クラウドエンジニアのキャリアパスとは?理想の実現に向けてすべきことを紹介

クラウドエンジニアとは、クラウドサービスの保守・運用・構築を担う仕事です。昨今のクラウドサービス需要の高まりから、将来性も期待されています。

とはいえ、クラウドエンジニアのキャリアパスを具体的に把握できていない…という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、クラウドエンジニアのキャリアパスについて、詳しく解説します。

クラウドエンジニアが身につけておくべきスキルや、取得しておくと有利な資格なども併せて解説しているので、クラウドエンジニアとしてのキャリアを明確にしておきたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

クラウドエンジニアのキャリアパス

クラウドエンジニアのキャリアパスとしては、大きく分けて「マネジメント職」「スペシャリスト職」の2種類が存在します。

クラウドエンジニアのキャリアパスについて、以下の職種別に見ていきましょう。

マネジメント職スペシャリスト職
・プロジェクトマネージャー
・クラウドコンサルタント
・クラウドスペシャリスト
・インフラエンジニア
・フルスタックエンジニア

1つずつ解説していきます。

マネジメント職|プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクト全体を統括する重要な役割を担います。

プロジェクトの進捗管理やクライアントとの打ち合わせなど、プロジェクト全体に関わるマネジメント業務が主な仕事内容です。現場やリーダーポジションを経験したあとに、プロジェクトマネージャーを目指すことが一般的でしょう。

プロジェクトマネージャーの職に就くためには、要件定義のスキル、開発全般に関する豊富な知識、幅広いマネジメントスキル、社内外でのコミュニケーション能力、文書作成スキルなど、多岐にわたる知識やスキルが必要とされます。

マネジメント職|クラウドコンサルタント

クラウドコンサルタントは、クラウド技術を駆使してシステム提案をおこなう専門家です。クライアントのニーズに合わせて、クラウドを活用した最適な解決策を企画・提案します。

クラウドコンサルタントの職に就くのに特別な資格などは必要なく、クラウドエンジニアとしての基本的な知識やスキルがあれば挑戦可能です。さらに、経営やビジネスに関する知識、高いコミュニケーション力や提案力などが求められます。

これらの能力を活かし、クライアントのビジネスが直面する課題を解決に導くことが、クラウドコンサルタントの重要な役割です。 

スペシャリスト職|クラウドスペシャリスト

クラウドスペシャリストは、クラウドエンジニアの専門知識や技術を基礎とし、それをさらに発展させた専門家です。

クラウドスペシャリスト職は、単にクラウド技術に関する深い理解を持つだけでなく、設計開発から運用保守、さらには開発チームの指導や後進の育成に至るまで、幅広く活躍します。

研究肌で、クラウドエンジニアリングの業務を深く掘り下げたいと考える人に、とくに適しているでしょう。

クラウドコンサルタントになるためには、ネットワークからアプリケーションに至るまでのクラウド構造への精通はもちろん、クラウドに関連する広範囲かつ深い知識が求められます。

このように多岐にわたるスキルと知識を備えたクラウドコンサルタントは、クラウド技術を利用する企業にとって、極めて価値のある存在となるでしょう。

スペシャリスト職|インフラエンジニア

インフラエンジニアは、クラウドサービスのみに留まらず、インフラ全般の開発を手掛けるエンジニアです。ネットワークやサーバーを含む幅広い技術領域にわたる開発業務に携わります。

クラウドエンジニアとしての基本的な知識やスキルを活かしながら、それをさらに拡張して、より幅広いインフラ技術に関する知識を習得することが、インフラエンジニアとしての活躍につながります。

実際に、クラウドエンジニアリングとインフラエンジニアリングには共通する側面が多く、そのためクラウドエンジニアからインフラエンジニアへのスキルアップは自然な流れといえるでしょう。

インフラエンジニアに必要な知識やスキルには、サーバー、ネットワーク、そしてハードウェア開発に関するものが含まれます。これらの技術に精通し、最新のトレンドにも敏感であることが、インフラエンジニアとして成功するための鍵です。 

