Javaに将来性はある?将来性があると言える理由とJavaエンジニアになるために必要なスキルを解説
Javaを学び始めようと、Javaについて情報収集していると「時代遅れ」「やめとけ」というネガティブなワードが目に入り、Javaを学ぶべきか悩んでしまうでしょう。
はたして、本当にJavaは時代遅れなのでしょうか。結論として、6つの理由からJavaの需要はこれからも続くと予想されます。
そこで、この記事では、Javaの将来性や今からでもJavaを学ぶべき理由、おすすめの学習方法について解説をしていきます。
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Javaに将来性がある6つの理由
Javaに関するネガティブな情報を目にすると、Javaを学ぼうか迷ってしまうでしょう。しかし、Javaには将来性があると言えます。ここでは、Javaに将来性がある6つの理由を1つずつ解説していきます。
Javaに将来性があると言える理由は、次の6つです。
- サーバーサイドで必要とされている
- 世界で使われているプログラミング言語である
- Javaの案件はたくさんある
- webだけでなくスマホアプリも開発できる
- これまでに開発されたシステムの保守運用ができる
- 安定した技術のため、大規模開発や中枢システムに使われている
サーバーサイドで必要とされている
サーバーサイドで動いているアプリの多くは、Javaサーブレットで開発されており、Javaの需要があります。サーブレットというのは、Webサーバー上で動くプログラムのことを指します。
また、JavaはJVMというJava仮想マシンがOSによる違いをなくしてくれるため、使用するOSに左右されずに動作をさせることが可能です。そのため、さまざまなOSで使用されるサーバーサイドでの開発にJavaが利用されており、需要が高いと言えるでしょう。
世界で使われているプログラミング言語である
Javaがリリースされたのは1996年であり、リリースされてからの歴史が長いです。
上述したようにJavaはOS環境に依存しないため、業務用システムやWebサービス、アプリ開発など、開発できるものが多く、世界中で使われているプログラミング言語であるため、需要が高く、将来性もあると言えます。
また、JavaにはJSFやPlay、Springなどのフレームワークと呼ばれるアプリ開発をおこなうための土台となるものが提供されています。フレームワークを利用することで、効率良くアプリ開発をおこなうことも可能です。
Javaのフレームワークの多くは、国外で開発されており、Javaが世界中で使われていることがわかります。
Javaの案件はたくさんある
レバテックフリーランスでJavaの案件を調べてみると、9709件あり(2023/2/15時点)、phpやJavaScriptなどに比べて、圧倒的に案件数が豊富です。
案件数が豊富ということは、それだけJavaエンジニアに需要があり、人材が足りていないということでもあります。そのため、案件数で考えてもJavaには将来性があると言えます。
また、Javaのフレームワークを使った案件もあるため、フレームワークを使いこなすことができれば、受けられる案件も増えます。
参考サイト:Javaの求人・案件一覧|レバテックフリーランス
参考サイト:Javaのフリーランス案件情報 | プロエンジニア
Webだけでなくスマホアプリも開発できる
Javaは環境に依存しないため、スマホアプリも開発することができます。普及に伴い、スマホアプリの市場は拡大しており、この傾向は今後も続くことが予想されるでしょう。
特にGoogleのAndroidはJavaで動いており、Androidは日本のスマホ市場のスマホ市場の約半分のシェアを占めます。そのため、スマホアプリの開発現場ではJavaを使えるエンジニアの需要が高いと言えます。
参考サイト:日本と中国のメインスマホ、iPhoneよりAndroidが多く 米国はその逆|ITmedia Mobile
これまでに開発されたシステムの保守運用ができる
Javaはリリースされてからの期間が長く、これまでに多くのシステムやサービス、アプリが開発されてきました。そのため、今後はこれまでに開発されたシステムの保守運用ができるJavaエンジニアが必要とされる可能性が高いです。
レバテックフリーランスのJava案件9709件のうち、1390件は保守運用の案件になります。このことからも、Javaで開発されたシステムの保守運用がある限り、Javaの需要はなくならないと言えます。
