【企業インタビュー】株式会社ペイミー

こんにちは。Relanceでリクルーティングアドバイザーをしている土屋です!

今回は、私が担当している株式会社ペイミー CTOの白井さんとRelance経由で参画中の森さんにお話を伺いました。

■白井 英(しらい すぐる)/株式会社ペイミー CTO・最高技術責任者

大学卒業後、大手Slerの業務系Webシステムのアプリエンジニアとして従事した後、ベンチャー企業でエンジニアとしてマネジメントも担当。その後、2010年にサイバーエージェントのゲーム系子会社に中途入社し、グループのゲーム運営の基礎を築く。2014年にサイバーエージェントのゲームやエンターテイメント事業に携わる子会社が所属するSGE(Smartphone Games & Entertainment)事業部設立とともに、CTOに就任。2018年10月より、SGEの子会社3社(Craft Egg、ジークレスト、サムザップ)、2019年11月より、子会社2社(Craft Egg、サムザップ)のCTOを務める。現在は、スタートアップの株式会社ペイミーのCTOを務め、toBサービスを手掛ける。

ーーまずは会社とプロダクトについて、簡単に紹介をお願いいたします。

(白井さん)株式会社ペイミーは2つの事業を展開しています。

  • 給与前払事業Payme
  • 生成AIネイティブのセールステック事業 セールス・スクラムAI

給与前払事業では、給与日を待たずに働いた分の給与を受け取れる『Payme』というサービスを提供しています。

今までのように「 1カ月前に働いた実績が翌月に振り込まれる」のではなく、「働いた対価としてすぐに給与が発生する」という仕組みになっています。福利厚生の一つとして打ち出している企業も多く、現在では約600社以上が導入し、7万人を超える方々にサービス利用可能な環境を提供しております。

生成AIネイティブのセールステック事業では、生成AIの活用を前提にデザインされた営業支援サービス『セールス・スクラムAI』を提供しています。

人とAIが生み出す力をセールス領域で発揮したいと思い、始めた新規事業です。AIの力を借りて仕事を効率化し、人は人が対応すべき仕事に集中するという構造を目指しています。

一見、共通点のない事業に見えますが、「働く」ことにフォーカスを当てています。我々のプロダクトを通じて働くことに価値を感じて欲しいと考えています。

ーー元々、会社としてはマルチプロダクトを視野に入れていたのでしょうか?

(白井さん)そうですね。新規事業の『セールス・スクラムAI』も、これだけで完結するプロダクトというより、さらに横に広がっていく想定をしています。たった一つで莫大な価値を感じてもらえるプロダクトを作れれば良いのかもしれませんが、なかなかそうもいきません。セールス領域においても、多角的なサービスを総合的に使用してもらい、相乗効果でより価値を感じてもらえるようなものづくりを進めていきたいと思っています。

現在も、『セールス・スクラムAI』を使用していただいたお客様の声を伺い、どこに一番価値を感じてもらえるのか新しい学びや理解が深まっています。それらを踏まえて今後もまた新しいプロダクトに挑戦していく予定です。

ーー今後もどんどん広がっていきそうですね!白井さんはどのような経緯でペイミーで働くようになったのですか?ご経歴も簡単に教えていただけますでしょうか。

(白井さん)ペイミーは4社目です。新卒では、大手関連会社のSIerに入社しました。

2社目は、従業員数20名程度のガラケーのコンテンツを作るベンチャー企業です。この頃からマネジメントを任せてもらうようになりました。

その後、ゲーム事業創設のタイミングだったサイバーエージェントへ転職しました。

2社目から約13年toC向け事業を行った末に、目の前のお客様の困っていることを解決するtoB向け事業に再度チャレンジしたいと思い、代表の卜部に誘われペイミーに入社し現在に至ります。

ーー白井さんはtoC、toB、それぞれのご経験があるんですね。では次に、森さんのご経歴を伺えますか?

(森さん)理工学部物理学科を卒業して、最初はデザイン系に進もうかなと思っていたんです。物理専攻は白井さんと同じですね(笑)。ただ、そのデザイン系の仕事は途中で辞めてしまって、フリーターをしながら30歳手前くらいでこの業界に興味を持って飛び込みました。

エンジニアとして入社した会社の研修でJavaの勉強をして、資格を取得し、5〜6年ほどSESや受託エンジニアの仕事をしていました。個人開発も行っていたので、そこでiOSに触れていました。

その後、フリーランスになって、ここ5年ほどGo言語の案件に関わっています。

フリーランスになってからはまだ1年経っていないくらいです。フリーランス転身後の仕事はペイミーさんが初めてなので、就業期間がそのままフリーランス期間ということになります。

ーーエンジニアとしてはずっとバックエンド側の開発をされているんですか?

(森さん)うーん…以前は技術的な理由から、バックエンドとフロントエンドの間にはっきりとした境界線があまりなかったんです。ですので、おそらく両方をやっていたと言えると思います。

しかし、最近のようにモダンな感覚で、フロントエンドとバックエンドが分かれて行うようになってからは、バックエンドの仕事が多くなりました。ただ、個人的には、ネイティブアプリなども開発しているので、フロントエンドに疎いという訳ではありません。

ーー現在も個人開発は行っているんですか?

