フリーランス向けマッチングサービスとは?おすすめサービス13選や案件を獲得するコツについて紹介
フリーランスとして収入を得るためには、仕事を探していかなければなりません。しかし、どのような方法を用いて、仕事を探せばよいのか不安に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで、フリーランスの方が仕事を探す手段として、マッチングサービスが挙げられます。今回の記事では、フリーランス向けマッチングサービスの概要や、職種別におすすめのマッチングサービスをご紹介します。さらに、マッチングサービスを効果的に活用するためのポイントも解説しているので、最後までぜひチェックしてみてください。
目次
フリーランス向けのマッチングサービスとは
フリーランス向けのマッチングサービスとは、「フリーランス」と「クライアント」をつなぐ専用のプラットフォームです。企業に属していないフリーランスが仕事を探しやすいように、そして仕事を外部に業務委託したい依頼主を結びつけます。
一般的なフリーランス向けのマッチングサービスの場合、まずクライアントがマッチングサービス内でさまざまな仕事を募集します。次に、仕事に対して興味を持ったフリーランスが応募して、報酬・納期・その他契約条件に同意します。最終的に、両者がマッチングする形で仕事が始まります。
フリーランス向けのマッチングサービスは、エンジニア向け案件や、Webライター、Webデザイナー、セールスなど、多種多様なジャンルの仕事があります。専任アドバイザ
ーが在籍するマッチングサービスもあるため、フリーランスで仕事を探す際に活用できます。
近年では、約4割以上のフリーランスがマッチングサービス(エージェントやクラウドソーシング)経由で仕事を獲得したことがあるという調査結果もあり、メジャーな仕事獲得経路になってきています。
上述のとおり、フリーランス向けマッチングサービスには、「エージェント型」と「クラウドソーシング型」の2種類があります。以下では、それぞれのマッチングサービスがどのように活用できるのかを解説します。
エージェント型
エージェント型は、フリーランスなどを対象に、仕事獲得の機会を提供するサービスです。マッチングサービスに在籍するエージェントから、自分の職種・スキルに適した案件を提案してもらえ、マッチする案件に応募できます。
基本的に、エージェントが報酬の交渉から、契約時のサポートまで一括して行うため、フリーランスの方は仕事に集中しながら案件を探せるのがメリットです。また、一部のマッチングサービスでは、キャリアプランのサポートに加え、福利厚生サービスも提供しています。
クラウドソーシング型
次に、クラウドソーシング型です。クラウドソーシング型は、フリーランスとクライアントが、直接やりとりをするプラットフォームタイプのマッチングサービスです。仕事の募集や応募、報酬の交渉、納期設定、業務完了までの流れを、お互いで進める必要があります。
フリーランス側は、クライアント側が提示する幅広い募集から選べるので、仕事を見つけられるチャンスが広がります。また、初心者向けの案件も多く、独立したばかりのフリーランスにもおすすめです。ただし、未経験の方でも受注可能な案件も存在するため、全体的な単価は低めの傾向にあります。
一方で好条件の案件には多くのフリーランスが応募するため、競争率が高くなりやすい点に注意が必要です。
【職種別】フリーランスにおすすめのマッチングサービス
それでは、以下のとおり4つの職種別におすすめのマッチングサービスをご紹介します。職種ごと、サービス内の案件数が異なっていたり、高水準のスキルが求められたりするため、登録する前に特徴をしっかりと押さえましょう。
- エンジニア向けサービス
- クリエイター向けサービス
- マーケター向けサービス
- 総合型マッチングサービス
マッチングサービス名 | 種類 | 職種 | 特徴 |
Relance | エージェント型 | エンジニア | ・月100万円以上の高収入が狙える・契約継続率92%・リモート率70% |
レバテックフリーランス | エージェント型 | エンジニア | ・大企業からの直請け案件多数・福利厚生サービスを提供・エージェントが営業サポート |
フリーランススタート | クラウドソーシング型 | エンジニア | ・提携サイトの一括検索機能・スキル別の検索機能・スカウト機能 |
