週4日稼働のフリーランスになるには?案件の探し方や収入目安も解説!

週4勤務のフリーランスだと、家庭との両立や趣味・自己投資の時間の確保ができるため、そのような余裕のある働き方に憧れるフリーランスも多いでしょう。

そこで週4勤務のフリーランスが実際にどのぐらい稼げるのか、案件はどのように探すのか気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では週4勤務のフリーランスではどのくらい稼げるのか、どのように案件を探すのか、おすすめの探し方について解説していきます。

週4日稼働の案件数は増えている!

週4フリーランスの案件数は増えてきており、エンジニア職が多いですが、webマーケティングの案件なども増えてきています。レバテックフリーランスによると、週4以下の案件数が7688件(2023年1月10日時点)となっています。

週4以下の案件数が増加した背景には、副業やフレキシブルな働き方が浸透し、さまざまな形の案件が増加したことが考えられます。

2019年に厚労省が推進した働き方改革の影響も、案件数増加に寄与しているといえます。働き方改革が推進されて以降、フリーランスを支援するサービスが増加し、これまで以上に案件を獲得しやすくなりました。

それ以外にも、リモートワークの普及やIT業界の人手不足も案件数増加に関与していると言えます。

参考サイト:レバテックフリーランス

フリーランスが週4日稼働するメリット

フリーランスが週4日可動するメリットとして、次の3つが挙げられます。

  • 技術のインプットにあてられる
  • 子どもの面倒を見たり家庭との両立がしやすい
  • 趣味に費やす時間が増える

1つずつ解説していきます。

技術のインプットにあてられる

週4勤務であれば、スキルアップにあてる時間を増やすことができます。特にフリーランスエンジニアの方は、自分のスキルを売りに仕事を獲得していく必要があるため、技術力を高めることは大切です。

週4勤務になれば、その分スキルアップに時間を費やせるので、技術が向上すれば現在よりも高い単価で仕事を獲得できる可能性もあります。

レバテックの調査では、新しいスキルに関するインプットは週に2〜3回であるエンジニアが最も多くなっています。そのため、週3日の休みになればスキルアップに費やす時間を十分に確保することができます。

参考サイト:エンジニアの約8割が情報のインプットに「技術ブログ」を活用|レバテック

育児や家事など家庭との両立がしやすい

子どもがいる方にとって、休みが増えることで子どもの世話をしたり、家族で外出したりなど、家族と一緒に過ごせる時間が増えるのはうれしいポイントでしょう。

週休3日になれば、平日に人混みを避けて外出したり、土日でも疲労を溜めずに子どもと過ごしたりなど仕事と家庭の両立が図れます。

趣味に費やす時間が増える

週休2日では、スキルアップに励んだり、家庭と両立したりすると、自分の趣味に割く時間が限られがちです。しかし、週4勤務になると、時間に余裕ができ、自分の趣味に費やす時間を増やすことができます。

旅行が好きな方であれば、空いている平日に休みを取ることで、リーズナブルな価格で旅行を楽しめるでしょう。

他にも今後は海外で仕事をしたいと考えている場合には、語学学習の時間にあてることもでき、自身の将来の進路に幅を持たせることができます。

週休2日では手を出すことができなかった趣味に時間を費やすことができるようになるのが、週4稼働フリーランスのメリットです。

週4稼働のフリーランスになるデメリット

週4稼働のフリーランスには、家庭との両立がしやすくなったり、趣味の時間に費やすことができたりと、メリットもありますが、デメリットもあります。週4勤務を目指す場合には、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

週4稼働のフリーランスになるデメリットは、次の2つです。

  • 副業をしずらい
  • 受け入れてくれる企業がない場合も

副業をしずらい

週4日勤務の場合、他のプロジェクトに使える時間は週1〜2日ほどになる場合が多いです。しかし、週1〜2日勤務のフリーランスを受け入れてくれる企業は多くなく、副業しづらくなってしまう可能性があります。

週1〜2日で受け入れてくれる企業がない場合には、個人での開発に力を入れるのも1つの方法です。休日が増えた分、これまで取り組めていなかったことに時間を割けるようになります。