スペシャリスト職|フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、サーバーやデータベースといった、インフラエンジニアを超える幅広い技術領域に精通したエンジニアです。単にインフラに関する知識だけでなく、フロントエンドからバックエンドまでの開発業務を一手に担うことが求められます。

クラウドエンジニアとしての基礎知識やスキルを活用しつつ、プロジェクトに応じて必要なプログラミング言語を習得することで、フルスタックエンジニアへとステップアップできるでしょう。

フルスタックエンジニアに必要なスキルは多岐にわたります。その中でもとくに重要なのは、設計・開発・運用を含むプロジェクトのすべての段階において対応できる「万能スキル」です。

このような能力を持つエンジニアは、プロジェクトのあらゆる側面において貢献できるため、非常に高い価値があると考えられています。フルスタックエンジニアは、技術的な深みと幅を兼ね備え、複雑な問題解決能力を持つことで、多様な開発プロジェクトで中心的な役割を果たせるのです。

フリーランスとして独立する選択肢もキャリアパスの一つ

技術分野における深い専門知識を身につけ、フリーランスとしての独立を視野に入れることも、クラウドエンジニアとしての1つのキャリアパスとなり得ます。

フリーランスとなることで、会社員時代と比較し年収が大幅にアップする可能性も考えられるでしょう。自分のスキルや関心に合った案件を選ぶことで、年収1000万円を目指すことも不可能ではありません。

効率的かつ戦略的に案件を選ぶには、エンジニア専門の案件を豊富に扱うエージェントの利用がおすすめです。エンジニア案件に特化したエージェントを利用することで、自分の能力に見合った、より良い条件の仕事を見つけやすくなります。

フリーランスとして成功するためには、適切な案件の選択が鍵であり、そのためのサポートを提供してくれるのがエージェントです。エージェントを利用することにより、フリーランスとしてのキャリアも豊かなものになり、技術者としてさらに成長する機会を得られるでしょう。 

実際にフリーランスのクラウドエンジニアとして活動をしていきたい場合は、高単価案件を豊富に扱うRelanceなどのエージェントをぜひ活用してみましょう。

参考:Relance

クラウドエンジニアのキャリアパスの考え方

実際にクラウドエンジニアとしてのキャリアパスを考える際には、どのような点を意識すべきなのでしょうか。

ここでは、クラウドエンジニアのキャリアパスの考え方として挙げられる以下3つの視点について解説します。

  • エンジニアとして得意な作業や秀でたスキルを確認する
  • マネジメント職とスペシャリスト職のどちらを目指すか決める
  • 希望する働き方や年収に合わせて独立すべきか判断する

それぞれ確認していきましょう。

エンジニアとして得意な作業や秀でたスキルを確認する

クラウドエンジニアとしてのキャリアを築く上では、自己の強みを理解し、それを軸に発展させることが重要です。まず、自身がこれまでに習得してきたプログラミング言語やツール、フレームワークなどの技術スタックを振り返り、どの技術に長けているかを把握しましょう。

また、過去に携わったプロジェクトや業務での実績を通して、自分の専門知識や強みを明確にすることも大切です。

技術的なスキルだけでなく、チーム内でのコミュニケーション能力や問題解決能力といったソフトスキルも、自身のキャリアパスを考える際には重要な要素となります。

これらのスキルを総合的に振り返ることで、自分のキャリアにおいて強化すべき点や、新たに学ぶべき技術、向かうべき方向性が見えてくるでしょう。自分自身の強みを活かし、それをさらに伸ばすことが、クラウドエンジニアとしての成功への鍵となります。 

マネジメント職とスペシャリスト職のどちらを目指すか決める

クラウドエンジニアとしてのキャリアパスを設計する際には、自身のキャリアゴールや志向、そして興味関心に基づいて、マネジメント職を目指すのか、それともスペシャリスト職を目指すのかを決定することが肝心です。

マネジメント職を目指す場合は、チームやプロジェクトを率いて成功に導くために必要なリーダーシップや、プロジェクトマネジメントのスキルを磨くことが重要となります。そのためには、実際にチームをリードした経験を積むことや、関連する研修や資格の取得が有効です。