foriio Creator Match | クラウドソーシング型 | クリエイター | ・スカウト、オファー機能・プロのスタッフがサポート・報酬前払い制 |
MOREWORKS | クラウドソーシング型 | クリエイター | ・クリエイティブ系でトップレベルの掲載数・プロフィールにポートフォリオが掲載可能・クライアントとのマッチ度を可視化 |
レバテッククリエイター | エージェント型 | クリエイター | ・業界最大級・豊富な高単価案件・福利厚生サービスも充実 |
MarketerAgent | エージェント型 | マーケター | ・3万社以上の企業による案件リスト・専任コンサルタントによる案内 |
KAIKOKU | エージェント型 | マーケター | ・フリーランスのスキルを可視化・事務局の充実したサポート体制 |
piaMATCH | エージェント型 | マーケター | ・コーディネーターによるフォローアップ・1,000社以上の案件を掲載 |
クラウドワークス | クラウドソーシング型 | 総合型 | ・初心者〜専門スキルまで幅広い案件・評価システムを作用・未経験でも始めやすい |
ランサーズ | クラウドソーシング型 | 総合型 | ・上級者が多く高単価案件も多い・仮払い制度による未回収防止 |
ココナラ | クラウドソーシング型 | 総合型 | ・スキル出品制度・業務に関するミスマッチを防ぎやすい・オンライン上で業務が完結 |
エンジニア向けのマッチングサービス
はじめに、フリーランスエンジニア向けのマッチングサービス3選です。案件の見つけやすさだけではなく、サービスの機能や報酬面もチェックしましょう。高額案件も多く、高度な専門スキルを持っていると高収入を狙えます。
- Relance
- レバテックフリーランス
- フリーランススタート
Relance
参考サイト:フリーランスエンジニアの求人、案件サイト – Relance
【Relance(リランス)の特徴】
- 55%以上が月単価100万以上で高額報酬案件が多い
- 契約継続率92%で長期的に安定稼働できる
- 最新技術やトレンドのプログラミング言語を扱う案件が多い
Relance(リランス)はフリーランスエンジニア向けのマッチングサービスです。人材会社ではなくテックカンパニーが運営するRelanceはエンドユーザーからの直請け案件が多いことから、月収100万円を超えるような高単価案件が多いということが大きな特徴となっております。
また、全体の70%がリモート案件となっており、働き方にもこだわりたいという方には、おすすめのサービスとなっております。
さらに、契約継続率も92%と高いため、安定的に高収入を得やすいサービスとも言えるでしょう。
※ハイキャリア向けの転職・フリーランスメディア「DAINOTE」の「フリーコンサルにおすすめのエージェント17選|単価や年収相場・必要スキルは?」に弊社サービスが紹介されました。
レバテックフリーランス
参考サイト:ITフリーランスエンジニアの求人・案件【レバテックフリーランス】
【レバテックフリーランスの特徴】
- 大手企業の直請で高単価案件が多い
- 専任の担当者が営業活動や契約交渉などサポートしてくれる
- 保険加入などの福利厚生サービスも提供している
レバテックフリーランスはフリーランスエンジニア向けのマッチングサービスです。レバテックフリーランスは、利用者の平均年収867万円と高単価な案件を揃えておきながら、保有する案件数が非常に多く、自分のスキルや条件にマッチした案件を探しやすいという特徴があります。
また、案件の紹介だけでなく利用者向けに福利厚生サービスも提供しており、案件参画中にフリーランスが直面する不安を解消できるサポートもついております。案件獲得〜参画中のサポートまで幅広く対応できることがレバテックフリーランスの大きな強みと言えるでしょう。
フリーランススタート
参考サイト:フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイト【フリーランススタート】
【フリーランススタートの特徴】
- 多数の提携サイト、企業から案件を一括検索
- 自身の状況に応じて案件の提案を受けるスカウト機能
- 細かい条件指定で自分にあった案件を見つけやすい
フリーランススタートはIT求人に特化したフリーランス向けマッチングサービスであり、提携エージェントや企業を含めた一括検索ができる便利なサイトです。プログラミング言語別に検索もできるので、案件数によって求人の需要を見ることもできます。
