Webエンジニアにおすすめの資格全16選|取得するメリットやおすすめの教材を徹底解説

「Webエンジニアになりたいけれど、何から始めればいいの?」「資格は必要?」そう思う方がいるかもしれません。

また、「Webエンジニアとしてキャリアアップするために資格の取得を考えている」という方もいらっしゃることでしょう。

Webエンジニアとして活躍していくために、資格の取得は有効な手段の1つです。そうはいっても、Webエンジニアに関連する資格は非常に多岐にわたるため、どの資格を取得したらよいのか、難しい面もあります。

この記事では、Webエンジニアとして取得しておくとよい、おすすめの資格を解説します。資格取得のメリットや、資格取得に向けた学習方法と合わせてご確認ください。

Webエンジニアにおすすめの資格

Webエンジニアとしてキャリアを築くうえで、資格を取得することは非常に有益です。

資格は、あなたのスキルと知識が一定の基準を満たしていることを証明するものであり、就職や転職、キャリアアップの際に大きなアドバンテージとなるでしょう。

ここでは、フロントエンド、バックエンド、そしてWebエンジニア全般におすすめの資格をそれぞれご紹介します。

階級資格名
フロントエンド向けWebクリエイター能力認定試験Java™プログラミング能力認定試験HTML5プロフェッショナル認定試験CIW Professional JavaScript SpecialistW3Schools TypeScript Certificate
バックエンド向けOracle Certified Java ProgrammerPython3エンジニア認定基礎試験PHP技術者認定試験Ruby技術者認定試験Rails技術者認定試験LinuCLPICOracle MasterGoogle Cloud認定資格
Webエンジニア全般向け基本情報技術者試験応用情報技術者試験

詳細を確認していきましょう。

フロントエンド向け資格

フロントエンドとは、Webサービス・Webアプリケーションにおいて、ユーザーが直接的に目にし、操作する部分の開発を指します。

エンジニアといってもプログラミングだけでなく、Webデザインに関するスキルも求められます。そのため、プログラミングとデザインに関する資格取得を通じて、スキルの向上を図ることで、キャリアアップにもつながりやすくなるでしょう。

ここでは、フロントエンドエンジニアにおすすめの資格を5つ紹介していきます。

Webクリエイター能力認定試験

「Webクリエイター能力認定試験」は、株式会社サーティファイ提供の民間資格であり、Webサイト制作スキルを証明できる初心者向け資格です。

試験は「スタンダード」と「エキスパート」の2種類に分かれています。

「スタンダード」では、ユーザビリティ・アクセシビリティを考慮したWebデザイン作成のスキルが必要です。

「エキスパート」では、スクリプトを用いた動的なWebページのコーディングスキルやJavaScriptの知識が問われます。「エキスパート」では、ユーザーの利便性まで考慮したWebページのデザインやレイアウトスキルを身につけられる、また証明できるため、フロントエンド開発において大いに役立つでしょう。

フロントエンドエンジニアとして一定以上のスキルを証明したいなら、「エキスパート」の取得がおすすめです。

「エキスパート」の試験は知識問題が20分の多肢選択式、実技試験が90分もしくは120分(ツールの利用有無によって異なる)となっており、HTMLとCSSを作成します。

知識問題と実技問題の合計得点が65%以上で合格です。

参考:Webクリエイター能力試験|ビジネス能力認定 サーティファイ

Java™プログラミング能力認定試験

「Java™プログラミング能力認定試験」は、株式会社サーティファイ提供の民間資格です。オブジェクト指向に基づいたアプレットや、アプリケーション作成スキルを証明できます。

試験は3級(入門)、2級(基礎)、1級(上級)の3つのランクがあり、3級と2級は多肢選択式の筆記試験、1級は実技試験となっています。

3級は、オブジェクト指向に関する基本的な概念や、Java™についての基礎的な知識、また簡単なプログラムが書けるかを問われる試験です。

2級では、Java™についての一般的な知識、また小規模なプログラムを適切に書けるかが問われます。オブジェクト指向に関する一般的な概念への理解も必要です。

1級では、オブジェクト指向に基づいた分析や設計(UML)から業務システムの流れを理解し、変更仕様に沿ってプログラム保守ができるかを問われます。UML表記に関しては、ユースケース図やシーケンス図、クラス図といった基本的な知識も必要です。

いずれも合格基準は60%以上の得点となっており、2022年度の合格率は全級の平均が51.76%でした。

Java™プログラミング能力認定試験は、現場で実際に役立つプログラミング能力をみる試験であり、出題内容もより実務に近いものとなっています。Webエンジニアとして取得しておいて損はありません。

参考:Java™プログラミング能力認定試験|株式会社サーティファイ

HTML5プロフェッショナル認定試験

「HTML5プロフェッショナル認定試験」は、特定非営利活動法人LPI-Japanが提供する認定資格です。HTML5、JavaScript、CSS3の知識とスキルを評価します。

