フリーランスエンジニアになるには?ロードマップや成功する方法を解説!
2022年11月15日
フリーランスのエンジニアは給料が高いところも多く、在宅ワークも可能なことが多いため、人気の職種となっています。
フリーランスになる敷居も下がっている昨今、あなたの周りでも独立した人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、フリーランスエンジニアは会社員時代と比べると変化することも多く、求める給料に比例したスキルや経験も必要です。
これからフリーランスエンジニアになろうと検討している人のために、今回はフリーランスエンジニアになるための事前準備やロードマップ、独立後のことまでを解説していきます。
目次
フリーランスエンジニアになるには事前準備も怠らない!
フリーランスエンジニアになるためには、事前準備が必要です。
会社員時代と比較して、フリーランスエンジニアは働き方に自由度があり、頑張るほど収入が上がることは事実です。
その一方で、社会的信用度が変わり、税務処理なども自分で行う必要があるので、事前に対策・勉強が必要になります。
クレジットカードの作成や賃貸契約をする
フリーランスエンジニアになると、収入が毎月変動し、独立したての頃は赤字になることも少なくありません。
収入が安定してきたとしても「今月は40万だったけど来月の案件がまだない……」という事態も考えられるため、フリーランスエンジニアは会社員と比べると社会的信用度が大きく異なります。
今までは普通に通過していた、クレジットカードや融資などの審査が通りづらくなってしまうのです。
そのため、フリーランスエンジニアになっても事業や生活が滞りなくできるように、クレジットカードの作成や、賃貸契約を済ませておく必要があります。
事前に用意しておくことで、設備投資のためにクレジットカードで決済したいというときも問題なく利用できます。
税金や確定申告の勉強もしておく
会社員は会社が定めたルールや方針に従って仕事を進めるので、所得税や健康保険、確定申告などの処理や手続きを自分で行う必要がありません。
一方で、フリーランスエンジニアになると、自分が会社の社長であり、事務員であり、従業員です。
自分自身で税務処理を行い、確定申告を行う必要があります。
そのため、税金に関する正しい知識を身に付けておくと、無駄に税金を払うことを回避でき、節税対策にも役立ちます。
フリーランスエンジニアに合う、税金や確定申告を取り上げている本も多くあり、税務署では教えてくれないようなニッチな情報も多く掲載されているので、最低でも1冊は読みましょう。
フリーランスエンジニア向けのエージェントで、税務や経理を教えてくれるところもあるので、自分に合うところがあれば登録してみることもおすすめします。
フリーランスエンジニアの働き方について理解を深める
そもそもフリーランスエンジニアと、会社員との違いを理解したうえで、フリーランスになろうとしていますか。
フリーランスエンジニアは、会社という組織に属することなく、案件ごとに契約をして自分のスキルを提供します。
そして報酬を受け取りますが、その報酬は自分のスキルに応じた金額になります。
案件がない場合は当然収入が減少してしまうので、案件獲得にも力を入れなければなりません。
一方、会社員の場合は会社と雇用契約をして、与えられる業務に取り組み、毎月固定の報酬を受け取ります。
フリーランスエンジニアは、自由度も高く、案件が多かったりスキルが高いと収入が上がりますが、頼れる人は自分だけです。
トラブルがあったときにすべて自分で対処する必要があるので、働き方をしっかり理解する必要があります。
フリーランスエンジニアになるには?ロードマップを紹介!
