フリーランスは稼げない?独立に失敗しないための6つの秘訣を解説!
2022.10.03 更新
将来的にフリーランスエンジニアとして独立を考えているものの、「本当に稼げるのか」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
SNSなどで「フリーランスは稼げない」という声を聞き、独立に踏み切れない方もいるかもしれません。
しかし実際には、フリーランスエンジニアの多くが、会社員時代よりも高収入を得ています。戦略的に準備を進めれば、稼げるフリーランスとなれるチャンスも十分にあるでしょう。
本記事では、フリーランスが稼げないとされている理由や、稼ぐためのポイント、独立準備についても詳しく解説します。フリーランスとして生きていく将来を真剣に考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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年商200万円未満のフリーランスエンジニアは約6%
まず、フリーランスエンジニアの収入実態を見てみましょう。
「【2024年版】フリーランスエンジニア白書」によると、フリーランスエンジニアの年商は、以下のような分布となっています。
- 200万円未満:約6%
- 200万円以上〜300万円未満:約11%
- 300万円以上〜500万円未満:約26%
- 500万円以上:約58%
このデータから、年商200万円未満のフリーランスエンジニアは全体の約6%に過ぎず、半数以上が500万円以上の年商を上げていることがわかりました。
つまり、大多数のフリーランスエンジニアは、一定以上の収入を得ているのです。
年商200万円とあまり稼げていない層も確かに存在はしていますが、戦略的に働くことで、稼げるチャンスは大いにあるといえるでしょう。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月|Relance
フリーランスが稼げないとされている5つの理由

そもそも、フリーランスが稼げないと言われる背景にはいくつか理由が存在します。これからフリーランスとして独立を検討している場合には、以下の要素は押さえておき、その上で本当にフリーランスとしてやっていくことができるのか検討すると効果的です。
仕事を自分で営業できないといけない
まず、フリーランスの場合には仕事を自分で探さなければなりません。
過去に実績があり、世間からも知られる方であれば問い合わせが殺到するかもしれませんが、そうでなければ仕事は自分で見つける必要があります。仕事を探すためには、営業を行わなければなりません。
とはいえ、フリーランスの数が増加した結果、1つの案件に数十人が応募する傾向となり、仕事を獲得すること自体が困難になるケースも少なくありません。仕事が無ければ当然稼ぐことはできません。
一つの仕事あたりの単価が安い
1件あたりの報酬単価が安い点も、フリーランスが稼げない要因の一つです。
スキルや経験が無ければ、難しい案件や高単価の案件を受注できる機会は限られます。また基本的にフリーランスとして受ける案件は、時給制ではなく案件ごとに単価が決まっている案件が多い傾向にあります。そのため、1つの案件に対しすぐ納品できれば時給は高くなり、時間がかかればかかるほど労働時間に対する対価が安価になります。
例えば、1文字1円で3,000文字記載するライティングの案件があった場合、単価は3,000円となります。これを1時間で完了すれば時給3,000円ですが、6時間かかれば時給は500円になってしまいます。
経験を積めば徐々に単価も上がり稼げるようにもなりますが、フリーランスとして働き始めた当初は安い単価をこなす可能性が高い点は考慮しておく必要があります。
収入が安定しない
また、フリーランスの収入は毎月不安定になる傾向があります。個人で働くフリーランスでは仕事量や案件によって収入が確定します。そのため会社員とは異なり毎月同じ給料がもらえるわけではありません。
また、働く時間が決まっているわけでもなく、有休もありませんので、働かなければその分収入は0ということになります。もし体調を崩して働けなかったとしても、保証があるわけではないため収入はありません。このような点も稼げないといわれる要因の一つに挙げられます。
フリーランスが案件を安定して獲得するにはコツがある?・・・>>
ネガティブな印象の方が残るから
フリーランスの働き方は、ネガティブな印象を与える傾向があります。一般的に人はポジティブな面よりもネガティブな面の方が印象に残りやすくなります。
フリーランスの中には、成功例として月に数百万円稼いだというものも多くあります。一方で1年間コツコツ頑張ったものの上手くいかず、報酬は月に数千円程度だったという情報があれば、そちらの方が印象に残り、稼げないという印象を強く与えてしまう傾向もあります。
