フリーランスエンジニアにも名刺が必要!売れるために必要なポイントや項目も紹介
2024年3月1日
「フリーランスは会社に所属していないから名刺は必要ない」
このようにお考えのフリーランスエンジニアの方は多いでしょう。
しかしながら、ビジネスの場において名刺を持っていないことにはいくつものデメリットがあります。そのため、フリーランスであっても名刺を用意しておくことがおすすめです。
ただし、営業活動に欠かせない名刺は、今まで会社から支給されていたため、自分で作成するのは思いのほかハードルが高いという人も多いようです。
そこで本記事では、フリーランスエンジニアにとって名刺がどのように役立つのか、営業が上手くいく名刺を作成するポイント、名刺に載せるべき情報、実際に作成する方法などを紹介します。
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目次
名刺はフリーランスエンジニアにも必要
フリーランスエンジニアは、事務所や自宅で作業を行う時間が長く、「名刺がなくても仕事はできる」と考える人も少なくありません。
しかし、会社という後ろ盾がなくなったフリーランスエンジニアにとって、なによりも優先すべきは営業活動であるといえるでしょう。なぜなら、フリーランスは案件を自分で獲得しなければ収入を得られないからです。
その際、自己紹介のツールあるいは相手に印象を残すための看板代わりとして、名刺は非常に役に立ちます。
また、多くの商談で名刺交換は初めに行われるため、名刺を用意していないとビジネスマナーの面でも印象が悪く、機会損失になりかねません。
まずは仕事を取りにいくため、フリーランスエンジニアは名刺を用意しておくべきでしょう。
名刺がフリーランスエンジニアに効果的な理由
フリーランスエンジニアが名刺を用意しておくことは、仕事の受注につながる可能性を高めます。ここでは、名刺をつくることで具体的にどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
名刺を渡せば基本的に相手からも名刺をもらえるため
「名刺交換」は、多くの人々が基本的なビジネスマナーとして認識しているため、自分から名刺を渡せば、自ずと相手も名刺を渡してくれるでしょう。相手から受け取った名刺には会社名や部署名、役職、氏名、電話番号、住所など、ビジネスに必要な情報が満載なので、営業活動の戦略を立てる際に大いに役立ちます。
また、営業先に連絡をとるときはもちろん、同業者や親和性の高い仕事をしている人とパートナーシップを組むときなど、営業活動以外の場面でも活用できます。
名刺交換によって広がり、構築された人間関係は、フリーランスにとって命綱といっても過言ではない財産であるといえるでしょう。
保管してもらえる可能性が高く再見されやすいため
名刺は、定期的に整理されることもありますが、非常にコンパクトなサイズであるため、基本的には名刺ホルダーなどで保管されることが多いです。
さらに、昨今では名刺管理アプリによってスマートフォンでデジタル名刺を管理することも一般的になりました。名刺を保管されるということは、見込み客、パートナーの候補としてリストアップされ、将来必要とされたときに、速やかに連絡をもらえる可能性が高くなります。
また、名刺は保管されやすいだけでなく、再見もされやすいツールです。名刺を何度も見返されるということは、「思い出してもらえる回数」が増えるということになります。したがって名刺を交換しておけば、ビジネスチャンスの増加につながるといえるでしょう。
企業内で共有される可能性もあるため
従来は、交換した名刺は担当者が各々の裁量で保管、管理をしていましたが、昨今ではデジタルツールを利用することで、受け取った名刺を社内で共有する企業も増えてきています。
たとえば、名刺管理ツールの「Sansan」は、名刺を専用スキャナーやスマートフォンでスキャンすることでデータ化し、オンライン上のデータベースで保管、社内共有がされます。つまり、目の前の担当者に渡した1枚の名刺が、その企業の全員に共有される可能性もあり、とてもコストパフォーマンスが高い営業活動であるといえるのです。
目の前の相手に渡すことで、その先の関係者にも渡しているという意識を持って、名刺交換を積極的にしていきましょう。
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売れるフリーランスエンジニアになるための名刺に必要な4大条件
多くのビジネスパーソンにとって、名刺交換は日常的に行われるアクションです。あなたが名刺を渡している相手は、普段、数え切れないほどの名刺を受け取っているといっても過言ではありません。
少しでも相手に印象を残すため、工夫を凝らした名刺を作ることが重要です。
強みや経歴を分かりやすく伝える
名刺によってビジネスチャンスを広げるためには、「自分自身が何者か」という情報をわかりやすく伝えることが重要です。そのために、得意とする業務や強み、経歴など、相手の信用を勝ち取るための情報を記載する工夫が必要になります。
