フリーランスの不安10つ|知っておくだけで楽しく働ける9つの対策

「フリーランスになったけれど、収入が不安定でこの先が心配…」
「営業や税務に時間が取られてしまい、本業に集中できない!」
「フリーランスになって信用が下がってしまった…」

フリーランスとして活動していく中で、このような不安を抱いている方も多いことでしょう。

フリーランスは自由に働きやすく、年収が上がる人も多いですが、すべてが自分の責任となり、会社からの保証も受けられません。そのため、お金や将来性などについて不安を抱きやすいものです。

とはいえ、常に不安が付きまとっていては、仕事に集中できなくなってしまいます。

そこで本記事では、「フリーランスが抱える不安」「安心してフリーランスとして活躍していくための方法」について解説します。

本記事を読めば、フリーランスが抱きやすい不安とその解消法がわかるでしょう。フリーランスという働き方に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランスは不安を抱えやすい

フリーランスで働く場合、不安を抱えやすいという問題があります。

フリーランスで働く人は、会社員と異なり、収入が安定するとは限りません。さらに、仕事に関するさまざまな業務も、すべて自分でおこなう必要があります。仕事の獲得はもちろん、お金の管理や顧客とのやり取りなど、すべて自分で責任を負わなければなりません。

また、何かあった時に守ってくれる保証がないため、不安を感じやすいです。とくにフリーランスになったばかりの頃は、わからないことが多く悩んでしまいます。

前提として、不安を抱えているフリーランスは自分だけではないということを認識しておきましょう。

フリーランスが抱えやすい不安10選

先ほど説明したとおり、フリーランスであれば不安を抱えてしまうのは当然のことといえます。今抱えている不安のほかにも、フリーランスの方が抱えやすい不安について知っておきましょう。

フリーランスが抱えやすい不安を10個ご紹介していきます。

収入に対する不安

フリーランスは収入が不安定になりやすいものです。

会社員であれば固定給として毎月一定額が支給されますが、フリーランスは自分で案件を獲得し、案件ごとに契約を結んで報酬を得ます。

そのため、獲得した案件の単価や数によって、月ごとに収入が変わりやすいのです。先月はうまくいって70万円の収入が得られたとしても、今月は40万円に落ち込んでしまう…というような可能性も十分にあるでしょう。

さらに、会社員は源泉徴収として給与から税金が差し引かれるのに対し、フリーランスは報酬を全額受け取った後に確定申告を経てまとめて納税します。そのため、フリーランスは毎月の手取り額が把握しにくいです。

手取り額がわからないと、どれほどのお金の余裕があるのかわからず、使い方にも困ってしまうでしょう。

仕事がなくなるかもしれない

フリーランスは案件ごとに契約を結ぶため、契約が終了すれば、また新たな案件を探さなければなりません。

フリーランスは最初に1か月あるいは3か月の契約を結び、その都度契約を更新することで半年~1年の参画をするのが一般的です。

ただし成果を出していなければ、契約が更新できない場合もあるでしょう。たとえ評価されていても、クライアントの都合や世の中の情勢などによって契約が途絶える可能性もあります。

契約が続かなければほかの案件を獲得する必要がありますが、新しく案件を獲得できるとも限りません。思うように案件が獲得できなければ、希望とは異なる低単価な案件を受注せざるを得ない状況にも陥ってしまいます。

営業が苦手

営業が未経験で希望の案件が獲得できない…と悩むフリーランスも多いでしょう。

フリーランスは仕事をするために自分で案件を獲得する必要があります。たとえスキルや経験が十分であっても、クライアントに伝わらなければ案件の受注につながりません。案件を獲得するには、自分のスキルを相手に伝わるようアピールする営業力や、コミュニケーション能力が求められます。

フリーランスになって初めて営業をおこなうという方は多く、そんな方はとくに苦手にも感じてしまうことでしょう。思うように案件が獲得できなければ、収入が下がる不安や仕事がなくなる不安に悩まされてしまいます。

確定申告が大変

フリーランスは自分で確定申告などの税務をおこなわなければなりません。

確定申告をするには、税金まわりの知識が必要となります。しかしながら、税金の計算や仕訳などは煩雑であり、自分で知識を身につけて正しく確定申告をおこなうのは大変です。税理士に依頼すれば税務を代行してくれますが、当然のことながら、費用がかかってしまいます。