そもそも仕事が少ない
最後に、フリーランスが稼げないと言われる大きな要因の一つが、そもそも仕事が少ない点です。
企業がフリーランスに仕事を依頼する場合、ある程度の実績にもとづく信頼度が重要になります。そのため、スキルが高く実績も多いフリーランスには仕事が集まり、まだ始めたばかりの方は仕事が少ない傾向にあります。
小さな単価の低い案件であっても、フリーランス同士で取り合いになるため、なかなか受注できず仕事が少ないと感じることがあるでしょう。
フリーランスで稼げない人の特徴5つ

フリーランスで稼げないといいつつも、中には収入を安定的に得ている人も存在します。
では、フリーランスで稼げない人にはどういった特徴があるのでしょうか。以下に該当する場合にはフリーランスで稼げない可能性が高まるので注意が必要です。
言われたことにNOと言えない
仕事を受注するためには、必ず依頼主が存在します。依頼主は企業や個人など様々ですが、依頼主の要望に対して全てを受け入れていると損をする可能性もあります。
単価が低すぎたり、納期が短い、指示情報が少ないなど、案件に対して依頼主に問題があれば、時にはNOということも重要です。全てを受け入れていると、自分のスキルやスケジュール等をふまえて対応しなければ、結果的に対応しきれなかったり、単価と見合わず損することにもなりかねません。
フリーランスで安定して稼ぐためには、NOということも覚えておくと効果的です。
過去の成功体験に固執している
プライドの高さもフリーランスで稼げない人の特徴の一つです。
ある程度の実績を重ねてくると、「〇〇円以下の案件は受けない」「同じようなジャンルの案件しか行わない」といったことも起こり得ます。成功事例があれば実績につながり、その分次の案件の受注にもつながりやすくなります。
ただ、過去の成功体験に固執し、仕事を選り好みしてしまうと、かえってマイナスにつながる可能性も高まります。フリーランスで稼ぐためには、プライドも重要ですが、高くなり過ぎず謙虚な姿勢で取り組むことも重要です。
実績がアウトプットできない
また、いくら実績が多数あったとしても、それを対外的に訴求できていなければ稼ぐことにはつなげられません。
稼げない理由の中でもふれたように、フリーランスで稼ぐには営業力も求められます。過去の実績やスキルで開示できるものは積極的に開示し、その上で新たな案件の受注につなげていくことが重要です。
実績をアウトプットするには、ポートフォリオが効果的です。自身の過去実績や特徴、強み、事例などを分かりやすく簡潔に依頼主にアプローチすることで、仕事を受注しやすくもなります。
低単価で仕事を受けている
低単価で仕事を受けているフリーランスも稼ぐことができない特徴の一つです。
低単価の仕事は、いくら数を増やしても大きく稼ぐことができません。さらに、時間は限られていますので大量に受注したとしても個人では対応できない場合もあります。
フリーランスになりたてで、とにかく実績が必要ということであれば別ですが、生計を立てていくのであれば、安売りばかりするのではなく、身の丈に合った単価で受注することが重要です。
自ら行動していない
最後に、自発的に行動できないフリーランスも稼げない特徴の一つとして挙げられます。
フリーランスには営業力が必要です。何もしなくても自然と仕事が舞い降りてくることはありません。自ら積極的に営業し、仕事を獲得していく行動力が求められます。そのためには、コミュニケーション能力も重要です。
フリーランスを目指す多くの理由として、会社での人間関係に疲れたというものがありますが、フリーランスは個人であるものの、会社員以上のコミュニケーション能力が必要になります。
人脈づくりから積極的に行い、依頼主とのコミュニケーションの中で単価交渉や次の案件の相談などを行っていきます。これらを自発的に行えなければフリーランスとして稼ぐことは難しいでしょう。

稼げるフリーランスになるための6つのポイント

フリーランスエンジニアとして高い収入を得るためには、以下6つのポイントが重要です。
- 上流工程の案件など単価の高い案件を獲得する
- 自己投資するなどして自発的にスキルアップを続ける
- 複数のフリーランスエージェントを活用する
- SNSなどを活用して人脈を広げる
- 単価など条件にルールを設けて受ける案件を選ぶ
- いきなり独立せずにまずは副業で始める
順に詳しく見ていきましょう。
上流工程の案件など単価の高い案件を獲得する
単価の高い案件を獲得することで、収入を大幅に増やせます。
通常より高い単価が設定される上流工程の案件獲得を目指すとよいでしょう。上流工程では、より高度なスキルや経験が求められるためです。
具体的には、要件定義やシステム設計などの上流工程、プロジェクトマネジメントやリーダーポジションの役割、大規模システム開発や革新的技術に携わる案件を狙うことをおすすめします。