試験は初級~中級の「レベル1」と中級の「レベル2」の2段階で構成されており、レベル1に合格後、レベル2の受験が可能です。

レベル1は、90分約60問の選択式でWebコンテンツ制作の基礎実力を問う問題が出題されます。合格基準は非公開です。

レベル2は、90分40~45問のCBT選択式で出題がなされ、こちらも合格基準は非公開とされています。内容は、JaveScript文法から、WebブラウザにおけるJavaScript API、グラフィックス・アニメーション、マルチメディア、ストレージ、通信、デバイスアクセス、パフォーマンスとオフライン、セキュリティモデルに至るまで多岐にわたります。そのため、取得することで現場で高く評価されるでしょう。

レベル2は、ITSS(ITスキル基準)におけるレベル3に位置します。

なお、資格の有効期限は5年間です。

参考:試験概要|HTML5プロフェッショナル認定試験
参考:HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 出題範囲|TML5プロフェッショナル認定試験
参考:ITスキル基準(ITSS)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

CIW Professional JavaScript Specialist

「CIW JavaScript Specialist」は、CIW(Certified Internet Web Professional)が提供する国際資格です。とくにJavaScriptに関するスキルを証明できます。

CIWは、Webサービス開発に携わる方に推奨されている、ベンダーに中立な世界有数のIT・Webテクノロジー教育プログラムです。

JavaScriptの基礎から、DOM操作、カスタムオブジェクト、インタラクティブフォームの開発、セキュリティなど幅広く、また深い知識が問われます。

難易度は非常に高く、また試験は英語のみであるため、語学力も問われます。

試験は90分間に55問の単一選択式でおこなわれ、合格基準は70.91%の正答率です。合格率は公表されていません。

この資格は世界中で教育基準として採用されているため、外資系企業や海外でのキャリアにも有利です。

参考:CIW Professional JavaScript Specialist|Certification PARTNERS

W3Schools TypeScript Certificate

「W3Schools TypeScript Certificate」は、Web技術のオンライン学習サイト「W3Schools」が提供する認定資格です。試験自体は、ノルウェーのRefsnes Data社が運営・認定しています。

TypeScriptはJavaScriptの上位互換言語であり、フロントエンド開発において、JavaScriptの欠点である「大規模開発に適さない」という使いにくさを改善しています。大規模開発に適したエラーの少ない設計が特徴です。W3Schools TypeScript Certificateでは、TypeScriptの基礎構文や追加機能に関する知識・スキルを直接的に証明できます。

難易度は基礎レベルとされており、JavaScriptの中級経験が前提です。

試験は英語のみであるため、語学力も求められます。多肢選択式の60〜70問が出題され、75%以上の正答率で合格です。

サービス内では学習コンテンツも提供されているため、そちらを活用し、資格取得に向けた学習をおこなうとよいでしょう。

参考:TypeScript Certificate|W3Schools

バックエンド向け資格

バックエンドとは、ユーザーの目には映らないサーバーやデータベース側を指します。

バックエンド開発では、サーバー、アプリケーション、データベースをつなぎ、動作させる技術が必要です。

またプログラミングだけでなく、サーバー構築など、いわゆるインフラエンジニアとしての役割も求められることがあります。そのため、プログラミング言語だけでなくサーバーやネットワーク構築に関するスキルも証明できる資格を取得できると、よりキャリアアップにつながりやすいです。

ここでは、バックエンド向けの資格を9つご紹介します。

Oracle Certified Java Programmer

「Oracle Certified Java Programmer」は、Oracle社が提供する、Java資格における代表的な存在の資格です。Javaの開発元であるOracle社公式のベンダー資格であるため業界認知度も非常に高く、取得することで、日本だけでなく海外での活躍も期待できるでしょう。

Oracle Certified Java Programmerは、「Bronze」「Silver」「Gold」の3つのレベルが設けられており、それぞれ難易度と対象者が大きく異なります。

Bronzeは、Java開発未経験の初心者向け資格で、難易度も低いです。Javaの基本文法や、オブジェクト指向プログラミングの基礎的な知識を求められます。試験時間は65分で、出題数は60問の選択式です。60%以上の得点率で合格基準となります。

Silverは、Javaアプリケーションの開発において基本的な知識を持つ開発初心者向け資格で、難易度は中級レベルです。Javaテクノロジや開発環境への理解、簡単なJavaプログラミングの作成、Javaの基本データ型・文字列操作といった開発知識が問われます。試験時間は180分で、出題数は80問の選択式です。63%以上の得点率で合格基準となります。