例えば、QRコードを記載し、Webと連携するというのも有効な方法です。移行した先のWebページに充実したポートフォリオがあれば、相手にあなたの仕事を知ってもらうことに役立ちます。また、SNSアカウントと連携してプロフィールを知ってもらうのも良いでしょう。
デザインにこだわる
名刺は、フリーランスエンジニアにとって看板であり、顔であるといえます。
そのため、コストを抑えるために自分自身で名刺を作成するのも良いですが、デザイナーに依頼して、少し凝ったデザインの名刺を作成した方が、渡した瞬間に相手にインパクトを与えたり、話の種になったりと、結果的にビジネスチャンスにつながる可能性が高まります。
名刺交換の目的は、「思い出してもらう」ことです。その目的のために、デザインにこだわった名刺をつくるのも、営業戦略のひとつといえるでしょう。
素材やサイズ・形状で差別化する
名刺をつくる際には、素材やサイズ、形状も重要で、中でも意外と見られるのが名刺の厚みです。
一般的に「薄い素材はコストが低い」というイメージを強く持たれているため、受け取る人によってはネガティブな印象を持つ場合があります。そのため、厚みのある素材を使うのがおすすめです。
ほかにも、普段目にすることが少ない素材を使う・サイズを大きくするあるいは小さくする・角を丸くするなどのように、オリジナリティを出すと、相手の印象に残り、再見されやすくなるでしょう。
名刺をデジタル化する
リモートワークやオンライン会議が一般化した現代では、オンライン名刺も用意しておくと便利です。
最近では、紙の名刺をスキャンするだけでなく、クラウドサービスやアプリを使用し、情報を編集、登録することで簡単にオンライン名刺を作成する方法も登場しています。
また、オンライン会議で相手に名刺のデータを送ったり、画面の背景に名刺の画像やQRコードを表示させたり、幅広く活用させることが可能です。
名刺が逆効果になるケースと要因
せっかく名刺を渡しても情報や意図が伝わらなかったり、印象に残りにくかったりした場合、相手に思い出してもらえず、機会損失につながるおそれがあります。
フリーランスエンジニアにとって、名刺は看板です。自分の魅力を正しく伝え、印象に残る名刺を作成しましょう。
印象に残らないケース
相手にとって重要なのは名刺に記載されている情報です。
デザインや形状、素材が凝っていても、自身の強みや実績が書かれていなかったり、あなたが誰にどのようなかたちで役立つ人材なのか伝わりにくい名刺は、結果的に相手の印象に残らず、ビジネスチャンスにつながらないリスクが高くなります。
ターゲットに対して届けたい情報を吟味し、名刺にわかりやすく記載することが重要です。
信頼性が低くなるケース
名刺には、記載すべき情報を余すことなく記載することが重要です。
名刺を受け取った相手にとって知りたい情報が記載されていなかった場合、あなたの信頼性が低くなるでしょう。
例えば、電話番号が記載されていなければ、「仕事を頼みたい」と思ったときに連絡をとることができません。住所が記載されていなければ、本当にビジネスを行っているのか実態がつかみにくく、信頼性が低くなる場合もあります。
そのようなリスクを軽減するためにも、しっかり精査した情報の記載を徹底しましょう。
フリーランスの名刺に必要な情報と構成
企業という後ろ盾のないフリーランスエンジニアにとって、名刺に書かれている情報は信頼を勝ち取るための重要な要素となります。ここでは、名刺に記載すべき情報の種類をご紹介します。
名前・屋号
名前や屋号は名刺を受け取った相手とのコミュニケーションをスムーズに行うために、必須の情報であるといえるでしょう。
名刺をひと目見た瞬間、すぐに認識できるようなレイアウトにすること。また、海外の方に渡す可能性も考え、ローマ字のフリガナも入れておくと良いでしょう。
連絡先(電話番号)
顧客やパートナーとの迅速な連絡がとれる電話番号は必須であるといえるでしょう。
記載する場合は固定電話、携帯電話どちらでも問題はありませんが、より迅速に連絡を取れる手段を選ぶとよいでしょう。
住所
住所は、事業主としての信頼性をアピールできることに加え、地域性を出すことにつながります。
地域に所縁のある依頼や顧客やパートナーとのネットワークなど、ビジネスチャンスのきっかけになり得ます。
また、自宅の住所を載せるのに抵抗があるならば、バーチャルオフィスなどを借りるのもよいでしょう。
職種や肩書
名刺に職種や肩書を入れることは、自分の対応できる仕事や専門性を伝えることに役立ちます。ポイントは「わかりやすさ」です。異なる業種を行っている人は、名刺をいくつか分けておくのも有効です。
メールアドレス
電話番号と並び、顧客やパートナーとの連絡手段として重要な情報なので、必須であるといえるでしょう。
フリーアドレスを使うのも良いですが、独自ドメインを取得していると信頼性の向上にもつながります。