受け入れてくれる企業がない場合も

プロジェクトに参加できる日数が週5日である場合と比べると、週4日では受け入れてくれない企業も出てきます。

たとえば、doocy Jobで案件数をみてみると、週3日勤務の案件数は、1440件と最も少なく、ついで、週4日勤務の案件数は、2339件、週5日勤務の案件数は、7180件となっています。(いずれも2023年1月12日時点)

募集案件からもわかるように、プロジェクトに参加できる日数が少なくなればなるほど、受け入れてくれる企業が減っていきます。

一方で、doccy Jobの案件単価を見比べてみると、勤務日数が少ない場合では200万円を超える単価の案件募集が見られます。週5日勤務に比べると、少ない日数で成果を出す必要があり高い技術力が要求されるため、高単価案件になるといえるでしょう。

参考サイト:週3日からOKのフリーランスエンジニア求人・案件一覧|doocy Job

参考サイト:週4日からOKのフリーランスエンジニア求人・案件一覧|doocy Job

参考サイト:週5日からOKのフリーランスエンジニア求人・案件一覧|doocy Job

週4日フリーランスの収入目安は?実例で紹介

週4日フリーランスの収入目安は、一般的には30〜60万程度と言われています。ここからは、テックカンパニーの3-shakeが運営しているRelanceの案件をもとに、実例を紹介していきます。

Relance案件①

【Go/フルリモート/週3日~】ファッションテック企業によるファッションECプラットフォームのバックエンド開発

■職務内容

ファッションテックのDXを行う企業で新たなエコシステムの構築に取り組んでいただきます。

マスカスタマイゼーション、インフルエンサー、デザイナーズなどの新しい形態のファッションアイテムに特化、販売できるECの開発をしています。

顧客情報、商品情報、在庫管理、出荷・配送管理、決済などECとしての基本機能に加え、グローバルなサービス提供のための多言語・多通貨対応や受注生産のためのステイタス管理なども実現。欲しいものを探せる、注文できる、注文してから作られるを実現することで、本当に必要な人に必要なものをお届けし、無駄のないエコシステムを実現します。

Backend as a ServiceのHeadless Commerceとして提供することで、EC店舗ごとのサービスの独自性の追求、差別化を可能にします。

その中でバックエンド開発をお任せします。

■開発環境

・言語/FW:TypeScript、Go、Python、Next.js、Nest.js

・インフラストラクチャ:Docker、Kubernates、Fierbase、GCP、Vercel

・CI/CD: GitHub Actions

・ホスティング:Vercel

・その他ツール:GitHub、Slack、Figma、Notion

■想定単価: 70万円 ~ 90万円

■必須スキル:

・Goでの開発経験2年以上

・バックエンドエンジニアとしての実務経験(目安5年以上)

■働き方

完全フルリモート

■週稼働日数

3 ~ 4日/週

週4日稼働の案件を見つけるには?おすすめの探し方を紹介

週5日稼働に比べて週4日稼働の案件は少ないと先述しましたが、フリーランスはどのように週4日の案件を獲得すればよいのでしょうか。

ここからは、週4日稼働案件のおすすめの探し方を紹介していきます。

探し方は、主に次の3つです。

  • フリーランスエージェントを使う
  • SNSや知人を介して直接見つける
  • クラウドソーシングを利用する

フリーランスエージェントを使う

1つ目がフリーランスエージェントを使う方法です。フリーランスエージェントとは、エージェントがフリーランスの代わりにクライアントと交渉をおこない案件を受注してくれるサービスのことです。

フリーランスエージェントを使うメリットは、自身の実績やスキル、希望に沿った求人を紹介してくれることです。フリーランスエージェントには、高単価求人やフルリモート案件が豊富に用意されているため、在宅ワークを希望している場合や、高単価求人を探している場合には、見つけられる可能性が高いです。