Goldは、設計者の意図を正しく理解したうえで自力で機能実装をおこなえる、中上級者向け資格です。難易度は非常に高く、実務経験3年以上が想定されています。関数型インタフェースとラムダ式、例外処理とアサーション、並列処理といった、Javaアプリケーション開発における高度なプログラミング知識とスキルが必要です。試験時間は90分で、出題数は60問の選択式です。65%以上の得点率で合格基準となります。

なお、取得することで大きく評価されるのは、国際資格である「Silver」と「Gold」です。

参考:Java 認定資格パス|Oracle University

Python3エンジニア認定基礎試験

「Python3エンジニア認定基礎試験」は、Pythonエンジニア育成推進協会が提供する民間資格で、基本的なPythonの文法知識が問われます。

Python3エンジニア認定基礎試験を取得することで、Pythonの基礎概念や文法、そしてそれらを応用した計算や処理の知識・スキルを証明できます。難易度は基礎レベルです。

試験は60分間でマウス選択問題が40問出題され、正答率70%以上が合格基準となります。合格率は例年75%〜80%とされており、しっかりと学習を積めば、比較的容易に合格できるレベルの試験といえるでしょう。

参考:基礎試験|Python ED

PHP技術者認定試験

「PHP技術者認定試験」は、BOSS-CON JAPANのPHP技術者認定機構が提供する、PHPに関する認定資格です。日本国内において、知名度・人気が非常に高い試験です。

この試験に合格することで、PHPエンジニアとして一定以上のスキルを有することを証明できます。

PHP技術者認定試験はPHPのバージョンや難易度に応じて、複数の種類が設けられています。

初級試験(PHP5、7、8)は、制御構文や組み込み関数、オブジェクト指向構文などPHPプログラミングの基本知識が問われる内容です。ITSSのレベル1に該当し、学生・社会人1~2年目を想定した試験であるため、難易度は低めです。出題は40問の選択式、7割以上の正答率で合格基準とされています。

一方、上級試験(準上級試験)(PHP5、8)では、言語リファレンスやセキュリティ、機能などの出題範囲に留まらず実践的な問題も含まれ、難易度は中級以上とされています。ITSSのレベル2・3に該当し、PHP言語仕様を充分に理解し、実用的かつ高度なプログラミングテクニックを保有する上級者を想定した試験です。出題は30問の選択式で、5割以上7割未満の正解で準上級試験合格、7割以上の正解で上級試験合格となります。

なお、最上位資格である「認定ウィザード」は、PHP8以降の上級試験で高得点を獲得した者に与えられます。取得すると、PHP技術者認定ウィザードの呼称とロゴマークの使用が可能です。

参考:試験概要|PHP技術者認定機構
参考:ITスキル基準(ITSS)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

Ruby技術者認定試験

「Ruby技術者認定試験」は、一般財団法人のRubyアソシエーションが主催する認定試験です。Rubyのシステムを設計・開発・運用するエンジニアやコンサルタント、講師、学生などを対象としています。

取得することで、Rubyベースで開発をおこなうために必要となる基礎的な知識と応用力を有することを証明できます。

「Silver」と「Gold」の2つの段階が設けられており、「Silver」でITSSのレベル1程度、「Gold」でITSSのレベル2程度の難易度です。

「Silver」では、Rubyの文法知識、Rubyのクラスとオブジェクト、標準ライブラリの知識について、基本的な技術レベルを持っているかが問われます。

「Gold」では、シルバーの範囲をさらに掘り下げた知識が必要です。標準添付ライブラリ知識やアプリケーション設計に必要となるクラスやオブジェクトに関する知識、Rubyによるプログラム設計技術を持っているかが問われます。

いずれも選択式で50問の出題がなされ、75%以上の正答率で合格基準となります。

参考:Ruby技術者認定試験|Ruby Association
参考:ITスキル基準(ITSS)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

Rails技術者認定試験

「Rails技術者認定試験」は、一般社団法人BOSS-CON JAPAN Rails技術者認定試験運営委員会が主催する、Ruby on Railsフレームワークに特化した認定資格です。取得すると、Railsに関する高度な専門知識を証明できます。

対象は、Ruby on Railsベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアや、Rubyでシステム提案をおこなうコンサルタント、またRubyを教える講師などです。

Ruby技術者認定試験よりもさらに高度なスキルを持つ、開発者向けの資格といえるでしょう。

Rails技術者認定試験は、「Rails 4 技術者認定ブロンズ試験」「Rails 5 技術者認定ベーシック試験」「Rails 4 技術者認定シルバー試験」の3段階に分かれています。

「Rails 4 技術者認定ブロンズ試験」では、Scaffolding機能によるRails開発の基礎やモデル開発、コントローラ開発とルーティングなどの出題範囲から、選択式で40問が出題されます。7割以上の正解で合格となり、難易度は比較的易しいです。

「Rails 5 技術者認定ベーシック試験」では、Ruby on Rails概要やActiveRecordとActiveModel、ActionView、ActionMailerなどの出題範囲から、選択式で40問出題されます。7割以上の正解で合格となり、難易度は「Rails 4 技術者認定ブロンズ試験」よりやや高いです。

