フリーランスのRuby案件はどのようなものがある?年収や実例も紹介!

フリーランスが知っておくべきRuby案件の最新動向

まずは、Rubyでフリーランスを目指す方が知っておくべき、Ruby案件の最新動向についてご紹介します。案件の数や報酬額、主な働き方について解説していきます。

案件数

フリーランスエンジニア向けの求人サイト「フリーランススタート」で案件数を確認すると、Rubyを扱う案件は「10734件」見つかりました(2022年10月23日現在)。5万件を超えるJavaや、2万件を超えるPHPに比べれば少ないと言えますが、プログラミング言語全体の中では上位に位置しています。

こうした現状を踏まえると、案件が豊富なRubyは十分な需要が見込める言語だと言えます。特定の言語を用いてフリーランスを目指す際、その言語の需要や将来性は気になるポイントです。複数の求人サイトを確認し、動向を測っておくと良いでしょう。

報酬額

Rubyに需要があることは確かですが、どれだけ案件が多くても報酬が安ければ独立する際に不安が残るでしょう。ここでは、Ruby案件の報酬額についてご紹介します。

フリーランスエンジニア向けの求人サイト「フリーランススタート」では、Rubyの月額単価の平均額は「66.1万円」、最高単価は「200万円」でした(2022年10月23日現在)。同サイトでの全求人の平均月額単価が「64.0万円」のため、Ruby案件の報酬額は平均よりもわずかに高いことが分かります。

また、RelanceではRubyの平均月額単価は80万円〜120万円とされています。「フリーランススタート」の平均月額単価と比べると、より高単価の案件が多いことが分かります。

働き方

Rubyをはじめ、フリーランスエンジニア向けの案件の働き方には、リモートワークもあります。フルリモートの案件もあれば、一部リモートワークの案件もあります。もちろん、中には出社が必要になる案件もあるため、リモートで働きたい方は注意しましょう。

最低稼働日数は週1日〜5日まで開きがあります。案件の内容やスキルによって異なるため、案件への応募の際には注意しましょう。

参照:Rubyのフリーランス求人・案件|フリーランススタート

【実例】フリーランスのRuby案件を紹介!

Relanceの実際の案件例を紹介

■職務内容:

toC向けアプリ開発

事業拡大に伴い、バックエンド・フロントエンド開発・設計・運用者を募集しています。バックエンドはRuby on Rails、フロントエンドは一部Reactで開発を行っています。

■開発環境

Ruby on Rails, Ruby, React, SQL, AWS RDS, AWS CloudFront, ReactNative, MySQL, CSS3, AWS, HTML5, JavaScript

■主な言語

Ruby on Rails / React / SQL / HTML5 / CSS / JavaScript

■開発環境

言語: JavaScript・Ruby・HTML

フレームワーク: React・Ruby on Rails・ReactNative

ミドルウェア: MySQL

インフラ: AWS

■月額想定単価: 75万円 ~ 110万円

■必須スキル:

  ・Ruby on Railsによるアプリケーション開発の実務経験(3年以上)

  ・SQLによるデータベース操作の実務経験

・歓迎スキル:

・Reactによる開発経験

  ・ReactNativeによる開発経験(アプリサイドのスキルもあると尚可)

  ・AWSなどのクラウドサービスを用いた開発経験(ec2 / rds / s3 / elasticsearch / cloudfront / snsなど)

  ・MySQLによる開発経験

■働き方

リモートメイン

■週稼働日数

週4〜5日

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Rubyを扱うフリーランスに将来性はあるのか?

