【企業インタビュー】株式会社B4A Technologies
2024年12月17日
こんにちは。Relanceでリクルーティングアドバイザーをしている鰐部です!
今回は、私が担当している株式会社B4A Technologiesの前原さんにお話しを伺いました。
■前原 秀徳(マエハラ ヒデノリ)/
株式会社B4A Technologies CTO
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、SBIホールディングスに入社しWebディレクターを担当。エンジニアに転向しベンチャー企業を経てエムスリーに入社。エンジニアチームリーダー、グループ会社取締役等を担当し、エンジニアリングフェロー就任。その後B4Aの創業からCTOを担当。
ーーまずは会社とプロダクトについて、簡単に紹介をお願いいたします
当社は、「B4A(ビーフォーエー)」という自由診療クリニックのDXを実現するクラウド型のツールを提供しています。予約・事前問診・決済・電子カルテなど、クリニックの運営に必要なすべての機能が揃っており、現在500院に導入いただいています。
ーー開発組織の構成や特徴について教えてください。
開発組織は、機能ごとにユニットを分けており、それとは別にインフラ部隊は各ユニットに横串で入っています。特徴としては、正社員だけでなく業務委託の方にもかなり活躍いただいていることです。フルリモート可能なので一番遠い方だとカナダから参加しているメンバーもいたり、色々な人がいます。
また技術的にも精神的にも熟練された方が多く、リモートでも適切な配慮をしながらコミニュケーションが取られています。新しく参画された方からは「とてもホスピタリティの高いチーム」だと言っていただくことが多いです。
ーー開発はどのように進めていますか?
開発の進め方は、①会社で定めているロードマップに沿って進める ②お客様のフィードバックをもとに改善する流れの二つです。②については、週1回の全社定例でお客様からのフィードバック内容を整理、優先順位を付けをして開発を進めています。
バーティカルSaaSなので、クリニック様ごとの個別カスタマイズは行なっていないですが、お客様の本当の課題は何かを深掘りし、一段抽象度を上げて汎用的なSaaSの機能として解決できないか?を議論します。
また正社員も業務委託の方も関係なく、開発一つにしても、ただ作業として開発するのではなく、今起こっている問題やお客様への提供価値などから逆算して考えて、「今すべきことは何か?」を一緒に考えながら進めています。
ーープロダクトチーム以外との関わりはありますか?
ビジネス側との定例ミーティングが週1回あります。そこでは、プロダクトチームとカスタマーサクセスチーム、セールスチームが集まって、お客様からの要望や改善について協議しています。大きなものだと、半期に一度オフサイトで全社員が集まる合宿を創業時からしています。リモートのメンバーも多いので、直接顔を合わせられる場を作るようにしています。
ーー勉強会やナレッジを共有する場はありますか?
月1回ナレッジ共有会を実施しています。機能ごとにユニットを分けているので、そこだけで情報が完結しないように各ユニットからの新機能説明や、興味のある技術を共有をしています。ナレッジ共有ではないですが、ビジネス側との関わりだと、エンジニア自ら情報をキャッチしにいくことを大事にしています。B4Aを利用いただいているお客様の声も、ビジネス側からの共有を待つのではなく、フォローアップミーティングに同席しています。そうすることで生の声が聞けますし、お客様が抱える課題や要望を深堀りして、よく解像度を上げられるので大事な意識だと思います。
ーーB4Aだからこそ得られる経験
二つあると考えていて、一つはミッションクリティカルなシステムの開発・運用経験を得られることだと思います。B4Aは、医療情報や顧客情報、決済機能を扱っているのでセキュリティがものすごく大事です。またクリニックにとって基幹となるシステムなので、万が一落ちてしまったら業務も止まってしまうことがあります。安定性はもちろんセキュリティを考慮しながら開発を進める難しさがあります。二つ目は、B4AはバーティカルSaaSなので、一つの機能だけを作るのではなく、複数機能をどんどん作っています。新しい開発をスピーディに進めつつ、既存機能の運用もしていく、その両方ができるのも面白みの一つだと考えています。
ーー新しい技術を取り入れる姿勢
「新しいから取り入れる」ことは基本しないですが、機能要件や解決したい課題に対して最適な技術を取り入れることに関してはブレーキはかけない方針です。例えば、B4AではサーバーサイドはRuby on Railsを使っているんですが、どうしてもパフォーマンス的に難しい機能が一つあっったので、チームで協議をしてGo言語を採用しました。「Go言語を使いたいから」ではなく、「最適なのがGo言語だから使う」という考えで取り組んでいます。
ーーB4A社で、入社・参画を決めるポイントは何だと思いますか?
