義理でつむぐ 〜若きフリーランスが挑むネクストステージとは〜

※左:Relance事業部長 斎藤 右:菊田さん

Intoroduction

エンジニア目線で案件を分析し、フリーランスエンジニアに適正な価格で「いい案件」を紹介する Relance(リランス)です。
今回はRelanceとパートナーシップを結ぶエンジニア「菊田」さん(20 代男性)と、弊社Relance事業部長「斎藤」の対談をインタビュー形式で掲載します。

中学生の頃からエンジニアになろうと志した菊田さん。
社会人2年目からフリーランスエンジニアとして活躍しており、参画先の企業様、エージェントからの信頼も非常に厚い方です。

今回は……
・若くしてフリーランスを志した理由
・フリーランスでの仕事ぶりと菊田さんの価値観
・今後の展望

を中心にお話ししていただきました。

菊田さん
フリーランス歴4年
【経歴】
高校を卒業後、一度は正規社員として就業するも経営者である父親の影響をうけフリーランスエンジニアに。Go・Pythonの経験が豊富でIotデバイスでマイクロサービスの開発に携わる。現在は、バックエンドとして大手企業のアプリ開発案件に参画中。

17歳の頃から決めていた!夢はエンジニアと経営者

菊田さんは参画先の企業から、技術、人柄共に非常に評判が良いんですが、そう思うと仕事に歴の長さは本質ではないなと背筋を正される気持ちになります。
色々お聞きしたいのですが、まずはエンジニアになったきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか?

菊田さん:はい、ドラマの影響でエンジニアに憧れて、絶対なろうと決めたのが高校終わりくらいです。最初は正社員でエンジニアになりました。その後は、元々独立志向も強かったのでフリーランスになりました。実は今年ぐらいから法人の立ち上げもしようと思っていて、現在の企業様でしっかり恩返しができたら、その準備をそろそろ始めようと思っています。

斎藤:菊田さんって普段のやりとりからそうですが、軽やかですよね。コミュニケーションも意思決定も。あまり迷いがないというか自分の「やりたい」に正直に生きるというか。エンジニアになったきっかけもなんだか菊田さんらしいなと思いました。独立志向も以前からあったのでしょうか??

菊田さん:元々、父親が経営者だったのでその影響も大きかったかもしれません。

斎藤:なるほど。独立に対して余りハードルが高くない人ってそういう方が身近にいらっしゃるケースが多いですよね。サラリーマンだと生きるか死ぬかの覚悟を決めてやらなきゃみたいな世界観ですが。。とはいえ、1社目の正社員の経験からフリーランスになる時に迷いはありませんでしたか??

菊田さん:90%くらいの不安はありましたが、10%くらい『イケるかも??』という気持ちもあったので、じゃあやってみよう!!と思いました。

あとは幸いにもフリーランスになる想像ができたんです。当時いた会社が、自社サービスも作っていましたし、当時の社長に凄く良くして頂いておりまして。受託の案件を取る営業先や商談のクロージングの場、サービスの開発するための案件だしにも連れてってくださったんです。なので、自分でもこういう風に営業すれば上手く行くんだ、とか、エンジニア目線だけでなく、お客様からみたプロダクト、経営視点でみたプロダクトを見る視点を養えました。とてもラッキーな経験でした。

斎藤:確かに1年目にそういった場に同席できるのは貴重な経験ですね。
スキル面ではどうですか??正社員をやめてからもスキルアップできましたか??

菊田さん:はい、最初はPython、そこからJava、C#をやっていましたが、今はフルスタックで色々やっていますね。フリーランス1社目でGoの未経験者を募集していたので業務をやりながら、やれることを増やしていきました。他のエンジニアさんは土日もアプリ作っていたりしますが、自分は寝ても覚めても技術のことを考えるというよりかは、経営に興味があって、そういった技術ニュースを多くみています。

フリーランスになって良い人に出会えた
ありがとうの恩返し

弊社経由で2社フリーランスとしてご活躍頂いておりますが、率直にどうでしたか??正社員より孤独を感じるという人も多くいらっしゃいますが。

菊田さん:いえ、1社目も2社目も、本当にこの人と働きたいなと思うような人たちと出会えました。1社目はGoのリプレイス案件で、当時自分以外にGoをやっている方がいなくて、入社したばかりの若年層が多かったような環境だったんです。大変な環境だったのですが、PMに「このリプレイスは初めから簡単に上手くいくと思っていない。だから、のびのび好きにやって、とりあえず技術的なところだったらいろんなところに手を出して積極的に進めて欲しい」って言ってくださったんです。

それだけじゃなくて、きつくなると都度声をかけてくれたり、勿論技術的なアドバイスも頂きましたし、だいぶメンタル面でもケアして頂きました。本当に素敵な人でしたので、なんとか恩返ししようという気持ちになって頑張りました。

斎藤:そうだったんですね。菊田さんって恩返ししたいみたいなことを常々仰いますが、そう言う方なので周りの方も菊田さんに良くしてくれるんじゃないかなと思いますね。ちなみに2社目はいかがですか??菊田さんが育成にもご協力されていると伺っていて、先方もありがたいと言っておりました。

菊田さん:それは嬉しいですね!ありがとうございます。20代前半の方がメインのチームで、人事異動等で、経験者が自分と数人しかいなかった環境からスタートしました。どうしても全員が全員に教えないと手が回らない状況なんです。でも純粋に同い年の方と話しているのが楽しいですし、聞かれて教えるのも、頼られるのも好きなので、忙しい日もありますが、楽しいです。

斎藤:楽しむことって大事ですね。実は1社目も2社目も、菊田さんの稼働を増やして欲しいとよく連絡くださるんですけど、本当に参画先の企業様から信頼が厚いです。継続的にオファーを頂けるのも、結論”菊田さんだから”みたいなところもあると思っておりまして、何か普段から心掛けていらっしゃる点もあるんですか?