それでは、Rubyを扱うフリーランスエンジニアの将来性はどのように想定されているのでしょうか。基本的には、Rubyの将来性は大いにあると言われています。

Rubyに将来性が期待できる大きな理由として、Rubyが日本で開発されたプログラミング言語として広く認知されているという点にあります。日本人が開発した言語のため、日本語のドキュメントが豊富にあり、学習コストが低く、スキルを身につけやすいため企業でも採用しやすいのが特徴です。

また、Rubyが利用される範囲が広がっているという理由もあります。以前は、RubyはWebアプリの開発を中心に利用されていましたが、近年では業務システムの開発やインフラ系、スマホアプリなど、幅広い分野で活用され始めています。

特に、既存のWebアプリをRubyに移行するリプレイス案件も増え始めています。その理由として、Webアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」が登場したことが挙げられます。Webアプリ関係の案件において、「Ruby on Rails」のスキルは必須になりつつあります。Rubyでフリーランスエンジニアとして活動したい方は、「Ruby on Rails」の習得が必要です。

スマホアプリに関しては、iOSアプリもAndroidアプリも開発可能な「RubyMotion」という製品が認知されています。今後もスマホアプリの需要は高まると予想されるため、スマホアプリ領域におけるRubyの将来性にも期待が持てます。

フリーランスが高単価なRuby案件を獲得する方法

それでは、フリーランスエンジニアが高単価なRuby案件を獲得するには、どのような手段をとると良いのでしょうか。ここでは、高単価な案件を獲得するための方法を4つご紹介します。

商流の浅い案件に参画する

1つ目の方法は、「商流の浅い案件に参画する」というものです。「商流が浅い」というのは、「元請けとの間に仲介企業が少ない」ことを指します。日本のシステム開発は多重下請け構造が主流で、発注企業と元請けの他に、下請け、孫請けなど多くの会社が関わります。間に入る企業が多いほど「商流が深い」と言われ、特にIT系の場合は報酬が少なくなったり待遇が悪くなったりすると言われています。

そのため、より「商流が浅い」案件の方が待遇が良いとされており、フリーランスの場合にも同様のことが言われます。単にプログラミングをするだけではなく、設計など上流工程の仕事ができるようになっておくことで、商流の浅い案件に参画しやすくなります。

高単価の案件獲得を目指したい方は、上流工程のスキルを身につけて商流の浅い案件への参画を目指しましょう。

フロントエンドの知識を身に付ける

2つ目の方法は、「フロントエンドの知識を身につける」というものです。フロントエンドとは、ユーザーと直接やり取りを行う要素のことで、Webアプリの場合にはWebブラウザ上で表示されるWebページが該当します。

Rubyは本来、ユーザーからは見えないバックエンドで使われているプログラミング言語です。しかし、Rubyは主にWebアプリ開発で盛んに利用されているため、Webアプリの必須要素であるフロントエンドに関する知識を身につけることで、Webアプリ開発のスキルをさらに高められます。

フロントエンドに必要なスキルにHTML/CSSやJavaScriptが挙げられます。エンジニアとしては必須級のスキルですが、いずれもRubyの習得に比べれば難易度は低いため、比較的簡単に身につけられるでしょう。

データベースの知識を身に付ける

3つ目の方法は、「データベースの知識を身につける」というものです。Webアプリケーションの多くにはデータベースが利用されています。ユーザーからの操作を受け付けたWebアプリケーションが、データベースに対して検索や更新、削除といった処理を施し、結果をユーザー側に返す、といった動作はWebアプリケーションの基本です。

RubyはWebアプリケーション開発で盛んに利用されているため、Webアプリケーション関係の案件で高レベルなスキルを身につけるには、データベースに関する知識が必須になります。

Rubyそのものの知識だけでなく、フロントエンドやデータベースなど、Webアプリケーションを構成する他の要素に関する知識を身につけることが、ハイレベルなスキルと高単価の案件獲得につながります。

JavaやPython、PHPなども合わせて習得する

4つ目の方法は、「JavaやPython、PHPなども合わせて習得する」というものです。Rubyの案件の中には、既存のWebアプリをRubyを使ってリプレイスするものも多くあります。そのため、Webアプリケーション開発で利用されている、Javaを始めとする他のプログラミング言語を習得しておくことで、リプレイスの際に役立ちます。

また、Rubyだけでなく他の言語の案件にも参画することができるため、仕事の幅が広がり、高単価な案件に参画しやすくなるというメリットもあります。

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