また、また、自身のスキルや経験、希望などを入力しておくと、条件とマッチする案件のオファーが来る機能もあります。効率的に自分のスキルや経験に合った案件を見つけられるため、安定して稼ぐことができるでしょう。
クリエイター向けのマッチングサービス
次に、クリエイター向けのマッチングサービスです。フリーランス自身のスキルを活かすために、どのようなサポートが受けられるのかをチェックしましょう。クライアント数や、案件数にも注目してみてください。
- foriio Creator Match
- MOREWORKS
- レバテッククリエイター
foriio Creator Match
【foriio Creator Matchの特徴】
- 作品や実績を見た企業からスカウトやオファーが来る
- 安心の前払い制を採用
- クリエイティブの知見が豊富なスタッフから支援が受けられる
foriio Creator Matchでは、企業からのオファーやスカウトを介して案件を獲得できます。また、クリエイティブに関するプロのスタッフからサポートを得られるため、安心して作業を行いたい方におすすめです。報酬も前払い制を採用しており、報酬の支払いトラブルを防げることも特徴です。
MOREWORKS
【MOREWORKSの特徴】
- 厳選された企業の求人のみ掲載
- 充実した企業情報が確認可能
- クリエイター向けに最適化されたプロフィール
MOREWORKSは、デジタル・クリエイティブ業界でトップクラスの求人を掲載しています。プロフィールに自身のポートフォリオを載せておくことで、企業からのオファーを狙えます。また、制作実績や作品、さらに企業のMVV・強みがある分野をグラフで確認することが可能で、応募する前に自身と企業のマッチ度を確かめられます。
また、スキルの登録やクリエイティブに関するアンケートなどを通じて、クリエイター用に最適化された書類通過率の高いプロフィールを用意されているのも強みと言えるでしょう。
参考:MOREWORKS
レバテッククリエイター
【レバテッククリエイターの特徴】
- 業界最大級の案件保有数
- 業界トップクラスの高単価案件
- 福利厚生サービスが利用可能
レバテッククリエイターは、クリエイター向けのフリーランスマッチングサービスです。業界でも最大級の案件を掲載しており、月80万円以上の高単価案件も揃えています。報酬サイクルは末締め・翌月15日支払いで、報酬を実際に得るまでがはやいのも特徴です。
健康診断や安定収入、税務関連のサポートといった福利厚生も強みで、リスクを軽減しながら働きたいフリーランスの方におすすめです。
参考:レバテッククリエイター
マーケター向けのマッチングサービス
マーケター向けのマッチングサービスでは、充実したサポートを提供しているサービスが多くあります。また、マーケターは単価が見極めにくい職種であるため、適切な報酬や、スキルを活かせるサービスを選びましょう。
- MarketerAgent
- KAIKOKU
- piaMATCH
MarketerAgent
【MarketerAgentの特徴】
- 3万社以上の企業リストに基づく案件掲載
- コンサルタントによるミスマッチ防止
- 広告費の立替サービスなどのサポートがある
MarketerAgentは、マーケターに特化したフリーランス向けのマッチングサービスです。3万社以上の企業リストに基づいて案件掲載をしているのが特徴です。また、専任のコンサルタントの支援を受けながら、クライアントとのミスマッチを防止しつつ案件を探せます。
その他のサポートも充実しており、単価交渉をコンサルタントに依頼できるほか、諸条件はありますが、広告費の立て替えサービスも提供しています。
KAIKOKU
【KAIKOKUの特徴】
- 条件に合致した案件が届く
- 自分のスキルや想定年収を可視化可能
- 税金や契約周りのサポートを提供
KAIKOKUは、Web系人材・マーケター向けのエージェント型のマッチングサービスです。それぞれのフリーランスに合致した企業からオファーやおすすめの案件が届きます。また、フリーランス自身のスキルを可視化するサービスを取り入れ、想定報酬やマッチする案件を把握できます。
事務局によるサポートも充実しており、デジタルマーケティングに関する知識のサポートや税金・契約周りのサポートの手厚く受けられることが強みです。
参考:KAIKOKU
piaMATCH
【piaMATCHの特徴】
- 適切な報酬設定
