【自己防衛】フリーランスが結ぶべき業務委託契約書のチェック項目を紹介!

フリーランスとして長く活躍していくためには、契約書を結ぶと同時に、契約書について正しい知識を身に付ける必要があります。フリーランスはクライアントとの間で契約を結んだ後に業務を行うため、契約時に発行する契約書について正しい知識を身に付けていないと、後々クライアントとのトラブルが発生する可能性もあるでしょう。

今回の記事では、フリーランスが結ぶ機会の多い業務委託契約書について、必要性や代表的なチェック項目、契約を結ぶ際の注意点などについてお伝えしていきます。正しい契約書関連の知識を身に付けておき、クライアントや現場でのトラブルを防止するようにしましょう。

フリーランスは業務委託契約書への関心が低い傾向にある

フリーランスはクライアントと業務委託契約書を結ぶことが多いですが、契約書への関心は低い傾向にあります。

フリーランスは仕事の管理を全て自分で行っており、業務委託契約書を精査する時間を作っていない人が多いです。また、業務委託契約書の内容は理解が難しい部分があり、面倒に感じることもあるでしょう。

しかし、業務委託契約書に自分が不利になる記載があれば、後々クライアントとのトラブルに発展する可能性があります。仕事を円滑に進めるために、業務委託契約書について関心を高めるようにしましょう。

十分な内容で契約書を結んでいないフリーランスが多い

フリーランスの中には十分な内容で業務委託契約書を結んでいない人も多くいます。日本労働組合総連合会(連合)のデータによると、「クライアントからの業務委託契約書に契約内容が必ず明示されている」と回答したフリーランスは全体の29.9%しかいませんでした。

契約内容を明示した業務委託契約書の作成は手間もかかり、特にフリーランスに「早く業務を進めて欲しい」と考えているクライアントは契約内容の明示をしない場合があります。

未払いなどのトラブルに発展する事もある

業務委託契約書に契約内容が十分に記載されていない場合、報酬の未払いなどのトラブルに発展する可能性があります。

「フリーランス実態調査結果」|内閣官房日本経済再生総合事務局によると、取引先とのトラブルを経験したことがある者のうち、そもそも書面・電子メールが交付されていなかったり、交付されていても取引条件が十分に明記されていなかった人が6割ほどなっております。

上記のデータから見てもわかるように、取引先とのトラブルを発生してしまった人の中でも契約書を結んでいない、内容が不十分というフリーランスは半数以上を占めております。

十分な内容で業務委託契約書を結んでいてもトラブルに巻き込まれてしまう可能性はありますが、十分な内容で業務委託契約書を結んでいないほどトラブルに巻き込まれやすいので、トラブルを避けるためにも業務委託契約書は重要となるでしょう。

そもそもフリーランスは業務委託契約書を結ぶ必要があるのか?

フリーランスは業務委託契約を結ぶ際に契約書を交わす必要があります。その理由としては主に以下の2点が挙げられます。

●業務委託契約書を結ぶことでトラブル防止になる

●信頼関係の構築

順にご紹介します。

業務委託契約書を結ぶことでトラブル防止になる

フリーランスはクライアントと業務委託契約書を交わしておくことで、後々発生する可能性があるトラブルを防止できるでしょう。

フリーランスは口頭の契約でも仕事を始められますが、契約書がなければ明示されていない内容についてクライアントと問題になる可能性があります。

特に労働条件や業務内容については、事前に聞いていた話と異なるとしても、口頭契約の場合はクライアントに合わせる必要があります。

一方、業務契約書を結んでおけば、自分が案件に参画時の様々な条件が明示され、業務開始前に労働条件を確認できます。安心して仕事を進められるようになるため、業務委託契約書を結ぶようにしましょう。

信頼関係の構築

業務委託契約書をクライアントと結んでおけば、お互いに相手を信頼しながら仕事を進められるでしょう。

口頭のみで契約して仕事を行う場合、クライアントと認識が異なって意見の衝突が起こる可能性があります。また、フリーランス側も契約書を結んでいなければ仕事を放棄しやすく、クライアントから信頼を得にくい場合もあります。

業務委託契約書を結んでおけば、フリーランスだけでなくクライアントも安心して仕事を進めることが可能です。

フリーランスが業務委託契約書を結ぶ際の代表的なチェック項目

フリーランスは業務委託契約書を結ぶことが重要ですが、契約書を発行する際は内容をしっかりとチェックする必要があります。フリーランスが業務委託契約書を結ぶ際に代表的なチェック項目は下記6つです。

  • 業務内容や契約形態を明確にする
  • 契約期間・更新・解除方法を明確にする
  • 報酬や経費の支払いに関する条件を明確にする
  • 再委託の可否を明確にする
  • 著作権・知的財産権を明確にする
  • 秘密保持を明確にする

順に解説していきます。

参考:業務委託契約書の書き方マニュアル|あなたの弁護士

業務内容や契約形態を明確にする

フリーランスが業務委託契約でクライアントと契約する場合、業務委託契約書で業務内容や契約形態を明確にし、労働時の条件について事前に把握することが必要です。

働き始める前に労働条件を明確にしていない場合、仕事が始まった後に想定していなかった業務を依頼される場合や、望んでいない勤務条件で働かなければならない場合があります。

