フリーランスエンジニアの年収と高収入を目指すための6つの方法

「会社員からフリーランスになれば年収が上がる!」
「フリーランスは会社員より稼げる!」

このような話を聞いたことがある会社員エンジニアの方も多いのではないでしょうか。

フリーランスは会社からしばられず、好きな時間・場所で自由に働くことができるというイメージがあるでしょう。加えて会社員よりも年収が上がるとなれば、フリーランスにならない手はないと考えるものです。

しかし同時に、「本当にフリーランスとして独立すれば年収が上がるのか?」という疑問も拭えません。せっかくフリーランスになっても、年収が下がってしまえば、独立したことを後悔してしまいます。

そこで本記事では、フリーランスエンジニアの年収について解説します。

本記事を読むことで、フリーランスエンジニアの年齢別・職種別・言語別の年収や、フリーランスとして高年収を狙える方法がわかるでしょう。稼げるフリーランスエンジニアになるためのロードマップについても解説したので、ぜひ自分と照らし合わせながら読んでみてください。

目次

会社員からフリーランスになって年収が上がるエンジニアは多い

結論として、会社員からフリーランスになって年収が上がるエンジニアの方は多いです。

出典:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

Relanceが調査した「フリーランスエンジニア白書2023」では、約55%と半数以上の方が「フリーランスエンジニアになって年収が上がった」と回答しました。上がり幅の中央値は約200万円となっており、フリーランスになって大幅な年収アップを実現していることがわかります。

一方で「年収が下がった」と答えた方の割合は約9%です。

この結果から、9割以上の方が、フリーランスエンジニアになって、会社員のときと同額以上の収入を得ていることがわかります。

フリーランスエンジニアの平均年収は約576万円

Relanceの同調査によると、フリーランスエンジニアの平均年収は約576万円です。フリーランスエンジニアの年収は、以下のように分布しています。

出典:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

また、dodaによると、会社員エンジニアの平均年収は438万円となっています。

したがってフリーランスエンジニアは、会社員エンジニアに比べて平均年収は高く、フリーランスになればより年収が上がる可能性も高いといえるでしょう。

参考:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

参考:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説|doda

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの年収を比較

年齢別の年収推移について、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアとで比較していきます。

フリーランスエンジニアの年収【年齢別】

フリーランスエンジニアの平均年収は40代までは右肩上がりですが、50代に入ると低下してしまいます。

出典:フリーランスエンジニアで年収1000万は可能?年収アップのコツも解説!|Liberty Works

フリーランスエンジニアは、40代から案件獲得のときに年齢制限を設けられる場合があります。

実際にSEESの外部人材の年齢制限に関する調査によると、40歳以上を採用しない企業が19%、50歳以上を採用しない企業が35%です。

年齢制限が設けられる理由としては、

  • 新しい技術についてこられない
  • 単価が高くなりやすい
  • 体力面で不安がある
  • 若いエンジニアと合わない

などがあり、同じ能力であれば若いエンジニアが採用されます。

さらに、年齢を重ねると年収が下がるもう1つの理由として、体力が低下し以前と同じ案件数をこなすことができなくなることも挙げられます。フリーランスエンジニアは月に2~3件の案件をこなす方が多いですが、体力が衰えると、こなせる案件の数は減ってしまうものです。受注する案件の数が減れば、当然、収入も下がってしまいます。

参考:8割以上の企業が活用を希望!シニアエンジニア、どんな人が求められてるの?年齢制限はあるの?採用担当者に調査!|SEES

会社員エンジニアの年収【年齢別】

dodaのデータによると、会社員エンジニアの年齢ごとの年収は以下の通りです。

出典:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説|doda

会社員エンジニアは50代が最も平均年収が高く、年代が上がるごとに年収も上がっています。

これらのデータからわかるように、20~40代の場合は、フリーランスのほうが会社員より年収が高いです。

ただし年収が上がっても手取りが増えるとは限らない

注意しておきたいのが、フリーランスの年収と会社員の年収は横並びに比較できるものではないという点です。

フリーランスの年収は、年間の売上高であり、利益ではありません。年収から事業に関わる費用である経費が差し引かれます。エンジニアは店舗や在庫をもたず、設備にかかる費用も高くはないため経費にかかる金額は抑えめですが、少なく見積もっても年収の1割ほどはかかってしまうでしょう。

また、フリーランスと会社員とでは、税金や社会保険の計算法と種類が異なります。フリーランスは業種によっては個人事業税を支払う必要もあり、年収が1000万円を上回ると消費税を納める必要も出てきます。