(森さん)はい、やっています。

ペイミーさんでは週4日就業しているので、平日1日と週末を使って行っています。

画像処理のアルゴリズムを研究しながらアプリとかに応用しようかなと思っています。

ーー森さんはどういった流れでペイミー様への参画を決められたのでしょうか?

(森さん)基本的には、いただいた案件を見て、私で力になれるかどうかを検討していました。

実は当初、現在の案件についての情報はあまりなかったんです。既存事業の内容を説明いただき、私自身も軽く調べたところ保守運用的な動きがメインなのかなと思い、正直志望度はあまり高くありませんでした。

しかし、話を聞いてみると予想とは全然違っていて、新規事業で新しいAI技術も取り入れてみたいという話でした。新しい事業や技術は大好物だったので、そこでグンと興味が沸きました。当時直近でやっていた案件が保守系で、私には合わないなと思っていたので、タイミング良くありがたいお話でした。やっぱり新規がやりたかったんですよね(笑)。

また、白井さんとは出身学科の共通点もあって話が盛り上がり、参画を決めました。

ーー面談で聞いた内容と実際の職場のギャップはありましたか?

(森さん)それはなかったです。今も違和感なく働かせてもらっていますし、人間関係の部分でも相性が良いんじゃないかなと感じています。

ーーそこは白井さんとしても馴染んでいると感じますか?

(白井さん)あ、そうですね。いつ喋ろうかと思っていたんですけど(笑)、やっぱり森さんは新規開発にとても向いてるんですよね。森さんならやってくれそうだからお願いしようとイメージできるので、やりやすさを感じています。分担が上手くできていると思います。

(森さん)分からないことや共有した方が良いところはもちろん伝えるんですが、基本的には自由にやらせてもらっています。あまり衝突したり意見が違ったりしたこともないので、本当にスムーズにやらせてもらっています。

ーー相性抜群ですね(笑)

(白井さん)はい、今はもう、森さんはなくてはならない存在です…!

ーー信頼し合っている素敵な関係だと思います!では、次に森さんの業務内容やチームについてお聞かせください。

(森さん)要件定義の部分は白井さんがしっかり出してくれるので、そこから先の技術部分に注力しており、APIの機能開発をメインで進めています。例えば、GoogleのスプレットシートAPIでちょっと使いにくい部分があるので、ライブラリによって使いやすくしたりといったことも行っています。

(白井さん)開発チームは現在、フロントエンドが1名、バックエンドが私を入れて4名です。エンジニアはほとんどが業務委託で、PdMも前職から関係性のある業務委託の方です。業務以外では、定期的な1on1でコミュニケーションを測っています。プライベートの話もしたいんですけど、エンジニアなのでつい技術の話で盛り上がりがちですね(笑)。

(森さん)小規模チームで新規事業を進めているので、動きやすさは感じています。ガチガチのルールがあった方が働きやすいと思う方には合わないかもしれないですね。

白井さんが柔らかい雰囲気なので、同じように平和なメンバーが集まっているんじゃないですかね。

(白井さん)たしかに我が強い人はいないかもしれません。主張を通すというよりは、話し合いで前に進むことが多いので。ある程度のこだわりや軸は必要ですが、協調性を持ってくれている人が働きやすく感じてもらえるんじゃないかなと思います。

ーー良い雰囲気なんですね。開発はどのように進められているのですか?

(白井さん)私がタスクの分配と大まかな実装方針は決めていますが、タスクとして渡した後、細かい部分は各担当者に判断して作り込んでもらっています。

(森さん)人数も少ないですし、ガチガチな感じではなく裁量も任せてもらっています。いわゆるスクラム開発ですが、仕様部分をしっかり決めてくれるのがありがたいですね。白井さんも落とし込みまでやってくれるので、チーム全体で認識齟齬が起きず追加質問も多くなく進められてると思います。

ーー新しい技術も積極的に取り入れているのでしょうか?

(白井さん)そうですね、一緒に働くエンジニアの方が興味を持ってモチベーション高く働いてもらえるかという点を考慮して技術選定している部分はあります。

エンジニアサイドから、「こんな技術はどうですか?」と提案いただけたら、導入を検討しています。最新の情報を取り入れつつ、みんなが面白そうだなと思えるものだったらどんどん取り入れていきたいですね。

ーーありがとうございます。逆に今後改善していかなければいけないなと思っていることはありますか?

(白井さん)ベースのカルチャーは浸透しつつありますが、業務委託の方にも、より会社全体の事業方針や雰囲気を感じてもらう機会は作っていきたいと考えています。スタートアップあるあるかもしれないのですが、現在の組織体制だと私がボトルネックになることが多いので、人数が増えても破綻しないような役割分担や組織作りを意識していく必要性を感じています。

ーー最後に、この記事を読んでくれている方へメッセージをお願いします。

(白井さん)まだまだスタートアップの会社なので、新しい環境やプロダクトを創り上げていくフェーズに興味がある方はピッタリだと思います。自分自身、その気持ちがあってペイミーへ入社したので、チャレンジ精神や好奇心のある方だと楽しんでもらえると思います。弊社での業務を通してスキルアップしたいという考えの方も歓迎します。

組織が変わっていく過渡期ですので、変化や成長を楽しみながら一緒に働いてもらえると嬉しいです。

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