フリーランスが稼げないというのは本当なのかを知りたい!稼ぐポイントも解説!

近年、働き方改革などによって企業を辞めてフリーランスになる方が増加傾向にあります。個人で自由に働ける分、年収も1000万円を超えるケースもあれば、一方で稼げなくて苦労する方もいます。このような中で、年収アップを見越してフリーランスとして独立することを自重する方も少なくありません。

では、本当にフリーランスは稼げない職業なのでしょうか。実際、フリーランスで稼ぐことができない方にはいくつか特徴があり、それらを回避して稼げるフリーランスになるためにはコツも存在します。

そこで今回は、フリーランスで陥りがちな特徴や、効率的に稼ぐための方法などについてポイントを中心に紹介していきます。

フリーランスが稼げないとされている5つの理由

そもそも、フリーランスが稼げないと言われる背景にはいくつか理由が存在します。これからフリーランスとして独立を検討している場合には、以下の要素は押さえておき、その上で本当にフリーランスとしてやっていくことができるのか検討すると効果的です。

仕事を自分で営業できないといけない

まず、フリーランスの場合には仕事を自分で探さなければなりません。

過去に実績があり、世間からも知られる方であれば問い合わせが殺到するかもしれませんが、そうでなければ仕事は自分で見つける必要があります。仕事を探すためには、営業を行わなければなりません。

とはいえ、フリーランスの数が増加した結果、1つの案件に数十人が応募する傾向となり、仕事を獲得すること自体が困難になるケースも少なくありません。仕事が無ければ当然稼ぐことはできません。

一つの仕事あたりの単価が安い

1件あたりの報酬単価が安い点も、フリーランスが稼げない要因の一つです。

スキルや経験が無ければ、難しい案件や高単価の案件を受注できる機会は限られます。また基本的にフリーランスとして受ける案件は、時給制ではなく案件ごとに単価が決まっている案件が多い傾向にあります。そのため、1つの案件に対しすぐ納品できれば時給は高くなり、時間がかかればかかるほど労働時間に対する対価が安価になります。

例えば、1文字1円で3,000文字記載するライティングの案件があった場合、単価は3,000円となります。これを1時間で完了すれば時給3,000円ですが、6時間かかれば時給は500円になってしまいます。

経験を積めば徐々に単価も上がり稼げるようにもなりますが、フリーランスとして働き始めた当初は安い単価をこなす可能性が高い点は考慮しておく必要があります。

収入が安定しない

また、フリーランスの収入は毎月不安定になる傾向があります。個人で働くフリーランスでは仕事量や案件によって収入が確定します。そのため会社員とは異なり毎月同じ給料がもらえるわけではありません。

また、働く時間が決まっているわけでもなく、有休もありませんので、働かなければその分収入は0ということになります。もし体調を崩して働けなかったとしても、保証があるわけではないため収入はありません。このような点も稼げないといわれる要因の一つに挙げられます。

フリーランスが案件を安定して獲得するにはコツがある?・・・>>

ネガティブな印象の方が残るから

フリーランスの働き方は、ネガティブな印象を与える傾向があります。一般的に人はポジティブな面よりもネガティブな面の方が印象に残りやすくなります。

フリーランスの中には、成功例として月に数百万円稼いだというものも多くあります。一方で1年間コツコツ頑張ったものの上手くいかず、報酬は月に数千円程度だったという情報があれば、そちらの方が印象に残り、稼げないという印象を強く与えてしまう傾向もあります。

そもそも仕事が少ない

最後に、フリーランスが稼げないと言われる大きな要因の一つが、そもそも仕事が少ない点です。

企業がフリーランスに仕事を依頼する場合、ある程度の実績にもとづく信頼度が重要になります。そのため、スキルが高く実績も多いフリーランスには仕事が集まり、まだ始めたばかりの方は仕事が少ない傾向にあります。

小さな単価の低い案件であっても、フリーランス同士で取り合いになるため、なかなか受注できず仕事が少ないと感じることがあるでしょう。

フリーランスで稼げない人の特徴5つ

フリーランスで稼げないといいつつも、中には収入を安定的に得ている人も存在します。

では、フリーランスで稼げない人にはどういった特徴があるのでしょうか。以下に該当する場合にはフリーランスで稼げない可能性が高まるので注意が必要です。

言われたことにNOと言えない

仕事を受注するためには、必ず依頼主が存在します。依頼主は企業や個人など様々ですが、依頼主の要望に対して全てを受け入れていると損をする可能性もあります。

単価が低すぎたり、納期が短い、指示情報が少ないなど、案件に対して依頼主に問題があれば、時にはNOということも重要です。全てを受け入れていると、自分のスキルやスケジュール等をふまえて対応しなければ、結果的に対応しきれなかったり、単価と見合わず損することにもなりかねません。

フリーランスで安定して稼ぐためには、NOということも覚えておくと効果的です。

過去の成功体験に固執している

プライドの高さもフリーランスで稼げない人の特徴の一つです。

ある程度の実績を重ねてくると、「〇〇円以下の案件は受けない」「同じようなジャンルの案件しか行わない」といったことも起こり得ます。成功事例があれば実績につながり、その分次の案件の受注にもつながりやすくなります。

ただ、過去の成功体験に固執し、仕事を選り好みしてしまうと、かえってマイナスにつながる可能性も高まります。フリーランスで稼ぐためには、プライドも重要ですが、高くなり過ぎず謙虚な姿勢で取り組むことも重要です。

実績がアウトプットできない

また、いくら実績が多数あったとしても、それを対外的に訴求できていなければ稼ぐことにはつなげられません。

稼げない理由の中でもふれたように、フリーランスで稼ぐには営業力も求められます。過去の実績やスキルで開示できるものは積極的に開示し、その上で新たな案件の受注につなげていくことが重要です。

