プロダクトマネージャーのキャリアパスにはどのようなものがある?段階別に必要なスキルとあわせてご紹介!

「将来的にプロダクトマネージャーになってみたいが、どのようなキャリアパスがあるのかわからない」「必要とされるスキルや経験がわからない」といった悩みを抱える方もいらっしゃることでしょう。

また、晴れてプロダクトマネージャーとなったあとのキャリアについて知りたいかたもいらっしゃるかもしれません。

いずれにせよ、プロダクトマネージャーに求められるスキルや経験を知っておくことで、望む形でキャリアチェンジをしやすくなるはずです。

本記事では、どのような職種からプロダクトマネージャーを目指せるのかや、プロダクトマネージャーで重視されるスキルについて、詳しく解説します。プロダクトマネージャーとしてのキャリア設計をする上での参考としてください。

目次

プロダクトマネージャーを目指せるキャリア

プロダクトマネージャーを目指せるキャリアとしては、以下の4つが挙げられます。

  • システムエンジニア
  • UI/UXデザイナー
  • マーケター
  • 事業企画・サービス開発

いずれも、その職種であることよりも、プロダクトマネージャーに求められる素養が備わっているか、役目を十分にこなせるかが重要です。

どのような経験・スキルを有していれば、プロダクトマネージャーへの転身が可能になるのかを、詳しく見ていきましょう。

1.システムエンジニア

プロダクトマネージャーを目指すキャリアパスの1つとして、システムエンジニアからのキャリアアップが挙げられます。実際に、システムエンジニアの経験を活かしてプロダクトマネージャーへと転身する人は少なくありません。

プロダクトマネージャーの主たる仕事は、プロダクトの統括を担うことであり、プロダクトのリリースには製品開発のプロセスも欠かせません。そのため、システムエンジニアとしての開発経験は、プロダクトマネージャーの業務においても大いに活かせるのです。

IT業界における豊富な知識・スキルを持つエンジニアは、プロダクトマネージャーになったあとも活躍できます。開発チームと深い理解を築きながら、的確な提案や指示をおこない、問題解決に尽力できるでしょう。とくにリーダーとして上流工程に携わった経験のあるエンジニアは、顧客ニーズを汲み取る力や発想力も兼ね備えているため、その経験はプロダクトマネージャーとしての市場価値を高めることにつながります。

2.UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーからプロダクトマネージャーへ転身するのも、1つのキャリアパスです。

UIデザイナーやUXデザイナーとしての知見は、プロダクトマネージャーの役割においても十分に活かせます。

UIデザイナーは、Webサイトやサービスにおいて、ユーザーが直接触れるUI(ユーザーインターフェース)のデザインを担当します。ユーザーにとって使いやすく、直感的に操作できるデザインを実現することが、UIデザイナーの主な役割です。

一方のUXデザイナーは、UI部分も含めた製品・サービス全体のユーザーエクスペリエンス(体験)をデザインします。ユーザーが製品・サービスを利用する際に、楽しさや心地よさを感じられるようなデザインを実現する職種です。

このように、UIデザイナーとUXデザイナーは共に、顧客目線でサービスをデザインする職種といえます。そのため、これらの職種で培った対ユーザースキルは、プロダクトマネージャーでも存分に活かせるでしょう。

3.マーケター

マーケターからプロダクトマネージャーへのキャリアチェンジも、1つのキャリアパスです。マーケターとしての経験も、プロダクトマネージャーにとって大きな強みとなります。

プロダクトマネージャーは、製品・サービスの企画段階から、リリース前の市場動向分析、リリース後の効果検証まで、幅広い役割を担います。マーケターの知見は、これらの業務を遂行する上で非常に有利に働くでしょう。

たとえば、市場調査やターゲット顧客の分析は、マーケターの得意分野です。この経験を活かすことで、プロダクトマネージャーとしてより的確な戦略立案が可能となり、高いパフォーマンスを発揮します。