フリーランスになって年収が上がったとしても、経費や税金などの金額によっては、手取りが必ずしも増えるわけではないことは頭に入れておきましょう。

エンジニアがフリーランスになると会社員より年収が上がる理由

フリーランスエンジニアは会社員時代より年収が上がる人が多く、年齢別の平均年収を見てみても、フリーランスのほうが年収が高いことがわかります。

フリーランスになると会社員より年収が上がる理由は、主に次の3つです。

  • 受ける案件の単価と数で年収が決まるから
  • 年齢に関係なく若いうちから稼ぐことができるから
  • エンジニアの需要が高まっているから

それぞれ解説していきます。

受ける案件の単価と数で年収が決まるから

フリーランスの年収は、「案件単価と案件数」で決まります。

スキルを高めて高単価案件を獲得したり、仕事の時間を増やしてより多くの案件数をこなしたりすることで、収入を上限なく上げることが可能です。

会社員の場合は、たとえ実力が違っても、同じ役職の人であれば給料はほとんど横並びでしょう。

ほかにも、会社員は、上司の給料が実質的に天井として設定されています。

年齢に関係なく若いうちから稼ぐことができるから

フリーランスは年齢に関係なく、スキルや成果が年収に直結するため、自分次第で年収を上げることができます。

一方で会社員の場合は、勤続年数に応じて昇進・昇給していく年功序列型が多いです。昇進のスパンが長いと感じている会社員も多いことでしょう。

また最近では、会社で上のポジションが詰まっているために昇進しにくいという問題も見られます。

エンジニアの需要が高まっているから

エンジニアは需要が高いため案件数が多く、今会社でおこなっている業務内容と似た案件でも報酬単価が高い場合もあります。

出典:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果|経済産業省

経済産業省の報告によると、IT人材は2030年で少なくとも約41万人不足することが予測されており、将来的にも需要が高いです。

今の会社より、人件費に投資している企業の案件を受けることができれば、似た業務でも収入は上がるでしょう。

【職種別】フリーランスエンジニアの年収

エンジニアには、多様な職種があり、プロジェクトの中でどの役割を担うかによって年収は異なります。

実装や運用・保守などの下流工程を担当する「プログラマー」よりも、要件定義や設計といった上流工程を行う「システムエンジニア(SE)」の方が、プロジェクトにおける重要度と影響度が大きく、単価が高くなりやすいです。

さらに、リーダーやマネージャーといった上流の職種になればなるほど、単価が高まります。例として、エンジニアチームの技術リーダーを務めるテックリード、エンジニアチームを管理するエンジニアリングマネージャー(EM)、プロジェクトを統括する責任を担う「プロジェクトマネージャー(PM)」が挙げられます。

したがって、フリーランスエンジニアはプレイヤーとして開発を一通り経験した後、エンジニアを管理するポジションへのキャリアアップを目指しましょう。

【言語別】フリーランスエンジニアの年収

フリーランスエンジニアの年収は使用するプログラミング言語によっても変わります。

ボスアーキテクトの調査(2022年)によると、平均月額単価が高いプログラミング言語のTOP5は次のようになりました。

1位:Rust(73万円)
2位:Dart(72万円)
3位:Scala・Kotlin・R言語・Solidity(69万円)
4位:Go言語・TypeScript・Swift(68万円)
5位:Python・Ruby・Objective-C(67万円)

平均単価が上位の言語は比較的新しい言語であり、習得しているエンジニアが希少であるために単価が高くなっていると予想されます。

ただし、これらの言語は、需要の高い言語である「PHP(63万円)」「JavaScript(63万円)」「Java(62万円)」よりも、案件数が少ない点は押さえておきましょう。

参考:「平均単価1位」のプログラミング言語、「73万円」だと明らかになる|マイナビニュース

フリーランスエンジニアになった場合の年収を知る方法

ここまで年齢別・職種別・言語別の年収を見てきました。自分がフリーランスになった場合の年収について、おおよそイメージできたのではないでしょうか。

さらに、より具体的に自分がフリーランスとしてどのくらいの年収が得られそうか把握する方法を2つご紹介します。

  • 案件サイトを見る
  • フリーランスエージェントに相談する

それぞれ見ていきましょう。

案件サイトを見て自分が受注できそうな案件を探す

案件サイトで今自分が会社で担当している業務と似た内容の案件を探し、月額報酬を確認してみましょう。フリーランススタートPe-BANKなどの案件サイトが代表例です。

案件を探すときには、プログラミング言語や職種から検索するようにします。案件の募集要項に記載がある必須条件や歓迎条件をチェックすることで、自分が案件を獲得できるかどうか確認できるはずです。

