フロントエンドエンジニアの平均年収は?年代別・雇用形態別に紹介
2024年4月26日
フロントエンドエンジニアとして勤務している方の中には、「現在の待遇に満足しておらず、年収をアップさせたい」「高収入を目指したいが、今のままでは不安」と考える方も多いことでしょう。
技術職ともいえるフロントエンドエンジニアでは、自身のスキルや経験、実績がそのまま年収に直結します。また、年収を形成する要素は、それだけではありません。同じフロントエンドエンジニアであっても、さまざまな要因によって年収の差が生じます。
では、実際にフロントエンドエンジニアは、どれくらいの年収を得られるのでしょうか?また、フロントエンドエンジニアで年収1000万円に到達することは可能なのでしょうか?
本記事では、年齢別・雇用形態別のフロントエンドエンジニアの平均年収について、詳しく解説します。フロントエンドエンジニアが年収を上げるために必要な資格やキャリアパスについてもご紹介しているので、フロントエンドエンジニアとしての年収アップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
55%以上が月額100万円以上!
目次
フロントエンドエンジニアの平均年収は550万円!
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションにおける設計・開発をおこなうエンジニアです。
厚生労働省が提供しているJobtagによると、フロントエンドエンジニアが該当する「システムエンジニア(Webサイト開発)」の全国平均年収は、550.2万円と示されています。
一方、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査結果について」によれば、日本全体の給与取得者の平均年収は、458万円です。
この結果を受けて、フロントエンドエンジニアは、相対的に年収が高い職種であることが窺えるでしょう。
WebサイトやWebアプリケーションにおいてユーザーが接触する箇所の設計・開発を担うフロントエンドエンジニアは、いわばクライアント側(ユーザー)の要求を直接満たす技術屋といえます。それ故、自ずと年収も高くなりやすいのです。
参考:システムエンジニア(Webサイト開発) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令和4年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁企画課データ活用推進室
【年代別】フロントエンドエンジニアの平均年収
フロントエンドエンジニアの平均年収は、年代によっても異なります。
ほかの職種と同様、20代より30代、30代より40代と年収は高くなる傾向です。
・【20代】フロントエンドエンジニアの平均年収
・【30代】フロントエンドエンジニアの平均年収
・【40代】フロントエンドエンジニアの平均年収
上記の年代別に、具体的な平均年収と傾向を詳しく解説していきます。
【20代】フロントエンドエンジニアの平均年収
先述した厚生労働省提供のJobtagによると、フロントエンドエンジニアの20代全体の平均年収は、約378万円でした。
20代前半(20歳~24歳)の平均年収が322万円、20代後半(25歳~29歳)の平均年収が434万円です。
20代はまだフロントエンドエンジニアとしての経験が浅く、スキルとしてもまだまだといえるため、フロントエンドエンジニア全体の平均年収550万円と比較すると、やはり低くなる傾向にあります。
しかし、国税庁提供の「令和4年分民間給与実態統計調査結果について」では、日本全体の平均年収は、20代前半(20歳~24歳)で322万円、20代後半(25歳~29歳)で389万円と示されているため、この年代の時点で相対的に年収が高い職種といえるでしょう。
参考:システムエンジニア(Webサイト開発) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令 和 4 年 分 民間給与実態統計調査|国税庁官官房企画課
【30代】フロントエンドエンジニアの平均年収
厚生労働省のJobtagによると、フロントエンドエンジニアの30代の平均年収は、約559万円でした。30代前半(30歳~34歳)の平均年収が518万円で、30代後半(35歳~39歳)の平均年収が601万円です。
この結果から、30代にもなると、フロントエンドエンジニア全体の平均年収550万円に近づく、もしくは超えることがわかります。20代と比較し、スキル、経験、実績共に上がっている30代は、それに伴い年収も高くなるのです。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査結果について」より日本全体の平均年収は、30代前半(35歳~39歳)で425万円、30代後半(35歳~39歳)が462万円であるため、20代の頃より平均との差が如実に出始める時期であるといえます。