また、マーケターは各部署との連携も欠かせないため、コミュニケーション能力やチームワーク力にも長けています。これらのヒューマンスキルは、プロダクトマネージャーとして活躍していく上で重宝され、即戦力として活躍できるでしょう。

4.事業企画・サービス開発

事業企画やサービス開発の経験も、プロダクトマネージャーへのキャリアチェンジにおいて有利に働きます。これらの職種で求められるスキルやプロセスは、プロダクトマネージャーの業務と親和性が高いためです。

事業企画やサービス開発では、新しい事業やサービスを生み出すために、企画から開発・リリースまでの一連の流れを管理します。この流れは、プロダクトマネジメントの基本的なプロセスとそう大きくは変わりません。

たとえば、市場調査や競合分析から始まり、コンセプトの策定、開発計画の立案、リソース管理、リリース後の効果測定などが共通しています。

そのため、これらの業務経験があれば、プロダクトマネージャーに転身したあとも、業務にスムーズに適応できるでしょう。各フェーズで必要となるタスクや、必要なリソース(モノ・ヒト・スキル)を理解しているため、効率的かつ効果的なプロダクトマネジメントが可能となります。

プロダクトマネージャーとしてのキャリアパス

プロダクトマネージャーとしてのキャリアパスとして挙げられるのは、以下の4つです。

  • 上級ポジションへ昇進
  • 他分野に転身
  • 経営層への挑戦
  • 起業家として独立

それぞれ、プロダクトマネージャーとしての経験がどのように活かせるのか、またどのような役割を担うのかを解説します。

1.上級ポジションへ昇進 

プロダクトマネージャーからのキャリアパスとしてまず挙げられるのが、同分野の上級ポジションへの昇進です。

具体的には、「シニアプロダクトマネージャー」「VP of Product」「CPO(Chief Product Officer)」「プロダクトディレクター」などのポジションが該当します。

それぞれの代表的な役割は、それぞれ以下のとおりです。

ポジション名役割
シニアプロダクトマネージャーより複雑かつ大規模なプロジェクトを担当。複数の製品ラインに対応し、プロダクトマネジメントチームと経営層との仲介も務める。
VP of Productプロダクトの最高責任者であり、プロダクト全体に責任を持つ。プロダクトの質向上・顧客満足度向上を目的に、戦略立案や改善分析をおこなう。
CPO(Chief Product Officer)「最高製品責任者」であり、製品開発・製品戦略の策定からリリースに至るまで、様々なプロダクトに関する意思決定をおこない、広範な業務を統括する。中長期的な目標を管理し、企業の成長にも寄与する。
プロダクトディレクター事業開発・マーケティング課題の方針に従い、プロダクトの構築・運用における実行指揮を執る。プロダクトそのものの管理だけでなく、組織全体の効果的な運営確保・プロセス改善に重点を置き、管理職として統括をおこなう。

これらの上級ポジションへのキャリアアップを目指すためには、プロダクトマネジメントの実績を積み重ねると共に、リーダーシップやコミュニケーション能力、戦略的思考力を磨く必要があります。

2.他分野に転身

プロダクトマネージャーから他分野へと転身するのも、1つのキャリアパスとして考えられます。プロダクトマネージャーの経験をとくに活かせる分野としては、たとえば事業開発やマーケティングなどが挙げられるでしょう。

事業開発は、新規事業を立ち上げ、軌道に乗せるという、事業におけるゼロイチフェーズを担います。

さまざまなチームを巻き込み、企業の成長・発展に大きく貢献する役割を担いますが、その性質上、プロダクトマネージャーとして培ったスキルや知見が非常に役立つでしょう。たとえば、市場調査や競合分析、事業計画の立案などは、プロダクトマネジメントの経験が活きる場面です。

マーケターは、その名のとおり、市場動向や顧客ニーズなどの情報収集をおこない、マーケティング施策を立案します。また、データ分析もおこなうことも重要な職務です。プロダクトマネージャーも、マーケターと同様に顧客に評価されるプロダクトの開発を担う過程においてマーケティングの視点が培われていくため、その経験はマーケターとなったあとも存分に活かせるでしょう。

