プロダクトマネージャーのキャリアに役立つ資格は?効率的な勉強法も紹介!

「プロダクトマネージャーとしてキャリアを積んでいきたいが、必要な資格や勉強法がわからない」「現在の自分のスキルでプロダクトマネージャーになれるのかわからない」といった疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

本記事では、プロダクトマネージャーに役立つ主な資格や勉強法、必要とされるスキルについて詳しく解説します。

これからプロダクトマネージャーを目指す方が、具体的にどのような知識やスキルが求められるのか、どういったキャリアパスを歩んでいけるのかを把握する上で役立つ記事となっています。ぜひ最後までお読みください。

プロダクトマネージャーにおすすめの資格

プロダクトマネージャーにおすすめの資格(試験)としては以下の5つが挙げられます。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • システムアーキテクト試験
  • ITストラテジスト試験
  • プロジェクトマネージャ試験

それぞれどのような知識が求められ、どういった価値があるのか、詳細を見ていきましょう。

資格1.基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITを活用した戦略立案やシステム企画、要件定義、設計・開発・運用など、基本的な知識に加えてマネジメントスキルも証明できる国家資格です。「サーバー」「ネットワーク」「セキュリティ」に関する基礎知識を網羅的に習得でき、プロジェクト全体像を把握できるため、プロダクトマネージャーにもおすすめの資格といえるでしょう。

試験範囲は、以下のように多岐にわたり、幅広いIT知識が求められます。

  • OS
  • Web
  • コンピューター
  • アーキテクチャ
  • アルゴリズム
  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • データベース
  • プログラミング
  • プロジェクトマネジメント
  • メディア表現
  • 経営戦略
  • 統計
  • 開発手法

同資格を取得することで、エンジニアチームとも技術的な相談や意思疎通がスムーズにおこなえるようになります。難易度はIPAが主催する情報処理技術者試験の中でもレベル2に位置し、やや高いものの、未経験者でもしっかりと勉強すれば取得できるでしょう。

試験は科目Aと科目Bに分けられ、それぞれの特徴は以下のとおりです。

項目科目A科目B
出題形式四肢択一の多肢選択式多肢選択式
出題内容テクノロジ系・マネジメント系・
ストラテジ系
アルゴリズム・プログラミングと
セキュリティ
出題数60問20問
試験時間90分100分

科目A、Bともに1,000点中600点以上の得点で、合格率は35~50%ほどです。
ITエンジニアの登竜門的国家資格とされており、プロダクトマネージャーを目指す方にとっても、取得しておいて損のない資格でしょう。

参考:基本情報技術者試験 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

資格2.応用情報技術者試験

応用情報技術者は、ITを活用した戦略の立案から、システムの企画・要件定義などIT開発や運用に関する高度な応用的知識や技能を証明する国家資格です。

先にご紹介した基本情報技術者試験の上位資格であり、レベルも3と難易度が高くなります。

試験では以下のような知識が問われます。

  • システム開発からネットワーク構築、セキュリティ問題といったITエンジニアとして十分な知識
  • プログラミングやアルゴリズム、ハードウェアなどのITスキル
  • マネジメントやストラテジに関する知識

そのため、プロダクトマネージャーとして取得しておいて損はありません。リスク管理や問題解決においても、有利に働くでしょう。

試験形式は以下のとおりです。

試験区分午前午後
出題形式四肢択一の多肢選択式記述式
出題内容テクノロジ系、マネジメント系、
ストラテジ系
テクノロジ系、マネジメント系、
ストラテジ系
出題数80問11問
試験時間150分150分

午前と午後の試験が共に100点中60点以上で合格となり、合格率は20~25%と低いです。
応用情報技術者試験は、エンジニアとしての実務経験者がスキルアップ・キャリアアップのために受ける資格試験といえるでしょう。

参考:応用情報技術者試験| IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

資格3.システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、ITシステムの設計や、アーキテクチャ構築に関する高度な知識・スキルを証明できる国家資格です。

