インフラエンジニアとしての知識増加におすすめの本【20選】
2022年12月7日
インフラエンジニアとして活躍するには、幅広い知識が必要です。ただし、業務をこなすだけですべての知識を学べるわけではありません。本を読み、さまざまな知識を学びましょう。
この記事では、インフラエンジニアとしての知識を増やしたい人に向けて、おすすめの本を紹介します。スムーズに知識を身につけるために、ぜひ参考にしてください。
目次
インフラエンジニアに必要な勉強方法とは
インフラエンジニアは基礎をきちんと学び、実務経験を着実に積む必要があります。勉強方法はさまざまで、資格取得を目指したり、学習サイトを活用したりする方法もあります。本を活用して勉強するのもおすすめです。本は紙媒体ではなく、電子書籍を購入してもいいでしょう。
この記事では、主に本を活用する勉強方法を解説します。
本での学習はインフラエンジニアにとって重要
インフラエンジニアに必要なスキルは多岐にわたり、勉強を重ねなければなかなか習得できません。実務経験も重要ですが、それだけでは網羅できない部分も少なからず出てきます。よって、定期的に関連書籍を読んで知識を吸収しましょう。
以下ではインフラエンジニアにおすすめの本を紹介しますが、必ずしもすべてを読む必要はありません。自分の状況にあわせ、必要な情報を得られそうな本をピックアップして読んでみてください。
インフラエンジニアが読んでおくと良い本のジャンル
インフラエンジニアが読むべき本のジャンルをまとめると、以下のとおりです。
・インフラ全般の基礎知識 ・ネットワーク ・構築 ・サーバ・OS・仮想化技術・設計 ・セキュリティ ・ストレージ ・クラウド ・データベース ・システムアーキテクチャ ・運用・保守 ・自動化・CI/CD ・Docker ・DX(デジタルトランスフォーメーション) ・構成管理ツール ・ITトレンド
このなかで真っ先に読むべきなのは、インフラ全般の基礎知識についてです。仮想サーバやMicrosoftに加え、中小企業のIT化におけるDXの活用方法に関する本もぜひ読んでおきましょう。
以下では、未経験からインフラエンジニアを目指す人にもおすすめの本を紹介します。
インフラエンジニアにおすすめの本【20選】
インフラエンジニアの役に立つ本はたくさんあります。ここからは、特におすすめの本をジャンル別に紹介します。
【インフラ基礎全般を学べる】
インフラエンジニアの教科書
LINEの創業期を支えた著者が、サーバを3台から数万台へ増やした経験をもとに書かれている本です。インフラエンジニアの仕事内容とともに、業務を進めるために必要なスキルなどがわかりやすくまとめられています。
インフラエンジニアの教科書2
インフラエンジニアの教科書に続く内容であり、インフラエンジニアに関する基礎をある程度理解している人向けに書かれています。インフラエンジニアにとって必須であるものの、業務ではなかなか得られない知識がまとめられています。
絵で見てわかるITインフラの仕組み
ITインフラ全般について、図解で仕組みをくわしく解説している本です。基礎知識があり、Web3階層型システムについて把握したい人におすすめです。用語を理解しているなら、新米のインフラエンジニアでも十分理解できます。
絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク
インフラをデータベース側の視点から解説している本です。データの出入力やハードディスクの役割などに焦点を当ててまとめられています。プログラムを書くだけではわかりにくい部分も解説されているため、ぜひ読んでおきましょう。
インフラ設計のセオリー
著者の実務経験から得られた知見をもとにし、インフラの上流工程の大枠についてまとめられています。この1冊を読めば、要件定義、性能・拡張、運用保守、セキュリティなどの全体像の把握が可能です。
【ネットワークについて学べる】
ネットワークはなぜつながるのか
ブラウザとWebサーバのつながりやそれぞれの働きについてまとめている本です。どのような流れでネットワークが動いているのか理解できます。発売年は2007年ですが、いまでも通用する基本が解説されています。
マスタリングTCP/IP 入門編
ネットワークを構築するための技術のひとつであるTCP/IPについて解説されています。TCP/IPはネットワークを構成するための原則となっており、この本ではインフラエンジニアが必ず押さえておくべき内容がまとめられています。
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