プロダクトマネージャーとしてのキャリアを積んだあと、事業開発やマーケティングへと舵を切ることで、自身の視野を広げ、さらなるスキルアップを図れます。また、企業全体の成長に、より直接的に関わることができるというやりがいも得られるでしょう。

3.経営層への挑戦

プロダクトマネージャーからCEOやCOOといった経営層へのキャリアチェンジも、有力な選択肢の1つです。

プロダクトマネージャーは、マーケティングや製品開発・管理だけでなく、人員マネジメントや経営にも携わるため、これらの経験を活かして経営層への転身も望めるでしょう。

たとえば、CEO(Chief Executive Officer)は最高経営責任者として、企業における業務を統括します。企業の経営方針・事業方針の策定をおこない、ステークホルダーへの説明や情報開示責任を負う役員です。

一方のCOO(Chief Operating Officer)は、最高執行責任者として、CEOの判断に従い、実務の執行を統括します。

詳細は後述しますが、いずれの役職においてもプロダクトマネージャーとしての管理スキルや戦略立案のスキルを大いに活かせるでしょう。

4.起業家として独立

プロダクトマネージャーとしての経験を活かし、起業家として独立するのもキャリアパスの1つです。

プロダクトマネージャーの仕事では、専門分野の深い知見はもちろん、開発やマーケティングなどの幅広いスキル、ヒューマンスキルなど起業家に必要な各種スキルを身につけられるため、独立後も活躍しやすいといえます。

具体的なキャリアパスとして挙げられるのは、以下のようなものです。

  • プロダクトコンサルタントとして独立し、プロダクト開発やマネジメントに関するアドバイスを提供する
  • スタートアップ企業を立ち上げ、自身のビジョンを形にしていく

プロダクトコンサルタントは、その名のとおり、プロダクト開発やマネジメントに関するアドバイスを提供する仕事です。フリーのコンサルタントとして、プロダクトマネージャーで培った知見・経験をもとに、外部企業に対して有益なアドバイスをおこないます。

思い切ってスタートアップ企業を立ち上げ、自身のビジョンを形にしていくのもよいでしょう。その際にも、プロダクトマネージャーとして、あらゆるステークホルダーと渡り合い、広範な業務を担ってきた経験が活かされます。

【段階別】プロダクトマネージャーのキャリアパスにはどんなスキルが必要?

プロダクトマネージャーに求められるスキルは、段階によって変わるものもあります。

ここでは、「初心者」「中級者」「上級者」の三段階に分けて、詳しく見ていきましょう。

【初心者】プロダクトマネージャーに必要なスキル

駆け出しのプロダクトマネージャーには、以下3つのスキルがとくに重視されます。

  • コミュニケーションスキル
  • プロジェクト管理スキル
  • リーダーシップ

それぞれ、どのような場面でどういった形で求められるかを見ていきましょう。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、プロダクトマネージャーに重要な能力の1つです。

プロダクトマネージャーは、社内のさまざまな部署や人材と連携しながら業務を進めていくため、高いコミュニケーション能力が求められます。

たとえば、開発チームに指示を出したり、マーケティング部門と打ち合わせをおこなったり、問題が発生した際には関係者と協力して解決策を見出したりと、あらゆる場面で他者とのやり取りが発生します。これらのコミュニケーションが滞れば、プロジェクトの進捗に大きな影響を与えかねません。

また、プロダクトマネージャーは、社内だけでなく取引先など社外ステークホルダーとのコミュニケーションも重要です。プロジェクトを円滑に進めていく上では、さまざまな立場の人々と関係を築き、合意形成などをおこなっていくコミュニケーションスキルが必要となります。

プロダクトマネージャーを目指す方は、日頃からコミュニケーション能力の向上に努めるようにしましょう。

プロジェクト管理スキル

プロダクトマネージャーには、プロジェクト管理スキルも必須の能力です。

人員管理、スケジュール管理、タスク管理など、プロジェクトを成功に導くためにはさまざまな管理が必要となります。

たとえば、プロダクトマネージャーは、タスクの優先順位を決定し、適切なリソース配分をおこなわなければなりません。また、トラブルが発生した場合なども想定した上で、現実的なスケジュールを組む能力も重要です。これらの管理業務を全うするスキルは、プロダクトマネージャーの核となる責務の1つであるため、積極的に磨いていきましょう。