「Rails 4 技術者認定シルバー試験」は、Rails概要やActiveRecord、ルーティングとActionContorller、ActionViewとヘルパーなどの出題範囲から、高度な問題が選択式で40問出題されます。7割以上の正解で合格となり、難易度はほか2つより遥かに高いです。

参考:試験概要|Rails技術者認定試験運営委員会

LinuC

「LinuC」は、Linuxオペレーティングシステムの利用、管理、セキュリティ対策、ネットワーク管理など、幅広い知識と技術を認定するベンダー資格です。Linuxを使いエンタープライズレベルの大規模なシステム構築、コンサルティングができる、Linuxのプロフェッショナルであることを証明できます。

Linuxサーバーは、Windowsサーバーと並び高シェア率を誇るサーバーです。アプリ構築やサーバー構築の知識があるとバックエンドエンジニアの大きな強みとなります。取得しておきたい知識・スキルといえるでしょう。

LinuCは、難易度によって「レベル1」「レベル2」「レベル3」「LinuCシステムアーキテクト」に分かれています。

LinuCレベル1では、コンピュータシステムを理解しており、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作やシステム管理ができる、即戦力エンジニアであることを証明できます。出題数は約60問で、ITSSにおけるレベル1の難易度です。「101試験」と「102試験」の2試験に合格することで、レベル1に認定されます。

LinuCレベル2は、仮想環境を含むLinuxのシステム設計やネットワーク構築において、アーキテクチャに基づく設計・導入・保守・問題解決ができることを証明する試験です。出題数は約60問で、ITSSにおけるレベル2の難易度に該当します。「有意なLinuCレベル1の認定」を持ったうえで、「201試験」と「202試験」の両方に合格することで、LinuCレベル2に認定されます。

LinuCレベル3は、異種混在環境における運用スキル、Linuxベースにおけるセキュアなシステム設計・構築スキル、大規模な仮想化システム・高可用性システムの構築スキルなどを有しており、スペシャリストであることを証明できる試験です。出題数は約60問で、ITSSにおけるレベル3の難易度を誇ります。「300試験」「303試験」「304試験」のうちいずれか1つに合格し、かつ「有意なLinuCレベル2」の認定を持っていることが、LinuCレベル3の認定基準です。

LinuCシステムアーキテクトでは、オンプレ/クラウド、また物理/仮想化を含むシステムのライフサイクル全体を俯瞰して最適なアーキテクチャを設計・構築する、上級エンジニアであることを証明できます。出題数は約40問で、ITSSにおけるレベル4の難易度です。「有意なLinuCレベル2の認定」を持ったうえで、かつ「SA01試験」と「SA02試験」の両方に合格することで、LinuCシステムアーキテクトに認定されます。

Linuxのプロフェッショナルであることを証明したいのなら、難易度が高めのレベル3以上の取得を目指しましょう。

参考:Linuc Linux技術者認定試験|Linuc
参考:ITスキル基準(ITSS)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

LPIC

「LPIC」は、LinuCと同様にLinuxの代表的な資格試験の1つであり、正式名称を「Linux Professional Institute Certification」といいます。

本拠地をカナダに置く、非営利団体 LPI(Linux Professional Institute)によって運営されている、世界共通のIT資格です。

LPICは、難易度によって「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3段階が設けられています。

「LPIC-1」では、Linuxシステムのアーキテクチャが理解できているか、一般的なGNUおよびUnixコマンドを含むLinuxコマンドラインでの作業をおこなえるのか、といった基本操作・簡単なシステム管理の知識・スキルが問われます。難易度は、初心者向けです。出題数は60問で、5年以内に「101試験」「102試験」の両方に合格することで認定されます。

「LPIC-2」は、Linuxカーネルに関する一般的なタスクをはじめ、Linuxのシステムを活用して、中小規模のネットワークを管理する能力が問われる試験です。有効期間内のLPICレベル1認定を取得しているうえで、5年以内に「201試験」「202試験」の両方に合格することで認定されます。出題数は60問です。

「LPIC-3」は、業界内でも最高レベルのLinux認定資格です。「300試験(混在環境)」「303試験(セキュリティ)」「305試験(仮想化とコンテナ/英語試験のみ)」「306試験(高可用性(HA)とストレージ/英語試験のみ)」と、4種類の専門認定資格があります。いずれかに合格することで、その専門分野におけるLPIC-3資格が付与されます。