システム開発の上流工程に携わる高度IT人材であれば、取っておきたい資格といえるでしょう。

この試験では、以下のような力が問われます。

  • システム開発に必要な要件定義をし、それを実現するために効果的なアーキテクチャを設計する力
  • システム全体の設計・開発・統合をリードする力

そのため、プロダクトマネージャーにも適した資格といえます。難易度は、IPAが主催する情報処理技術者試験の中でも非常に高いです。

システムアーキテクト試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4区分に分かれています。それぞれの試験区分の詳細は以下のとおりです。

試験区分試験時間問題形式出題数・出題範囲・内容
午前Ⅰ50分四肢択一・多肢選択式30問出題。レベル3相当の「テクノロジ系」
「マネジメント系」「ストラテジー系」に関する知識が出題され、営業戦略、企業活動、プロジェクトマネジメントなども出題。
午前Ⅱ40分四肢択一・多肢選択式25問出題。午前Ⅰの出題範囲から「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「ネットワーク」「データベース」「セキュリティ」「ソフトウェア開発管理技術」「システム開発技術」「システム企画」「システム戦略」の9分野より出題。午前Ⅰより難易度が上がる。
午後Ⅰ90分記述式3問出題され、そのうち2問を選択して解答する。
午後Ⅱ120分論述式2問出題され、そのうち1問を選択して解答。午後Ⅰ、午後Ⅱ共に、出題される問題のうち1題が組み込みシステムの問題となっている。豊富な経験だけでなく、高い文章力も求められる。

【合格基準】

  • 午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ:100点満点中60点以上
  • 午後Ⅱ:A~Dランクの中でAのみ合格

合格率は12~15%と非常に低いですが、その分、取得すると上級エンジニアとして周囲に差をつけられるでしょう。

ITシステムの設計やアーキテクチャ構築に関する高度な知識・スキルを証明でき、プロダクトマネージャーとしてのキャリアアップにも有効な資格です。
参考:システムアーキテクト試験| IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

資格4.ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、ITと経営を結びつけた戦略の立案や実行のスキルを証明する国家資格です。IPAが主催する情報処理技術者試験の中でもレベル4と位置付けられており、最難関の試験の1つとされています。

この試験では、情報戦略立案やIT戦略の策定・実行におけるリーダーシップが問われるため、プロダクトマネージャーはもちろん、CIOやCTO、ITコンサルタントといった上位職種を目指す人にも最適な資格といえるでしょう。

試験は以下の構成となっています。

試験区分試験時間問題形式出題数・出題範囲・内容
午前Ⅰ50分四肢択一の多肢選択式「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の問題が計30問。
午前Ⅱ40分四肢択一の多肢選択式午前Ⅰの出題範囲から「システム企画」「システム戦略」「経営戦略マネジメント」「技術戦略マネジメント」「セキュリティ」「ビジネスインダストリ」「法務」「企業活動」の8分野より計25問
(午前Ⅰより難易度が上がる)。
午後Ⅰ90分記述式3問出題され、そのうち2問を選択して解答。
午後Ⅱ120分論述式2問出題され、そのうち1問を選択して解答。情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定や、情報システム戦略と全体システム化計画の策定、個別システム化構想・計画の策定など、出題範囲は広範。

【合格基準】

  • 午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰの試験:100点満点中60点以上
  • 午後Ⅱの試験:A~Dの4ランク中Aランクのみ

ITストラテジスト試験は、ITと経営の両方の知識と経験が求められ、合格率が14〜15%程度のハイレベルな試験です。合格するためには、幅広い分野の知識を身につけ、それらを実践的に活用できる力を養う必要があるでしょう。

しかし、その分、合格することでIT戦略の立案・実行をリードできる高度な人材としての能力を証明できます。キャリアアップを目指す方にとって、チャレンジする価値は十分にあるといえるでしょう。
参考:ITストラテジスト試験 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

資格5.プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクト最高責任者として高度なマネジメントスキル・知識を証明できる国家資格です。