参考:システムエンジニア(Webサイト開発) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令 和 4 年 分 民間給与実態統計調査|国税庁官官房企画課
【40代】フロントエンドエンジニアの平均年収
厚生労働省のJobtagによると、40代のフロントエンドエンジニアの平均年収は、約655万円です。40代前半(40歳~44歳)では625万円、40代後半(45歳~49歳)では685万円とされていました。
40代では上流工程に関わるフロントエンドエンジニアも増え、責任も重くなります。年収もそれに伴い、高くなるでしょう。
ちなみに、同調査によると、フロントエンドエンジニアの平均年収として最も多い額を得ているのは、50代前半(50歳~54歳)でした。これは、ほかのエンジニアと比較して、やや遅咲きといえる結果です。
なお、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査結果について」による日本全体の平均年収が40代前半(40歳~44歳)で491万円、40代後半(45歳~49歳)で521万円であるため、30代よりもさらに差が開くことがわかります。
参考:システムエンジニア(Webサイト開発) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令 和 4 年 分 民間給与実態統計調査|国税庁官官房企画課
【雇用形態別】フロントエンドエンジニアの平均年収
フロントエンドエンジニアの平均年収は、正社員やフリーランスなど雇用形態によっても異なります。
具体的にどれほどの違いがあるのでしょうか。
・【正社員】フロントエンドエンジニアの平均年収
・【フリーランス】フロントエンドエンジニアの平均年収
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【正社員】フロントエンドエンジニアの平均年収
求人ボックスの給料ナビによると、フロントエンドエンジニアの正社員における平均年収は、約550万円でした。
月給に換算すると約46万円、また初任給の相場は24万円ほどとされています。
これはフロントエンドエンジニア全体の平均年収とほぼ同じ水準です。
正社員の給料分布におけるボリュームゾーンは340万~421万円であり、正社員の平均年収550万円はこのボリュームゾーンより高い水準に位置します。全体の給与幅340万〜993万円という広さが、この結果に影響しているのでしょう。
なお、正社員のフロントエンドエンジニアの平均年収を年代別に見てみると、20代前半で339万円、20代後半で445万円となっています。30代前半で533万円、30代後半で573万円、さらに、40代前半では621万円、40代後半では651万円と順当に上がっていくことがわかりました。
ちなみに、派遣社員の平均時給は2,248円、パート・アルバイトの平均時給は1,296円です。
参考:フロントエンドエンジニアの仕事の平均年収は550万円/平均時給は1,296円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス
【フリーランス】フロントエンドエンジニアの平均年収
次に、フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均年収を見ていきましょう。
フリーランススタートの「フロントエンジニアのフリーランス求人案件・案件 月額単価相場」を見てみると、フリーランスフロントエンジニアの平均単価は、71.1万円でした。なお、中央値は70万円で、平均単価とさほど大差はありません。
平均単価を年収換算すると853万円になります。
これは、フロントエンドエンジニア全体の平均年収や正社員の平均年収と比べると、300万円ほどの差です。
フロントエンドエンジニアの中でかなり高い水準を誇っていることがわかります。
同サイトの情報によると、最高単価も200万円とかなりの高額です。
参考:フロントエンドエンジニアのフリーランス求人・案件一覧|フリーランススタート
フロントエンドエンジニアは年収1000万円を目指せる職種
フロントエンドエンジニアは、現代のデジタル時代において需要が高く、年収1000万円を目指せる職種です。
先述のとおり、フロントエンドエンジニア自体の平均年収が高く、とくにフリーランスの場合は単価の高い案件を獲得することで1000万円に到達するのは十分に可能でしょう。
正社員として働く場合でも、フロント技術に加えて知識やスキルを身につけることで、自身の市場価値を高められ、年収1000万円に近づきます。フロントエンドエンジニアに必要な知識は、後ほど詳しく解説します。
年収の高いフロントエンドエンジニアの特徴