出題数は約60問です。有効期間内のLPICレベル2認定を取得していることが受験資格とされています。

参考:オープンソースがビジネスを動かす|Linux Professional Institute

Oracle Master

「Oracle Master」は、データベースの管理スキルとSQLの能力を証明する、日本オラクル社の認定試験です。

情報処理のベンダー資格の中でも知名度が高く、取得することでバックエンドのエンジニアとして一定以上のスキルを保有していることを示せます。

2023年10月の制度改定後は、世界共通基準として認定されているため、海外での活躍にも有益な資格といえるでしょう。

DBAに関しては難易度によって「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4段階が設けられており、さらに「ORACLE MASTER Silver SQL」があります。

「Bronze」は、データベースの基本的な操作・概念を理解できているか、といったDBの基礎知識が問われる試験です。選択問題が70問出題され、65%以上の正答率で合格となります。難易度はエントリーレベルです。

「Silver」では、データベース管理・運用に関する実践的なスキルを身につけているかなどDBの運用管理や、SQLの基礎知識が問われます。選択問題が72問出題され、60%以上の正答率で合格です。難易度は、実務経験のあるエンジニアが20~40時間ほど勉強して合格できるレベルといえるでしょう。

「Gold」では、データベースの高度なスキルを駆使し複雑な課題を解決できるか、といった豊富な知識・スキルを問われます。 具体的にはバックアップ・リカバリ、マルチテナント・アーキテクチャ、インストール・アップグレードなどが出題範囲です。選択問題で68問出題され、57%以上の正答率で合格となります。難易度は比較的高いです。

「Platinum」では、ミッション・クリティカルなシステムにおける最適な設計・構築・運用をおこなうスキルを問われます。資格を取得することで、データベースのスペシャリストとして業界をリードする存在であることを証明できるでしょう。広範にわたる内容が出題され、合格ラインは非公開とされています。難易度は、非常に難関なレベルです。

なお、「ORACLE MASTER Silver SQL」では、SQL の知識全般が問われます。難易度は中級レベルです。出題数は78問で、63%以上の正答率で合格となります。

参考:ORACLE MASTER Portal|Oracle University

Google Cloud認定資格

「Google Cloud認定資格」は、Google Cloudに関する公式の認定資格です。

Google Cloudに関するプロダクトの設計・実装・管理における高度なスキルを証明できます。

基礎レベルからプロフェッショナルレベルまで、自身のレベルや目的に応じて11種類の資格が用意されているので、自身のレベルや目的に合わせて取得しましょう。

基礎レベルの「Cloud Digital Leader」は、Google Cloudの初心者や未経験者向けであり、難易度も易しいです。一般的なクラウド知識やGoogle Cloudの基礎スキルが問われます。多肢選択式で50~60問出題されます。合格基準は非公開ですが、合格率60%前後と比較的高い水準です。認定から3年間有効とされています。

アソシエイトレベルの「Associate Cloud Engineer」では、インフラ系サービスを中心に、セキュリティやアプリケーションの実行環境、データベース、モニタリングなど広範にわたってGoogle Cloudの基礎スキルが問われます。出題数は多肢選択式の50~60問で、合格基準は非公開です。Google Cloudの構築経験6か月以上で合格できるレベルといわれています。資格は、認定から3年間有効です。

プロフェッショナルレベルには、以下のとおり9種類の資格があります。

資格試験の概要は、以下の表を参考にしてください。

資格名評価される能力試験形式有効期限
Professional Cloud Architectクラウドソリューション アーキテクチャの設計・計画クラウドソリューション インフラストラクチャの管理・プロビジョニングクラウド アーキテクチャの実装の管理 など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Cloud Database Engineer複数のデータベースソリューションにまたがるソリューション管理データソリューションの移行スケーラブルで可用性の高いクラウドデータベースソリューションの設計 など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Professional Cloud Developerアプリケーションのビルド・テストスケーラビリティ・可用性・信頼性に優れたクラウドネイティブアプリケーションの設計Google Cloudサービスの統合 など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Data Engineerデータ処理システムの設計データの取り込みと処理データ ワークロードの管理と自動化50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Professional Cloud DevOps Engineerサービスの CI /CD パイプラインの構築および実装サイト信頼性エンジニアリングのプラクティスのサービス適用サービスパフォーマンスの最適化  など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Cloud Security Engineerアクセスの構成データ保護の確保コンプライアンス要件への対応 など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Cloud Network EngineerGoogle Cloud ネットワークの設計・計画・プロトタイピングネットワーク サービスの構成ハイブリッド相互接続の実装 など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Google Workspace Administratorオブジェクト管理データのアクセス・認証トラブルシューティング など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間
Professional Machine Learning EngineerローコードMLソリューションの設計MLパイプラインの自動化・オーケストレーションMLソリューションのモニタリング など50~60問の多肢選択(複数選択)式認定を受けた日から2年間

各分野の専門的な知識やスキルを有しているかが問われ、構築経験だけではなく、設計・計画・最適化などのビジネス要件を満たすための知識・スキルが必要です。難易度はいずれも非常に高いといえるでしょう。