実績をアウトプットするには、ポートフォリオが効果的です。自身の過去実績や特徴、強み、事例などを分かりやすく簡潔に依頼主にアプローチすることで、仕事を受注しやすくもなります。

低単価で仕事を受けている

低単価で仕事を受けているフリーランスも稼ぐことができない特徴の一つです。

低単価の仕事は、いくら数を増やしても大きく稼ぐことができません。さらに、時間は限られていますので大量に受注したとしても個人では対応できない場合もあります。

フリーランスになりたてで、とにかく実績が必要ということであれば別ですが、生計を立てていくのであれば、安売りばかりするのではなく、身の丈に合った単価で受注することが重要です。

自ら行動していない

最後に、自発的に行動できないフリーランスも稼げない特徴の一つとして挙げられます。

フリーランスには営業力が必要です。何もしなくても自然と仕事が舞い降りてくることはありません。自ら積極的に営業し、仕事を獲得していく行動力が求められます。そのためには、コミュニケーション能力も重要です。

フリーランスを目指す多くの理由として、会社での人間関係に疲れたというものがありますが、フリーランスは個人であるものの、会社員以上のコミュニケーション能力が必要になります。

人脈づくりから積極的に行い、依頼主とのコミュニケーションの中で単価交渉や次の案件の相談などを行っていきます。これらを自発的に行えなければフリーランスとして稼ぐことは難しいでしょう。

フリーランスが厳しいと言われる理由や対策を解説!・・・>>

稼げるフリーランスになるための6つのポイント

では稼げるフリーランスになるためにはどう心掛ければ良いのでしょうか。最後にフリーランスとして稼ぐ上で押さえておくべきポイントを紹介していきます。

上流工程の案件を持つ

フリーランスとして稼ぐためには、まず市場でニーズの高い案件や単価といった相場を把握しておくことが重要です。

目の前の案件をただこなしていくだけでは疲弊するばかりで稼ぐことにはつながりません。一方で、高単価の案件は多くのフリーランスが応募するため受注する可能性は低くなります。もちろん自身のスキルで対応できなければ請け負うことは出来ません。

このような中で、いかに自身を安売りすることなく、高単価で上流工程の案件を受注できるかが稼ぐ上での大事なポイントの一つとなります。

自己投資してスキルアップをし続ける

稼ぐためには自分自身に投資しながらスキルアップをし続けることも重要です。

フリーランスの需要が高まるにつれ、仕事を受注する上でライバルとの差別化は重要なポイントとなります。実績だけでなく、専門性の高いスキルや資格は仕事を請け負う上で有利に働きます。

また、IT系の案件などは常に勉強しながら最新情報を習得しておかなければなりません。トレンドを押さえ、スキルアップしていくことで、新たな仕事の受注にもつながりやすくなります。

複数のフリーランスエージェントを使う

フリーランスとして稼ぐためには、案件を多く扱うエージェントに登録することも効果的です。

エージェントは登録しておけば担当者が仕事の紹介や契約手続きなどを代行してくれるため、効率的に仕事に専念することが可能になります。現在ではフリーランス向けのエージェント会社やサービスも多数存在するため、1社ではなく複数のエージェントに登録しておけば、より自分に合った仕事内容を選定することもできます。

また、エージェントサービスによってはスキルアップノウハウやキャリアカウンセリングなどが用意されているところも多くあります。エージェントへの登録は基本的に無料となるため、まずは複数のフリーランス向けエージェントに登録しておくと効果的です。

SNSなどを活用して人脈を持つ

稼げない理由の中でも紹介したように、フリーランスとして稼ぐためには営業力も求められます。

営業ができなければ仕事を受注する事ができず、稼ぎも0になります。営業を行う上で重要なポイントが人脈づくりです。昨今ではFacebookやTwitterといったSNSを活用することで、人脈を作るとともに営業を行うことも可能です。

自身のスキルや資格、実績などをできる限り細かく且つ分かりやすくアピールしながら、効果的にSNSを活用するといいでしょう。

hhtps://relance.jp/blog/0069_freelancers-need-connections/

案件単価などは自分の中のルールを作る

自身の中で最低限の案件や単価をあらかじめ決めておくことも効果的です。

フリーランスは、個人のため時間や場所を選ばず自由に働くことが可能です。そのため、闇雲に働くだけでは1日中仕事をしてしまい、不定期な生活リズムから体調を崩してしまうことも起こり得ます。

体調が崩れれば、働くことができず稼ぐことも出来ません。そのため、ある程度の働き方を決め、その時間の中で稼ぐための案件単価を算出しておけば、効率的に稼ぐことも可能になります。

まずは副業で始める

最後に、まずは副業として始めて見ることも効果的です。

【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-

実際に、Relanceが調査した「フリーランスエンジニア白書2023」によると、フリーランスエンジニアのうち36%が副業フリーランスであることがわかります。

いきなりフリーランスとして働き出した場合、先述のような稼げない要素に当てはまってしまえば収入が激減し困る可能性もあります。その点、副業であれば本業の収入がある分、リスクを最小限に抑えることができます。

個人で働く場合には、本当に自分に合っているのか、スキルや資格を活かせる仕事が見つかるか、生計を立てられそうかなど身をもって初めて感じることができる点が多々あります。思い立ってすぐ行動した結果で失敗するよりは、まずは副業として始めることで実際に経験してみることも効果的です。

hhtps://relance.jp/blog/0050-types-of-side-jobs-for-engineers-and-how-to-find-them/

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