年収の高いフロントエンドエンジニアの特徴として挙げられるのは、以下のようなものです。
・フロントエンドの技術がかなり豊富
・フロントエンド以外の技術も身につけている
・フリーランスとして案件を得ている
・需要の高いフレームワークを扱える
・TypeScriptを扱える
マネジメントスキルがある
それぞれについて詳しく解説しますので、フロントエンドエンジニアで高収入を目指したい方は、参考にしてください。
フロントエンドの技術がかなり豊富
フロントエンドエンジニアとして技術力が高ければ、当然ながら年収も上がりやすくなります。
スキルは、自身の市場価値を高めるのに最も有効な近道です。
具体的には、マークアップ言語やJSだけでなく、CMS構築のスキルなども持つようにしましょう。Webサイトやアプリケーションの管理は、コンテンツの更新や変更、セキュリティの確保など多岐にわたるためです。
1つのみに特化するのではなく、総合的なスキルを持つことで、より高い報酬を目指せるでしょう。
フロントエンド以外の技術も身についている
フロントエンドエンジニアにとって、フロントエンド部分のスキルが高いことはもちろん重要な要素です。しかし、それに加えてフロントエンド以外の技術も身につけることで、エンジニアとしての価値はさらに高まります。
たとえば、バックエンドやインフラのスキルも併せて習得すると、エンジニアとしての希少価値が高まり、年収も上がりやすくなるでしょう。
また、WebデザインやSEO(検索エンジン最適化)など、Web関連を総合的に担える場合も、人材としての希少価値は上がりやすくなります。
ほかのフロントエンドエンジニアにはない強みを身につけておくとよいでしょう。
フリーランスとして案件を得ている
前述のとおり、フロントエンドエンジニアは、フリーランスのほうが年収が高い傾向にあります。その差は約300万円にもなることもわかりました。
とくに、フロントエンドエンジニアとしてフリーランス案件を安定的に受注できている方の年収は高くなりがちです。
フリーランスでは、正社員以上に自身の持つスキルの高さが年収に直結しやすく、それ故に、自分次第で仕事の内容も年収も幅を広げていくことが可能といえます。
また、フリーランスとして働く場合、年収だけではなく、フリーランスとしての自由度や柔軟性のある働き方も手にできるでしょう。
フロントエンドエンジニアとして年収アップや自由な働き方を目指すのなら、フリーランスという働き方も検討しましょう。
需要の高いフレームワークを扱える
需要の高いフレームワークを扱えるか否かは、フロントエンドエンジニアとしての市場価値を大きく左右します。
とくに、ReactやVue.jsなどの人気フレームワークを習得していることは、求人市場における競争力を高める上で重要です。
Reactは、その高い習得難易度と希少性から、とくに価値の高いスキルとされています。Reactをマスターすることで、高度なWebアプリケーション開発や大規模プロジェクトへの参加が可能となるでしょう。そうなると、年収も自ずとアップします。
一方でVue.jsは、使いやすさと柔軟性が特徴であり、市場での需要も高いです。
市場において需要の高いフレームワークを扱えることは、自身の需要の高さにもつながります。
TypeScriptを扱える
TypeScriptを扱えることも、フロントエンドエンジニアとしての市場価値を高めるのに一役買います。
現在、TypeScriptの需要は急速に増加しており、習得していることで年収が高くなりやすいといわれている言語の1つです。
TypeScriptは、JavaScriptを拡張したプログラミング言語なのでJavaScriptと互換性がよく、バグも起こりにくいため、大規模開発に適しています。また、Googleの標準開発言語として承認されており、世界的に注目を集めている言語です。
日本でも今後ますますの需要が見込まれるでしょう。
TypeScriptを習得することで、高い年収が望めるだけではなく、フリーランスとしても案件を受注しやすくなります。
マネジメントスキルがある
マネジメントスキルを持つことは、上位役職や待遇のよい企業に転職する際に、非常に有利に働きます。
企業ではリーダーシップをとれたりチームの効率的な運営ができる人材を求めており、マネジメントスキルがあることはその証明となるためです。
マネジメントスキルがあれば、年収の高い上流工程に就くことも容易となります。
正社員としてもフリーランスとしても、さまざまな企業から求められる大きな武器となるでしょう。
また、マネージャーやテックリードとして採用されると、年収が高くなる傾向があります。とはいえ、マネージャーのポジションに就くためには、単に技術力だけでなく、チームをリードし、プロジェクトを成功に導く能力も求められるため、それらの能力を研磨することも欠かせません。
フロントエンドエンジニアが年収を上げるために必要な資格
フロントエンドエンジニアで年収をアップさせるためには、資格を取得することもおすすめです。
