17年間フリーランスとして活躍し続けて見えること

Intoroduction

エンジニア目線で案件を分析し、フリーランスエンジニアに適正な価格で「いい案件」を紹介する Relance(リランス)です。

今回もRelanceとパートナーシップを結ぶエンジニア、Y.Mさん(40代男性)と担当キャリアアドバイザー井出との対談をインタビュー形式で掲載します。

今回は……

・自然に辿り着いた、「フリーランス」という選択
・期待に応え続けるということ
・今後もフリーランスとして生き抜くには

を中心にお話いただきました。

Y.Mさん
エンジニア歴20年

【経歴】
2004年に新卒でソフトウェア開発会社に入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。その後、2007年にフリーランスに転身し、プロジェクトリーダーや、フレームワーク開発、アプリ開発を含むフルスタックエンジニアとして活躍。現在は、バックエンドでGoを使い、会計システム開発案件に参画中。

自然に辿り着いた、「フリーランス」という選択

2004年にソフトウェア開発会社に新卒で入社され、2007年からはフリーランスとして活動されていますが、どのような背景で転身されたのでしょうか?当時だと比較的早いのかなと感じています。

Mさん:実は当時もフリーランスは結構いて、今とは比較にならないくらい稼げていたんです。ITバブルと言われていた時代の人が、僕より前の世代に結構いたのと会社員が外資に独立することが多くて、自然な流れで転身したんですよね。

井出:確かに、リモートになって副業案件を探し始めた方は多いですね!今回初めてフリーランスとして副業を始めるのに不安はありましたか?

Mさん:自分の考えで物事を進められることですかね。例えば、正社員だと評価制度があって、評価シートを記入するじゃないですか。あれって、何かに役立てるために書いてるんじゃなくて、書かなきゃいけないから書くじゃないですか。そういう部分に煩わしさを感じていて、一方でフリーランスは自分で仕組みを作って、やるやらないを選択できるのはいいですよね。

井出:確かに、正社員だと半期に一度は評価シートを書かざるを得ないですよね。

Mさん:そうなんですよ。あとは、案件を自由に選択できるところですね。自分で色々なことを決断して物事を進めていけるのは、フリーランスならではかなと思います。

井出:自分で選択をすると、おのずと自分の人生に自分で責任を持つことにも繋がっていきますよね。その一方で、ここは正社員時代にしかなかったという点はありますか?

Mさん:できることの幅の大きさはやっぱり正社員とは違いますね。例えば、会社だと年単位もしくは月単位で数千万、数億っていう予算を使って何かすることができますが、個人だとまずなくて。つまり、フリーランスだとどうしてもやれることの範囲や規模が小さくなるというのは時に物足りなさを感じることがあるかもしれません。

期待に応え続けるということ

フリーランスとして活躍し続けるために、努力されたことは何でしょうか?

Mさん:売れ筋の技術を常にキャッチアップし続けることです。同じ技術を極めるのももちろんいいですが、どんなに良いサービスでも立ち行かない時があったり、何が起きるか分からないので、幅広い選択肢を持つためにキャッチアップし続けています。最近だと、Go、React、インフラの知識も身に付けています。

井出:自分のやりたいことを優先するというよりは、時代のニーズに沿って取り組まれているんですね。継続的に案件を獲得するために気を付けているポイントはありますか?

Mさん:当たり前ではあるのですが、相手の求めてることを理解して提供することです。いくら技術力があっても、求められていることに対してパフォーマンスを発揮しないと意味がないですからね。あとは、プロとして期待以上の価値を提供し続けることが大事だと思うので、もちろん求められている価値は提供しつつ、提案も行いそのサービスの価値をより高めていくことが大事だと思っています。

井出:これまで様々なフリーランスの方にインタビューを実施したのですが、皆さん共通して「期待を超える」という意識を持っていらっしゃいますね。Mさんが思う優秀なフリーランスとはどんな要素がありますか?

Mさん:自分で深く学べる人かなと思います。ある事柄について話したとき、様々な角度で考えて意見を出せたり、解決ができたり、もうすごいですよ。やっぱりそういう方は現場で重宝されていたり、長く活躍されていますね。

あとは、依頼に対してコツコツと地道にできる方もすごいなって。優秀にも色々な定義があると思いますが、とにかく現場の期待に応えられる人が優秀なのかなって思います。

今後もフリーランスとして生き抜くには

これまで長くフリーランスとして活躍されていますが、ゆくゆくは正社員という働き方も選択肢もあるのでしょうか?

Mさん:今後については正直あまり考えていないですね。その時、その状況を楽しもうかなと思っています。

井出:いいですね。ちなみに、今後フリーランスにはどんなことが求められそうでしょうか?

Mさん:技術力はもちろんですが、組織を作れることが大事なのかなと。フリーランスって以前は、タスクとして切り出された一部分をやることが多かったと思うんですけど、今はそれだけじゃないなって。限られたリソースで上手く回せるようにしなきゃいけない場面に対応することも必要だったり、組織を作れる、手助けできるそんな力が今後どんどん求められるんじゃないかなって思います。

井出:確かに、企業様の話を聞いていると、技術面だけでなくビジネス側の視点やマネジメント力を持っている方を求めていたり、少しずつニーズが変わっているのを感じます。

Mさん:そうなんです、フリーランスも変化に対して柔軟に対応しないといけないですね。

井出:世の中のニーズをキャッチして変化し続けたからこそ、17年間フリーランスとしてご活躍されていらっしゃるんですね。改めて、変化に対応することの大切さを感じました。本日はインタビューにお答えいただきありがとうございました。

編集後記
今回は、これまでRelanceで複数案件でご活躍いただいているMさんにお話を伺いました。

フリーランス歴17年という経験から様々な話をお聞きして、プロフェッショナルとしての意識を強く感じました。仕事をする上で当たり前のことかもしれないですが、自分のやりたいことだけをやるのではなく「今の時代のニーズは何なのか?現場で求められていることは何なのか?」

常に周囲へアンテナを張りながら情報をキャッチアップし続け、そしてフリーランスエンジニアとして価値を提供し続ける、そんなMさんだからこそ20年近くフリーランスエンジニアとして活躍できるのではないかと感じました。

今後もMさんのキャリアに少しでも価値提供できるよう、Relanceとしてご支援をしていきたいと思います。

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