合格基準はいずれも非公開とされています。

参考:Google Cloud認定資格|Google Cloud

Webエンジニア全般向け

Webエンジニアとしての基礎を固めるためには、幅広い知識とスキルが求められます。

以下2つの資格は、Webエンジニア全般におすすめしたい資格です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は国家資格です。ITの基礎知識やプログラミング、サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティなど幅広い分野に関する知識、およびプロジェクト管理やシステム開発の基本的なマネジメントスキルを証明できます。

サーバー、ネットワーク、セキュリティ関連の基礎知識を幅広く網羅的に習得できるため、Webエンジニア全体におすすめの資格といえるでしょう。ITエンジニアにとって登竜門的国家資格といわれています。

難易度はレベル2に位置し、やや高いものの、未経験者でもしっかりと勉強すれば取得できるとされています。

科目Aの出題形式は、四肢択一の多肢選択式です。出題数はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ計合わせて60問あります。

科目Bの出題形式は、多肢選択式です。出題数はアルゴリズム・プログラミングとセキュリティを合わせて20問となっています。

科目A、Bどちらも1,000点中600点以上の得点で合格となり、合格率は35~50%ほどです。

参考:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITを活用した戦略の立案から、システムの企画・要件定義などIT開発や運用に関する高度な応用的知識・技能を証明する国家資格です。

先にご紹介した基本情報技術者試験の上位資格であり、難易度もレベル3と高くなります。

エンジニアとしての実務経験者がスキルアップ・キャリアアップのために受ける資格試験といえるでしょう。

応用情報技術者試験は、システム開発からネットワーク構築、セキュリティ問題といった、ITエンジニアとして十分な知識を持っているかが問われる試験です。プログラミングやアルゴリズム、ハードウェアなどのITスキルはもちろん、マネジメントやストラテジに関する知識も求められます。

そのため、分野や領域問わず、Webエンジニアなら取得しておきたい資格といえます。リスク管理や問題解決においても、有利に働くでしょう。

試験には、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に関する四肢択一の多肢選択式の問題が、80問(午前中150分)あります。合わせて記述式の問題が11問(午後150分)出題されます。

午前と午後の試験がどちらも100点中60点以上で合格となりますが、合格率は20~25%と低いです。

参考:応用情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

Webエンジニアが資格を取得するメリット

Webエンジニアが資格を取得するメリットは、いくつもあります。

メリットは主に、以下の3つです。

  • メリット1.スキルの証明となる
  • メリット2.知識を体系的に学べる
  • メリット3.キャリアアップにつながる

1つずつ詳細を見ていきましょう。

メリット1.スキルの証明となる

Webエンジニアは、スキルと経験こそが重要な役割を果たす職種です。しかし、自分の能力を客観的に証明することは容易ではありません。

その点、資格を取得することにより、持っている知識やスキルを具体的に証明することが可能となります。自身がどの分野に強みを持っているかも掲示しやすくなるでしょう。

客観的にスキルを証明できれば、担当する業務の幅が広がる可能性も高まります。

メリット2.知識を体系的に学べる

ITに関する知識は非常に広範にわたり、どこから手をつけたらよいのか、具体的にどのようなことを学べばよいのか、わかりにくいものです。

普段IT業務に従事し経験を積んでいても、知識を体系的に学ぶことは難しいでしょう。

その点、エンジニア系資格の取得を目指すことで、学ぶべき範囲が明確になり、必要な知識やスキルを効率的に身につけることが可能です。エンジニア系の資格では学習範囲が体系化されており、該当分野を網羅的に学習できるため、必要な知識・スキルの効率的な取捨選択も叶います。

体系的な学習を通じて知識を深く理解し、実務に活かせるのは大きなメリットです。

メリット3.キャリアアップにつながる

資格の取得とそのための学習は、スキルアップだけでなくキャリアアップにもつながることがメリットです。

資格取得を目指して学習することで、今まで持っていた知識に対してもさらに理解が深まり、新しい知識の習得も叶います。知識・スキルの幅が広がることで、難易度の高い案件や上位案件にも参画できるチャンスが生まれ、キャリアアップにもつながるでしょう。

資格は転職市場においても強みとなり、これまで挑戦できなかった案件にも積極的に取り組むことが可能となります。とくに、マネジメントスキルに関連する資格を取得すれば、プロジェクトの上流工程に関わるチャンスが生まれるでしょう。

また、資格の中には世界共通の国際資格もあります。場合によっては、外資系企業や海外での活躍も期待できるでしょう。

Webエンジニアの資格勉強におすすめの教材

Webエンジニアとしてスキルを磨くうえで、適切な教材選びは非常に重要です。技術の進化が速いこの分野では、最新の知識や技術を効率的に習得するための方法を選ぶことが、キャリアアップに直結します。