一方、スペシャリスト職を目指す場合は、特定の技術領域・分野における深い専門知識やスキルを追求することが求められます。これを実現するためには、最新の技術トレンドを追いかけ、関連する勉強や実務に積極的な姿勢で取り組むことが大切です。

自分の将来像を明確にし、それに合ったキャリアパスを選択することで、クラウドエンジニアとしての充実したキャリアを築くことができるでしょう。 

希望する働き方や年収に合わせて独立すべきか判断する

クラウドエンジニアのキャリアパスを模索する際には、独立という選択肢も考慮しましょう。独立には自身のスキルや経験を存分に活かせる機会が多い一方で、不安定な収入や自己ブランディング、マーケティングの必要性などのデメリットも存在します。

独立を選択する場合は、適切な仕事やプロジェクトを見つけ、ブランディングやマーケティングに積極的に取り組むことで、成功の可能性を高められます。

一方で企業でのキャリアを選ぶ場合は、組織の文化やビジョン、キャリアアップの機会などを慎重に考慮した上で、現在の職場に留まるか、あるいはさらに成長の機会を求めて転職するかを決定することが大切です。

どちらのキャリアパスを選択するにせよ、将来のキャリアプランと自身の目標に合わせた判断をおこなうことが、クラウドエンジニアとしての成功につながります。 

クラウドエンジニアが理想のキャリアパスの実現に向けてすべきこと

クラウドエンジニアとしてのキャリアパスを明確にしたら、どのように動くべきかも把握しておきたいものです。

クラウドエンジニアが理想のキャリアパスの実現に向けてすべきこととしては、以下の施策が挙げられます。

  • 理想に向けて適切な目標設定をおこなう
  • 実務経験を積みながら目標に対して不足するスキルや資格を取得する
  • 常に新しい情報を取得してチャンスを逃さない

1つずつ見ていきましょう。

理想に向けて適切な目標設定をおこなう

クラウドエンジニアが理想のキャリアパスを描くためには、自身のキャリアゴールを具体的に設定し、それを短期目標と長期目標とに分けて考えることが重要です。

目指すべき目標を明確にした上で、その目標を達成するために必要なスキルや経験が何かを特定し、実現に向けた計画を立てます。

計画を実行するための具体的なステップを確認し、進捗を定期的に見直すことで、自己成長を促し、キャリアアップへとつなげられます。

目標に対する自己評価を常に更新し、必要に応じて計画を調整する柔軟性も大切といえるでしょう。 

実務経験を積みながら目標に対して不足するスキルや資格を取得する

クラウドエンジニアとしてのキャリアを発展させるためには、自己の強みと弱みを理解した上で、強みを伸ばし、弱みを補うよう努めることが大切です。不足しているスキルや知識が明確化されたら、オンラインコースや書籍、学習サイトなどを使って、効率よく身につけましょう。

もちろん、理論だけでなく実践も重要です。仮想環境を構築して実際に操作をおこなうことや、実務経験を積むことで、学んだ知識を活用し、技術を体系的に理解することが可能となります。インプットとアウトプットを並行しておこなうことで、より深い学びを実現し、自身のスキルアップにつなげましょう。 

常に新しい情報を取得してチャンスを逃さない

クラウドエンジニアとして成功するためには、技術の進化を常にチェックし、最新のクラウド技術やトレンドに敏感でいることが欠かせません。新しい技術やサービスに関する知識を積極的に学び、自己の技術力を向上させることが重要です。

また、コミュニティや専門のイベントに参加し、ほかのエンジニアと情報交換をおこなうことで、新しい視点を得たり、最新の情報をキャッチアップしたりする、いい機会となります。

自分が望むポジションを獲得するためには、社内の公募情報にも注意を払い、チャンスを逃さないようにすることも大切です。

クラウドエンジニアがキャリアの中で身に付けるべきスキル

クラウドエンジニアとしてキャリアを重ねる上で身につけるべきスキルは、主に以下のとおりです。

  • クラウド関連の幅広い知識やスキル
  • サーバーやネットワークなどインフラ関連の知識やスキル
  • セキュリティ関連の知識やスキル
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル

ここでは、クラウドエンジニアが理想のキャリアを積むために身につけたいスキルについて解説します。

クラウド関連の幅広い知識やスキル

クラウドエンジニアとしてのキャリアを成功させるためには、クラウド技術に関する広範な知識とスキルの習得が不可欠です。

AWS、Azure、Google Cloudといった主要なクラウドサービスプロバイダーについての深い理解はもちろん、それらのプラットフォーム上で動作するクラウドネイティブなアプリケーションの設計や開発に関するスキルも欠かせません。

これらの知識を実際のプロジェクトで活かし、実務経験を積むことで、より実践的な能力を身につけることができます。多様なプロジェクトへの参加は、新しい技術を学び、それらを応用する絶好の機会にもなるでしょう。 

サーバーやネットワークなどインフラ関連の知識やスキル

クラウドエンジニアを目指す上では、クラウド技術だけでなく、オンプレミス環境の設計や構築スキル、仮想化技術の知識も非常に重要です。

ネットワークの設計・構築や、セキュリティ対策に関する基礎知識も必須となります。とくに、インフラエンジニアやフルスタックエンジニアといったスペシャリスト職を目指す場合には、これらのスキルは不可欠です。

クラウドサービスだけでなく、これらの幅広い知識とスキルを身につけることで、より高度な技術的課題に対応できるようになり、自身の市場価値を高められるでしょう。 

セキュリティ関連の知識やスキル

クラウドの設計や構築をおこなう際には、セキュリティ関連の知識やスキルも非常に重要です。セキュリティ関連の知識・スキルには、クラウド環境特有のセキュリティ対策やベストプラクティスへの理解が含まれます。

セキュリティの脅威や攻撃手法について深く理解し、これらに対する適切な対策を講じる能力も必要です。クラウドサービスの安全な運用を確保するためには、これらのセキュリティスキルを身につけ、常に最新のセキュリティトレンドに注意を払うことが求められます。

セキュリティ対策を適切に実施することで、クラウド環境を安全に保ちながら、その利便性を最大限に活用できるでしょう。 

コミュニケーションスキル

クラウドエンジニアがマネジメント職を目指す際、技術的スキルと同様にコミュニケーションスキルも重要視されます。プロジェクトにおける進捗状況の報告や課題の共有、他部門との連携など、円滑なコミュニケーションを実現するためのスキルは、プロジェクトを成功に導く上で必要不可欠な要素です。

また、マネジメント職では、クライアントや上司、チームメンバー、そしてプロジェクトの各ステークホルダーと効果的にコミュニケーションをとり、共通の目標達成に向けて全員を一丸として動かす能力も求められます。

コミュニケーションスキルをしっかりと磨くことで、クラウドエンジニアとしてプロジェクトを成功へと導けるでしょう。 

マネジメントスキル

クラウドエンジニアがマネジメント職を目指すにあたっては、マネジメントスキルの習得も必須です。

マネジメントスキルには、リーダーシップやプロジェクトマネジメントなど、チームメンバーの指導や育成、リソースの効率的な管理につながる能力が含まれます。

マネジメント職の役割は、プロジェクト全体の計画立案や実行、リスク管理を通じてプロジェクトを成功に導くことです。これらのスキルを身につけることで、プロジェクトを効率的かつ効果的に進めることができ、期待される成果の達成につながります。

マネジメントスキルは、技術的な知識と共に、プロジェクトを成功に導くための重要な要素です。 

クラウドエンジニアのキャリアパスに有利な資格

クラウドエンジニアとしてのキャリアパスをより有利にする方法として、資格の取得が挙げられます。

クラウドエンジニアにおすすめの資格は、以下のとおりです。

  • AWS認定資格
  • Google Cloud認定資格
  • Microsoft Azure認定試験
  • Linux技術者認定試験(LPICやLinuCなど)
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

それぞれ詳細を解説していきます。

AWS認定資格

AWS認定資格は、Amazonが提供するクラウドサービスに関する公式の資格試験であり、AWSにおける知識やスキルを証明するためのものです。有効期限は3年間とされており、更新を通じて最新の知識を維持しなければなりません。