事前準備が理解できたところで、次は「じゃあ実際にフリーランスエンジニアになるにはどうすれば良いの?」という疑問が出てくるでしょう。
他にも実務経験や案件の参画など、不安も多くあるかと思います。
次はフリーランスエンジニアになるためのロードマップを紹介するので、参考にしつつ疑問や不安を解消してください。
会社員エンジニアとして実務経験を5年以上積む
まずは、何よりも会社員エンジニアとしての実務経験が必須条件です。
実務経験は1年程度でもフリーランスになれますが、取引先とのツテや応用の効くスキルがなければ高単価の案件を獲得できません。
経験が1年でもスキルが高い人というのは、元々趣味でプログラミングをしていたり、勉強している人がほとんどです。
全くの初心者は、実務経験を5年以上、少なくとも3年は必要でしょう。
1〜2年は初心者として括られることも多く、希望の案件を受けたいとなると、応募資格自体が3年以上の経験がないと応募できないということも少なくありません。
採用されたとしても、現場で十分な成果が出せないと判断されてしまっては継続してくれることもないので、しっかりと実務経験は積みましょう。
フリーランスエージェントの登録
ある程度の経験を積んだら、フリーランスエージェントの登録をしましょう。
フリーランスエージェントでは副業案件も多く、週2~3日から稼働可能な案件や、在宅型の案件も多いです。
いきなり本業を辞めてしまっても、案件を獲得できなかったり、生活費を稼げなかったりして、結局再就職せざるを得ないというケースもあります。
最初からフリーランスになるのではなく、まずはフリーランスエンジニアになってもやっていくための地盤を固めましょう。
場合によってはフリーランスエージェントを活用するほうが、自分で案件探しをするよりも案件を獲得しやすくなることもあるでしょう。
退職届を出し円満退社を目指す
成功しているフリーランスエンジニアに共通している点は、円満に退社していることです。
なぜ円満退社をしたフリーランスエンジニアに成功している人が多いかというと、辞める会社がクライアントになることもあるからです。
同じ部署にいた上司から仕事の相談がきたり、会社員時代のクライアントがそのままクライアントになったりと、そのときに身の回りにいた人たちが起点となって案件が入り込みます。
退社時の印象が悪いと、その後の人脈は途切れてしまい、スムーズな案件獲得にはなりません。
円満退社するには引き継ぎの質や、申し出を早めにするなど難しいことはないので、丁寧に対応して退社しましょう。
会社員からフリーランスになるために必要な準備や手続きとは?・・・>>
健康保険と年金を切り替える
円満に退社できたら、すぐに社会保険を国民健康保険へ、厚生年金を国民年金へ切り替えましょう。
切り替えは退職した次の日から14日以内と定められています。
市町村役場の保険年金課や年金事務所で短時間で手続きできるので、早めに済ませてしまいましょう。
本人確認書類・雇用保険受給資格者証・年金手帳・健康保険等資格喪失証明書・マイナンバーなど、複数の書類が必要です。
案件に参画する
案件に参画するには「フリーランスエージェントを利用」「企業へ直接提案」「クラウドソーシングの利用」が主な方法です。
SNSの利用や知人からの紹介でも案件を獲得できることもありますが、最初はほとんどありません。
人脈を広げるための活動を常に行うことで、案件の紹介につながります。
もし実務経験が1年程度でも、フリーランスエージェントであれば案件数も豊富で、実践的な経験を積むことが可能です。
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フリーランスエンジニアになるタイミングに年齢は関係あるのか?
フリーランスエンジニアになるタイミングには、年齢が重要です。
独立するタイミングはその人の状況によって異なりますが、ベストなタイミングもあり、年齢による独立のしやすさもあるので、以下で解説します。
20代後半〜30代がおすすめ
フリーランスエンジニアになるベストなタイミングは、20代後半〜30代です。
早いうちにフリーランスになると、長期的な視点で時間をかけて準備することもでき、将来のキャリアパスに向けた取り組みもできます。
高単価な案件を獲得することも可能になり、高収入を目指すことも可能です。
若いうちにフリーランスになっておけば、のちに失敗したとしても取り返しができ、案件に年齢制限があっても引っかかる心配はありません。
なお、案件をこなすだけでは人脈を築くことはできないので、人脈作りにも力を入れておきましょう。
同業種とのつながりも大切ですが、異業種の人ともつながっておくことで、思ってもいなかった案件の紹介がくることもあります。
さまざまな人とコミュニケーションをとっておくことが大切です。
20代でフリーランスになれる?メリットや独立のコツを徹底解説!・・・>>
30代がフリーランスで成功するコツは?メリットについても解説!・・・>>
40代以降になると年齢制限に引っかかる場合もある
40代以降になると、長期的なキャリア形成のための年齢制限に引っかかることがしばしばあります。
高単価だったり、理想の業務内容だったりしても、年齢制限に引っかかると応募すらできません。