- 案件稼働後もフォローしてくれる
- 1,000社以上の実績に基づく顧客基盤
piaMATCHは、マーケターやコンサルタントに特化したフリーランスマッチングサービスです。コーディネーターが各案件ごとにフォローアップを行うため、高単価での受注が可能です。また、稼働後のフォローも充実しており、クライアント側や案件のフォローを行ってくれます。
案件数も豊富で、1,000社以上の支援実績に基づく案件を紹介しており、適切な単価で手厚いフォローを求める方におすすめです。
参考:PIAMATCH
総合型のマッチングサービス
最後に、総合型のマッチングサービスをご紹介していきます。フリーランス向けのマッチングサービスとして規模が大きく、多くの案件数が掲載されています。フリーランスとして始めたばかりの方や初心者の方でも、案件が見つかりやすいかをチェックしましょう。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
クラウドワークス
参考サイト:クラウドソーシング・仕事依頼・求人情報は日本最大級の「クラウドワークス」
【クラウドワークスの特徴】
- 簡単な仕事から専門スキルが必要な仕事まで種類が豊富
- 未経験で受けられる仕事もある
- 評価と実績を積むと高単価スカウトがもらえる
クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイトであり、個人でも案件を獲得しやすいため、フリーランス向けマッチングサービスとして人気です。クラウドワークスでは個人や企業の様々な案件を自分の希望条件に合わせて探すことができます。案件数も業界最大級であり、フリーランスの経験が浅い人でも「挑戦したい」と感じる案件を探しやすいです。
また、仕事の評価や実績を積むと、高単価案件のスカウトが来る場合があります。しっかり仕事に取り組み、成果を残せれば高単価の案件を獲得できるかもしれません。
ランサーズ
参考サイト:ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト
【ランサーズの特徴】
- 専門スキルの高いフリーランスが多く、高単価案件も多い
- 仮払い制度があり未回収のリスクが低い
- 自身のスキルに応じて直接スカウトの相談もあり
ランサーズは、スキルや経験が豊富な人におすすめのフリーランス向けマッチングサービスです。ランサーズではスキルのあるフリーランス向けの案件が多数紹介されており、業務レベルが高いため高単価案件も多いです。自分のスキルや経歴をプロフィールに書いておけば、クライアントからスカウトされる場合もあるため、効率良く高単価案件を獲得できます。
また、フリーランスとして働いていると報酬が支払われない、といったトラブルがありますが、ランサーズには仮払いシステムがあるので、未回収リスクを回避できます。ランサーズは、自分の経験を活かしたい人や、より難易度の高い案件を通じて自分のスキルを伸ばしたい人におすすめのフリーランス向けマッチングサービスです。
ココナラ
参考サイト:ココナラ – プロが集まる日本最大級のスキルマーケット
【ココナラの特徴】
- 自身のスキルを出品して購入してもらうシステム
- あらかじめスキルを提示するのでミスマッチが少ない
- すべてオンラインで完結するサービス内容
ココナラは自分で案件を探すだけでなく、クライアントからスカウトされて案件を獲得することができるフリーランス向けマッチングサービスです。ココナラでは、自分が対応できる業務内容を「サービス」として掲載できるため、自分のスキルを求めているクライアントを探せます。スカウトで案件を獲得できれば、クライアントと自分の間でスキル面に関する認識の違いが起こりにくいため、お互いが安心感を持って仕事を進められます。
フリーランスがマッチングサービスを選ぶときのポイント
フリーランス向けのマッチングサービスを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておきましょう。フリーランスの方がマッチングサービスで効率よく仕事を見つけられるように、次の4つのポイントを解説します。
- サービスの種類がマッチしているか
- どのくらい案件を保有しているか
- 自分の経験やスキルと保有案件がマッチしているか
自分の希望に合った条件の案件があるか
1.サービスの種類がマッチしているか