フリーランスエージェントは案件獲得のための営業活動を代行してくれるため、営業に時間をとられることなく、自分の業務に専念できる点もメリットです。

一方で、フリーランスエージェントを使うデメリットとして、案件を直接獲得する場合に比べて、手数料がかかり収益性が下がってしまう点があります。

案件を直接獲得できるまでは、フリーランスエージェントを使用しながら、実績を積み上げて、徐々に案件を直接獲得できるように移行していくのがおすすめです。

フリーランスは継続して案件を獲得する必要があり、フリーランスエージェントを利用することで長期契約や別案件の紹介などをしてもらうこともできます。そのため、案件が取れずに収入が厳しくなるといった心配がなくなるでしょう。

フリーランスエージェントの利用は、フリーランス初心者の方や営業活動に自信のない方におすすめです。

SNSや知人を介して直接見つける

2つ目が、SNSや知人を介して直接見つける方法です。エージェントなどを仲介しない分、手数料が引かれることもないため、高単価で案件を引き受けられる可能性があります。

また、直接見つけた場合、案件を引き受けてスムーズに完了できると、継続的に仕事が受注できる可能性もあります。

フリーランスエンジニアがSNSで案件を直接見つけるためには、日頃から新しく得た学びや自分のスキル・実績について情報発信をすることが重要です。仕事を探してる企業からスカウトが来て案件を獲得できる場合もあるので、SNS運用にも取り組んでみるとよいでしょう。

クラウドソーシングを利用する

これからフリーランスとして働こうと考えている方には、クラウドソーシングを利用するのがおすすめの方法です。クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネットを通じて不特定多数の人に業務を発注できるWebサービスのことです。代表例としては、クラウドワークスやランサーズがあげられます。

クラウドソーシングは、はじめは低単価で仕事を引き受けることが多いですが、実績や高評価を積み上げることで、高単価案件を獲得することもできます。

また、クラウドソーシングで実績を積むことで、フリーランスエージェントやSNSなどを介して案件を見つけることもできるので、フリーランスとして働き始めたばかりの方は、クラウドソーシングで実績を積むのもおすすめです。

実際に完了した案件は、ポートフォリオに記載しておくと、ポートフォリオを見た人から案件を獲得できる可能性が高くなります。

また、新しく身につけたスキルの案件を獲得したい場合にも、クラウドソーシングはおすすめできます。これまでに積み上げてきた実績や評価があるため、新たに身につけたスキルでの案件も獲得しやすくなる可能性があります。

クラウドソーシングで受けた案件には在宅ワーク可能な案件も豊富なので、在宅ワークを中心に考えている人にも、クラウドソーシングはおすすめできます。

週4日フリーランスはこんな人におすすめ!

週4日フリーランスは、次のような方におすすめです。

  • 個人開発に力を入れたい
  • プライベートの時間を増やしたい
  • 平日に休みが欲しい

週4日フリーランスでは、副業案件を獲得するのが難しくなってしまう分、個人開発に力を入れることができます。個人で開発したいものがある場合には、週4日フリーランスという働き方はおすすめできます。

また、プライベートの時間を増やしたい方にも、週4日フリーランスという働き方はおすすめできます。休みが1日増えるため、スキルアップなどの自己研鑽の時間にあてたり、家族と過ごす時間を増やすことができます。特にお子さんがいる家庭では、子どものお世話をしたり家事をしたりなど家庭との両立がしやすいです。

企業によっては、土日休みで平日休みがない場合が多いでしょう。しかし、週4日フリーランスでは、平日に休みを取ることもできます。人混みの少ない平日に外出したい方や土日に家族と過ごしたい方などは、週4日フリーランスとして、働くのがおすすめです。

まとめ

この記事では、週4勤務のフリーランスの年収や案件を獲得する方法を解説しました。週4日フリーランスでも、高いスキルを身につけて、うまく案件を探すことができると一般的なフリーランスエンジニアよりも、高単価で案件を受けることができます。

また、プライベートの時間が増えて、自己研鑽や趣味、家庭など自分の好きなように時間を割くことができます。

特にこれからフリーランスエンジニアとして活躍していこうと考えている方は、まずクラウドソーシングやフリーランスエージェントを利用してスキルや実績を積んでいくのがおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考に、フリーランスエンジニアとして活躍していきましょう。

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