【企業インタビュー】株式会社Bomo

こんにちは。Relanceでリクルーティングアドバイザーをしている土屋です!

今回は、私が担当している株式会社Bomo 共同代表取締役の松尾さんとRelance経由で参画中のHさんにお話を伺いました。

松尾 亮(まつお りょう)/株式会社Bomo 共同代表取締役

新卒でITベンチャーに入社し東証マザーズ上場を経験後、株式会社フリークアウトにジョイン。営業マネージャーとして事業推進を行なった後、同社インド子会社の代表取締役や東南アジア統括代表を担う。帰国後、大手SaaSベンダーにてPMMとして市場調査/事業戦略立案/アライアンス業務などに従事した後、2022年1月に株式会社BomoにCOOとして参画。2024年4月、同社の代表取締役に就任。

ーーまずは松尾さん、会社とプロダクトについて、簡単に紹介をお願いいたします。

(松尾さん)株式会社Bomoと申します。現在、3期目の会社で、動物病院向けの業務支援システムソフトウェアを提供しています。プロダクト名は『Wonder(ワンダー)』、リリースからはまだ1年程ですが、ありがたいことに全国の病院、北海道から沖縄まで、導入が増えており、これからさらにグロースさせていきたいというシード期のスタートアップ企業です。

ーーまさにこれから…!というフェーズですね。松尾さんは立ち上げから会社を創られておりますが、ご経歴も簡単に教えていただけますでしょうか。

(松尾さん)大学卒業後、新卒でベンチャーに入社し、いわゆる上場というものを社会人2年目に経験しました。ざっくりですが、そこから一貫してスタートアップを渡り歩いてるようなキャリアです。1番長く在籍していた会社がデジタルマーケティングやアドテクノロジーとかをやっている会社で、計7年、8年程働き、国内外で子会社の立ち上げとかマネージメントや経営に近いことをやっていました。その後、友人を介して代表の村田と出会い、現在に至ります。

ーー「国内外で経営に近いことをやっていた」。なかなか大変そうですが起業したいという思いも上記のご経験がきっかけなのでしょうか?

(松尾さん)そうですね、そこで会社を経営することやチームを0から作り上げて形にしていくところに、面白みとある種の適性みたいなものを感じました。いつか子会社の代表という形ではなく、自分で考えたビジネスを0から立ち上げて、チームも0から作り上げる、いわゆる起業したいなという気持ちはその頃からありましたね。そう考えているうちに、今一緒に経営をやっている代表の村田と出会いました。

ーー運命的な出会いな気がしますが(笑)、村田さんとの出会いとjoinのきっかけを教えていただけますか?

(松尾さん)起業する3、4カ月前に、共通の知人を介して出会いました。ちょうど、といっていいのか分からないのですが、村田は事業を形にしていけるメンバーを探していました。当時、彼はペットフードを作っていて、『Wonder』というプロダクトを作っていく方向性は、ほとんどなかったに等しいんです。一方、私はもし事業をするなら「自分事でできること」が必須だったんですよね。ちょうど彼と出会ったのが、犬を飼い始めてから、4カ月目ぐらいですかね。もう本当に頭の中が犬だらけみたいな時期で(笑)。ペットに関わる業界や関わっている方々の課題を解決するというのは、多分愛犬が生きている限り一生「自分事」化し続けられると思ったので、30代のうちに事業の立ち上げ~軌道に乗せるところまで経験したいという気持ちもあり、一緒にやっていくことに決めました。

ーーなるほど、タイミングがぴったりだったという印象も受けました!村田さんとの関係性はどうでしたか?

(松尾さん)関係性というか…私と村田のタイプが違ったから一緒にやっていくことを決めた、ということも結構大きいですね。お互いの強みがかに張ることなく、話さずとも役割分担が進むような関係だなと思ったので。彼の前職の会社のことはよく知っていましたし、共通の知人を介して、働きぶりやどういうタイプなのかはもうわかっていました。そういった背景もあり、「とりあえず一緒にやってみよう。」という気持ちでした。そして、今も役割分担に関して困ったことや迷ったことは一度もないです。

ーー素敵な関係性ですね。そんなお二人と一緒に働いている皆さんのことも教えていただけますでしょうか?

(松尾さん)現在の従業員人数は10名です。4名が主にビジネス側、6名が開発側という形で分かれています。中でも開発側は私が開発PMで、デザイナー1名、テックリード1名、フロントエンド1名、バックエンド1名、インフラ1名です。開発チームは私以外は全員業務委託の方です。事業自体は約2年くらいで、参画期間は長い方ですと2年、短い方で8カ月程度です。

ーー業務委託の平均参画期間って半年~1年と言われている中、みなさん長期で参画されていますが秘訣みたいなものってあるんでしょうか?

(松尾さん)あ、長いんですね!そもそも長期で考えている方しか関わっていただいていないので、特別な事情がない限り、契約が終わるイメージが個人的に湧いてないんですけど…秘訣かぁ、私が知りたいぐらいですね!(笑)

ーーそれでは、気持ちよく仕事をするために気を付けてることはありますか?

(松尾さん)そうですね…思いつくところで言うと、私はビジネス側も開発側も全部担当しているので、双方分かっている人が全体を見れていることが、1つポイントかなと思っています。

組織は小さいのですが、よくあるビジネス側はこう言ってるけど、開発側はこう言ってるみたいな。それがないんですよ。私はどちらもやっているので、私の中でやりたいことと目標を考えて消化して、双方に伝わるように落とし込んで会話をすることを心掛けています。

ーーなるほど…組織が小さいとはいえどちらも見るとなると大変なイメージがありますが、その中で気を付けていることはあるんですか?