1つ目のポイントは、マッチングサービスの種類が自身に合っているかどうかです。冒頭でご紹介したように、フリーランス向けマッチングサービスには、「エージェント型」と「クラウドソーシング型」の2種類があります。
エージェント型であれば、自身のスキルや経験などに合致した仕事を見つけやすいのがメリットです。また、仕事を探す手間を省けるため、タスクにとりかかる時間を有効に活用できます。
ただし、マッチングサービスに登録してから、エージェントとすり合わせるための時間が必要とされます。さらに、クラウドソーシング型よりも、利用手数料が高い場合もあるので、実際の報酬額よりも大きく減ってしまう恐れがあります。
次に、クラウドソーシング型は、自身で探す手間が発生してしまいますが、自分のペースで利用できます。初心者向け案件も多く、独立したばかりのフリーランスの方でも利用しやすいのが特徴です。
一方で、手間がかかってしまうのはもちろんのこと、クライアントとの意思疎通には注意が求められます。お互いに認識を誤ったまま進めると、のちのちトラブルに発展することもあり得ます。
2.どのくらい案件を保有しているか
2つ目のポイントは、仕事の案件数です。案件数が少ないと、応募したい仕事が見つからない可能性があることや、応募しても競争率が高く受注に苦戦してしまいます。また、自身のスキルに適した仕事・得意な仕事のジャンルを保有していることも重要です。
案件数が多いほど、さまざまなレベル・ジャンルの仕事に応募してみたり、一度に複数の仕事に取り組んだりできます。登録するサービスを1つに絞り込むのではなく、複数のサービスに登録して、案件数をチェックしてみましょう。
3.自分の経験やスキルと保有案件がマッチしているか
フリーランスとしての経験やスキルなどが、案件にマッチしているかも重要なポイントです。というのも、マッチングサービスごとで特徴が異なり、自身にとって有効に活用できない可能性があるためです。
たとえば、初心者でも登録しやすいサービス、スキル・経験が求められるサービスなどがあります。また、エンジニアを限定とした専門サービスや、上流工程のみの案件を多く取り扱っているサービスもあるので、自身に適したサービスを選ぶようにしましょう。
4.自分の希望に合った条件の案件があるか
最後のポイントは、希望する条件にマッチした案件があるかどうかです。フリーランスとして独立した方のなかには、「自由度の高い環境で働きたい」「稼働時間を減らしてプライベートに時間を充てたい」など、さまざまな希望があるのではないでしょうか。
上記のような希望を実現するためには、条件に適した案件が多いサービスを選ぶ必要があります。たとえば、週三程度で働きたいのに、フルタイムでの稼働が求められる案件が多いサービスを利用しても、条件を満たす案件を見つけ出すのは難しいです。各サービスの案件を見比べながら、自分の希望を実現できそうかをチェックしましょう。
マッチングサービスを使うメリット
フリーランスがマッチングサービスを活用するメリットは下記3つです。
- 営業先を見つける手間が省ける
- 自分の求める条件で案件を探せる
- 企業からスカウトされる可能性もある
フリーランス向けマッチングサービスであれば、自分で営業先を見つける手間が省けるとともに、希望の条件で仕事を探しやすいです。また、自分のスキルや実績を掲載しておけば、企業から案件の紹介も受けられます。
1.営業先を見つける手間が省ける
フリーランス向けマッチングサービスを活用すれば、案件の紹介やサービス上に公開されている案件から仕事を選べるため、自分で営業先を見つける手間が省けます。フリーランスは自分で仕事を獲得する必要があるため、仕事を紹介してくれそうな企業を探すことが必要です。
フリーランス向けマッチングサービスであれば、エージェントによる案件の紹介やサービス上に掲載されている案件に応募して案件が獲得できます。そのため、自分で営業先を見つける手間を省き、案件獲得を効率的に進められるでしょう。
2.自分の求める条件で案件を探せる
フリーランス向けマッチングサービスは自分にマッチした条件で仕事を探せます。フリーランス向けマッチングサービスでは、エージェントによる仕事の紹介や、希望条件で案件を探すことが可能です。案件に応募する前に自分の希望条件に合った案件を探せるため、効率的に案件を獲得できます。
3.企業からスカウトされる可能性もある
フリーランス向けマッチングサービスによってはスカウト機能がついている場合も多く、企業から案件の依頼を受けられる可能性があります。