一方、会社員であれば、税務は必要ありません。会社は従業員に対して、源泉徴収として毎月の給与から税金や社会保険料を差し引いた後に、給料として支給しています。

毎年1~3月にかけて確定申告に追われ、本業やプライベートの時間がなくなると悩まされているフリーランスは少なくないでしょう。

会社員のような福利厚生がない

フリーランスには会社員時代にあった福利厚生が存在しません。

福利厚生の代表例は、社会保険と退職金です。会社員は基礎年金に加えて厚生年金にも加入していますが、フリーランスは基礎年金のみであるため、将来得られる年金の額が少なくなってしまいます。

フリーランスは、退職金も将来もらうことができません。ほかにも、雇用保険や労災保険といった、万が一働けなくなった場合に備えた保険もなくなってしまいます。

会社員であれば、社会保険や退職金以外に、通勤費や住宅補助、学習手当などのうれしいサポートを受けられる場合もあるでしょう。さらに、自分では福利厚生とは捉えていないものもあります。会社のウォーターサーバーやPC機器、通信料などがその例です。

将来もらえる金額や受けられるサポートが減るため、フリーランスは老後に対してとくにお金の面で不安を抱きやすくなります。

社会的信用が低い

フリーランスになると社会的信用が低下し、賃貸物件や家のローンの申し込みなどに影響が出てしまいます。

フリーランスは収入が不安定になりやすく、家賃補助や万が一の保証などがないため、支払い能力が低いと見なされやすいものです。

また、フリーランスは誰でも名乗れるものなので、事業の透明性がなかなか担保されません。

そのため社会的信用が低下し、クレジットカード作成やローン申請、賃貸契約などにおいて審査を通らないケースがあります。与信審査では会社に所属しているか、どのくらい年収を得ているかなどが大きく影響するため、注意が必要です。

孤独で相談相手がいない

フリーランスは1人で作業することも多く、相談相手がいないなどの孤独に悩まされやすいです。

とくに自宅でリモートワークをするフリーランスは、業務の中でわからないことや疑問があっても気軽に質問できる環境がなく、困ってしまうでしょう。

会社の人間関係にストレスを感じてフリーランスになった場合でも、完全に1人になってしまうと孤独に不安を抱えてしまうものです。

何歳まで続けられるかが心配

フリーランスは定年がない一方で、年齢や体力、気力の面でフリーランスとして続けていくことができるか心配になることもあるでしょう。

とくにエンジニアの場合、フリーランス案件に対して年齢制限が設けられることもあり、50代になると平均年収が下がってしまいます。

ほかにも、今後競合が増えてしまうことや新しい技術などによって仕事の需要がなくなってしまう不安など、将来のことを考えると悩みは尽きないものです。

自分の体調や健康が心配

怪我や病気で仕事ができなくなるかもしないという不安も挙げられます。会社員と異なり万が一に備えた保障がなくなるため、不安になりやすいのです。

体調を崩してしまい案件数が減ったり、案件に参画できなくなったりしてしまえば、収入も落ち込んでしまいます。

また、フリーランスには健康診断が義務づけられていません。定期的な健診がないために、気づかないうちに病気が進行していた…ということも考えられます。

最新の技術に追いつけるか不安

エンジニアの場合、最新の技術についていけるか心配になることもあります。

時代と共に使うツールも変わっていき、言語にも流行りがあるため、ついていけるか不安に思ってしまうのでしょう。

とくにITトレンドは変化が激しいため、これまで自分が身につけてきた専門分野のスキルも需要がなくなる可能性があります。

新しい技術を1から学び直すのは大変です。

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フリーランスが抱える不安を解消する方法

フリーランスが抱えやすい不安を10個説明しました。

次に、それらの不安を解消する方法を一覧でご紹介します。

  • 受注する案件を増やす
  • フリーランスエージェントを活用する
  • 人脈を増やす
  • スキルアップする
  • 高単価案件を受注する
  • 節税する
  • 会計ソフトを導入する
  • 福利厚生サービスに加入する
  • 定期的に健康診断を受ける