プロジェクト管理スキルを磨くには、実際のプロジェクトでの実践経験を積み重ねていくことが有効です。机上の知識だけでは、スキルを十分に身につけることはなかなか難しいといえます。さまざまなプロジェクトに携わり、数多くの経験から学びを得ることで、レベルの高いプロジェクト管理スキルを習得できるのです。

リーダーシップ

プロダクトマネージャーとして、リーダーシップは最低限身につけておくべきスキルの1つです。

プロダクト開発に対して全体的な責任を持ち、最終的な意思決定をおこなうプロダクトマネージャーには、チームのリーダーとしてメンバーを引っ張っていく力量が必要です。

たとえば、困難な状況においてもチームの士気を高めて問題解決に導く、チームメンバーの強みを理解して適材適所で最大限のパフォーマンスを発揮してもらう、といったリーダーシップが期待されます。

リーダーシップを身につけるには、自己中心的な態度で業務に取り組むのではなく、チームメンバーを尊重し、協力して目標に向かって進んでいくことが重要です。日々の業務の中で意識的に実践していくことで、チームを牽引していく力を身につけましょう。

【中級者】プロダクトマネージャーに必要なスキル

中級者のプロダクトマネージャーになると、以下のスキルも重要です。

  • マーケティングスキル
  • 分析スキル
  • テクニカルスキル

各スキルの詳細を解説します。

マーケティングスキル

プロダクトマネージャーにとって、マーケティングスキルは重要な能力の1つです。

プロダクトマネジメントでは、市場の動向や顧客のニーズを正確に把握し、それをプロダクトに反映させることが求められます。

プロダクトの特性に合わせた戦略を策定・実行し、売上を最大化するためには、マーケティングの知識と手法を幅広く活用することが不可欠です。近年は、デジタルマーケティングに特化した知見も求められます。

たとえば、デジタルマーケティングの知見としては、アクセス解析、SEO(検索エンジン最適化)、SNSマーケティング、コンテンツマーケティングなどが挙げられます。

これらのスキルを身につけることで、オンラインのユーザーに対して、効果的なマーケティング施策を立案・実行できるようになるでしょう。こうしたデジタルマーケティングのスキルも高めることで、高まる需要にフィットした人材となれるのです。

分析スキル

プロダクトマネージャーには、高度な分析スキルも求められます。ユーザーの行動データや市場のトレンドから、ユーザーが求めるプロダクトの特徴を分析することはもちろん、各施策に対する適切な数値目標の設定や、プロダクトの改善点発見においても、分析スキルは重要です。

データに基づいた意思決定や、戦略・方針の立案といった場面でも、分析スキルが大きな役割を果たします。

具体的には、Googleアナリティクス4などのデータ分析ツールを使いこなせるようになることが大切です。書籍や動画コンテンツを通じた知識習得や、ツールの利用によって、分析スキルを磨いていきましょう。

テクニカルスキル

プロダクトマネージャーには、技術的な知見・スキルも必要です。

プロジェクトを円滑に進めるため、また開発チームと効果的なコミュニケーションを取るためには、プログラミング言語や開発プロセス、システム構成などをしっかりと理解しておく必要があります。

また、仮説検証をおこなうためのスキルも欠かせません。リリース前にプロトタイプを開発することもあるため、その段階においてもテクニカルスキルが有用なのです。

テクニカルスキルが豊富であればあるほど、ビジョンの実現がスムーズに進み、問題が起きたときにも迅速に対応できるでしょう。

【上級者】プロダクトマネジャーに必要なスキル

上級者になると、以下のような高度なスキルも求められるようになってきます。

  • イノベーションスキル
  • 戦略立案スキル
  • ステークホルダー管理スキル

各スキルがどのような形で必要となるのかを見ていきましょう。

イノベーションスキル

プロダクトマネージャーは、イノベーションを推し進める役割も担っています。新しいプロダクトの開発を主導し、イノベーションを牽引するためには、今までにない価値を生み出すイノベーションスキルも必要なのです。