プロジェクトを取り巻く環境変化、ステークホルダーの要求に柔軟な対応をおこないながら、ITプロジェクトを成功へと導けるかが問われます。

プロジェクトマネジメントスキルはあらゆる企業が欲しているものであり、取得することでリーダーとしての地位を確立でき、また市場価値も高まるでしょう。

難易度は、IPAが主催する情報処理技術者試験の中でも非常に高く、「システムアーキテクト試験」や「ITストラテジスト試験」と比較しても難しい試験です。

プロジェクトマネージャ試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4区分に分かれています。それぞれの試験区分の詳細は以下のとおりです。

試験区分試験時間問題形式出題数・出題範囲・内容
午前Ⅰ50分四肢択一の多肢選択式「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の
問題が計30問出題。
午前Ⅱ40分四肢択一の多肢選択式午前Ⅰの出題範囲から「システム開発技術」「ソフトウェア開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「セキュリティ」「システム企画」「法務」の7分野より計25問出題
(午前Ⅰより難易度が上がる)。
午後Ⅰ90分記述式3問出題され、そのうち2問を選択して解答。
午後Ⅱ120分論述式2問出題され、そのうち1問を選択して解答。
プロジェクトの立ち上げ・計画や、プロジェクトの実行・コントロール、プロジェクトの終結に関する問題が出題。

【合格基準】

  • 午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰの試験:共に100点満点中60点以上
  • 午後Ⅱの試験:A~Dの4ランク中Aランクのみ

合格率が12~15%程度の難関試験ですが、日本ではプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーを兼任することも少なくないため、この資格を取得することは非常に大きなメリットとなります。

参考:プロジェクトマネージャ試験 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

とくにおすすめな資格は「ITストラテジスト試験」

ITストラテジスト試験は、プロダクトマネージャーを目指す方にとくにおすすめの国家資格です。

同試験では、基本的なIT知識に加えて、IT技術を活用した経営戦略や企画能力、企画推進力が問われます。そのため、資格取得に向けた学習を通じて、プロダクトマネージャーに必要とされるスキルを自然と身につけられるでしょう。

同資格を取得することで、上流工程を担えるスキルを保有していることを証明できます。プロダクトマネージャーとしてのキャリアに留まらず、将来的なキャリアアップにも有利に働くでしょう。

さらに、ITストラテジスト試験は、IT系の資格で唯一、厚生労働省が定める「専門職」に認定されています。医師や弁護士と並んで認められているため、資格のステータスとしても非常に高いです。

以上のような理由から、プロダクトマネージャーを目指す方や、将来的なキャリアアップを考えている方には、ITストラテジスト試験がとくにおすすめの資格といえるでしょう。資格取得に向けた学習を通じて必要なスキルを身につけ、自身の価値を高めていくことが重要です。

参考:ITストラテジスト試験| IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

プロダクトマネージャーの資格取得におすすめな勉強法

プロダクトマネージャーの資格取得には、以下の勉強法がおすすめです。

  • 書籍で学ぶ
  • 動画で学ぶ
  • オンライン勉強会に参加する

それぞれの勉強法の特徴をご紹介します。

勉強法1.書籍で学ぶ

プロダクトマネージャーの資格取得においては、書籍を通じた体系的な学習が効果的です。

プロダクトマネージャーは、さまざまなチームのメンバーと協働しながら業務を進めていく職種であるため、求められる知識・スキルの範囲が広範囲に及びます。

そのため、気になった情報のみをインターネットで収集するのではなく、プロダクトマネジメントに関する参考書やテキストを通読し、体系的に知識を習得することがおすすめです。

【おすすめ書籍】

書籍を使った学習の利点は、読み進める過程で気になった点をメモとして書き込めることです。これにより、自身の理解度や疑問点を明確にできます。

また、体系的にまとめられた書籍を一通り読むことで、現時点での自分の弱点を特定しやすくなり、重点的に学習すべき箇所を明確化できるでしょう。

勉強法2.動画で学ぶ

プロダクトマネージャーの資格取得において、動画学習も有効です。

近年、YouTubeなどの動画プラットフォームでは、資格試験対策に特化した動画コンテンツが数多く公開されています。

YouTubeを活用すれば、自分の都合に合わせて好きな時間に、無料で学習を進められるというメリットがあります。また、通勤時間などのスキマ時間を有効活用して効率的に学べるでしょう。

