ネットワークエンジニアの年収目安|仕事内容や年収を上げる方法
2022年12月7日
ネットワークエンジニアは、現在エンジニアのなかでも需要が高い職業といわれています。ネットワークエンジニアとして働きたい人も多いのではないでしょうか。この記事は、ネットワークエンジニアの給与の目安について解説します。そのほか、ネットワークエンジニアとして年収を上げる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアのおもな仕事は、ネットワークの設計や構築、運用です。それぞれどのような内容か解説します。
ネットワークの設計や構築
ネットワークエンジニアのおもな仕事の一つは、ネットワークの設計と構築というインフラ関連の整備です。ただ単にネットワークに繫がるようにするのではなく、ゼロからシステムを設計し構築していくため、専門的な知識や技術が必要となります。基本的に、顧客である企業のオフィスに出向いて設計します。
ネットワークの運用
ネットワークエンジニアの仕事は設計や構築だけで終わりではありません。その後ネットワークが通常利用できるように運用も行います。障害発生時の修復やネットワークの増強、ソフトウェアの更新など、ネットワークが通常利用できるような保守作業も仕事のなかの一つです。ネットワークに関する多岐にわたる仕事を請け負います。
サーバエンジニアとの違い
ネットワークエンジニアと似ている職業にサーバエンジニアがあります。しかし、サーバエンジニアの仕事はネットワークではなく、サーバの構築、運営です。サーバエンジニアもネットワークエンジニアと同じく、顧客のオフィスに出向いて作業を行います。年収はネットワークエンジニアとサーバエンジニアで大きな差はありません。
ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの年収について、目安やほかの職種との違いなどを解説します。
ネットワークエンジニアの年収目安
一般的なネットワークエンジニアの平均年収の目安は450万円といわれています。ただし、これはあくまで全体の目安であり、実際は経験年数によっても年収は変わります。企業に務めていれば、年齢を重ねるにつれ年収が上がっていく人が多い傾向にあるようです。
ほかの職種との違い
ネットワークエンジニアの年収はほかのIT系エンジニアとさほど変わりません。IT系エンジニアの多くは、職種よりも所属企業や勤続年数によって年収が変わってくる傾向にあります。ネットワークエンジニアは専門的な知識や技術が必要になりますし、持っている資格によっても年収は異なるでしょう。
ネットワークエンジニアとして年収を上げる方法
ネットワークエンジニアとして年収を上げるためには、以下のような方法があります。
転職する
現在ネットワークエンジニアとしてのキャリアがあるならば、転職で年収が上げられる可能性があります。実績や技術を活かせば、現在の所属企業よりもよい待遇での就職ができるかもしれません。年収の額面が変わらなくても、福利厚生や有給休暇が充実している企業に転職する方法もあります。 即戦力として十分な技術や知識があれば、フリーランスとして働く方法もおすすめです。フリーランスのなかには、会社員よりも大幅に年収を上げている人もいます。
フリーランスエンジニアになる
フリーランスとして契約する企業を探している人には、フリーランスエンジニア専門のエージェントのRelance[リランス]がおすすめです。エージェントに相談すると、自分にあった案件の紹介や報酬の交渉などのサービスを受けられます。 Relanceでは、エンジニア目線で案件を分析してマッチングを行うため、フリーランスエンジニアと企業のミスマッチを防ぎます。フリーランスとしての働き方もサポートしているので、一人で働くことが不安な人にもおすすめです。
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クラウド関連の知識を増やす
ネットワークエンジニアとしての技術の幅を広げるためには、クラウド関連の知識は必須ともいえます。 最近では、ネットワークやサーバを構築しなくてもサービス利用ができるクラウドソフトの人気が高まっています。クラウドを利用する企業は増加しているため、今後はネットワークの構築よりもクラウドソフトの構築の需要が多くなることが予測されるでしょう。今後を考えると、クラウドの知識を身に着け、多くの事例に対応できるエンジニアになっておくことをおすすめします。
資格を取得する
企業によっては、資格を取得した人には資格手当がつく場合があります。フリーランスでも、資格があると企業が安心して採用できるようになり、年収に差が出ることもあるでしょう。転職するときにも、資格があると知識や技術の客観的証拠となるため、報酬の交渉がしやすくなります。 万が一年収につながらない場合でも、資格取得のために勉強することはネットワークエンジニアとしてプラスになるでしょう。どのような資格がネットワークエンジニアにとって有利になるのかは、次章で解説します。
ネットワークエンジニア関連の資格
IT系の資格はさまざまですが、そのなかからネットワークエンジニアにおすすめの資格を紹介します。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリト試験は、知名度が高い国家資格です。採用側もネットワークスペシャリト試験のことは知っているという人が多く、転職にも有利でしょう。その分難易度も高く、ネットワークシステムの要求仕様を作成でき、セキュリティやコストを評価しつつ最適な設計ができるくらいの水準が求められています。
LPIC(Linux技術者認定試験)
オープンソースのOSであるLinuxの技術者であることの認定試験です。クラウド環境まで証明できるようになっているため、今後の流れに適した試験ともいえるでしょう。ただ、ネットワークシステムに特化した資格ではないため、ネットワークエンジニアとして年収を上げるためには、ネットワーク系の資格もとることをおすすめします。
シスコ技術者認定
ネットワーク機器製造販売会社、「シスコシステムズ」の製品を扱えるかどうかを証明する試験です。シスコシステムズを扱うのであれば、とっておいたほうがよい資格でしょう。シスコ技術者認定は、能力によりエントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの4段階があります。年収アップを狙うならプロフェッショナル以上を目指しましょう。
ネットワークエンジニアは高収入を狙えるのか
ネットワークエンジニアの平均年収は450万円ほどと、さほど高い年収ではありません。そのため、ネットワークエンジニアの将来性について悲観的に感じる人もいるかもしれません。しかし、エンジニアは個人の実績や技術力、知識の広さによって高収入も狙える職種です。 そのうえ、所属企業で実績を重ねる、より高待遇の企業に転職する、フリーランスとして独立する、といったように柔軟に働き方も選べます。年収アップのためにさまざまな工夫ができる職業といえます。
ネットワークエンジニアに必要なもの
ネットワークエンジニアに必要なものは、インターネットに関する知識全般です。TCP/IP全般の基礎知識やOSI参照モデルの知識なども網羅し、ネットワークの設計に困ることのないレベルになる必要があります。 先程も解説しましたが、時代はクラウドになってきています。今後はクラウドの構築や運営がおもな仕事になる可能性は十分にあるでしょう。そのため、クラウドに関する深い知識も必要となります。
ネットワークエンジニアは未経験者でもなれるのか
新卒であれば未経験でもネットワークエンジニアとして就職できる可能性があります。ただ、転職となるとまったくの未経験で知識もなければ、採用される見込みはありません。最低限の知識をつけるために、スクールでの学習は必要でしょう。IT系全般の基礎知識はもちろん、ネットワークに関することも学ぶようにしてください。
まとめ
ネットワークエンジニアの年収目安は450万円といわれていますが、これはあくまで目安です。勤続年数や取得資格、その人がもつ実績や知識によっても大きく変わるでしょう。転職やフリーランスへの転身を行えば、高収入も狙える可能性がある職種です。
より自分にあった仕事を探している人は、フリーランスエンジニアのエージェントであるRelance[リランス]を利用してはどうでしょうか。Relanceは現役のエンジニアがその人にあったマッチングを行い、手厚いサポートで転職を成功に導きます。
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