フリーランスエンジニアが契約更新され続けるために大事な5つの取り組み

はじめに

初めまして。フリーランスエンジニアをしている松村と申します。

現在、本サイトRelanceを運営している株式会社スリーシェイク様を通し、EV事業案件に参画しております。

突然ですが、今の私にとって「契約を更新し続けること」は、今後の人生を左右する重要な要素です。

今後の人生を左右するので、とうぜん契約更新を続けられるよう本気で試行錯誤するわけで、今回はその中から実際に試して確実に効果があった取り組みを5つご紹介します。

執筆者:フリーランスエンジニア 松村康平

関西大学システム理工学部を卒業後、新卒でゲーム攻略ライターとしてメディア事業会社に入社。コロナウイルスが流行したことで将来性のある仕事に就きたいと思い、従業員数1桁の自社開発企業にエンジニア転職。2年間フロント・バック・アプリ・インフラと幅広く開発に携わった後、サイト内検索システムを開発している自社開発企業に転職。バックエンドエンジニアとしてモダンな技術を使った開発を経験している中個人で作りたいサービスを思い付き、その開発に多くのリソースを注ぐため現在フリーランスエンジニアとして週4日稼働案件に参画しつつ、並行して個人開発を行っている。

大事な5つの取り組み

長期案件に参画する

「本気で考えた結果の1つ目がこれかよ!」と思うかもしれませんが、この前提がないと後の話がブレるので先に説明させてください。

フリーランス案件は大きく分けて「短期案件」と「長期案件」があります。短期案件は「一時的に発生している問題の解消」が目的に募集されていることがほとんどのため、どんなに頑張っても問題が解決したら契約は終了します。そのため、できる限り長期案件に参画することをおすすめします。

長期契約が前提の案件は、詳細に「長期案件」と記載されていることが多いです。また、長期案件と記載がなくても募集背景が「開発リソースが足りない」や「開発速度を上げたい」などの場合は、具体的にやってほしい業務はないがリソースは欲しいという状況なので、長期契約になる確率は高いと思います。

「少し探してみたが見つからないので短期案件に応募しよう」と案件選びを妥協すると契約期間中どんなに頑張ったとしても更新の実現度は下がってしまうため、長期案件探しにはぜひ力を注いでほしいです。

成果よりコミュニケーションを大事にする

フリーランスエンジニアは成果が最重要と言われることが多いですが、私は契約更新を続けるうえでは成果よりコミュニケーションが最重要だと思っています。

というのも、最も契約解除を告げられるタイミングは最初の契約期間中であり、事業のドメイン知識や会社独自の仕様、システム設計がわかっていない状態で期待以上の成果を出すのはほぼ不可能だからです。

もちろん長期契約前提で応募している会社側は上記を理解しており「最初は赤字になるが、時間をかけてドメイン知識や仕様を理解してくれれば、最終的に黒字になる」ことを期待して私たちを雇用しています。

つまり、雇う側(会社側)が最初の契約期間中に一番確認したいのは成果ではなく、この人と一緒に長く働けるかです。

先ほど説明した通り、ドメイン知識や仕様がわかってないと効率的な開発はできないため、会社側が雇ったエンジニアの成果の質を最初の契約期間で見定めることは難しいです。
ただし、コミュニケーション能力についてはドメイン知識や仕様などに依存しないため、最初の契約期間で判断することができます。従って、契約を更新し続けるには成果よりコミュニケーションの方が大事だと考えています。

ただ、この説明だと「最初の契約はいいが、後々の契約更新ではどんどん成果を求められ、結局成果が大事になってくるのではないのか?」と思うかもしれません。確かに契約更新の判断基準である「成果」の重要性は上がっていきますが、それでも私はコミュニケーション力の方が契約更新を続けるためには重要だと考えています。その理由はコミュニケーションに苦手意識を持つエンジニアが多いと思われるためです。

近年の開発はウォーターフォールからアジャイルに移行しつつあり、エンジニアがビジネスサイドやクライアントと直接やり取りしながら開発を進めていくことが増えたため、エンジニアにコミュニケーション能力は必要不可欠となってきています。
なので、コミュニケーション能力が高いエンジニアは会社にとって貴重な存在であり、他エンジニアとの差別化も図れるということになります。