参考サイト:Java 保守絞り込み検索の求人・案件一覧|レバテックフリーランス
安定した技術のため、大規模開発や中枢システムに使われている
Javaはオブジェクト指向型プログラミング言語で、セキュリティが強固です。また、処理速度が速く、動作が安定したプログラミング言語でもあるため、大規模開発や銀行、官公庁などでも採用されています。
オブジェクト指向型プログラミング言語では、プログラムの機能を細分化し、細分化した機能を組み合わせてシステムを構築します。Javaでは、プログラムの機能を細分化することができるため、大人数のエンジニアで細分化した機能を開発することができ、大規模開発に使用されています。
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Javaが時代遅れ・やめとけと言われる3つの理由
ここまででJavaに将来性がある理由を説明しました。ここからはJavaが時代遅れ・やめとけと言われる理由について解説をしていきます。
Javaが時代遅れ・やめとけと言われるのは、次の3つの理由からです。
- Javaの歴史が長い
- Javaエンジニアの収入が低い
- 他のプログラミング言語に変わってきている
Javaの歴史が長い
Javaは1995年にリリースされてからの期間が長いために、時代遅れと言われてしまうことがあります。
しかし、C言語は1970年前半に開発されており、Javaよりも歴史が長いです。C言語は今でも開発に使われているプログラミング言語のため、リリースされてからの期間が長いからといって、需要や将来性がない理由にはならないでしょう。
参考サイト:プログラミング言語の歴史を誕生した順に徹底解説|WEBCAMP MEDIA
Javaエンジニアの収入が低い
ITmediaビジネスの報告では、17言語中Javaエンジニアの平均年収は589万円で第10位です。
なお、最も平均年収が高いプログラミング言語は、scalaで682万円となっています。このことから、Javaエンジニアの平均年収はエンジニアの中では低いと言えます。
しかし、国税庁の報告では、一般的な会社員の平均年収は461万円とされているため、一般的な職種に比べると、Javaエンジニアの年収は高いと言えるでしょう。
参考サイト:平均年収が高いプログラミング言語 3位「Go」、2位「TypeScript」、1位は?|ITmediaビジネスONLINE
参考サイト:1年を通じて勤務した給与所得者|国税庁
他のプログラミング言語に変わってきている
近年では、scalaやkotlinなどJavaの代わりとなるプログラミング言語が増えてきています。特にscalaはオブジェクト指向型プログラミングと関数型プログラミングの両方を実装することができる点やJavaの仮想マシン上で動作することから、Javaの後継言語と言われています。
また、JavaはAndroidスマホのアプリ開発に使用されていましたが、kotlinの登場により、Androidスマホのアプリ開発でもkotlinを使用することも増えてきています。
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Javaを学ぶメリット
ここまででJavaが時代遅れ・やめとけと言われる理由がを述べました。しかし、Javaには将来性や需要があるため、今からでも学んでおくべきプログラミング言語と言えます。
ここからはJavaを学ぶメリットについて解説をしていきます。Javaを学ぶメリットは、次の3つです。
- 大規模開発に参加できる
- 案件数が豊富なので、フリーランスとしても活動できる
- 世界中で使われているプログラミング言語のため、国外でも活躍できる
大規模開発に参加できる
JavaはOSに依存しないことやオブジェクト指向型のプログラミング言語であるため、プログラムの機能を細分化して、大人数でプログラムを開発することができます。
さらにセキュリティ面でも安全性が高く、官公庁や金融機関のシステム開発にも利用されているため、大規模な開発案件に参加できる可能性が高いです。
案件数が豊富なので、フリーランスとしても活動できる
Javaは他のプログラミング言語に比べて、案件数が豊富なため、Javaのフリーランスエンジニアとして活動することもできます。Javaのフリーランスエンジニアの平均年収は828万円と報告されており、企業でJavaエンジニアとして働いているよりも、年収アップの可能性が期待できます。