業務委託契約書を事前に交わし、業務内容や契約形態を明確にしておけば、労働開始後にクライアントと認識のズレが発生する可能性が低くなります。

契約期間・更新・解除方法を明確にする

案件の契約期間や更新、解除のルールを明確にしておけば、安心して仕事を進められるでしょう。フリーランスがクライアントと契約する労働期間は案件によって様々です。事前にどの程度働くかを明確にしておかなければ、次の仕事の獲得に支障が生じて収入の不安定さに繋がります。

また、案件の更新や解除のルールを明確にしていないと、クライアント側の意向次第で簡単に契約を打ち切られる可能性があります。契約期間や更新、解除について業務委託契約書で明確にすることで、労働期間について正確な情報を把握し、日々の業務に安心して仕事を進められるでしょう。

報酬や経費の支払いに関する条件を明確にする

業務委託契約書で報酬や経費の支払いに関する条件を明確にし、報酬の未払いや支払い遅延を防止できます。フリーランスがクライアントと業務委託契約書で報酬や経費の支払いについて明記していない場合、クライアントは支払いの条件を自由に設定できます。

一方的な報酬の未払いや支払い遅延のトラブルに発展する可能性があるため、業務委託契約書で金銭の支払いに関する条件を明確にすることが必要です。

また、成果物を納品する案件の場合、成果物納品時に支払いが発生する場合が多く、成果物がクライアントに受け入れられなければ報酬が発生しない恐れもあります。後でトラブルが発生しないように事前に契約書の内容を確認し、報酬の支払いについて明確な条件を把握するようにしましょう。

再委託の可否を明確にする

フリーランスがクライアントと案件の契約をする場合、再委託の可否について明確にしておく必要があります。仕事によっては自分が行うより他の人に任せた方が効率的に進む場合があり、再委託を選ぶフリーランスは多いです。

しかし、クライアントによっては情報セキュリティや信頼性の観点から再委託を好まない場合もあり、業務委託契約書で明確にしておくことが必要です。自分だけでは業務量が多い案件もあるため、再委託の可否をクライアントと相談するようにしましょう。

著作権・知的財産権を明確にする

業務で制作した成果物に関する著作権や知的財産権について、業務委託契約書で明確にしておきましょう。

フリーランスが案件で作成した成果物を納品した場合、著作権や知的財産権がクライアントに与えられる場合が多いです。しかし、案件内容や成果物によってはフリーランスが著作権や知的財産権を所有する場合があるため、業務委託契約書に明記する必要があります。

特にクライアントからの報酬より著作権や知的財産権による利益の方が大きい場合、後からトラブルにならないためにも、予め明確にすることが大切です。

秘密保持を明確にする

フリーランスとクライアントの間で秘密保持に関して明確にしておくことで、情報の取扱いについて信頼関係を築けるでしょう。

情報が重要な役割を担う現代において、業務で得た情報の取り扱いは丁寧に行う必要があります。フリーランスとクライアントの間で情報の取扱いに関する認識のズレがあれば、業務中のトラブルが発生する可能性もあるでしょう。

フリーランスは業務委託契約書のテンプレートを活用しよう

フリーランスが業務委託契約書を作成する必要がある場合、テンプレートを活用して効率的に契約書を作成しましょう。

業務委託契約書を一から作成しようとすると、分量が多く専門的な知識も多く必要になるため、契約書の作成に時間がかかってしまいます。そのため、インターネット上で公開されている業務委託契約書のテンプレートを活用し、契約書作成を効率化することがおすすめです。

例えばbizoceanビズ研ビズルートなどで簡単に業務委託契約書のテンプレートはダウンロードできるため、有効活用していきましょう。

フリーランスが業務委託契約書を結ぶ際の注意点

ここまで見てきたように、フリーランスは業務委託契約書を結べば安心して業務を進められますが、契約書を交わす際に注意しなければいけない点もあります。フリーランスが業務委託契約書を結ぶ際の注意点は下記2点です。

  • 契約書の内容はできる限り明確にする
  • 双方合意をした上で締結をする

順に解説していきます。

契約書の内容はできる限り明確にする

業務委託契約書の内容はできる限り明確にし、契約後にフリーランスとクライアントの間で認識のズレが生じないようにする必要があります。

業務委託契約書を作成しても、記載されている内容に誤りや自分が受け入れられない内容がある場合、仕事を安心して進められません。

また、記載されている内容が曖昧であると、解釈が自由にできてしまい、後でフリーランスとクライアントの間で認識のズレが発生する可能性があります。そのため、業務委託契約書の内容はできる限り明確にすることが大切です。

双方合意をした上で締結をする

業務委託契約書はフリーランスとクライアントの双方が合意した上で締結しましょう。

業務委託契約書の内容にフリーランスとクライアントの一方が納得しただけでは業務を開始できません。お互いに認識をすり合わせ、安心して仕事ができる信頼関係を築くためには、業務委託契約書の内容にフリーランスとクライアントの双方が合意する必要があります。

仮に納得のいかない内容があれば契約前にしっかりと話し合い、業務開始後にトラブルが発生しないようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、フリーランスが特に結ぶことが多い業務委託契約書について、必要性や代表的なチェック項目、契約を結ぶ際の注意点などについてお伝えしてきました。フリーランスは業務委託契約でクライアントと契約する場合が多いですが、契約書を発行していないことが原因でトラブルが発生する可能性があります。労働条件や報酬の支払いなどについて労働契約書で明確にし、安心して仕事を進められるようにしましょう。

エンジニアのための
良質な案件を獲得しよう。

詳しくはこちら

関連記事

30秒で登録。
エンジニアのための
良質な案件を獲得しよう。

応募する