また、需要の高い言語スキルがあれば、より優れた条件の案件を獲得しやすくなります。現在注目されている技術にはGo、Swift、Ruby、Python、JavaScriptなどがあり、これらの言語や関連するフレームワークのスキルを磨くことで、高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。
また、大企業や元請けの案件も高い単価が設定されている可能性が高いため、獲得を狙ってみてください。
自己投資するなどして自発的にスキルアップを続ける
IT業界は技術の進歩が非常に速いため、継続的なスキルアップが不可欠です。自己投資を惜しまず、常に新しい技術やトレンドをキャッチアップしましょう。
効果的なスキルアップの方法としては、Udemy、Courseraなどのオンライン学習プラットフォームの活用やスクールの活用、書籍による自学習などが挙げられます。技術カンファレンスやセミナーへの参加、個人プロジェクトの実施、オープンソースプロジェクトへの貢献なども効果的です。
また、資格取得も有効なスキルアップの手段です。体系的に勉強できるため、知識やスキルが身につきやすいといえます。具体的には、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの国家資格、または特定の技術に特化した資格を取得するとよいでしょう。
参考:Webエンジニアにおすすめの資格全16選|取得するメリットやおすすめの教材を徹底解説|Relance
複数のフリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを活用することで、案件を紹介してもらえます。そのため、営業活動が苦手な方でも、案件を獲得しやすくなるでしょう。
エージェントによっては、スキルアップ講座やキャリアカウンセリング、福利厚生制度を利用できる場合もあります。
さらに、複数のエージェントを活用すれば、さらに多くの案件情報にアクセスできるため、より最適な案件を見つけやすくなります。担当者との相性も重要なので、その意味でも複数のエージェントを試すとよいでしょう。
効果的なエージェント活用のポイントとしては、職種に特化したエージェントを選ぶこと、面談で希望条件を明確に伝えること、定期的にコンタクトを取り関係構築をすることなどが挙げられます。
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SNSなどを活用して人脈を広げる
SNSなどを活用して人脈を広げることは、案件獲得や情報収集に大いに役立ちます。
X、Facebook、LinkedInなどのSNSを活用すれば、仕事を募集していることを告知したり、技術的な議論をしたり、最新のトレンド情報を共有したりと、幅広い活動が可能です。
また、GitHubでのコード共有やオープンソースプロジェクトへの貢献、Qiitaでの技術記事の投稿、noteでのより詳細な経験談や知見の共有なども効果的です。発信活動を通じて、新たなつながりを得られるでしょう。
ほかの人の投稿に積極的にコメントして議論に参加したり、オンラインサロンやセミナーに参加したりしてみることをおすすめします。
人脈を広げることで、直接的な案件獲得だけでなく、隠れた求人情報も入手しやすくなるはずです。
参考:フリーランスに人脈は必要?人脈を広げるメリット・デメリットや人脈を仕事に繋げる方法について紹介|Relance
単価など条件にルールを設けて受ける案件を選ぶ
単価や質の高い案件を選ぶことは、稼ぐために必要不可欠な要素です。自分の市場価値を適切に評価し、それに見合った条件の案件を受注しましょう。同じような作業内容や条件でも、案件によって単価は大きく異なることがあるため、見極めも重要です。
案件選択のポイントとしては、最低単価を設定してそれ以下の案件は原則として断ること、キャリアプランに合致する案件を選ぶこと、などが挙げられます。クライアントの評判や過去の案件実績、契約条件も慎重に確認しましょう。
案件を選ぶことで、高い報酬を得やすくなるだけでなく、スキルアップや満足度の高い仕事にもつながります。獲得した案件で良い結果を出せば、さらなる高単価案件の獲得にもつながるでしょう。
いきなり独立せずにまずは副業で始める
副業からフリーランス業務を始めれば、安定収入を維持しながらフリーランスの経験を積めるため、リスクを最小限に抑えられます。独立する前にフリーランスとしての適性を見極めることも可能です。
実際、「【2024年版】フリーランスエンジニア白書」によると、「副業フリーランス」と回答した方は全体の約36%であり、一定数のエンジニアはこのアプローチを選んでいると考えられます。「フリーランスエンジニアとしての週の平均業務日数はどのくらいですか?」という質問に対しても、約8%が「1日」、約16%が「2日」と答えています。