プロダクトマネージャーにはマーケティングスキルが求められることは前述したとおりですが、加えて市場の変化を予測し、顧客ニーズを理解した上で、柔軟かつ迅速に新しい価値を創造しなければなりません。

これらは高度なスキルですが、身につけることでプロダクトマネージャーとしての価値が向上していくでしょう。

戦略立案スキル

プロダクトマネージャーには戦略立案スキルも求められます。

プロダクトマネージャーが担うプロダクトマネジメントは、製品・サービスを中心としたビジネスマネジメントです。そのため、製品・サービスといったプロダクトを販売するための戦略を立案し、実行・リリースへの道筋を適切に設計できるスキルが求められます。

具体的には、要件定義や企画、方針決定、戦略立案といった上流工程のスキルはもちろん、それを実務に落とし込む能力も必要となるため、学習や経験を通じて、これらのスキルを高めていくようにしましょう。

ステークホルダー管理スキル

プロジェクトマネージャーに重要なスキルの1つとして、ステークホルダーマネジメントも挙げられます。

1つの製品・サービスを開発し顧客のもとに届けるまでには、あらゆる部門、あらゆる関係者が関与します。それらすべてのステークホルダーを適切にマネジメントし、調整しながら、共通の目標へと導いていくスキルが重要です。

その過程では、それぞれのステークホルダーの視点を深く理解した上で、各ニーズをプロダクトに反映する力も必要です。このスキルを身につけるには、実務で数多くのステークホルダーと関わり、経験を積み重ねていきましょう。

プロダクトマネージャーのキャリアパスを描く際のポイント

プロダクトマネージャーのキャリアパスを描くには以下の3つが重要です。

  • 自身の強みとビジョンを明確化する
  • ネットワーキングを活用する
  • 市場トレンドを把握する

強み・ビジョンの明確化や、ネットワーキングの活用が、いかにキャリアパスの設計に役立つかを解説します。

ポイント1.自身の強みとビジョンを明確化する

プロダクトマネージャーのキャリアパスを描く際には、自分が何に強みがあり、どのようになっていきたいのかのビジョンを明らかにしましょう。

ここまで解説してきたとおり、プロダクトマネージャーになるまで、また、なったあとにはさまざまなキャリアパスがあります。そのため、自身がどのようなキャリアパスを描きたいのかを明確化することが何より重要です。

ビジョンが明確化されていなければ方向性が定まらず、すべてが中途半端に終わってしまうリスクがあります。

その際、まずは自身の強みは何なのかを明らかにすることがポイントです。

自身の強み・得意なことは何なのか、弱点は何かを明らかにすることで、向いているポジションが把握しやすくなり、目指すべきキャリアパスが自ずと見えてくるでしょう。

ポイント2.ネットワーキングを活用する

プロダクトマネージャーがキャリアパスを描き、キャリアアップしていくには、「ネットワーキング」も重要な要素となります。

ネットワーキングとは、ビジネスにおける人脈づくりをおこなうことです。「異業種交流会」ともいわれます。

業界内外のさまざまな属性の人々と関わることで、新たなチャンス・情報を入手でき、それがキャリアパスを描く上で大いに役立つのです。ネットワーキングを実施するには、業界イベントに参加したり、オンラインのコミュニティに参加したりすることをおすすめします。

また、昨今はXやInstagramといったSNSを活用することも主流です。それらで自身の知見やスキルなどを発信することによっても、キャリアが広がっていくでしょう。

ポイント3.市場トレンドを把握する

プロダクトマネージャーのキャリアパスを描く上では、市場動向がどうなっているかを把握することも重要です。

現在の業界や市場のトレンドをしっかりとキャッチアップし、自分のスキルを顧みた上で、どのようなポジションでどのように活躍できそうかを検討しましょう。常にアンテナを張り、市場トレンドを掴むことで、自身をアップデートし、市場価値を高めることにもつながります。

