フリーランスサーバーエンジニアの年収や案件、将来性をご紹介!

フリーランスのサーバーエンジニアになりたいと考えている人や、現在フリーランスでサーバーエンジニアとして働いている人で、年収や案件数、将来性などに不安を抱く人もいるでしょう。

今回は実際の案件例とあわせて、フリーランスサーバーエンジニアの年収や将来性を紹介します。

サーバーエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法や、必要なスキルも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

サーバーエンジニアのフリーランスの年収や働き方

サーバーエンジニアでフリーランスで働く前に、実際の働き方や平均年収を把握しておきましょう。

働き方

フリーランスサーバーエンジニアの働き方は、主に「在宅」「客先常駐」の2つに分かれます。

在宅タイプ

サーバーエンジニアの業務内容は、主にOSなどのサーバー内部の設計・運用・保守です。

必要なサーバーの台数を検討、配線やOSのインストールなどをし、稼働しているサーバーの監視や安定して稼働させるためのメンテナンスや障害対応などをグループ内で担当します。

そのため、基本的にリモートでの業務が中心となり、出社せずとも自宅で働けます。在宅タイプは、納期やトラブル処理などに気をつけていれば時間に縛られることもほとんどありません。

比較的自由な働き方ができるので、在宅タイプを選択するフリーランスのサーバーエンジニアも多くいます。

フリーランススタートによると、サーバーエンジニアの全案件のうち30%が在宅・リモート案件となっており、リモートで働ける機会が豊富にあるといえます。

客先常駐

客先で常駐して働く場合は、クライアント先と業務委託の契約を締結後、クライアントの会社に出社して業務をおこないます。

サーバーメンテナンスをする際には、クライアントの会社やデータセンターなどへの出勤が求められるでしょう。

フリーランススタートによると、常駐案件はサーバーエンジニアの全案件のうち70%を占めており、依然として常駐のほうが主流となっています。

参考サイト:サーバーエンジニア|フリーランススタート

年収

フリーランススタートによると、案件あたりの月額単価の平均値は57.2万円で、中央値は70万円となっています。(2023年1月時点)

そのため、月額単価の平均値を12倍して年収を求めると、フリーランスのサーバーエンジニアの年収は686万円であると推定できます。

マイナビAGENTによると、サーバーエンジニアの平均年収は465万円なので、フリーランスの方が年収は高いといえます。

参考サイト:サーバーエンジニア|フリーランススタート

参考サイト:職種別平均年収ランキング サーバーエンジニア|マイナビAGENT

案件数

フリーランススタートの2022年1月30日時点の案件数は23394件でした。

非常に多くの案件があるため、案件獲得の心配はあまりなく、フリータンスなりたての人でも自分に合ったレベルの案件を見つけられるでしょう。

参考サイト:サーバーエンジニア|フリーランススタート

サーバーエンジニアのフリーランス案件の実例を紹介!

Relance案件

インフラ/サーバー開発エンジニア

■職務内容

・UNIX/Linux/Solarisサーバーの運用管理

・ネットワーク/システム設計時の技術支援

・データセンターでのサーバー構築

・障害発生時のトラブルシューティングと事後対策の立案など

■魅力

・大規模インフラの構築運用に携わることができる

・新規サービス開発を初期の企画から経験できます

・ポジションに関係なく有効な意見であれば採用されます

・海外案件の経験も可能です。(海外案件も豊富に有り)

■必須要件

・Linux/Unix系OSの利用経験(2年以上)

・サーバー構築/運用経験

■働き方

常駐

■契約内容

・契約形態::業務委託(準委任)

サーバーエンジニアのフリーランスの将来性や今後の需要は?

年収や働き方、実際の案件を紹介しましたが、将来性や今後の需要も気になることでしょう。

IT技術は常に進化し続けているため、今後もその傾向が続いていくでしょう。そのためフリーランスのサーバーエンジニア向けの案件も増え続けていくと予想されるため、将来性は十分にあるといえます。

経済産業省のIT人材需要に関する調査によると、2018年時点では22万人のエンジニアが不足しているうえに、2030年には100万人以上のエンジニアが不足すると推測されています。

サーバー市場の拡大に対して、エンジニアの供給不足は今後も続くでしょう。したがってサーバーエンジニアの需要はさらに高まっていくことが期待できます。

ただし、サーバーエンジニアの仕事がAIに取って代わられる可能性もあります。全ての業務がなくなるわけではありませんが、AIの活用によって自動化・効率化が進むためです。

システムの構築などの複雑な背景をもつ創造的な業務はエンジニアがそのまま担うだろうと予想されるので、常に最先端技術を学び、自分のスキルを磨き続ける必要があります。

参考サイト: IT 人材需給に関する調査|経済産業省

参考サイト:人工知能ができること・できないことは何か?これからの世の中はどう変わる?|久留米工業大学

サーバーエンジニアがフリーランス案件を獲得する方法

サーバーエンジニアがフリーランス案件を獲得するにはいくつかの方法があります。その中でも、フリーランスになりたての人や、新規案件獲得の営業が苦手な人はフリーランスエージェントを活用すると良いでしょう。

フリーランスエージェントとは、エージェントがフリーランスの代わりにクライアントと交渉をおこない案件を受注してくれるサービスのことです。

日程調整や給与の交渉、希望ジャンルの案件を探してくれるなど、案件交渉の仕事を担ってくれるので、自分で営業をする必要がありません。自身のスキルや経験などを細かくヒアリングし、営業活動を代行してくれます。

フリーランスになりたてで実績が少ない人は、希望通りの案件が紹介されない場合もあります。しかし多くの案件をこなし、実績を積み上げていくとフリーランスとして信用・信頼度が上がるので、希望通りの案件に携われるようになるでしょう。