ここでは、Webエンジニアにおすすめの教材や学習サイト、プログラミングスクールをご紹介します。

Webエンジニアにおすすめの書籍・参考書

Webエンジニアを目指す方々におすすめの書籍や参考書は、基礎から応用まで幅広く存在します。

【初心者におすすめの書籍・参考書】

本の名前概要特徴価格(税込)
改訂新版 Webエンジニアの教科書Webエンジニアリングの基礎知識を幅広くカバーする入門書初心者向け、最新技術トレンドにも触れている3,223円
IT用語図鑑[エンジニア編]開発・Web制作で知っておきたい頻出キーワード256開発やWeb制作でよく使われる頻出キーワード256を紹介用語の理解を深める内容、ビジュアル要素も豊富1,980円
ちゃんと使える力を身につける WebとプログラミングのきほんのきほんWeb開発の基本から学べる教科書、実践的なスキル習得を目指せる初心者が段階的に学べる設計2,097円
プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則質の高いプログラミングの一生使える原理原則を、Why、Howを含めて易しく解説長期的に役立つ知識、初心者から経験者まで対応2,420円
リーダブルコード―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック理解しやすいコードの原則を、日々のコーディングなどさまざまな場面に当てはめる方法を紹介コードの可読性を高める方法を学ぶ、全開発者向け2,640円

※価格は変動するため、実際の購入時に確認してください。

【スキルアップにおすすめの書籍・参考書】

本の名前概要特徴価格
この1冊ですべてわかる 新版 SEの基本システムエンジニアリングの基礎知識を網羅した書籍中級レベル向け、プロジェクト管理から最新技術トレンドまで1,760円
達人に学ぶDB設計 徹底指南書データベース設計の基本から応用まで学べる実践的スキルアップに最適、実例を交えた解説2,860円
図解即戦力 ネットワーク構築&運用がこれ1冊でしっかりわかる教科書ネットワークの基本から応用までを図解で解説ネットワーク知識の体系的学習に適している1,958円
新装版 達人プログラマー 職人から名匠への道プログラミング技術とプロフェッショナルな開発者としての心構えを学べるエンジニアキャリア構築に役立つ知見を掲載1,236円
機械学習エンジニアになりたい人のための本 AIを天職にする機械学習やAI分野への進出を考えている方向けの指南書基礎知識からキャリア構築まで実践的なアドバイスが豊富1,000円

※価格は変動する可能性があるため、購入時にご確認ください。

これらの書籍は、初心者から経験者まで、各自のレベルに応じた知識やスキルの習得に役立つでしょう。

Webエンジニアにおすすめのオンライン学習サイト

Webエンジニアを目指している方々にとって、スキルアップや新しい技術の習得は欠かせないプロセスです。そのためには、自分に合ったオンライン学習サイトを見つけることが重要といえます。

以下は、Webエンジニアにおすすめのオンライン学習サイトです。

サイト名概要特徴学べるプログラミング言語価格
ドットインストール3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス3分動画で気軽に学習実践的に学べる 幅広いレッスンHTML/CSS、JavaScript、PHP、Ruby、Python無料またはプレミアムプラン(月額1,080円)
paiza初心者から中級者向けのプログラミング学習サイト面倒な環境構築不要わかりやすい3分動画と豊富な演習問題Java、Python、Ruby、PHP、C無料またはプラスプラン(月額990円~)
Progateイラスト中心のスライドで学ぶプログラミング学習スライド学習で直感的 実践的なスキルを身につけるJava、Python、Ruby、PHP、C無料またはProgate Professional(月額3,490円)
CODEPREP書いて動かしながら学ぶ実践型プログラミング学習実行環境を構築不要 問題を解きながら学習 Python、Ruby、PHP、HTML/CSS、JavaScript無料またはプラスプラン(月額990円~)
Udemy動画で学ぶプログラミング学習豊富なコース 自分のペースで学習 Python、Ruby、PHP、HTML/CSS、JavaScriptコースごとに異なる価格(一部無料あり)
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これらのオンライン学習サイトを利用することで、自分のペースで、また自分のレベルに合わせて、Webエンジニアとして必要なスキルを効率的に身につけられます。

Webエンジニアにおすすめのプログラミングスクール

プログラミングスクールは、あなたのキャリアや学習目標に大きく影響を与えてくれるはずです。
おすすめプログラミングスクールの概要、特徴、価格、受講期間を以下の表にまとめました。