ちなみに、コミュニケーション能力が高いというのは「たくさんお喋りできる」ことではありません。
長期案件の会社は事業拡大することが目標なので、その拡大に繋がり、逆に阻害にならないための「こまめな報連相」とビジネスサイドやエンジニア間のやり取りをスムーズにする「相手を不快にさせないわかりやすい話し方・聞き方」ができることが大切です。
テキストベースのコミュニケーションではレスの速さも大事ですね。

常に自走する意識を持つ

エンジニアが駆け出しレベルから一般レベルになった判断材料として「自走できるか」がよく用いられますが、フリーランスエンジニアにとっても自走力があることは契約更新を大きく左右すると思います。
理由は雇ったエンジニアが自走してくれれば、雇用に見合った成果が出ているかはわからないが確実に成果は出続けるようになるので、会社全体としての事業拡大スピードは必ずアップしているからです。

しかし、自走できない方の多くは、わからないことをすぐ聞いたりわからず進まない状態を放置したりします。こうなってしまうと、自走できるエンジニアが自走できないエンジニアを補助しなければならなくなり、結果として会社全体のパフォーマンスが下がります。
なので、常に自走する意識を持つことは忘れないでください。

また、「自走できる」ことと「期待以上の成果を出せる」ことは違います。
自走できるエンジニア=1プロジェクトを任せられる優秀なエンジニアというイメージがあるかもしれませんが、「自走できる」というのは都度現れる選択に対し様々な方法で最適解を見出そうと努力できることです。
仮に自走した結果その最適解が他の方に任せた方が良いのであれば、他の方にアサイン変更(または依頼、提案)するべきです。

常に自走する意識を持ち取り組むことは、期待以上の成果を出すことと違い「やるかやらないか」という誰でもできることなので甘えず自分で走りましょう。

実務3年レベルのスキルを身につける

ここまで「コミュニケーション力」や「自走力」といった技術面以外の要素が大切だとお伝えしましたが、それでもやはりエンジニアとして雇用されているからには「一定の成果」を出さなければいけません。
そして、その一定の成果をコンスタントに発揮するためには、専門分野に関して最低でも実務経験3年レベルのスキルは身についている必要があると感じます。
あくまでスキルレベルの話なので、実務経験は1年しかないがスキルレベルは3年に匹敵するのであれば問題ないです。

フリーランスエンジニアは新卒からいきなりフリーランスとして働くより、正社員として数年実務を経験してからフリーランスに転向するケースが圧倒的に多いです。
なので、ほとんどの方は「フリーランスエンジニア=一定以上のエンジニアレベルはある」という前提で接してきますし、各タスクのアサインもそれを元に決定します。
実務未経験や実務経験1年レベルでもフリーランスになることは可能ですが、各タスクをこなすために人一倍の努力が必要になると思うので、プライベートも全てフリーランス業務に捧げる覚悟が持てない方は、まず正社員エンジニアとして専門分野の実務経験を最低3年積んでからフリーランスに転向することを強くオススメします。

健康に気を配る

最後に、健康維持は怠らないでください。
フリーランスエンジニアは、良い意味でも悪い意味でも自由です。自由がゆえに多すぎる量の仕事をこなしたり、定期的な健康診断を怠るケースも少なくありません。
健康は全ての土台なため崩すと仕事のパフォーマンスが下がるだけでなく、出勤率も不安定になります。
雇用側は出勤が不安定なエンジニアに重要なタスクは任せられないので、結果として優先度の低いタスクばかりアサインされ、その会社におけるエンジニアとしての価値が下がり、契約解除の最有力候補になってしまいます。

個人的にオススメなのは「規則正しい8時間前後の睡眠を取る」と「仕事の途中で散歩する」、「年1回の健康診断に行く」です。
フリーランスは正社員に比べメンタルが不安定になる要素が多いので、しっかり睡眠を取ってメンタルを安定させられる環境を作りましょう。
また、仕事の途中で散歩することで座りっぱなしや目の酷使を強制的に解放することができ、加えて仕事で詰まっていたことが歩いている最中に閃くこともあるので、仕事で行き詰った際は一度外に出て散歩しましょう。
あとは正社員と同様、年1回の健康診断には必ず行ってくださいね。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアが契約更新され続けるために大事な5つの取り組みについて紹介させていただきました。
フリーランスの一番の欠点は、雇用の不安定さです。
一番の欠点がゆえに即解決にはなかなか至らないため、参考になった方はブックマークしていただき、また契約更新の不安が出てきた際に振り返っていただければと思います。
以上、ここまで閲覧いただきありがとうございました。

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