フリーランス向けマッチングサービスでは、自分のスキルや経歴をプロフィールとして記載できるサービスがあります。仕事を依頼したい企業などが自分のプロフィールを確認できるようになるため、スキルや経歴が充実していればスカウトによる案件獲得が期待できるでしょう。
マッチングサービスを使うデメリット
フリーランス向けマッチングサービスを活用するデメリットは下記2つです。
- 手数料がかかる場合がある
- 実績がないと案件獲得までに至らない可能性がある
フリーランス向けマッチングサービスで獲得した案件は手数料が取られてしまうため、得られる収入が通常より低くなります。また、経験が少ないとマッチングできない可能性が高いため、高単価案件を獲得しにくいです。
1.手数料がかかる場合がある
手数料が発生してしまうため、直接企業と取引した場合に比べて実際の報酬は少なくなる場合が多いです。フリーランス向けマッチングサービスで案件を獲得した場合、エージェントやクラウドソーシングサービスを仲介しているため、手数料を取られます。直接企業と取引した場合に比べて報酬額が低くなるため、手数料の分だけ損していると感じる人もいるでしょう。
2.実績がないと案件獲得までに至らない可能性がある
フリーランス向けマッチングサービスでは、経験が少ないとマッチングできない可能性が高いです。フリーランスを求めている企業は即戦力を求めている場合が多く、スキルや実績が不足している人材は案件の獲得が難しいです。サービスごとに案件の質に違いがあるため、自分の経験量に合ったフリーランス向けマッチングサービスを利用していきましょう。
マッチングサービス経由で安定して案件を獲得するコツ
フリーランスがマッチングサービスで案件を獲得するコツは下記6つです。
- 複数のサービスを活用する
- 履歴書やスキルシートを充実させる
- エージェントと密に条件をすり合わせる
- 積極的に営業する
- 他のフリーランスとの差別化を図る
- 長期案件を狙う
複数のサービスを活用して、多くの案件に触れて自分に合った案件を見つける可能性を高めていきましょう。また、自分の魅力を伝えるために履歴書やスキルシートにこだわり、スキルや実績をアピールする必要があります。
1.複数のサービスを利用する
マッチングサービス経由で案件を獲得するためには、可能な限り複数のサービスを利用することが重要です。複数のサービスに登録することで、案件を獲得する可能性が高まるだけではなく、好条件の案件を見つけ出せる機会も増加します。
フリーランス協会が発行する「フリーランス白書2023」によると、フリーランスの44%ほどが、2〜3つのサービスに登録しているとの結果が出ています。ただし、複数のサービスに登録すればよいわけではなく、自分のスキル・経験を活かせるサービス、希望に適したサービスを選択しましょう。
2.履歴書やスキルシートを充実させる
エージェントや企業の担当者がひと目で魅力的だと感じる履歴書やスキルシートがあれば、案件獲得がスムーズに進みます。履歴書やスキルシートはフリーランスにとって顔のようなものであり、内容が充実していなければ魅力的に感じてもらえず、案件獲得に結びつかない可能性が高いです。
自分のスキルや過去に経験した現場の内容などを丁寧に記載して、エージェントや企業の担当者に自分をアピールしていきましょう。
フリーランスの履歴書やスキルシートについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
▶フリーランスの履歴書作成ポイントとは?載せるべき項目やアピールポイントをご紹介
▶スキルシートとは?フリーランスエンジニアが記載するべき項目一覧と書き方のポイント
3.エージェントと密に条件をすり合わせる
エージェントサービスを利用する場合は、担当者と条件のすり合わせを行い、自分の条件に合った案件を紹介してもらいましょう。エージェントは自分が提示した条件に合わせて案件を紹介するため、より正確な情報を提示する必要があります。条件のすり合わせを丁寧に行い、自分に合った案件を効率良く紹介してもらいましょう。
4.積極的に営業する
フリーランス向けのマッチングサービスを活用するためには、自分から積極的に営業していく必要があります。とくに、クラウドソーシング型のサービスでは、多くの競合がいるなかで、自らアクションを起こしていかないとチャンスが減ってしまいます。
また、積極的に営業することはもちろんですが、ポートフォリオやプロフィールを充実させることも大切です。クライアントの目に留まりやすくするために、応募時に送付するメッセージを工夫することも重要です。
