載しているのみだったので、何をしている会社なのかがわかりづらかったんですよね。
ブロックチェーンというと仮想通貨をイメージされる方が多く、私たちが取り組んでいることが正しく伝わっていないことも課題の一つでした。会社の魅力や事業内容などをどう伝えればいいのかがわからず、暗中模索の日々でした。
-Relance HRBPを導入した経緯・理由を教えてください

もともとスリーシェイクさんとは、Sreake(SRE構築総合支援サービス)を通じてお付き合いがありました。金融システム特有の厳しいセキュリティ要件に対する対応や、インフラ設計構築などを支援いただく中で関係が深まりました。その流れで「採用活動はどのように取り組んでいるのか?」という話題が出たのがきっかけで、Relance HRBPを紹介いただきました。
決め手となったのは、試しやすいプランをご提案いただいたことです。金額があまりにも高かったり、堅苦しい提案だと少し身構えてしまいますよね。そんな中、「まずはインタビュー記事から始めてみませんか?」と、費用感も含めて気軽に取り組める形でご提案いただけたのがありがたかったです。「これなら試してみようかな」と自然に思えました。
-Relance HRBPを導入して、どのような変化・効果がありましたか?

2024年4月から2025年1月までに16名が入社し、そのうち10名がエンジニア職でした。コンテンツが充実し始めた夏頃から大きく変化が現れ、カジュアル面談の数が急増して忙しくなりました。同時に、カジュアル面談から選考に進む割合も増加しました。
多くの方が事前にWantedlyの記事を読んでくださり、以前は「何をしている会社か分からない」といった会話から始まることが多かったのですが、今では事業内容や雰囲気を把握した上で面談や選考に進んでいただける方が増えました。そのおかげで、より深い話ができ、お互いの理解が深まったと感じています。
予想外だったのは、商談の場で「〇〇の記事を読みました。こういった取り組みをされているんですね」と声をいただいたり、社内メンバーからは「〇〇さんってこういう人だったんだ」と、反響があったことです。採用広報が目的でしたが、アウター・インナーブランディングにも貢献していることに気づきました。
-最後に、今後の採用の展望についてお聞かせください

現在、事業計画の見直しをしているため、来年度の採用人数はまだはっきりとは決まっていません。受注案件が増えた場合には、今年度と同じように勢いよく採用を進めていかなければならないと思っています。
今年度は社員インタビューの記事を中心に発信してきましたが、今後は会社の取り組みやサービスについて、もっと分かりやすく伝わるようなコンテンツを発信して、よりたくさんの方に興味を持ってもらえたら嬉しいなと思っています。
担当アドバイザーより
Digital Platformer様は、ブロックチェーン技術を活用して社会インフラを実装する、社会貢献性の高い企業です。一方で、”ブロックチェーン=仮想通貨”というイメージが先行しがちであるため、単に応募数を増やすだけではミスマッチが生じる可能性がありました。
そこで、同社のミッションやビジョン、そしてプロダクトの意義をしっかり発信することで、応募の「質」と「量」の両面を改善することを意識して支援しています。また、経営層をはじめとするメンバーの価値観の多様性も大きな魅力の一つです。そのため、記事コンテンツでは業務内容だけでなく、メンバーの人柄が伝わる構成を意識しました。
同社には、柔和な雰囲気を持ちつつも、一人ひとりが組織・人・プロダクトに真摯に向き合っている方々が多く、非常に魅力的な企業です。ぜひ記事をご覧いただき、彼らの姿勢や価値観にも触れていただけると嬉しく思います。