市場トレンドを把握するためには、継続的な学習が欠かせません。

DX化に伴う新たなキャリアパスを創造するためにも、市場トレンドの把握に努めましょう。

まとめ

システムエンジニアやUI/UXデザイナーといった職種は、プロダクトマネージャーで必要とされるスキルや経験を有しているため、プロダクトマネージャーにキャリアチェンジをしやすいです。

キャリアチェンジをして、プロダクトマネージャーとして活躍していく上では、段階によって求められるスキルが異なります。

経験が浅い場合は、基本的なコミュニケーションスキルやプロジェクト管理スキルなど、プロジェクトを円滑に進めるスキルが重要です。中級者・上級者では、そうしたスキルを前提として、プロジェクトの成果をより高めていくために、マーケティングやイノーベーションといったより高度なスキルが求められるようになります。

自身のキャリアパスを明確にして、将来的になりたい方向性を明らかにしたら、自身の段階に応じて必要なスキルを磨いていきましょう。

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PHP資格取得のメリット

PHP資格を取得するメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • PHP技術者としての知識と評価を得られ信頼につながる
  • キャリアアップや収入アップにつながる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

PHP技術者としての知識と評価を得られ信頼につながる 

PHP技術者認定試験で資格を取得することで、PHPに関する幅広い知識とスキルを証明できるのが大きなメリットです。PHPの試験内容では基礎から応用までを網羅しているため、学習過程において幅広い知識を習得できます。

エンジニアが自己スキルをアピールするのは簡単ではありませんが、資格の取得により自身のPHP開発能力を客観的に、また明確に証明することが可能です。

ほかのエンジニアや雇用主に自分のスキルを自信を持ってアピールできるでしょう。プロジェクトにおいても、クライアントやチームメンバーからの信頼を獲得できます。

キャリアアップや収入アップにつながる

PHPの資格取得は、専門知識の客観的な証明から、キャリアアップや収入アップへとつながることも、大きなメリットの1つです。

前述したように、資格を取得することで専門知識が評価され、新しい仕事の機会を得られたり、昇進の可能性を高められたりします。

社内に留まらず社外でも自分をアピールできるため、転職の際により高い給与や報酬を得られるチャンスにも恵まれるでしょう。企業によっては、資格取得者に資格手当や昇給制度を導入している場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

フリーランスに転身する場合も、資格の取得が案件獲得の際に有利に働く可能性が高いです。強みとして積極的にアピールしましょう。

PHP資格試験におすすめの参考書や教材

PHP資格試験に向けて、参考書や教材を探している方も多くいることでしょう。

しかし、豊富な教材・参考書の中から最適なものを選ぶことは、簡単ではありません。

ここからは、PHP技術者認定試験・Zend PHP Certificationでそれぞれおすすめの教材や認定スクールについて、詳しく解説していきます。

PHP技術者認定試験|認定教材や認定スクールあり 

PHP技術者認定試験では、認定教材や認定スクールが豊富に紹介されています。

以下は、各試験それぞれにおすすめの認定教材の一部です。

PHP8初級試験 認定教材独習PHP 第4版PHP8 技術者認定初級試験公式問題集
PHP7初級試験 認定教材初めてのPHP(PHP7対応版)認定対策本:徹底攻略PHP7技術者認定【初級】試験問題集
PHP5上級/準上級試験 認定教材プログラミングPHP 第3版認定対策本:徹底攻略PHP5 技術者認定【上級】試験問題集

教材だけでなく、認定スクールやサイトを活用するのもよいでしょう。

たとえば、「PRIME STUDY」では、無料の模擬試験が受けられます。

また、エンジニア初心者や実務経験のない方には、認定スクールの「インターネット・アカデミー」のPHP講座がおすすめです。言語の特徴や基本構文を学んだ上で、実践的なプログラミングへと進んでいくため、フローに即して体系的に、またスムーズに身につけられます。、効率よく学習したい方は、積極的に活用しましょう。