文字情報のみよりも、動画という視覚と聴覚に訴えかけるコンテンツのほうが、記憶に残りやすい点もメリットです。

【おすすめ動画】

ただし、無料動画学習の場合、浅い知識だけを学習してしまうリスクがある点には注意が必要です。より体系的に学習をするには、質の高い有料の動画講座を受講するのも1つの選択肢となるでしょう。

勉強法3.オンライン勉強会に参加する

オンライン勉強会への参加も、プロダクトマネージャーの資格取得において有効な学習方法です。

現在、無料で参加できるオンライン勉強会が多数開催されており、自分に合ったテーマや日程のものを選んで参加できます。

オンライン勉強会のメリットの1つは、同じ目標を持つ仲間と出会え、交流できることです。ほかの参加者との議論を通じて、自分の理解をさらに深めたり、新たな気づきを得たりすることができます。また、業界内の横のつながりを築くことは、将来のキャリア形成においても非常に役立つでしょう。

【オンライン勉強会を定期的に開催しているおすすめサイト】

オンライン勉強会では、講義だけでなく、グループディスカッションや質疑応答の時間が設けられていることも多いです。これにより、自分1人で学ぶよりもスムーズに理解を深められ、疑問点も解消しやすくなります。

プロダクトマネージャーには資格以上にスキルが大事!

プロダクトマネージャーにとって、資格の取得も重要ですが、それ以上に実践的なスキルを身につけることが大切です。

プロダクトマネージャーは、プロダクトの開発から販売までの戦略を策定し、実行する役割を担っています。そのため、単に知識があるだけでは不十分で、それを実際の業務で活かせるかどうかが非常に重要なのです。

たとえば、マネジメントやマーケティングなどの分野は、いくら勉強しても、実際の経験がなければ実践で活躍することは難しいでしょう。座学で得た知識だけでは、現場で起こるさまざまな問題に対応することは難しいものです。

プロダクトマネージャーは、高度なスキルがあってこそなれる職種といえます。

資格を持っていても、実績や経験がなければ、その価値は限定的といわざるを得ません。

そのため、以下のような点に注意して日々の業務に取り組むことが大切です。

  • 資格取得を通じて得た知識を、実際の業務でどう活かすかを考える
  • プロダクト開発に関わる実務経験を積み、スキルを磨く
  • マネジメントやマーケティングの実践を通じて、知識を活きたものにする

資格は、あくまでもスキル向上のための1つの手段であることを忘れずに、日々の業務に取り組んでいきましょう。

プロダクトマネージャーに求められるスキル

プロダクトマネージャーに求められる代表的なスキルは、以下の5つです。

  • 柔軟な発想力・思考力
  • 開発スキル
  • マーケティングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • プロジェクトマネジメントスキル

それぞれどのような能力が求められ、いかにして磨いていけばよいのかを解説します。

1.柔軟な発想力・思考力

プロダクトマネージャーとして活躍するためには、柔軟な発想力・思考力が必要です。市場の変化や顧客ニーズに迅速に対応できる柔軟性が求められるほか、独自性の高いプロダクトを生み出すことも重要な使命の1つといえます。

これまでにはなかった新たな視点で物事を捉える力や、前提を覆すような大胆な発想も必要でしょう。加えて、顧客目線での戦略立案も欠かせない要素となります。

そのためには、常に情報に敏感になり、積極的にキャッチアップをおこなっていく姿勢が大切です。新しい情報を取り入れ、それを自分なりに咀嚼・応用していくことで、柔軟な発想力・思考力を養っていけるでしょう。

また、さまざまな人との交流を通じて多様な視点に触れることも、発想力・思考力を高めるための有効な手段といえます。自分とは異なる背景を持つ人々との議論を通じて、これまでとは違った角度から物事を見られるようになるでしょう。