それぞれ詳しく解説していきます。

受注する案件を増やす

収入に不安がある方は、受注する案件を増やすと収入の安定につながります。

月に受注する案件数の目安としては、「フリーランスエンジニア白書2023」を参考にすると、平均値は2.7件、中央値は3件でした。したがって、フリーランスエンジニアは月3件までは案件数を増やしてもよいといえるでしょう。

案件数を増やすことには、仕事と収入が増えるだけでなく、仕事量の分だけスキルアップになるというメリットもあります。さまざまな案件に参画することで、多様な知識・経験も積め、仕事の幅も広がっていくのでおすすめです。

参考:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスとして仕事を獲得しやすくするために、フリーランスエージェントを活用しましょう。

フリーランスが自分1人で仕事を獲得しようとすると、自分に合った案件をうまく見つけられなかったり、営業力不足で案件に応募しても仕事を任せてもらえなかったり、ということも少なくありません。効率的に継続して仕事を獲得していくためには、フリーランスエージェントを活用し仕事を紹介してもらうことをおすすめします。

フリーランスエージェントは、スキルや実績、さらに自分がやりたい仕事の希望に合った案件を紹介してくれるため、仕事を獲得しやすいです。また、フリーランスが抱えている税務処理や収入、キャリア形成などの不安についても相談にのってもらうことができます。

フリーランスエージェントを経由すれば、仕事上のトラブルを避けられるケースも多いです。仕事を獲得して不安を解決することもできるフリーランスエージェントを、積極的に活用していきましょう。

人脈を増やす

フリーランス協会の「フリーランス白書2023」によると「最も収入が得られる仕事の獲得経路」は人脈と過去・現在の取引先が合わせて67.1%を占めています。

案件を継続的に獲得できるフリーランスになるためには、既存の取引先と信頼関係を築くこと、人脈を増やすことが重要です。人脈から案件を獲得できるようになれば、自分で営業せずとも案件があふれるフリーランスになれます。

また、人脈を増やすことで、フリーランスとしての不安や悩みを感じた際に相談できる相手が見つかります。自分1人では解決できない問題も、人脈を活かして助けを借りることで解決できるでしょう。

人脈を増やすためには、セミナーやイベント、交流会に積極的に出席したり、オンラインサロンに入会したりする方法がおすすめです。

参考:フリーランス白書2023|フリーランス協会

スキルアップする

スキルアップをして市場価値の高いフリーランスになれば、収入や案件獲得の心配は解消されるでしょう。

フリーランスの案件単価は市場価値に比例し、スキルが豊富であれば受注できる案件の選択肢も広がります。

そのため、自分の専門分野においてできることを増やしていくことが重要です。エンジニアの方であれば使える言語を増やすなどすると、受けられる案件も増えます。

本業にばかり時間を取られるのではなく、積極的に自己投資をしてスキルアップに努めるようにしましょう。また、案件を選ぶ際は、スキルアップにつながる案件を獲得することも大切です。

高単価案件を受注する

高単価案件を受注できれば、収入面の不安は解消されるでしょう。

高単価案件を獲得するには、高いスキルと豊富な経験が不可欠です。そのため、しっかりスキルアップして経験を積むことが重要となります。

高単価案件を獲得できれば多くの案件数をこなす必要がなくなり、納期に追われてプライベートの時間がなくなったり健康を害したりする心配もなくなるでしょう。

高単価を獲得する方法としては、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

節税する

お金の面での不安を解消するためには、収入を増やすことだけでなく、支出を抑えなければなりません。

支出の中で大きいのが「税金」です。

フリーランスが節税するためには、青色申告をする、経費にできるものは経費にする、各種控除を利用するといった方法があります。税務についての知識を身につけて、正しく賢く節税していきましょう。

会計ソフトを導入する

会計ソフトを活用することで、税務に関する負担を大きく減らすことができます。

フリーランスは確定申告などの税務を自分でおこなう必要があり、収入や経費を自分で管理しなければなりません。税務の正しい知識がないと管理ができないため、確定申告の時期になって慌てて勉強や対応に迫られる方も多いでしょう。

税務の不安を解決するためには、会計ソフトの活用がおすすめです。会計ソフトを活用すれば、税務をスムーズにおこなえ、知識が豊富でなくても正しい処理ができるようになります。