いきなり独立することに不安を感じるのであれば、まずは週1〜2日の副業から始め、経験とスキルを積みましょう。徐々にフリーランス業務の比重を増やしていくことで、スムーズに独立できます。
現在の雇用契約で副業が禁止されていないかを確認した上で、ぜひチャレンジしてみてください。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月|Relance
独立後スムーズに案件参画するために準備すべき4つのこと
フリーランスとして成功するためには、独立前の準備も重要です。
- キャリアプランを明確にする
- 実績と人脈を作っておく
- 円満退社できるよう引き継ぎをしっかりする
- 開業準備を進めておく
4つのポイントを押さえて、スムーズな独立を目指しましょう。
キャリアプランを明確にする
自分が目指すキャリアを明確にし、それに向けたプランを立てることは、フリーランスとして成功するための基盤となります。どのような働き方をしたいかが明確ではないと場当たり的な対応になってしまうため、目標を設定しましょう。
また、目標達成に必要なステップを具体的に洗い出した上で、定期的にプランを見直して調整することも大切です。市場のトレンドやニーズを踏まえた戦略も重要なため、先輩フリーランスエンジニアに相談したり、技術カンファレンスや展示会に参加したりして、最新動向を把握しましょう。
明確なキャリアプランを持つことで、独立後の方向性が定まり、効率的に準備したり、スキルアップや案件獲得を進めたりできます。
実績と人脈を作っておく
高単価案件を獲得するためには、実績と人脈が不可欠です。独立前から意識的にこれらを構築しておくことで、独立後の営業活動をスムーズに進められます。
実績づくりのポイントとしては、現在の職場で担当するプロジェクトにおいて積極的に成果を上げること、社内外の勉強会や技術イベントに参加すること、Qiitaなどで記事を執筆することなどが挙げられます。また、ポートフォリオの作成や、市場価値の高い資格の取得も、有効なアピール材料となります。
人脈づくりのポイントとしては、先に述べたようにSNSなどを活用すること、社内外の技術コミュニティに積極的に参加することなどが挙げられるでしょう。
円満退社できるよう引き継ぎをしっかりする
独立後の生活だけにフォーカスをおくのではなく、まずは現在の職場での円満退社を目指し、丁寧に引き継ぎをおこないましょう。円満退社ができなければスムーズに独立できず、計画が狂うかもしれません。最後まで誠実な対応に努めましょう。
円満退社のためのポイントとしては、十分な期間をかけて丁寧に引き継ぎをおこなうこと、後任者への引き継ぎ時間を十分に確保すること、担当業務の詳細なドキュメントを作成することなどが挙げられます。
円満退社ができれば、スムーズな独立につながるだけではなく、将来的なビジネスチャンスにつながる可能性もあります。退職先企業と業務委託契約を結べたり、元同僚や上司からの紹介で案件を獲得できたりする可能性が生まれるでしょう。
開業準備を進めておく
独立に向け、開業に必要な準備を前もって進めておくことも重要です。準備を計画的に進めておけば、独立後に安心してスタートを切れます。
具体的には、開業届など各種書類の提出準備、事業用口座やクレジットカードの用意、名刺や個人HPの作成、請求書のフォーマット作成などが挙げられます。
また、税金、保険、年金に関する手続きを確認しておくことも重要です。フリーランスになると、これらの手続きや管理を自分でおこなう必要があります。とくに、確定申告や消費税の扱い、健康保険や国民年金の手続きなどは、スムーズな独立手続きに関わる重要な事項です。
フリーランスとしての働き方に適した作業環境の整備も重要です。集中して作業できるスペースの確保や、必要な機材の準備も検討しましょう。
まとめ
フリーランスエンジニアとして稼ぐことは決して不可能ではありません。むしろ半数以上のフリーランスエンジニアは、年商500万円以上を達成しているという事実があります。
戦略的な準備をして独立することで、高収入を目指せるでしょう。
高収入を得るためには、高単価案件の獲得、継続的なスキルアップ、適切なエージェントの活用などが重要です。また、独立前の準備として、キャリアプランの明確化、実績と人脈の構築、円満退社、開業準備などを怠らないことも大切といえます。
フリーランスとしての成功は、適切な戦略と準備、そして継続的な努力によって実現可能です。この記事でご紹介した方法を参考に、自分なりの成功への道を歩み始めてみてください。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月|Relance
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