AWS認定資格は、「ファンダメンタル」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「スペシャリティ」の4段階に分かれており、全12種類が存在します。

AWS認定資格を取得しておくことで、AWSの基礎知識から専門的なスキルまで、幅広い技術領域をカバーしていると認識されるため、クラウド技術のプロフェッショナルとしてのキャリア構築に役立つでしょう。

参考:AWS認定|アマゾン ウェブ サービス(AWSクラウド)

Google Cloud認定資格

Google Cloud認定資格は、Google Cloudに関する公式のクラウド資格です。Google Cloudの知識やスキルを証明するために設計されています。

この資格の有効期限は2年間であるため、定期的な更新が必要です。「ファンダメンタル」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3段階にレベルが分けられており、全11種類が提供されています。

Google Cloudの基本的な概念から高度な技術スキルまで幅広い領域をカバーしているため、Google Cloudを利用したプロジェクトやキャリアの発展に役立つ資格といえるでしょう。 

参考:Google Cloud認定資格|Google Cloud

Microsoft Azure認定試験

Microsoft Azure認定試験は、Azureの知識やスキルを証明するために設計された公式の認定資格です。Microsoft Azure認定試験に有効期限は設けられていませんが、そのほかのAzure認定資格は取得から1年間の有効期限があります。

資格としてのレベルは「初級」「中級」「上級」の3段階で分類され、全22種類の試験が提供されています。

これらはさまざまなロールに応じた試験内容となっており、Azureを使った業務やキャリアアップにおいて、幅広い技術領域の知識とスキルの証明に役立つでしょう。

参考: 資格証明|Microsoft Build

Linux技術者認定試験(LPICやLinuCなど)

Linux技術者認定試験は、多くの企業で利用されているサーバーOSの知識とスキルを証明する資格です。インフラやサーバー関連の職種で求められることが多く、この分野では主に「LPIC」と「LinuC」の2種類の認定資格が存在します。

LPICは世界共通の資格であり、実務に必要な基本的知識から上級の技術までをカバーするレベル1、レベル2、そしてさらに高度なレベル3までの3種類が設けられています。

LinuCは、日本向けに設計された資格です。レベル1、レベル2、レベル3に加え、より高い専門知識を要するLinuCシステムアーキテクトというハイレベルな資格までの4種類が提供されています。

これらの資格は、Linuxを扱う技術者にとって、その技術力を証明する重要な手段となり得るでしょう。

参考:LPIC|LPI-JAPAN

参考:LinuC Linux技術者認定試験|LinuC

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によって認定された国家資格です。この試験では、ネットワーク構築に必要な技術やプロトコル、セキュリティに関する幅広い知識の習得が求められます。

昨今はクラウド環境との連携を前提としたネットワーク構築が増えているため、これらの領域における知識とスキルの習得はより重要となっています。

ネットワークスペシャリスト試験を通じて得られる資格は、IT業界においてネットワーク関連の専門知識を持つプロフェッショナルとして活躍するための、強固な基盤となるでしょう。 

参考:ネットワークスペシャリスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)より提供されている、情報セキュリティに関する国家資格です。

クラウドそのものに関する資格ではないものの、クラウドの設計や構築におけるセキュリティ対策の重要性が高まっている現代において、非常に有用といえるでしょう。

セキュリティエンジニアとしての指導・助言ができるレベルの高度な技術知識が必要であるため、試験の難易度は比較的高いとされています。

参考:情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

まとめ

クラウドエンジニアとして働く上では、自身のキャリアパスについてできるだけ具体的に考えることが大切です。マネジメント職・スペシャリスト職のどちらを目指すのか、それぞれの職務内容を理解した上で検討しましょう。

いずれの職種で働く場合も、フリーランスとして活動していく場合でも、自身の知識・スキルを整理し、希望する年収などを明確にしておくことが大切です。その上で、目標設定や経験不足のカバー、情報のキャッチアップなどをおこなっていくことをおすすめします。

クラウドエンジニアとして活躍するためには、幅広い知識やスキルが必要です。資格取得なども視野に入れつつ、理想のキャリアパス実現に向けて活動していきましょう。

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