会計ソフトのおかげで税務処理に必要な作業も大幅に削減され、仕事に専念できるようになるでしょう。

フリーランスとして活動する場合は、会計ソフトを使って税務処理をスムーズにおこなうことで、手間もミスも省けます。

福利厚生サービスに加入する

フリーランスは、会社員とは異なり福利厚生がありません。しかし現在では、フリーランスが加入できる福利厚生サービスも充実してきています。

賠償責任保険や確定申告などの税務サポート、スキルアップのための学習支援など、サービスによって内容は異なりますが、フリーランスならではの悩みを解決できるサービスも少なくありません。

たとえば、フリーランスエージェントのRelanceでも、以下のような特典が付いています。

出典:フリーランスエンジニアに「今よりいい案件」を|Relance

定期的に健康診断を受ける

会社員と違って、フリーランスには健康診断が義務づけられていません。

会社員でもフリーランスでも、安定的に仕事をして収入を得るためには、心身の健康が不可欠です。とくにフリーランスは、病気などで働けなくなった場合に、収入が大きく落ち込んでしまう可能性があります。

また、健康診断がないために病気が見過ごされていて、重篤な症状があらわれてから発覚するケースもあるのです。

フリーランスは、自分で健康診断を実施しているクリニックを探し、受診するようにしましょう。先ほど紹介した福利厚生サービスの中に、優待価格で健康診断を受けられるサービスがついている場合もあります。

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そもそも不安にならないために

フリーランスが抱えやすい不安とその不安を解消する方法についてご紹介してきました。

最後に、そもそも不安に悩まされないためにはどのような対策をすればよいのか、解説します。

不安にならないようにするための対策は、次の5つです。

  • 貯蓄を増やす
  • 休日は決めておく
  • 適度に働く
  • 趣味を見つける
  • フリーランス仲間を作っておく

しっかりと確認してください。

貯蓄を増やす

フリーランスは収入が不安定になりやすく、また万が一の保証もないため、お金の不安が常に付きまといます。そのため、あらかじめ貯金をしておくことがおすすめです。

貯蓄の目標額を決めて、計画的に取り組みましょう。生活費の半年分が、貯蓄の目安です。

貯金をするには、不要な支出…とくに固定費を減らすことがポイントとなります。家賃や通信料、サブスクサービスなど経費の使い方で改められるところはないか、見直してみましょう。

休日は決めておく

フリーランスは、会社員と違い休日が決まっていないので、仕事を頑張りすぎてしまう場合があります。

多くの案件数を抱え込んで仕事に追われてしまえば、セルフブラック化したり、生活リズムが乱れたりなど、健康に悪影響が及んでしまいます。

あらかじめ休日を設定しておくなどして、働きすぎを防ぐようにしましょう。

適度に働く

一方で、休日が多すぎるのも不安を感じてしまう要因の1つです。

不安を抱くのは暇な時間があるため、ともいわれています。スキルがあって効率的に働ける人は休日を増やしても収入を確保しやすいものですが、その分考える時間が増えてしまうでしょう。

適度に仕事を入れ、隙間時間をスキルアップの時間にあてるように心掛けましょう。

趣味を見つける

仕事にばかり追われていると、心身共に疲弊してしまいます。休日にはしっかりとリフレッシュできるような趣味を持っておくのがおすすめです。

IT業界の人はパソコンの前に座りっぱなしで運動不足に陥りがちなので、運動系の趣味を見つけられると理想的でしょう。

フリーランス仲間を作っておく

先ほど人脈の部分でも解説しましたが、仕事のつながりとしてだけではなく、気軽に相談できるフリーランス仲間を作っておくとよいでしょう。

フリーランスは孤独に悩まされやすいです。その点、仲間がいれば、業務で詰まったときや、漠然とした不安があるときの助けになります。

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まとめ

本記事では、「フリーランスの抱えやすい不安と解消法」について解説しました。

フリーランスはすべてが自己責任・自己管理になり、会社員よりお金や将来性について不安を抱きやすいものです。

そのため、不安を解消したり、そもそも不安を抱かないよう対策を取ったりする必要があります。

本記事を参考に、安心して長く活躍できるフリーランスを目指しましょう。

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