そして、案件を獲得して終わりではなく、継続して依頼してもらえるように成果を見せましょう。納品物のクオリティ、納期の正確性、クライアントとのコミュニケーションなど、やれることを行いましょう。
5.他のフリーランスとの差別化を図る
ほかのフリーランスとの差別化を図ることも大切です。とくに、規模が大きいマッチングサービスでは、スキルや経験が似ているフリーランスが多く登録しているので、差別化を図らないと大勢のなかに埋もれてしまいます。
差別化を図るにあたって、資格取得や専門知識を向上させながら、自分だけしかできないことを強調していきましょう。また、過去の取り組みやポートフォリオも作成して、自分の実力を可視化することも大切です。
6.長期案件を狙う
フリーランス向けのマッチングサービスは、短期案件ばかりではなく、長期案件も探すようにしましょう。1回だけの単発案件や、1か月程度の短期間案件ばかり狙っていると、次の案件を獲得するために、並行して営業活動を継続しなければなりません。また、短期案件ばかり獲得した結果、毎月の収入が不安定になるリスクもあります。
そこで、営業活動の負担軽減や、収入を安定させるためにも、中長期の案件も狙うことが重要です。目安としては、3か月以上〜半年の中期案件、そして1年以上の長期案件があると安心できます。長期案件を受注して、フリーランスとして生活するための基盤を持ちながら、実績を積んでいくことが理想です。
フリーランスがマッチングサービスを利用する際の注意点
フリーランスの方が気軽に仕事を探せるマッチングサービスですが、注意しなければならない点もあります。トラブルに巻き込まれないためにも、下記の注意点を把握したうえで利用しましょう。
- 条件面や業務内容を詳しく確認する
- クライアントとの相性を見極める
1.条件面や業務内容を詳しく確認する
1つ目の注意点は、案件に関する条件や、業務内容を詳しく確認することです。案件の中身を確認しておかないと、クライアントとの認識にズレが生じ、納品時や検収時にトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
フリーランスがトラブルに巻き込まれないためにも、実際に作業を開始する前に、単価・時給、勤務時間、契約期間、報酬の振込期日、業務をどこまで行うかといった内容を把握することが大切です。また、お互いの認識を可視化するために、口約束だけで済ますのではなく、書面やメッセージにしっかりと記録を残すようにしましょう。
フリーランスの契約書について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
▶フリーランスが業務委託契約書を結ぶ際の8つのチェック項目
2.クライアントとの相性を見極める
2つ目の注意点は、クライアントとの相性を見極めることです。クライアントとの相性がよくないと、フリーランスとしての実力があったとしても、適切に評価をしてもらえない可能性があります。
とくに、インターネット上でやりとりを行う場合、コミュニケーションには注意が必要です。具体的には、フリーランス側からメッセージを送信しても数日間返信がない、クライアントからの説明が不十分などの例が挙げられます。
また、必要以上に何度も修正を依頼されたり、作業量に対して極端に納期が短く設定されたりといった部分もしっかりと確認しましょう。相性が合うクライアントであれば、長期的・継続的に案件を依頼してもらえる可能性が高まります。
まとめ
フリーランス向けのマッチングサービスは、オンライン上で気軽に案件を探せるため、案件探しに苦戦している方におすすめのサービスです。また、専任のエージェントを保有しているマッチングサービスも多く、業務に集中しながら案件を探せるだけではなく、自身にマッチした業務を探し出しやすいのがメリットです。
ただし、マッチングサイトを利用するにあたって、手数料がかかってしまうことや、スキル・実績がない場合だと、どうしても案件が見つかりにくい可能性があります。エージェント型だけではなく、クラウドソーシング型のマッチングサービスも利用しながら、スキルアップしていくこともおすすめです。
本記事を参考にしながらマッチングサービスを活用して、高単価の案件を狙ってみてください。
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