「成長しているスタートアップ」という点を挙げていただく方が多いと感じています。スピード感のある環境でミッションクリティカルなシステムを開発することに魅力を感じていただいたり、プロダクトやカルチャー、開発スタイルに共感して選んでいただいているんじゃないかなと思っています。
ーーフリーランス採用のきっかけは何ですか?
正社員採用はリードタイムが長いのと、基本フルタイムじゃないですか。対してフリーランスの方は参画までのリードタイムが短いですし、開発状況次第で週2日や週4日などと稼働も柔軟に調整できるのがありがたいです。
ーーフリーランスを活用して成果はありましたか?
それはすごいあります。複数機能を各ユニットで開発している中で、もともとは正社員のPdMが1名でまわしていました。でも、すべてを並行して動かすのは難しい部分があって、結果的にそれが開発のリードタイムに影響してしまうことがありました。そこにフリーランスの方がPdMとして新たに入っていただいたことで、要件や仕様の整理が進み、結果的に開発スピードが上がりました。他にも、経験豊富な方に参画いただくことで、社内で時間のかかっていた問題をスピーディに解決できたり、特定のアルゴリズムに強い方に参画いただくことで、データベース周りの改善に繋がったり。社内にはない強みを持った方の知見や力をお借りできるのが大きなメリットだと思っています。
ーー今後はどのような方に参画いただきたいですか?
逆算してどういうアプローチを取るべきかを考えられる方と一緒に仕事ができると嬉しいなと思います。何か問題が発生したときに、解決方法を提案していただいたり、今ある手法がずっと正しいとも限らないので改善提案をいただいたり。フリーランスはプロフェッショナルな方々だと思うので、そういった動きを期待しています。
ーーRelanceを利用したきっかけと、実際に利用してみての感想をお聞かせください。
もともとスリーシェイクさんは知っていたのと、前職の先輩がスリーシェイクさんでエンジニアをやっていて、優秀な方が集まっている会社だなという認識はありました。そんな中で、鰐部さんからご連絡をいただいたので、一度お話を聞いてみたいなと思ったのがRelance利用のきっかけでした。
実際利用してみてですが、技術力はもちろんのことマインド・カルチャー共にフィットしている方ばかりです。中には合わない方もいて早期終了することもありましたが、全体を通してすごく良い方をご紹介いただいて助かっています。
ーー鰐部への率直な感想をお聞かせください。
まず、めちゃくちゃスピーディに対応してくださっていて信頼しています。あと、B4Aのことをかなり細かく理解してくださっているので、技術力だけでなくカルチャーフィットするかも見て、推薦をコントロールしてくれている印象があります。普段色々なやり取りがありますが、そこについても「こうした方が工数が減るんじゃないか?」、「効率的なんじゃないか?」と、細かいオペレーション含めて改善提案もいただくなど、真摯に向き合ってくださっていてすごくありがたいです。それがRelanceのカルチャーなんだろなと思っています。
ーー最後に今後の展望とメッセージをお願いします!
創業から約4年が経ち、サービスの土台はできてきましたが、やはりこの自由診療のDX領域でNo.1になっていきたいなと思っています。そのために様々な施策を進めていて、直近だと業界最大手のクリニックグループ様との業務提携が決まりました。自社でできることは限られているので、色々な企業様とシステム連携していくなど、新たな事業展開を進めていきたいなと思っています。
これからどんどん事業拡大していくフェーズで新たな仲間を募集しているので、B4Aにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひよろしくお願いします!
関連記事