私がフリーランスエンジニアになって必要だと感じた5つの知識やスキル

はじめに

こんにちは、フリーランスエンジニアの志賀と申します。
現在は、インフラエンジニアとして、クラウド(AWS)を用いたシステム開発案件で仕事をしています。35歳からエンジニア未経験で転職をし、36歳でフリーランスエンジニアとして独立をしました。

今回は、そんな私がフリーランスエンジニアになって必要だと感じた5つの知識やスキルを本記事でご紹介したいと思います。

執筆者:フリーランスエンジニア 志賀拓磨

大学を卒業後、紳士服業界で5年就業。その後、フィリピンに渡りブリッジSEとして4年半従事。コロナをきっかけに日本に戻りプログラミングスクールにて開発エンジニアの言語を学び、インフラエンジニアとしてご就業。現在はSREエンジニアとして案件に参画中。

フリーランスエンジニアに必要な5つの知識・スキル

 技術キャッチアップのスキル

フリーランスエンジニアにとって、現場で必要なキャッチアップをすることはとても大切なことです。現場では即戦力が求められますし、良い業務パフォーマンスを我々に期待しています。
そこで、現場でのキャッチアップをどのように効率的に実施していくか、が大切だと感じました。
私自身が行ったキャッチアップ失敗例は、資格の勉強です。一見、現場に必要な技術に関する資格取得は良いように思えますが、時間と労力の割に業務で活かせる範囲が意外と限定的であるためキャッチアップ効果はあまり感じられませんでした。

そこで、現在私が実施しているキャッチアップ方法は、実際に手を動かして習得する方法です。よく使う学習ツールとしては、ハンズオン学習サイトもしくは、動画学習サイトのUdemyをよく利用します。さらに、技術解説が詳しく書かれている書籍を購入します。ハンズオン学習の中で重要な箇所、つまずいた箇所などをNotionなどのノートツールにメモとして残し、自分だけのオリジナルノートを作成します。

ここでポイントなのは、完璧に理解しようとしないことです。一通り基本的な内容のインデックスを頭の中で作り、実際の業務でノートや書籍を見返すことでスキルを徐々に身につけていくことをおすすめします。実際に学んだことが現場ではどのように使われているか、エラーの内容とその解決したプロセスをノートに残すことで知識をブラッシュアップしていきます。

SNS活用知識

フリーランスになってとても大事だと感じる「情報」について述べようと思います。
特にSNSを活用した情報収集は個人事業主にとっては大切な情報ツールです。X(旧Twitter)では数多くのIT企業が技術についての情報や勉強会の情報など有益な内容を発信している投稿をよく目にします。

実際に私もXから情報を得て勉強会に参加したことが何度かあります。
勉強会に参加するエンジニアの方々は意識が高い人が多くフリーランスも多いので人脈を作ることも可能です。日々の業務やどんなプロダクトを開発をしているのかであったり、技術勉強の方法までたくさんの有益な情報がゲットできます。
そこから繋がりが増え、開発案件や副業のお仕事をいただけたり、横のつながりの大切さも知ることができました。

また、SNSで日々の技術のアウトプットを継続して続けていくと、同じ技術を使って仕事をしているエンジニアからフォローされるようになるので、より効率的に情報を得ることができます。
さらに発展すると、フォロワー数を増やすにはどうしたら良いか、いいねを数多くもらえるにはどのような内容の投稿したらと良いかなど、SNSマーケティングの知識も実践ベースで学べます。
ぜひフリーランスエンジニアの方はSNSを活用する術を身に付けてはいかがでしょうか。

税務や節税の知識

個人事業主として働くには避けては通れない確定申告。せっかくフリーランスになって収入が増えたのに徴収される税金が大きいのはとてももったいないと感じました。

エンジニアは店舗を持ったり、商品の仕入れなどが発生しないので、基本的に利益率が高い業種です。ですがその分、支払う税金も多くなることを意味します。逆に言えば、経費をコントロールすることにより所得を下げることで、手元に残る収入を多くすることが個人事業主の大きなメリットでもあります。エンジニアの場合の家賃や光熱費はどの程度経費にするか、減価償却の知識を身につけること、そしてこの支払いは経費になるのかを常に意識することは独立した個人事業にとって大切なことです。