募集している案件内容も、年齢に見合ったスキルや、それ以上のものを求められることが多いので、いざフリーランスになったら応募できる案件がないという事態にも発展しかねません。
40代以降は培ってきた人脈を発揮できますが、それだけでは最初のうちはなかなか軌道に乗ることも難しいので、やはり早いうちにフリーランスになっていたほうが良いでしょう。
【独立後】フリーランスエンジニアとして成功する方法
実際にフリーランスになっても、成功できるかどうか不安な人も多いでしょう。
フリーランスエンジニアになってから成功する方法を4つ紹介します。
商流の浅い案件に参画する
案件には、直接クライアントから依頼を受けるケース、元請けと契約した仲介先から間接的に依頼を受けるケースとがあります。
後者の場合は、商流が深くなってしまい、仲介会社が間に入っているので報酬が目減りしてしまいます。
場合によっては何社も仲介会社が入っていて、何度も中抜きされてしまうケースがあり、なかなか収入アップにつなげられません。
商流が浅い案件に参画できれば、単価も高くなり、クライアントからのレスポンスも速い場合が多いので、ストレスを感じることなく業務に専念できます。一方で、大手企業や一部の優良企業はフリーランスと直接契約することが監査の都合上難しいケースもあるため、
あえて仲介を用いることで魅力的な案件に巡り合うことができます。
自分に合ったエージェントの活用
自分に合ったエージェントを活用することも大切な成功するための方法です。
担当者が不親切だったり、自分の要望を聞いてくれないこともあったりすると、収入アップが遠い先になってしまいます。
知人からの紹介とエージェントの利用を並行することで、片方からの紹介がなかったり、人間関係が悪化して案件の紹介がなくなったりしても、保有案件数がゼロになることはほとんどありません。
また、案件獲得先が1つだけだと、どうしても相手の提示金額で受けざるを得ないこともあります。
複数の経路を獲得して、案件を比較検討しながら、より自分に合っている案件を選べるようにしておきましょう。
会計ソフトの利用
フリーランスエンジニアは、全ての業務を自分で行う必要があり、事務に当てる時間も多くなります。
その時間を少しでも短縮できるよう、会計ソフトの利用をしましょう。
会計ソフトでは項目や金額を入力するだけで計算してくれて、帳簿にもなってくれるので、確定申告でも楽になります。
少しでも本業務に当てられる時間を増やして、ビジネスを加速させましょう。
人脈の構築
フリーランスエンジニアにとって、人脈は欠かせない案件獲得のための重要な経路です。
前述したように、過去に勤めていた会社の元上司や元同僚から依頼がきたり、交流会やセミナーなどのイベントに参加して新たに知り合った人から依頼されたりと、人脈の凄さは計り知れません。
常に人脈の維持、拡大に努めることで、さらなる高みを目指せます。
フリーランスエンジニアになりたい方のよくある質問
フリーランスエンジニアになりたい人からよくある質問を紹介します。
フリーランスエンジニアの平均年収は?
Relanceがフリーランスエンジニア1000人に調査した「フリーランスエンジニア白書2023」では、全体の平均年収は576万円となっています。

さらに平均年収を年齢別に集計すると
- 20代:510万円
- 30代:558万円
- 40代:620万円
という結果になりました。
このことから、20代~40代では年代が上がるほど年収も高くなっているといえます。
ただし、フリーランスエンジニアの平均年収は、その人のスキルや実績によって大きく変わることを押さえておきましょう。
リモート案件と常駐案件どちらが多い?
同様のRelanceの調査によると、約8割のフリーランスエンジニアがリモートワークを導入していることがわかります。
近年は働き方改革や新型コロナのパンデミックもあり、急速にリモートワークを取り入れる企業が増えました。

実際に、高単価が強みのRelance(リランス)でもリモート案件を豊富に揃えています。
継続案件も多いので、フリーランスエージェントの利用を検討している人は、ぜひRelanceを活用しましょう。
フリーランスと個人事業主の違いは?
フリーランスは、特定の企業や団体に属さずに業務を行うので、さまざまなクライアントからの仕事を請け負いますが、個人事業主は開業届を税務署に提出し、継続して事業を行う個人のことを指します。
フリーランスはあくまで「働き方」を表す呼称となります。
フリーランスエンジニアになりたいならRelance(リランス)に相談を!
Relanceは高単価やエンド直結が当たり前の、エンジニア目線でスキルや経験を正当に評価してくれるフリーランスエージェントです。
Relance経由で案件参画しているフリーランスエンジニアのうち、92%が契約の継続をしています。
長期案件を中心として扱い、常に多くの案件を扱っているので、契約を途中で途切らせることなく継続することが可能です。
フリーランスエンジニアになることで、案件の確保や単価に不安を抱えている人は、ぜひRelanceを活用しましょう。
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