2.開発スキル

プロダクトマネージャーにとって、開発スキルも欠かせない要素の1つです。

柔軟な発想力や思考力、顧客ニーズの理解といった能力を実際のプロダクトに反映させるためには、プロダクト設計に関する知見とスキルが欠かせません。

単に開発手段やコスト、リソースの検討に留まらず、チームやベンダーに対して適切な指示を出すためにも、実際に手を動かして開発した経験が、重要な意味を持ちます。開発スキルを十分に身につけることで、技術チームとのコミュニケーションもよりスムーズに進められるでしょう。

プロダクトマネージャー自身が直接開発をおこなうわけではありませんが、開発の現場を理解し、技術的な判断ができる力は不可欠です。開発スキルを磨くことで、プロダクトの品質やスピードの向上など、さまざまな面でプロジェクトに貢献できるようになります。

3.マーケティングスキル

プロダクトマネージャーにとって、マーケティングスキルも重要です。

プロダクトの価値を最大化し、利益を上げることは、プロダクトマネージャーの重要な職責の1つであり、企業にとっても最優先事項といえるでしょう。

そのため、プロダクトマネージャーには以下のような広範なマーケティングスキルが求められます。

  • 市場調査
  • データ分析
  • マーケティングの展開
  • 販売戦略の策定・実行 など

市場のニーズを迅速かつ的確に把握することが、優れたプロダクトを生み出すための鍵となります。プロダクトマネージャーとして活躍するには、市場の動向を常に注視し、顧客の求めるものを深く理解する習慣を身につけることが重要です。

4.コミュニケーションスキル

プロダクトマネージャーには、コミュニケーションスキルも必要です。

プロダクトの開発には、社内のさまざまなチームのメンバーや経営層、さらには社外のベンダーなど、多くのステークホルダーが関わります。こうした関係者と連携しながらプロジェクトを進めていくためには、優れたコミュニケーション能力が欠かせません。

プロダクトマネージャーは、関係者に対して明確な指示や説明をおこない、時には提言や交渉をすることも必要です。プロジェクトの途中で問題が発生した際には、適切なコミュニケーションを通じて解決策を見出す力も求められます。ステークホルダーとの信頼関係を構築するためにも、相手の立場に立って考え、適切な言葉で意思疎通を図るスキルが必要となるのです。

このように、プロダクトマネージャーには、高度なコミュニケーションスキルが求められます。日頃から伝え方や内容に気をつけるなどして、周囲の人々と良好な関係を築き、問題を解決していくスキルを鍛えていきましょう。

5.プロジェクトマネジメントスキル

プロダクトマネージャーには、当然プロジェクトマネジメントスキルも重要です。

プロジェクトの開始から終了までには、さまざまな人材やコスト、情報、スケジュールなどが関わってきますが、これらを適切に管理する力が求められます。

プロジェクトが開始したら、タスクの優先順位を決定し、プロジェクトの進捗管理をおこないます。

また、チームメンバーの特性を理解した上で、適切な役割分担をおこない、モチベーションを高めていくことも重要です。さらには、プロジェクト全体を俯瞰的に見て、問題の早期発見、迅速な対応をするスキルも求められるでしょう。

プロジェクトマネジメントスキルを磨くためには、まずは基本的なマネジメントの手法を学ぶことがポイントです。加えて、実際のプロジェクトを通じてマネジメント経験を積んでいくようにしましょう。

まとめ

プロダクトマネージャーを目指す上で、資格の取得は重要な要素の1つです。

基本情報技術者試験やITストラテジスト試験など、各種資格の取得を通じて必要な知識を身につけていきましょう。試験合格に向けては、書籍での学習、動画学習、オンライン勉強会への参加といった複数の勉強法を試してみるのがおすすめです。

また、資格取得もプロダクトマネージャーに役立ちますが、現場で活躍していくためには、資格以上にスキルが求められます。柔軟な発想力・思考力、開発スキル、マーケティングスキル、コミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメントスキルなど、多岐にわたる能力を磨いていくことも欠かせません。

本記事でご紹介した内容を参考に、資格取得とスキルアップの両方を図り、プロダクトマネージャーとしてのキャリアを築いていきましょう。

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