私も同じフリーランスエンジニアの友人たちと会うと、個々でどのように節税しているか話が盛り上がったりします。他のフリーランスの人たちはどのように節税しているのか、テクニックなどを情報収集し、そしてすぐにそれを自分に取り入れています。

また、freeeやマネーフォワードなど、会計ソフトを積極的に活用しましょう。使い方に慣れるため、使い初めの方はご自身の手入力で仕分けすることをおすすめします。どの支払いが経費になるのか、その経費がどの勘定科目なのかがわかるようになると、より経費コントロールがしやすくなります。売上に対して経費は大体何%なのか、管理を継続しているとわかるようになります。また、年間のおおよその課税所得額が算出できるので、次年度に支払う所得税や社会保険料の金額も予想できるようになります。会計知識も身に付きますし、自身の日々の支出管理もできるので一石五鳥です。

ビジネススキル

個人事業主にとって、ビジネス知識を身につけておくことも大事かと思います。

ビジネス知識とは、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力のヒューマンスキル、マネージメントスキルのことを指します。フリーランスエンジニアとして現場から評価されるのは、技術に関するスキルだけではありません。対人能力やビジネスマナーなどのスキルも大切な評価要素になります。

私も、エンジニアとしての技術力はそこまで高くはないものの、クライアント様との対面およびメールでのコミュニケーション面で評価をいただき契約を継続できております。タスクの進捗報告などをしっかり行う、もし期日が遅れそうであれば早めに現場のプロパーさんに相談する、業務内容で不明点があれば質問するなど、積極的にコミュニケーションを図ります。

また、体調管理にも気をつけているので、病欠はほぼありません。適度な運動や睡眠、食事に気を配り、自己管理する能力もとても大事ですね。社会人経験が長いエンジニアであれば、ビジネススキルはある程度身についているかと思いますが、不安な人はビジネススキルの知識も身につけておくことをおすすめします。

語学スキル

私が個人的に思うフリーランスエンジニアが身につけておくべきスキルは英語です。これはフリーランスだけではないかもしれません。

プログラミング言語など多くの技術がアメリカからの発祥なので、ドキュメントは基本英語で書かれています。特に新しい技術のドキュメントは日本語訳がない場合が多いです。英語が読めると抵抗感なくドキュメントが読めますし、翻訳機能を使用するより正確に理解がしやすいメリットがあります。
私が普段業務で使用しているAWSのコンソール画面も言語は英語設定にしています。日本語だと表現が曖昧な箇所が多く、オペレーションミスを発生させる可能性があるためです。

また、日本も今後エンジニア不足が益々深刻化していくと予想されているので、インド人やフィリピン人などの外国人を雇う動きになってくるでしょう。彼らとコミュニケーションを取るために英語は欠かせません。私の新しい現場にもアメリカ人、イギリス人、ロシア人のエンジニアが在籍しています。英語をビジネスレベルで使えるようになると海外案件に挑戦できるチャンスもあります。英語は身につけておいて損はなく、むしろメリットでしかないと思います。

まとめ

私がフリーランスエンジニアになって1年以上たちますが、ただ技術だけができれば良いというものではないことを実感しております。

フリーランスエンジニアで特に大切なことは「行動力」だと思います。上記で述べた5つのことは行動力がないとできないことだと思いますし、自己管理意識を持つことが重要です。半年または一年毎に、スキルシートの棚卸しを行い、売上目標や身につけたいスキルを決めて行動すること。フリーランスエンジニアとして活動していく中で、スキルアップし現場での信頼が得られ、売上が上がってきた先に、法人成りを考えても良いかと思います。

この記事で、1人でも多くのフリーランスの方々の役に立ち、今後の活動で活かしていただけたら嬉しいです。

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