フリーランスエージェント以外に「クラウドソーシングサービス」「SNS」「知人」の活用方法があります。

クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネットを通じて不特定多数の人に業務を発注できるWebサービスのことです。代表例としては、クラウドワークスやランサーズがあげられます。

クラウドソーシングで募集している案件は数多くあり、種類もさまざまです。自分の得意な案件や参画したい案件を探せるので、うまく活用するとよいでしょう。

実績ができてくると、自分で案件を探さずともクライアントからスカウトされることもあります。ただし、値段交渉や納期などの交渉は自分でおこなう必要があるため、営業が苦手な人はフリーランスエージェントを活用しましょう。

SNSの活用も、フリーランス案件を獲得する大切な方法です。多くの人がTwitterやFacebookなどを利用しているので、近年はSNS上で求人募集している企業も少なくありません。

募集アカウントに応募のDMを送るだけで、自身のやりたい案件に携われる可能性があります。実績を発信することで、企業からスカウトがくるケースもあるでしょう。

前職時代の同僚や上司から、依頼がくるケースもあります。フリーランスサーバーエンジニアになっている・これからなる人は、会社員時代もエンジニアをやっている人がほとんどでしょう。

前職の人であれば自分の実力をより正確に把握しており依頼がしやすいため、円満退社を心がけ、前職のつながりは大切にしましょう。

サーバーエンジニアのフリーランスに必要なスキル

サーバーエンジニアのフリーランスとして働いていくために必要なスキルがあります。それは「サーバー」「クラウド」「セキュリティ」関連のスキルです。

それぞれ詳しく解説します。

サーバー関連のスキル

サーバーの構築や運用をする際、サーバー操作をするのがサーバーエンジニアです。操作にはLinuxやWindows ServerといったサーバーOSを使用します。

初心者でも始めやすいのはWindows Serverですが、Linux系のOSは業務用での活用が多いため、必ず習得しておきましょう。

他にもWebサーバーではApache、DBサーバーではMySQLなど必要スキルが異なります。メールサーバーやFTP、プロキシサーバー、Hyper-Vなどを扱うスキルなど、多くの知識が必要です。

クラウド関連のスキル

クラウドサービスの普及により、仮想化の知識、技術を考慮した設計スキルが必要です。

AWS、Microsoft Azure、laas、PaaS、SaaSなどのクラウドサービス全般の知識の活用が今後さらに増えてくることが予想されるため、クラウドの知識・スキルを磨きましょう。

セキュリティ関連のスキル

フリーランスサーバーエンジニアには、セキュリティ関連のスキルも重要です。

外部に流出してはならない個人情報や顧客情報などを保護する業務もサーバーエンジニアの仕事になります。

セキュリティマネジメントやセキュリティソフト、ファイアウォールなど、幅広い知識・スキルを取得するのがおすすめです。企業のセキュリティ検査や社内教育の講師としても活躍できるようになり、収入の向上が期待できるでしょう。

サーバーエンジニアのフリーランスが高単価な案件を獲得するには?

サーバーエンジニアのフリーランスが高単価な案件を獲得するには、主に3つの工夫が必要です。

「商流の浅い案件に参画する」「資格を取る」「コミュニケーションスキル」を念頭においておくと、高単価な案件を受注できるようになります。

詳しくは以下で解説します。

商流の浅い案件に参画する

高単価な案件を獲得するために重要なことの一つが、商流の浅い案件に参画することです。商流が深いと、エンド企業と自分の間に仲介業者が多く介在することで、その分手数料を取られてしまい、最終的に受け取る報酬が少なくなってしまいます。

また、設計や要件定義などの上流工程やマネジメントは、商流が深いと経験できない場合がほとんどです。

上流工程やマネジメントの経験を積めると、スキルが高まりより高単価な案件を受注できるようになっていくので、できるだけ商流の浅い案件に参画しましょう。

資格を取る

サーバーエンジニアは、必ずしも資格が必要なわけではありません。しかし、資格を取得しておくことで体系的な知識が身につくだけでなく、スキルがあることを客観的に証明できるようになります。

年収アップにつながったり、現在会社員の人は資格手当が出たりとメリットが大きいでしょう。

「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」「マイクロソフト認定資格」「LPIC」「シスコ技術者認定(CCNAなど)」「Linux技術者認定試験 LinuC」などの試験を受けて取得しておくと、フリーランスサーバーエンジニアは高単価案件を受注しやすくなります。

コミュニケーションスキル

知識を深めスキルを磨いても、コミュニケーションスキルが乏しいと、高単価案件は獲得しにくいです。

サーバーエンジニアは、スムーズに業務連携・遂行するためにも、クライアントやチームと密に連絡を取り合わなければなりません。

円滑にコミュニケーションがとれることは信用につながり、高単価案件を獲得するのに近づきます。

まとめ

今回の記事では、フリーランスのサーバーエンジニアを目指している人に向けて、サーバーエンジニアの年収や働き方、サーバーエンジニアの将来性、必要なスキルなどについて解説しました。

今後もエンジニア不足は続き、サーバーエンジニアの需要はさらに高まることが予想されるため、将来性は高いといえるでしょう。

フリーランスの収入は自分が獲得した案件に大きく左右され、案件交渉には営業スキルやコミュニケーションスキルが求められます。そのため、とくに実績が少ないフリーランスなりたての人や自分のアピールの仕方がわからない人はフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

フリーランスエージェントは営業活動を代行してくれ、自分のスキルレベルに合った案件を獲得してくれます。営業に時間を割く必要がなくなり、自分の業務やスキルアップに専念できるメリットもあります。

案件獲得に不安のある方は、まずはRelanceに気軽に相談してみましょう。

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