ネットワークに関する用語をひととおり把握しており、Webサイトの具体的な構築方法まで理解したいという人におすすめです。初心者でも体系的にネットワークとサーバの構築について学べます。より実践的な知識を身につけたい人に向いています。
【プログラミングについて学べる】
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
インフラエンジニアもプログラミングをする機会はあり、ほかの人に見てもらいながら作業を進めます。そのような場面で読みやすいコードを書くためのテクニックがまとめられている本です。目を通すだけでも基本を理解できます。
【サーバについて学べる】
Linux のしくみ
幅広く利用されているLinuxがどのように動いているかまとめている本です。勉強を進めてもなかなか理解しにくく、多くの人がつまずきやすい内容がわかりやすく書かれています。Linuxのすべてを網羅しているわけではないですが、最低限の知識を学べます。
Windows Server 2019
Microsoftが開発したWindowsサーバの概要や導入方法などについて記載されています。インフラエンジニアの多くがWindowsサーバを構築しているため、本を参考にして基本をしっかり理解してきましょう。
【仮想化技術について学べる】
Docker実践ガイド 第2版
Dockerを構築するための環境を説明したうえで、基本的な設計や管理の方法が解説されている本です。向き・不向きまでわかりやすく解説されており、Dockerを扱うために必要な基礎知識を網羅しています。
おうちで学べる仮想化のきほん
仮想化技術の仕組みを初心者でも理解できるよう丁寧にまとめています。自宅のパソコンで仕組みを実際に確認しながら読み進められるため、知識を身につけやすいです。あらゆる仮想化について幅広く解説しています。
【セキュリティについて学べる】
図解まるわかり セキュリティの仕組み
セキュリティに関する基礎を解説している本です。基本的な考え方や情報漏えいの原因についてもくわしく説明しています。攻撃への対策やセキュリティに関する法律についても具体的にまとめられています。
【システムアーキテクチャについて学べる】
Webを支える技術
Webに関する技術の概要や動作の原理を解説しています。Webに関する知識を深めたいならおすすめの1冊です。正しく理解するためにはさまざまなことを理解する必要があるため、何度も繰り返し読むといいでしょう。
【データベースについて学べる】
Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで
Oracleはデータベース製品としてのトップシェアを誇ります。Oracleに関する基本的な知識が体系立ててまとめられている本です。Oracleに関する知識はインフラエンジニアにとって必須であるため、しっかり確認しておきましょう。
エキスパートのための MySQL
MySQLの運用のために必要な知識がまとめられている本です。特に、トラブルシューティングに関する内容が充実しています。順序立てて解説されているため、インフラエンジニアとしての経験が浅い人でも読みやすいです。
【その他】
ひと目でわかるActive Directory Windows Server 2019版
Active Directoryとは、Windowsサーバに組み込まれている機能のことです。Windowsサーバを扱ううえで必要になるActive Directoryに関する知識がまとめられています。図解も多いため、イメージしやすいです。
CentOS7 で作るネットワークサーバ構築ガイド
CentOS7とは、Linuxサーバを構築する際に使用するOSです。具体的な構築方法やネットワークサーバの管理方法などがくわしく解説されています。幅広い情報を網羅しているため、必要な箇所から読んでいきましょう。
Elasticsearch実践ガイド
文書検索が可能なデータ分析基盤のElasticsearchに関する知識がまとめられている本です。具体的な構築方法とともに、インデックスの作成方法やクリエの使用方法などが網羅されています。
まとめ
インフラエンジニアにはさまざまな知識が必要です。業務経験を積みつつ、本を読んでさまざまな知識を身につけましょう。自分がすでに経験している分野に関係する本や、興味のある本から読んでみてください。
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