フロントエンドエンジニアにとくに必要となる資格はありませんが、資格を持っていることでスキルの証明となり、市場価値が上がります。
フロントエンドエンジニアが年収を上げるために必要な資格は、主に以下のとおりです。
・HTML5プロフェッショナル認定試験
・CIW JavaScript Specialist
・PHP 技術者認定試験
・Ruby 技術者認定試験
それぞれについて詳しく解説します。
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptといった、マークアップに関する技術力と知識を、中立的な立場で認定する認定制度です。
Webコンテンツ制作やWebアプリケーションなどの開発に役立てられます。
同資格には、レベル1と2があり、取得することでフロントエンドエンジニアとして一定の知識があることを示せます。初めて受ける場合は、マルチデバイス対応のWebコンテンツ制作の基礎実力を問われるレベル1の合格を目指しましょう。レベル1の合格後、システム開発連携・最新マルチメディア技術に対応のWebアプリケーション、また動的Webコンテンツにおける開発・設計能力を問われるレベル2を目指すのがおすすめです。
レベル1の出題数は約60問、レベル2の出題数は40~45問とされています。
全国の試験センターでの受験はもちろん、自宅や職場からオンライン受験を選択することも可能です。
CIW JavaScript Specialist
CIW JavaScript Specialistは、JS(JavaScript)を使用して開発する技術を証明できる資格です。
同資格を取得することで、フロントエンドエンジニアとしての技術力の証となり、JavaScriptの知識に精通していることをアピールできるでしょう。
1人前のフロントエンドエンジニアとして認められ、案件獲得や転職に非常に有利となります。
CIW JavaScript Specialistはグローバルな資格であり、海外案件の獲得などにも有益です。
ただし、国際基準の資格であるため、英語のみで実施されます。英語力が求められる点には留意しましょう。
CIW JavaScript Specialistの試験は、ドメイン1~ドメイン4まで分かれており、基礎的なスキルから、中級レベルの技術力、加えてセキュリティへの対処力、JavaScriptテクノロジーの拡張を見据えた実装までと、段階的にレベルが上がっていきます。
自身のスキルレベルに応じて受ける試験を選択しましょう。
PHP 技術者認定試験
PHP 技術者認定試験は、JavaScriptだけでなくPHPも習得していると証明できる唯一の資格です。
PHPはバックエンドの知識となるため、フロントエンドエンジニアとしての希少価値を高められます。
転職や就職を考えるフロントエンドエンジニアや、自身の市場価値をアップさせたいエンジニアにおすすめの資格といえるでしょう。
同試験の難易度は、「初級」「上級」「認定ウィザード」の大きく3つに分けられます。初級はPHP技術者認定試験の中で最も簡単なレベルであり、PHP経験者向けにつくられています。
一方で上級は、PHPの基礎を理解し、実践的なプログラミング技術を持つ上級者向けの試験です。合格ラインに達しなくても、50%以上70%未満の得点を獲得すれば、準上級試験に合格とみなされます。
最上位資格である認定ウィザードは、研究論文またはコードの提出による審査が実施される形式です。認定ウィザードの合格率は非常に低く狭き門ですが、その分、持っていることでエンジニアとしてのステータスが一気にアップするでしょう。
Ruby 技術者認定試験
Ruby 技術者認定試験は、Rubyの技術力を証明できる試験です。
フロントエンドエンジニアは、Webサービスのフロントエンドを構築する際に、Rubyフレームワークを使用してシステムを構築する機会があります。Ruby 技術者認定試験では、Rubyベースのシステム開発をおこなう上で必要な基礎的知識に加え、応用力もアピールできるため、キャリアアップや年収アップに非常に有益です。
また、同資格に合格することで、フロントエンドだけでなくバックエンドの知識があることも証明できるので、希少価値も上がるでしょう。Rubyのフレームワークは、フロントエンドエンジニアにとって使いやすい選択肢が多々あるため、今後のステップアップにも大いに役立てられます。
Ruby 技術者認定試験は「Silver」と「Gold」の2つに分かれており、出題数はそれぞれ選択式で50問です。なお、難易度はSilverでレベル1、Goldでレベル2とさほど高くありません。
参考:Ruby技術者認定試験|Ruby Association
フロントエンドエンジニアが年収を上げるためのキャリアパス
フロントエンドエンジニアが年収を上げるためのキャリアパスは、多岐にわたります。
社内でも転職でも独立でも、ポジションや職務のレベルを上げることが重要です。