自分が獲得できそうな案件の報酬が、自分の市場価値であるといえるでしょう。

フリーランスエージェントに相談する

フリーランスエージェントに相談すれば、自分が獲得できる案件を紹介してくれます。フリーランスエージェントは、会社員のうちから登録することが可能です。

案件に求められるスキルと報酬額について把握し、自分がフリーランスになった場合に得られそうな年収についてシミュレーションしておくとよいでしょう。

エージェントには30秒ほどで簡単に登録できるので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

年収1000万の稼げるフリーランスエンジニアになるためのロードマップ

フリーランスとして年収アップを目指す人の中には、1つの目安として年収1000万を目標に掲げている人も多いのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアとして年収1000万円を得ているのは上位10%です。

そこで、「稼げるフリーランス」になるためのロードマップについて解説していきます。

  • 5年以上の実務経験を積む
  • フリーランスエージェントを活用し実績を作る
  • チームでの開発を経験する
  • 高単価案件の獲得を目指す
  • 自己投資をしてスキルアップする
  • キャリアアップにつながる案件に参画する
  • 1つの案件に長く参画する
  • 需要の高い言語を習得する
  • 専門分野を作る

1つずつ詳細を解説していきます。

参考:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

5年以上の実務経験を積む

エージェント目線から申し上げると、案件を安定して獲得できるようになる実務経験年数の目安は5年以上であるといえます。

フリーランスはスキルが収入に直結します。そのため、フリーランスとして活躍することを目指す方は、まずは会社員として5年以上の経験を積み、自分のスキルを高めましょう。

現在は働き方改革が進んでおり副業も推進されているため、副業としてフリーランスの案件をこなしたり、普段とは違う業務の経験を積んだりするのもおすすめです。

ただし、目安の実務経験5年というのは言語によっても異なります。案件サイトで募集要項を見てみても、必須条件として「実務経験3年以上」と書かれているものが多く見つかるでしょう。フリーランスエンジニアとして独立するには、実務経験が3年ほどあれば可能であるといえます。

しかし、フリーランスエンジニアとして高収入を目指していくには上流ポジションを狙う必要があり、フリーランスがポジションの面でキャリアアップしていくのは難しいのが現実です。企業がフリーランスを採用するときは即戦力として求めており、十分なスキルと経験が求められるためです。

そのため、会社員のうちに上流ポジションを経験しておく必要があります。会社員のうちに豊富な経験を積んでおくよう心がけましょう。

フリーランスエージェントを活用し実績を作る

案件を獲得していくときにはスキルが重要ですが、スキルを判断する材料となるのが実績です。

フリーランス初心者~中級者は、フリーランスエージェントを活用して案件を獲得しましょう。

とくに、フリーランスなりたてのエンジニアは営業活動が未経験で不慣れであるため、思うように案件が獲得できなかったり、営業に時間や手間がかかりすぎてしまったりするものです。

その点フリーランスエージェントであれば、営業を代行してくれ、自分の希望やスキルに合った案件を獲得してきてくれます。

チームでの開発を経験する

複数人チームでの開発経験を積むことで、コミュニケーション能力を磨きましょう。

フリーランスエンジニアは個人で働くというイメージが強いかもしれません。しかし、エージェントが紹介する案件はほとんどがチーム開発の案件であり、1人で完結する案件は下流工程になるため低単価になりがちです。

実際にエージェント側も、フリーランスを評価するときに、円滑なコミュニケーションが取れるかを重視しています。チームで開発をする際には、リーダーのポジションを狙い、コミュニケーション能力、さらにはリーダーシップやマネジメントスキルを身につけていきましょう。

高単価案件の獲得を目指す

高収入を得るためには、多くの案件をこなそうとするのではなく、案件の単価を上げていくことを目指しましょう。

案件数を多く抱え込みすぎると、仕事に時間が取られてセルフブラック化を招きかねません。せっかくプライベートの時間を増やしたくてフリーランスになっても、仕事に追われてしまえば、独立したことを後悔してしまうことも考えられます。