(松尾さん)私は開発経験がなくて全然コードも書けないですし、変な意味ではなく、直接エンジニアとコミュニケーションをしすぎないということは意識しています。

意図として、共通言語が足りないのに色々なことを分からずに伝えるって、めちゃめちゃ偉そうだなと思っていて(笑)。「いや、技術のことわかってないじゃん。」って。僕も立場が逆だとそう思ってしまう時もある気がして。
そういう突っ込んだ話とかになった時に、それこそ業務委託で入ってくださっている技術顧問の方が活躍してくださるんですよね。やっぱり共通言語を持っているほうが間違いなく突っ込んだ話ができると思います。

ここまでは話していいトピックだけど、これ以上は絶対に共通言語ある詳しい方が話を進めた方がいいっていう境界線も考えながら、トピックによって誰が話を進めるべきか、責任を持つべきかみたいのを分けているのは、自然とやっているかもしれないですね。みんなが気持ちよく働けるようにしたいと常に考えています。

ーーすごく素敵な意識ですね…!

(松尾さん)とはいえ、みなさんとまだ直接会えてなかったりするんですよね。完全フルリモートOKで、全国各地にいらっしゃるので。

2週間に1回か1カ月に1回、全員と雑談する時間を毎回取ってるので、そこでご家族の話とか、プライベートで最近ここ旅行行ってよかったですとか、そういう話を必ず全員としてるので、近況把握はしています。
そうすることで信頼関係も生まれて、開発もしやすくなり、良いサービスを創ることにもつながると思っています。

ーーここからは実際に現在参画中のHさんからもお話しを伺えればと思います!簡単にご経歴を伺えますでしょうか。

(Hさん)新卒で大手人材会社に入社し、フロントエンドエンジニアを3年経験し、その後は地元の鹿児島に戻って、フリーランスに転換しました。
仕事軸としてRelanceには、「平日日中に別案件がある為フレキシブルに働ける」「言語はTypeScriptを使用し、新技術に積極的」「社会貢献性の高いプロダクト」の3点を伝えていました。
そこからBomoさんをご紹介いただいたときにはピッタリすぎてびっくりしました(笑)。自分も猫を飼っているので、面談時に動物の話で盛り上がったことも印象に残っています。決め手はやはり社会貢献性が高くて、プロダクト理念に共感をした点です。動物病院って結構アナログで、、、それを解決してコア業務に集中できるようにするという点はまさにでした。

ーー面談で聞いた内容と実際の職場のギャップはありましたか?

(Hさん)動物医療のドメイン知識が想像以上に深く、キャッチアップが少し大変でした。ただ、もともと医療系のプロダクト開発に携わっていたのでなんとか乗り越えることができました。キャッチアップに関しては、自分でも調べつつ、小一時間考えても分からないことは素直に聞いてちゃんと理解した上で実装する、ということを繰り返していました。持論ですが、エンジニアはコードを書くプロじゃなくて課題解決をするプロだと思っているので、仕様面でも色々考えてやっているつもりではいます。
なんといっても松尾さんというエキスパートがいるので心強くて心配はあまりしなかったです。

(松尾さん)先ほどの参画を決めてくださったお話しから素晴らしいですね!!言うことありません(笑)そして、私はエンジニアリングが分からないので、逆にいろいろ素人に教えてくれて感謝しています。

ーー会話からも伝わる良い雰囲気・・・!(笑)Hさんの現在の業務と組織の開発の進め方を教えてください。

(Hさん)新機能の開発を担当しています。単に機能を実装するのではなくどういう風に使われて、どうすればUXが向上するか、技術負債をいつどのように返済するのか、限られたリソースの中で解決できるのかを意識しながら開発しています。
開発の進め方は1週間スプリントで切っています。週1の全員参加のmtgもあります。デイリーmtgはしていないですが、Slackで連絡を取り合い、とことんみんなで考えてやる環境です。みんなが尊敬信頼の精神をきちんともっているので、コミュニケーションもとりやすく、開発も非常に進めやすいと感じています。

ーーありがとうございます。逆にお二人が感じる「今後改善していかなければいけない」と感じている部分はありますか?

(Hさん)人数が少なくてリソースが限られているので、技術的負債に対してトレードオフを常に意識しないといけない点です。新機能をリリースしなきゃいけないので、技術負債が優先度低く見られがちですが、ここは全員で意識を持ち新しい仲間が増えたときでもコミュニケーションをとって進めていきたい点ですね。

(松尾さん)先ほどもお伝えした通り、技術的な深いところに入り込めないので、できるだけ早く技術的にわかる人を(CTOやPdMとかボードメンバー)迎えないといけないな、と感じています。上記のような技術的負債の話に入り込めないところはやはり改善していきたい点です。今後も作りたい機能がたくさんある為、それに耐えうる開発環境をつくらなければならないと日々感じております。CTO候補も絶賛探してます!!

ーー最後にお二人から今後の展望や、新しい仲間に向けて一言お願いします!

(Hさん)プロダクトの社会貢献性が高く、自ら動いて提案や開発ができるのでやりがいも感じています。そしてメンバー全員が当事者意識があり、尊敬信頼の精神を持っています。感想のようになってしまいましたが、やはりそのような環境で働きたい方はとてもウェルカムです!あとはやっぱり動物が好きな方ですね。

(松尾さん)ありがとうございます!動物好きは本当に間違いないですね(笑)
私は、自分が関わるプロダクトや事業がどれだけ世の中にインパクト与えるかの観点でいうと、自分たちがやっていることは規模感が小さく、競合も多くないと感じています。でも誰かがやらないと、一生動物病院は効率化されない。だから自分たちがやらなきゃだれがやるんだ!という意識で立ち上げから現在まで走っています。絶対に自分たちにしかできないことだと感じているので、そんな部分に共感いただける方に来てほしいと思っています。

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