菊田さん:そうですね、フリーランスなので技術で返すのは当たり前のことですが、せっかく良い人と巡り合わせて貰って、自分と関わって下さっているので、普段から何か恩返ししたいという気持ちは強いです。

斎藤:その価値観ってどんなところで身に着いたのでしょうか??

菊田さん:自分が通っていた高校は自由な校風だったんです。勿論、自由な分、色んなことを自分達で決めて解決しなければならなかったんです。自分は生徒会に属し企画部長を担っていたのですが、自分一人で考えたり解決しなきゃいけないことが多かったんです。ただ、1人だと上手くいかないことも多くあったので、その時に色んな人に協力してもらってました。勿論ありがたいなという気持ちを持っていましたが、それだけではなく、何かをしてくれたら何かを返すというのが習慣になりました。エンジニアとして、技術があるから何をやっても良い!みたいなのはダサいし、かっこ悪いと思うんです。そんな自分になりたくないというのはありますね。

斎藤:なるほど、菊田さんは本当に案件紹介当初から思っておりましたが、義理固い方ですよね。法人の設立も今年からと聞いていますが、結論両方やりながらできると思うのですが、並走しないんですか??

菊田さん:はい、自分は一つのことしか集中できないんです・・・なので両方ともは出来ないです。
今やっているプロジェクトがとても働きやすかったので、頑張れるところまで頑張って、恩を返せたなと思えたタイミングで卒業します。しっかり腰を据えて義理は返さないとと思っています。

斎藤:菊田さんらしいですね!

いよいよネクストステージへ 〜菊田さん流”サブカルチャー”のフリーランスが生き残るには〜

次の法人ではどんなことに挑戦されるのですか??

菊田さん:高校生の頃からSNSに関する事業をやりたいと思っていまして。今SNSを見ていると行動履歴から、パーソナライズされた情報が自動的に表示されていることが多いと思うのですが、もっとユーザー自身に軸を持てるような、新しい情報や価値観を提供して人として”成長”に寄与できるようなサービスを作ってみたいなと思っています。

斎藤:なるほど。それはSNSを使用している世の中のほとんどの方が経験することだと思うので、インパクトがありそうですね。少し穿ったことをお聞きするのですが、一方でまだ菊田さんはお若く色々な選択肢があるとも思っていて、例えば正社員に戻りたいなとか思うことはないですか??

菊田さん:無いですね、カフェテリアのビールが飲み放題のオフィスとか見ると羨ましいなと思うのですが、少なくとも福利厚生や安定が理由で会社員に戻りたいと思うことは無いですね。しっかり恩を返していけば、自由に好きなことがやれるというのがフリーランスの醍醐味だと思うので。ただ、経営にはやっぱり興味があるのでPMや外部役員等には興味あります。

斎藤:なるほど。率直なところフリーランスになって良かったですか?同世代の方にフリーランスはおススメできますか?

菊田さん:はい、良かったです!正社員の時苦手だった雑務、税申告や、各申請等は、フリーランスでも色々存在するということは変わり無いのですが(笑)
僕らはメインストリームではなくてまだまだサブカルチャーだと思うのであえておススメはしないのですが、何をしても楽しいことや、やりたいことがみつからないという方にお勧めしたいです。

自分のライフスタイルを全て自分の手で工夫できるという選択肢があるのはありがたい環境ですから。
・楽しくやること
・任されたい以上は少し踏ん張る、必ず義理を通す!
・考えすぎない、どうにかなる、!

この3つを意識すればフリーランスは楽しいし上手くいくと思います。

斎藤:とても良い三箇条が出てきた!でも、楽しむことは大切ですよね。ちなみに、その上で菊田さんの優秀だと思うフリーランスってどんな方ですか??

菊田さん:関わっている人達と、同じ方向を見られる人ですかね。そのサービスがある意味と、受託先にもビジネスがあるので、それを作ることで何が生まれるか、すぐに見始められる人は一緒にいて優秀だなと思います。

斎藤:ありがとうございます!
最後に、フリーランスの方のエージェントの使い方についてお伺いしたいのですがどんな点を重視されてエージェントを選んでいますか??

菊田さん:シンプルに人ですね、話しやすい人、相談しやすい人がいるエージェントを選んでいます。
シンプルにRelanceも人が好きです。エージェントを使う時に10社くらいあたりましたが、苦手な人と話すのは嫌いなので、一番相談しやすかったRelanceに決めました!

斎藤:ありがとうございます!!最後宣伝になってしまいましたね(笑)
今度はいつか菊田さんが経営者側になった際に、”こんな人と一緒に働きたい”という経営者視点でのインタビューを行いたいです!

菊田さん:ありがとうございます。頑張ります!!

編集後記

今回は早くにフリーランスになられた菊田さんにお話しをお伺いしました。
「チャレンジ」がキーワードのフリーランスエンジニアとお話しがしたいとコンセプトが固まった時に真っ先に事業部からご推薦の上がった菊田さん。
エネルギッシュな側面を持ちながら、”今携わっている人に恩返しがしたい”という謙虚で人懐っこい菊田さんが印象的でした。
日々多くの企業とのフリーランスエンジニアがマッチングする中で、フリーランスエンジニアとして等価交換のように技術を返すというスタンスの方もいらっしゃれば、菊田さんのように技術だけでなく義理を通すことも大事だと改めて思わされるインタビューでした。
「自分は周りの方に恵まれていました」、「ラッキーでした」、と仰る菊田さんでしたが、その気持ちこそが雇用形態の壁を超えて愛されるために必要なことかもしれません。
Relanceは今後の菊田さんのネクストステージも応援しております!

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