また、フリーランスは年齢に応じてキャリアアップをしていかなければ、年齢制限という壁にあたり年収が下がるという悲惨な末路を迎えてしまいます。

Relanceの調査を参考にすれば、案件数としては月に2~3件が妥当といえるでしょう。

高単価案件を獲得するには、継続的にスキルを磨いて自分でキャリアアップをしていくことが重要です。

参考:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

自己投資をしてスキルアップする

フリーランスは、積極的に自己投資をしてスキルアップすることが重要です。

先述のとおり、フリーランスの年収はスキルによって大きく左右されるため、年齢に応じたキャリアアップをしていかなければなりません。

セミナーの受講や新しい言語の学習、資格の取得など積極的に自己投資し、スキルアップしていきましょう。なお、学習費は経費にすることができます。

また、営業や事務、税務などの本業以外の時間を減らすこともポイントです。営業ならエージェント、税務なら会計ソフトを活用していきましょう。

1つの案件に長く参画する

1つの案件に継続して参画することで実績になり、さらなる案件獲得につながります。

フリーランスエンジニア案件の契約は、最初に1か月あるいは3か月で契約し、更新をしていくパターンが多いです。そのため、半年~1年の長期的な参画は、クライアントから高く評価をもらっている証明になります。

継続的に案件を受注していれば、クライアントと信頼関係が築け、新たな案件を依頼してもらったり、ポジションを引き上げてもらったりすることも期待できます。

1つの案件に長く参画していれば、新たな案件獲得のための営業活動をする時間や手間を削減でき、本業に集中しやすくもなるでしょう。

キャリアアップにつながる案件を獲得する

案件を獲得するときには、キャリアアップにつながる案件を選ぶようにしましょう。

目先の報酬や働き方だけにこだわり、今の自分のレベルで対応できそうな案件だけを受注していると、スキルアップやキャリアアップにはなかなかつながりません。

フリーランスは、年齢を重ねると市場価値が下がってしまうため、自分でキャリアアップしていく必要があります。フリーランスとして継続的に仕事を獲得していくためには、スキルを磨いていくことが重要です。

将来のキャリアプランから逆算して、経験しておくべきことや身に付けておくスキルから案件を選んでいくとよいでしょう。

需要の高い言語を習得する

プログラミング言語によっても報酬が異なるので、需要の高い言語を身につけましょう。

paizaが2022年度に調査した「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」によると、転職における言語ごとの平均年収・ニーズのランキングは次の表の通りでした。

ニーズが高い言語平均年収が高い言語年収
1位JavaScriptScala683万
2位JavaTypeScript667万
3位PHPGo659万
4位PythonPython645万
5位C#Kotlin644万

中でも、平均年収が高い上位3つの言語は、ニーズの伸びも目立っています。その3つの言語は新しい言語であり、習得しているエンジニアが少ないために年収が高いのです。

この2つのランキングを見ると、TypeScriptはJavaScriptの上位互換であることから、JavaScriptを身につければ、市場価値の高いエンジニアを目指せるといえます。

ただし、ITの技術は日進月歩であり、トレンドの変化が激しいものです。そのため常に最新の情報をキャッチアップし、最新技術に対応していくことが重要といえるでしょう。

参考:平均年収が高いプログラミング言語 3位「Go」、2位「TypeScript」、1位は?|ITmedia ビジネス

専門分野を作る

専門分野を作ることで、ほかのエンジニアと差別化が図れ、市場価値が高まります。

専門分野としては業界や開発分野が挙げられるでしょう。「AWSのクラウド構築」や「建築業界のDX」などがその例です。

繰り返すようですが、エンジニアの市場価値はスキルや経験に大きく左右されます。専門分野を持ち、ほかのエンジニアより自分の需要が高まるようスキルアップしていくことが大切です。

フリーランスエンジニアが高単価案件を獲得する方法

稼げるフリーランスになるためには、スキルを磨き高単価案件の獲得を狙うべきであることを説明しました。

ここでは、高単価案件を獲得する方法を4つご紹介します。

  • スキルシートやポートフォリオを作成する
  • エンジニアイベントやオンラインサロンに参加して人脈を築く
  • 商流の浅い案件に参画する
  • テックリードやEMなどの上流ポジションを狙う
  • 契約更新のときに単価交渉をする

1つずつ見ていきましょう。

スキルシートやポートフォリオを作成する

自分のスキルや経験をアピールするために、スキルシートとポートフォリオを作成しましょう。

スキルシートとはエンジニア用の職務経歴書を指します。スキルシートを書くときには、クライアントに自分のスキルをわかりやすく伝えることが重要です。参画したプロジェクトについて、業務内容・規模・期間・使用言語などを詳しく記載するようにしましょう。