主なキャリアパスとしては、以下が挙げられます。
・フロントエンドエンジニアのスペシャリストとしてキャリアを築く
・プロジェクトマネージャーを目指す
・フルスタックエンジニアを目指す
・フリーランスとして独立する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
フロントエンドエンジニアのスペシャリストとしてキャリアを築く
フロントエンドエンジニアのスペシャリストとしてキャリアを築くことは、年収を上げるためのキャリアパスの1つです。
スペシャリストとなれば、企業からの需要は引く手あまたとなり、自身の市場価値もアップするでしょう。
スペシャリストになるためには、マークアップ言語やJavaScript、TypeScriptなどを高度に使いこなすだけでは足りません。設計やCMSの構築など、フロントエンドエンジニアに必要なスキルを、高いレベルで身につけていくことが重要です。
また、自己ブランディングや積極的なキャリア開発、ネットワーキングなども欠かせません。常に新しい技術やトレンドに敏感であり、自らのスキルセットを継続的に更新、成長し続ける姿勢が求められます。
プロジェクトマネージャーを目指す
プロジェクトマネージャーを目指すというキャリアもあります。
プロジェクトマネージャーは、Web制作チームの責任者としてPJの計画や人員管理、予算配分、進捗管理などをおこなう仕事です。フロントエンドエンジニアの技術だけでなく、マネジメントスキルやディレクションスキルなども求められます。
また、チームメンバーをまとめる役割であるため、コミュニケーション力やリーダー櫛比力、問題解決力なども重要です。このように、多岐にわたるスキルが求められるため容易ではありませんが、その分キャリアとしての成長ややりがいも感じられます。
どの企業も欲しい!と思っているポジションであるため、難易度が上がる分、年収も大きく上がることが期待できるでしょう。
フルスタックエンジニアを目指す
年収のアップを狙うなら、フルスタックエンジニアを目指すこともおすすめです。
フルスタックエンジニアとは、その名のとおりシステム開発においてオールラウンドに活躍するプレーヤーであり、その仕事内容の幅も広いため、年収も自ずと高くなります。
それ故、フルスタックエンジニアを目指す場合、Web制作の全工程を網羅する技術や知識を身につけることが欠かせません。Webデザインやツールだけでなく、SEOやサーバーサイドの知識も必要です。
また、LinuxなどのOSに関するスキル・SQLといったデータベース言語も求められます。決して簡単ではありませんが、これらのスキルを獲得することで、フルスタックエンジニアとしての能力を向上させ、幅広いプロジェクトに対応できるでしょう。ひいては、自身の需要と年収の高さにもつながります。
フリーランスとして独立する
フリーランスとして独立することも、年収アップを狙う方におすすめしたいキャリアの選択肢の1つです。
先述したとおり、フリーランスの場合は年収が高くなる傾向があります。自身のスキルを磨き、経験と実績を積んで独立することで、高単価案件の獲得にも期待できるでしょう。ただし、フリーランスの場合は、自身の能力がそのまま案件獲得や年収に直結するため、常に高みを目指してスキルを研磨し、実務経験も積み重ねていかなければなりません。
フリーランスとして独立する際には、自己マーケティングやビジネススキルの向上も重要です。安定した収入を確保するためには、クライアントの多様性やプロジェクトの多様性も考慮する必要があります。高いコミュニケーションスキルも求められ、本来の仕事以外の部分にも目を向ける機会も増えるでしょう。
フロントエンドエンジニアのフリーランスとして継続的に案件を獲得していきたいなら、フリーランスエージェントの利用がおすすめです。
Relanceでは、高単価のフリーランス案件を豊富に取り扱っています。契約継続率も92%と高い水準を誇り、福利厚生や先払いにも対応しているため、気になった方は、ぜひ一度Relanceにてフロントエンドエンジニアの案件を探してみてください。
参考:Relance
まとめ
フロントエンドエンジニアの全国平均年収は約550万円です。
年齢や雇用形態によっても年収の差はありますが、年収1000万円も十分に目指せる職種といえます。
とくにフリーランスの場合、単価の高い案件を獲得することで、年収1000万円が見えてくるでしょう。
フロントエンドエンジニアが年収を上げるためのキャリアパスは、スペシャリストやプロジェクトマネージャー、フルスタックエンジニアなど多岐にわたります。先述のとおりフリーランスとして独立することも、1つの手です。自身の希望に合った働き方を選択し、フロントエンドエンジニアとしての年収アップを目指しましょう。
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