プログラミングスクール概要特徴通常価格(税込)受講期間
TECH CAMP総合的なプログラミングスキルを提供就職・転職支援が充実712,000円最短10週間
SAMURAI ENGINEERマンツーマン指導が特徴現役エンジニアからの個別レッスン165,000~1,287,000円最短1か月
DMM WEBCAMP豊富なコースとキャリアサポート転職保証付きのコースあり179,988〜354,800円最短4週間
CodeCamp中高生向け、オンラインでの個別指導フレキシブルな学習スタイル110,000円最短1か月
RUNTEQWebエンジニア転職に特化手厚い転職サポート550,000円約9か月
TECH I.S.オンラインと通学の両方が可能国際的な環境686,400円約11か月
Techboost実践的なスキル習得に焦点フリーランス案件獲得サポート652,020円約6か月
POTEPAN CAMPWeb開発に特化したカリキュラム実務経験者による指導440,000円約5か月
TechAcademy副業や転職に結びつくコースが充実初心者から上級者まで幅広いコース372,900〜526,000円8〜16週間
DMM WEBCAMP実践にちかい学習環境路エンジニア転職専門のキャリアサポート未経験者からでも実践的なスキルが身につく889,350円約6か月

上記の情報は、2024年5月時点のものです。

価格については、給付金適応によって自己負担額が減るケースもあるため、この限りではありません。

価格や受講期間などは、各スクールの公式サイトや最新の情報を確認することをおすすめします。

資格取得以外でWebエンジニアのキャリアアップにつながること

Webエンジニアとしてキャリアアップを目指すためには、資格取得だけでなく、相対的に技術を高めていく必要があります。

キャリアアップにつながる3つの方法を、具体的にみていきましょう。

1.需要の高い新技術を学ぶ

IT業界は変化スピードが非常に速く、トレンドの移り変わりも激しい業界です。

そのため、スキルアップ・キャリアアップのためには、常に需要の高い新技術を学んでいく姿勢が欠かせません。

逆にいえば、どんなに豊富な知識・スキルを持っていても、それが時代のニーズに沿ったものでなければ、キャリアアップは望めないのです。

たとえば、昨今はオンプレミスからクラウドへと移行する企業が非常に多いです。そのため、クラウドサービスやサーバーレスの知識を必須で持っておくと、有利に働きます。

また、AI・機械学習の分野についても需要の幅を急激に広げているため、積極的に習得しておきましょう。

組み込み・制御分野の主な開発言語であるC言語も、需要が高い割にその学習のしづらさから参入の障壁は高く、習得しておけばほかのエンジニアと差をつけられます。

自社のサービス価値を高めるAPIの需要も依然として高いです。

合わせて、巧妙化するサイバー攻撃に備え、情報セキュリティに関する知見も欠かせません。

このように、時代の動向やニーズを汲み、どんどん新しい技術を取り入れていくことが、キャリアアップにつながるでしょう。

2.使用できるプログラミング言語を増やす

プログラミングスキルは、Webエンジニアのキャリアにおいて基本です。多様なプログラミング言語を習得することは、キャリアの可能性を広げることにつながるでしょう。

たとえば、検索エンジンデータに基づいた海外のプログラミング言語ランキング「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」の2024年5月時点のランキングでは、以下のような結果が出ています。

  1. Python
  2. C言語
  3. C++
  4. Java
  5. C#
  6. JavaScript
  7. VB
  8. Go
  9. SQL
  10. FORTRAN

これらの言語はそれぞれ異なる用途や特性を持つため、自身の持っているスキルに関連する言語から徐々に幅を広げていきましょう。

そのほか、就職・転職市場では、TypeScript、PHP、Ruby、Swift、Kotlinなどの需要も高いです。

これらの言語を学ぶことで、エンジニアとしてのスキルセットが拡大し、キャリアアップにつながります。

参考:TIOBE Index for May 2024|TIOBE

3.マネジメントスキルを身につける

Webエンジニアのキャリアパスとしては、マネジメント層への進出が挙げられます。

上流工程に携わったり、プロジェクトマネージャーやコンサルタントを目指したりするうえでは、マネジメントスキルの習得が欠かせません。

マネジメント業務には「プロジェクトの進捗管理」「チームメンバーのアサイン」「メンバーのサポートと管理」が含まれます。スキルとしては「分析力」「意思決定力」「管理能力」「業務遂行力」「コミュニケーション力」などを求められることが多いです。そのため、これらのスキルを身につけることで、Webエンジニアは開発現場を主導できます。

また、自身の市場価値や収入の向上、ひいてはプロジェクトの成功とチームの成長も実現できるでしょう。

※関連記事:フリーランスエンジニアの現実は?フリーランスエンジニアになるポイントや案件獲得する方法などを紹介|jobda

まとめ

本記事では、Webエンジニアにおすすめの資格、資格を取得するメリット、勉強方法や教材などをご紹介してきました。

Webエンジニアとしてスキルアップを目指し、より優れたキャリアを築くためには、資格の取得が非常に有効です。資格を取得することで、専門知識が深まるだけでなく、技術者としての市場価値も高まります。

また、資格取得に向けた学習や姿勢は、エンジニアとしての自分を一回りも二回りも成長させてくれるでしょう。

自分のレベルや目的、キャリアプランに合わせた資格を選び、ぜひ挑戦してみてください。

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