【前編】元トップ営業マンが語るフリーランスエンジニアの処世術 ~フリーランスとしての心構え~  

※左:Relance事業部長 斎藤 右:RelanceCA 井出

Intorodcution

エンジニア目線で案件を分析し、フリーランスエンジニアに「いい案件」を紹介する Relance(リランス)です。
今回はRelanceとパートナーシップを結ぶエンジニア「KN」さま(40 代男性)と、
弊社Relance事業部長「斎藤」の対談をインタビュー形式で掲載します。

今も第一線で活躍されるNさまですが、エンジニアとして本格的にフリーランスとして
活動を始めたのは「30 代半ば」とのこと。
今回は……
・様々な職歴を経てフリーランスを志した理由
・フリーランスエンジニアにオススメする、エージェントのポイントと使い方

を中心に、今後の課題、展望までをお話ししていただきました。

ダイビングのインストラクターからトップ営業マン、エンジニアからの経営者……。
様々な顔を持つNさんに通底するマインドは「稼ぐ力」。
まずは、フリーランスエンジニアになるまでのユニークすぎる経歴をピックアップしてご紹介して参ります。

KNさん
フリーランス歴 11年
【経歴】
大学2年で海の仕事に憧れ沖縄でダイビングインストラクターとして就業。
その後上京し、東京のWeb広告代理店にて営業職を担当。フリーペーパーの広告枠の販売を担当し、社長賞を貰うほどの成績を残しながらも、大学時代に情報工学を専攻していた経緯もありITの世界に出戻り。正社員を経て、2012年、当時は珍しかったフリーランスに転身。ご専門はインフラ、ネットワーク、クラウドで現在はPMを行いながらご自身の法人を立ち上げ、自社プロダクトの企画中。

フットワークの軽さはお墨つき。
フリーランスエンジニアのなるまでの軌跡

〜ファーストキャリアは沖縄のダイビングインストラクター

まずNさまに驚かされるのはバラエティ豊かすぎる経歴ですよね。
今までの経歴を学生時代まで遡り、お伺いしてもよろしいでしょうか。

Nさん:はい、懐かしい話ですが大学 3 年の頃に単位も全て取り終えてしまい、大学そのものに飽きちゃって……(笑)。沖縄に向かうことになります。

斎藤:沖縄!フットワークが軽いですね!

Nさん:沖縄で、船とダイビング漬けの生活を足かけ3年くらいしました。もう内定頂いた話も気付いたら断っていましたね。

斎藤:(笑)。聞く限り羨ましい生活に思えますが。。。帰京されたキッカケは?

Nさん:楽しいけど、やっぱり体力的に辛い(笑)。そして何より妻と子どももいたのでインストラクターの給料だけでは養えない危機感もあり、帰ってきました。

斎藤:なるほど!「お金」がフックとなったのですね!それで次の仕事がWeb広告営業だったんですか?

Nさん:はい、もともと話をすることが好きだったので営業も比較的早くに実績も作れました。

斎藤:余談ですが、当時はITの成長が著しい時期で「ITバブル」なんて言われてましたよね。

Nさん:はい、時代の恩恵も受け、お陰様で「社長賞」をいただく機会にも恵まれました

営業職からフリーランスエンジニアに転向??

〜背に「お金」は変えられない、好きだからもっと楽しい

営業職として実績を積み重ね、キャリアを伸ばすことで選択肢が広がる可能性もあったと思いますが、その道を選ばなかった理由は何ですか?やりきった感じがあったのですか??

Nさん:やりきった感じはあったと思います。あと「(企業勤めに)得られる報酬にも天井が見えてしまった」というのも当時ありました。そこで、学生時代にITに触れていたので、次はITに挑戦しようと思いました。

斎藤:フットワークが軽い!IT業界へのブランク等は感じなかったのですか??

Nさん:Webの広告代理店にいたので、そういう意味だと、ITからは離れてはなかったんです。
学生時代もネットワークとかサーバー等、インフラエンジニアとしての勉強をやっていて、結局5〜6年離れていましたけど、割とすぐキャッチアップできました。なのでありがたいことに、すぐに仕事に復帰できたんです。

斎藤:そうなんですね。余談ですが私も2010年ぐらいからIT業界にいるんですけれども。 この時期ってITバブルもあり、働き方も中々過酷でなかったですか??

Nさん:始めは、7次請けぐらいのところに入りましたが、もう酷かったです(笑)。でも楽しかったです。

斎藤:その後、ソーシャルゲームの会社や、ベンチャー企業の立ち上げをご経験されるなど……。エンジニアといっても幅広い経験をされてますよね。その後ITエンジニアのフリーランスに転向されたわけなんですが、どのようなキッカケがあったんですか?

Nさん:まず、そもそも正社員にこだわっていたわけではなかったんです。ただ、当時友人がフリーランスで働いていて報酬に満足しているという話があったんです。
そこで、興味を持って探していたところ、たまたま業務委託でエンジニア募集をしていた会社があって、そういう縁の積み重ねでフリーランスとしての活動を開始しました

Nさん流 エージェントの使い方

〜与えよさらば求められん〜

フリーランス歴も長いNさんですが、案件探しはエージェントも頻繁に利用されているんですか?

Nさん:はい、複数社利用していますね。

斎藤:そうなんですね!キャリアアドバイザーの井出(Nさまの担当)から、Nさんとは頻繁に連絡を取り合っていて、近況もこまめに共有してくださると伺っていて、我々としても非常に助かってるんですが複数エージェントを活用されていると、細かく連絡をとるのって大変だったりしませんか?

 Nさん:確かに忙しくて対応が難しい時もあります。ただ、情報をしっかり共有しないと後々自分が困ると思っているんですよ。エージェント側にも早めにヘルプを出しておくことで、3社間での認識も合いますし、結果的に自分の身を守れるんですよ。
なので、井出さんみたいに細かく連絡をもらえるのは、ありがたいですよ。

斎藤:そう言っていただけると安心します。問題が起こればNさんに報告は勿論するんですけど、
何も起こってないからこそ連絡はするようにしております。

Nさん:多分その安心感はRelanceさんから見て私の評価に繋がると思っています。
もちろんフリーランスエンジニアとしてのアウトプット、成果は、参画先の企業さんがしますよね。
その評価っていうのはもちろん大事ですが、Relanceさんから見た私の評価って大事だと思っているんです。つまり、参画先とRelance、それぞれからのフィードバックがあって初めて、私がどういう人間かっていうのを伝えることができると思っています。その両方から良い評価を得られるようにしないと、 信頼関係は生まれないと思います。なので、私からも井出さんには適度に連絡を入れるようにしているんです。

斎藤:・・・とても助かります。

 Nさん:あと、様々な情報も率先して渡すようにしています。結果として、エージェント側が動きやすい情報を提供していると、今度は自分が動きやすい状況を作れるようになるんです。
つまり、まずは与えるってことですね。でないと戻ってこない。 まずは自分から提供することを大事にしています。この考え方は営業での経験が活きているかもしれませんね。

斎藤:自ら情報をエージェントに開示することで、信頼関係が構築できる。そしてその結果自分の動きやすいような環境が、自分に返って来るということですね。我々としても随時情報が入ってくるので動きやすい。お互いにとってWin-Winですし、好循環ですね。

インタビューも後半になって参りましたが次は、後編ではフリーランスとしての必要なスキルや更にはNさんのお仕事への向き合い方も聞いて行きたいと思います!

(後編に続く)
【後編】元トップ営業マンが語るフリーランスエンジニアの処世術 ~フリーランスとしての心構え~  

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