ホームページやポートフォリオのURL・QRコード
自分自身の経歴や手掛けた案件といった情報は、フリーランスエンジニアが信頼を勝ち取るために、必須の情報です。
開発経験や実際に関わった案件を載せられるのであれば載せたりするなど自分の経歴をアピールしましょう。
Webページなどにわかりやすくまとめ、名刺にはリンクやQRコードを記載しておくのもおすすめです。
SNSアカウント
営業活動において「人柄」も重要な要素です。
特に、SNSで発信を行うことが一般的な昨今では、TwitterやFacebookなどの運用もビジネスチャンスを生み出すために重要な要素になり得ます。アカウントへのリンクやQRコードを記載しておきましょう。
理想な名刺の作成ツール
名刺に記載する情報の選定が終わったら、いよいよ作成に移ります。
自分自身で名刺を作成するならば、名刺作成ツールを利用するのがおすすめです。ここでは、無料で利用できる名刺作成ツールをご紹介いたします。
【無料】Canva
Canvaの特長は、豊富なデザインテンプレートにあります。
無料プランでも25万点以上のテンプレートが用意され、初心者でもカスタマイズが簡単です。また、デザイン後にはCanvaプリントを利用することで印刷済みの商品を自宅へ届けてもらうこともできます。
「使いやすさ」に特化されたツールで、初心者でも独自性を出しやすいため、幅広い人におすすめできるツールです。
参考:Canva
【無料】ラベル屋さん
ラベル屋さんは、操作性に優れた名刺作成ツールで、初心者でも直感的な作業でデザインを作成することができます。
使用する作成ソフトの「ラベル屋さん™ソフト」は、無料で利用が可能です。5000種類を超えるデザインテンプレートの中から好みのデザインを選んで作成することができます。
「デザインは苦手」という人にとっては、時間をかけずに名刺を作成できるため、使いやすいツールであるといえるでしょう。
参考:ラベル屋さん
【有料】スタプリ名刺
スタプリ名刺は、名刺やはがき、スタンプなどを簡単に作成できるデザインツールの「自由編集機能」が特長です。
オンライン上で簡単にデザインを選択・編集ができ、リアルタイムで進捗確認ができるほか、印刷、発送までも対応してくれるので、名刺作成をワンストップで行うことができます。また、作成したデザインはアーカイブも可能なので、再注文やデザイン変更も容易に行うことができます。
有料ですが、その分手間を省きたい人にはおすすめです。
参考:スタプリ名刺
名刺を依頼できる業者
名刺を自作するのも良いけれど、情報が整理できているならデザインやレイアウトはプロに任せるというのもよいでしょう。
制作にかかる時間や手間といったリソースを抑えることで、本来行うべき仕事に集中することができます。
ラクスル
ラクスルは、印刷会社とのパートナーシップを組んでいることを活かし、名刺のみならず印刷物全般に対して高品質かつリーズナブルな費用で作成を請け負っているオンラインサービスです。
将来的に、名刺以外の印刷物の作成も視野に入れているならば、制作物全体の統一性を持たせることができるのでおすすめです。
また、短納期の注文にも対応しているため、すぐに名刺を手に入れたい独立直後に利用するには便利な業種であるといえるでしょう。
参考:ラクスル
キンコーズ
キンコーズは、オンラインと実店舗、両方を運営しているため、それぞれの状況に応じて相談や手配がしやすいことが特長であるといえます。
専門のデザイナーがいるため、オリジナルデザインの相談も可能です。また、受取方法も多彩で、配送だけでなく、店舗で直接受け取ることもできます。さらに、「スピード納期」を利用すれば最短当日3時間での受取ができます。
急いで名刺が欲しい場合には助けになる業者です。
参考:キンコーズ
名刺通販ドットコム
名刺通販ドットコムは、名刺専門のオンライン印刷業者なので、名刺に特化したサービスを提供しています。無料テンプレートが用意されていて、オンラインツールで簡単にデザインのカスタマイズが可能です。
また、素材や加工についてもバリエーションが豊富なので、オリジナリティのある名刺をつくることができます。
一定の枚数以上の注文で割引が適用される場合もあるので、コストパフォーマンスも高い業者であるといえるでしょう。
参考:名刺通販ドットコム
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まとめ
本記事ではフリーランスエンジニアにとって名刺が役立つ理由、名刺を作成する方法とポイントについて解説しました。
フリーランスエンジニアとして一歩を踏み出した人にとって、名刺は営業活動で大いに役立つツールです。クライアントが気にする部分を把握し、記載すべき情報の整理をして、理想の名刺をつくることが大切です。そして、良質な仕事を受注できるよう、営業活動に力を入れましょう。
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