ポートフォリオとは、これまでの成果物をまとめたものを指し、スキルシートの内容の裏付けとなります。エンジニアの場合、ポートフォリオを載せるWebサイトを作成することが多いです。自分のスキルを最大限アピールできるよう、図や動的デザインなどの工夫を凝らすとよいでしょう。

エンジニアイベントやオンラインサロンに参加して人脈を築く

エンジニアイベントや技術交流会、オンラインサロンなどを通して、積極的に人脈を作るようにしましょう。

フリーランス白書2023によると、最も高い収入の案件獲得先として最も多いのが人脈です。2番目は過去や現在の取引先であり、いずれも人脈つながりの案件としてまとめると67%を占めます。

フリーランスは相談相手がおらず孤独に悩まされやすいものです。

自ら進んで交流し、仲間や知り合いを見つけましょう。オンラインサロンの例としては、新しい働き方Labやフリーランス協会などが挙げられます。

参考:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

商流の浅い案件に参画する

商流が浅いとは、自分とエンド企業との間に仲介者が少ないことを意味します。商流が浅い案件では仲介マージンが抑えられるため、その分自分が得られる報酬が高くなるのです。

とくにIT業界は多重下請けになりがちなので、商流の浅い案件は決して多くありません。その分、商流の浅い案件は上流案件になりやすいという特徴があります。

運用保守などの下流工程だけでなく、要件定義や設計などの上流工程に参画しましょう。

EMやテックリードなどの上流ポジションを狙う

高単価な案件は、より重要度と影響度が高い上流ポジションに多いです。

そのため、キャリアパスとして、EMやテックリードといったリーダー職・マネジメント職の案件獲得を目指しましょう。

フリーランスが未経験で上流ポジションに就くことは困難であるため、会社員のうちに同様のポジションを経験しておくことが望ましいです。

フリーランスとして独立してからのキャリアアップを目指す場合は、クライアントと継続的に信頼関係を築き、開発メンバーのリーダーなどチームでのリーダー職を担いながら経験を積みましょう。その上で、ポジションの引き上げを狙うのが賢明です。

契約更新のときに単価交渉をする

成果が出せたりスキルを証明できたりしているのなら、単価交渉をしていくべきです。

相場より低い報酬で受けている場合や成果が報酬に見合っていない可能性があります。

単価交渉を成功させるには、土台が整っているかどうかと、交渉するタイミングが重要です。スキルや成果、信頼関係などの必要な要素が揃っているか確認しましょう。交渉するときには、契約更新のタイミングがおすすめです。

>>>単価交渉を成功させるコツとは…?

フリーランスエンジニアに関するよくある質問

最後に、フリーランスエンジニアに関するよくある疑問・質問について答えていきます。

50代はフリーランスエンジニアとして稼げる?

先ほど説明したとおり、50代に入ると年齢を理由に案件を獲得できないケースがあります。

新しい技術についていけない、体力の衰え、単価が高くなりやすい、などが主な理由です。

しかし、PMやVPoEなどマネジメント職のポジションを担当できるスキルがあれば、50代でもフリーランスとして稼ぐことはできるでしょう。

実際にRelanceでも、50代の方でマネジメントスキルや豊富な経験を武器にご活躍されている方もいらっしゃいます。

年収アップに役立つ資格は?

資格を取得しておけば自身のスキルアップにもなり、知識や技術を客観的に証明できるため、クライアントへのアピールにつながります。

もちろん必須ではありませんが、案件獲得に役立つ可能性もあるため、気になる視覚があれば挑戦してみましょう。エンジニアとして役立つ資格としては、「Linux技術者認定試験」や「AWS認定」、「CCNA・CCNP」などが挙げられます。

まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアの年収について解説しました。

フリーランスは、会社員と比較すると年収が上がる傾向にあります。

フリーランスは案件ごとに仕事をするため、案件単価や案件数を増やすことで収入を上げやすくなるのです。また、案件単価はスキルレベルと比例するため、年齢に関係なく若いうちから稼ぐこともできます。

フリーランスは、積極的にスキルを磨き自分でキャリアアップしていくことが重要です。稼げるフリーランスになるためのロードマップと高単価案件を獲得する方法もご紹介したので、高収入を目指すフリーランスの方はぜひ参考にしてください。

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