参考サイト:フリーランスJavaエンジニアの年収|年収アップに役立つ資格も紹介|レバテックフリーランス
世界中で使われているプログラミング言語のため、国外でも活躍できる
また、Javaは世界中で使われているプログラミング言語のため、国外でJavaエンジニアとして活躍できる可能性があります。
indeedでJavaエンジニアの海外案件を調べてみると、35,349件ほど表示されます。海外で働いてみたいと考えている方は、ぜひJavaエンジニアになってみてはいかがでしょうか。
参考サイト:Java 開発エンジニア 海外検索結果一覧|indeed
Javaエンジニアを目指す方法
ここまでで、Javaを今からでも学ぶべきメリットがわかったかと思います。最後にJavaエンジニアを目指す方法について解説をしていきます。Javaエンジニアを目指す方法は、次の2つです。
- 独学で目指す
- プログラミングスクールで目指す
独学で目指す
Javaはリリースされてからの歴史があり、世界中で使われる需要のある言語であるため、日本語での参考書やWebサイト、動画教材などが豊富に用意されています。そのため、Javaは独学でも学ぶことが可能です。
Javaを独学で学ぶ場合には、Javaを学ぶ理由を明確にしておくことをおすすめします。
例えば、
- JavaでWebアプリを開発する
- Javaでスマホアプリを開発する
などです。
Javaを学ぶ理由が明確になっていると、何をどのように学ぶべきかがわかるため、最短ルートでJavaを習得することができます。
Javaで開発したいものが明確にならない場合には、Webサイトや参考書のサンプルコードを写経しながら、どのようなものを開発できるかイメージを膨らませましょう。
また、Webサイトなどがわかりにくい場合には、YouTubeやUdemyなどの動画教材の利用もおすすめです。YouTubeにはJavaの超入門動画や初学者向けの動画が用意されています。
より発展的な内容を学習したい場合には、Udemyを活用するのも1つの方法です。
Javaは参考書やWebサイトが豊富にあるので、独学でも学ぶことができるプログラミング言語ですが、一方で、わからない部分が出てきた時やエラーを解決できない時に、誰かに聞くことができません。
そのため、Javaを独学で学んでいると、挫折しやすいとも言えます。1人で学習を継続する自信がない場合には、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
プログラミングスクールで目指す
プログラミングスクールを利用すると、受講費がかかってしまいますが、独学に比べて非常に挫折しにくいと言えます。
また、Javaについて体系的に学ぶこともできるので、網羅的に学べるのもプログラミングスクールを利用するメリットです。
プログラミングスクールを利用してJavaを学ぶことで、わからない部分や解決できないエラーが出てきた時に、講師に気軽に質問をすることができます。
さらに、Javaを独学で学ぶ場合に比べて、Javaエンジニアとして案件に参画できるタイミングも早くなる可能性があります。独学では、どのくらいの知識・スキルを身につければ現場に出るべきかがわかりにくいです。
それに対して、プログラミングスクールでは、実践レベルのカリキュラム構成にしているスクールもあるため、修了と同時にエンジニアとして働くことができます。
少しでも早くJavaエンジニアとして活躍したい場合や独学では不安で挫折したくない方は、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
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まとめ
この記事では、今からでもJavaを学ぶべき理由やJavaエンジニアを目指す方法について解説をしました。Javaは時代遅れ・やめとけといった意見も散見されますが、Javaは需要が高く、将来性もあるため、今からでも学んでおきたいプログラミング言語の1つです。
また、案件数が豊富で、Javaエンジニアの需要は今後も続くことが予想されるため、Javaをしっかり学ぶことで、フリーランスとして活躍することもできます。
ぜひ今回の内容を参考に、Javaエンジニアを目指してみてください。
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