参考:認定教材|PHP技術者認定機構
参考:認定スクール|PHP技術者認定機構
参考:Principle Based|PRIME STUDY
参考:PHP研修|インターネット・アカデミー

Zend PHP Certification|公式資料やオンラインコースあり

Zend PHP Certificationでも、公式資料やオンラインコースが提供されています。英語のみとなっていますが、公式サイトにて提示されているので、英語力に自信のある方はぜひチェックしてみてください。

オンラインのPHPトレーニングコースでは、無料から有料まで、豊富なコースを選択できます。中には、インストラクター手動コースやオンデマンドコースもあるため、独学が不安な方にもおすすめです。

参考:PHP Training Courses|Zend

PHP資格試験におすすめの勉強方法

PHP資格試験に向けて学習を始める際、どの学習方法が最適なのか迷ってしまうかもしれません。

そんな方のために、PHP資格試験におすすめの勉強方法を解説します。

  • 認定スクールに通うなどしてPHPの基礎知識を強化する
  • 仮想環境で実際に手を動かしながら学習する
  • 過去問題集や模擬試験を活用して当日の試験対策をする

1つずつ詳細を確認していきましょう。

認定スクールに通うなどしてPHPの基礎知識を強化する

PHP資格試験の合格を効率よく目指すなら、公式サイトの情報を参考に、教材やスクールを活用することがおすすめです。とくに初心者の場合、応用に入る前にまずは基礎知識を強化することが大切といえます。基礎が固まっていなければ、上位の応用問題を理解することは当然難しいです。

PHPの基本的な構文や関数だけでなく、PHPの特徴やセキュリティ、パフォーマンス最適など、幅広い知識の習得を目指しましょう。

スクールに通うことでモチベーションのキープもでき、さらには不明点を随時解決しながら進められる魅力があります。

上記でご紹介した教材・スクールをチェックし、資格取得に役立ててください。

参考:認定スクール|PHP技術者認定機構

仮想環境で実際に手を動かしながら学習する

PHP資格試験に合格するためには、参考書や問題集で学んだ知識を実践で活かすことが大切です。実践的な経験を積むことで、理論を実際の開発に応用する能力を高められます。

実践練習には「Docker(ドッカー)」の活用もおすすめです。Dockerとは、仮想化技術を取り入れたアプリケーションの実行環境構築ソフトウェアを指します。全く実務経験のない状態では、社内や転職先でも評価してもらうことは難しいでしょう。仮想環境を構築した上で、実際に手を動かしながら身につけていくことが大事です。インプットとアウトプットを並行しておこなうことで、効率よく学習できます。

過去問題集や模擬試験を活用して当日の試験対策をする

PHP資格試験の合格を目指すなら、過去問題集と模擬試験の活用は欠かせません。

過去問題集は、試験の出題傾向や難易度、注意すべきポイントを把握するのに最適です。実際に問題を解くことで、自身の弱点を見つけられ、その苦手なポイントを重点的に学習できます。

また、模擬試験は、本番の試験環境に慣れるために効果的です。時間配分や解答方法の練習になるでしょう。模擬試験を受験する際には、本番と同じような緊張感で問題を解くことも重要です。

問題を解き終わったら解説をしっかりと確認し、結果を分析して、都度理解を深めていきましょう。

まとめ

本記事では、エンジニアとしてスキルアップ・キャリアアップを目指す方に向けて、おすすめのPHP資格を深堀りして解説しました。

PHPの資格は、スキルアップだけでなく、転職や独立にも役立ちます。それぞれのレベルに合ったおすすめの試験は、以下のとおりです。

  • PHP技術者認定初級試験(PHP5、7、8):初級者向け
  • Zend Certified PHP Engineer:中級者向け
  • PHP技術者認定上級・準上級試験(PHP5、8):上級者向け
  • PHP技術者認定ウィザード(PHP8以降):上級者向け

自分のレベルに合う試験から、少しずつレベルアップを目指しましょう。本記事で紹介した、おすすめの参考書やスクールなども、ぜひお役立てください。

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