【前編】エンジニアの課題解決がしたい!フリーランス×SREエンジニアの魅力
2023年12月12日
Intorodcution
エンジニア目線で案件を分析し、フリーランスエンジニアに「いい案件」を紹介する Relance(リランス)です。
今回はRelanceとパートナーシップを結ぶエンジニア「志賀さん」(30代男性)と「西家さん」(20 代男性)と、弊社Relance事業部長「斎藤」の対談をインタビュー形式で掲載します。
RelanceでSREエンジニアとしてご参画されているお二人。
元々はエンジニア以外の職業から、エンジニアに職種転換をされました。
更にお二人の共通点は始めから SREエンジニアではなかったということ。
今回は……
・エンジニアになるまでの経緯
・SREエンジニアの魅力
・SRE×フリーランスとは、お仕事の探し方
を中心に、お話ししていただきました。
難易度の高いSREエンジニアとして活躍するに至る経緯だけでなく、社会の課題を解決したいというお二人の共通するマインドに関しても触れて参ります。
西家さん
【経歴】
大学を卒業後、大手花屋 で花の販売に従事 。その後、正社員として、小規模SES企業にてiPadレジの管理システム開発案件に参画 、バックエンド、フロントエンド実装〜運用、保守迄を担当。その後、正社員として、大手人材系企業で医療ヘルスケア領域のスカウト型メディアを開発。同プロジェクトの中でバックエンドからインフラエンジニアに転向し、フリーランスとしてRelanceのSRE案件に参画中。
志賀さん
【経歴】
大学を卒業後、紳士服業界で5年就業。その後、フィリピンに渡りブリッジSEとして4年半従事。コロナをきっかけに日本に戻りプログラミングスクールにて開発エンジニアの言語を学び、インフラエンジニアとしてご就業。現在はSREエンジニアとしてRelanceの案件に参画中。
きっかけはX(旧:Twitter)SNSで繋がるフリーランス仲間
2人の前職はお花屋さんと紳士服屋さん 〜異業種からエンジニアになるまで〜
現在RelanceでSREエンジニアとして活躍しているお二人ですが、なんでもお二人は元々お知り合いだったとか。率直にどんなきっかけがあったんですか?
西家さん:私は元々、バックエンド中心だったんですけど、TwitterでSREエンジニアになる!って所信表明したのが始まりです。SREエンジニアになりたいけど、知り合いが誰もいなかったので、自分から発信することで繋がりが増えたらと思い、そこに見事に声をかけてくださったのが、志賀さんです。
志賀さん:そうなんです、私はエンジニアとしての経験が浅かったので、知り合いを増やしたいなと思ったのと、色々教えて頂きたいなと思ったのがきっかけでした。そのあと、交流会が開催されることになって、全員初対面で会って話したのが最初のきっかけです。
斎藤:きっかけはSNSでできたコミュ二ティだったんですね。どんなことをお話しされたんですか??
志賀さん:技術の話はもちろんですし、転職や、住居や、結婚の話まで本当にいろいろです。なので、半分友達、半分同僚という感じですね。
斎藤:働き方の性質上、フリーランスはやはり一人プロみたいな感じなので、よこの繋がりは大事ですよね。ちなみに、お二人は元々異業種からエンジニアになられたんだとか。志賀さんはどんな経緯でエンジニアになられたのですか??
志賀さん:はい、私は大学を卒業後、ITとは全く関係のない、紳士服業界の会社に入社しました。店舗で店長等もやりながら5年働いた後、英語を使った仕事がしたくなりフィリピンのセブ島に渡ってブリッジSEとして働きました。その後、日本に帰国して、エンジニアとして就職し、現在に至るという感じです。
斎藤:そうだったんですね。ちなみに紳士服からフィリピンのブリッジSEというのも異業種転換ですが、キャッチアップはどうされたのでしょうか??
志賀さん:キャッチアップは、自分で日本人のコミュニティーにたくさん知り合いを作って、その方達になんとか聞いて乗り越えました。
斎藤:志賀さんの柔和なお人柄ゆえという感じも致しますね!ブリッジSEも日本と時差も若干ありますし、大変では無かったですか??
志賀さん:そうですね、24時間365日体制でしたので、英語を鍛えたというより体力を鍛えたと言っても過言ではありません(笑)
斎藤:色々な意味で鍛えられたのですね、フィリピンで4年もお勤めになられて、日本に帰国したのは何かきっかけがあったのですか??
志賀さん:ちょうどコロナがあった時期なのですが、このままずっとフィリピンで暮らすことは考えていなかったので、成長産業で何かスキルを付けたいと思い、プログランミングスクールに通うために帰国しました。
斎藤:そうだったのですね、ちなみにプログラミングスクールでは何を習得されたのですか?
志賀さん:始めは、Rubyの開発と、あとフロントですね。HTMLとJavaScript、あとはインフラと少しだけAWSをかじりました。
斎藤:全方位的に学ばれたのですね。とはいえ、集中的に言語の勉強して、勉強辛いなとか思うことは無かったんですか??
志賀さん:もちろん、大変だったのですが、それがとても楽しかったんです。紳士服の話に戻ってしまいますが、思い返すと私はモノづくりが好きで、接客よりも 、売り場作りの方がすごく好きだったんですよ。ビジュアルマーチャンダイズというものです。それがITで実現できるというのは、自分には合ってるんじゃないかなって思いました。
斎藤:そうだったのですね。ただ、そこから実行まで移せる方はそうそういないと思っているので、すごいことだと思います。西家さんはどうですか??
西家さん:私は、大学卒業後、花屋さんに就職しました。目の前のお客様に満足してもらうことが本当に嬉しかったですしやりがいも感じていました。ただそういう経験を積み重ねていくうちに、目の前の方だけでなくより多くの方に使ってもらえるようなスケールするものを作って、それをスピード感を持って届けていきたいと思うようになって転職を考えたんです。
斎藤:目の前の人ももちろん大事ですが、より多くの人に価値を届けたいと思われたんですね。でも、そこからなぜITエンジニアを選ばれたんですか?
西家さん:実はちょうどこのタイミングで結婚を考えていて、積極的に家事・子育てなどもしていこうと考えていたので、勤務地を自由に選択でき、フルリモートができる仕事を見据えたくて、未経験でも入れるチャンスがあったSES企業に転職しバックエンドエンジニアとしてエンジニア人生が始まったという経緯です。
斎藤:もちろん、しっかりと経験を積んでおくことだったり、必要な能力は多々ありますが、その先に働き方が選びやすい世界が待っているというのはITエンジニアのお仕事の大きな利点ですよね。
ここまでお話しをお聞きするとお二人とも別業界からエンジニアに転身されたわけですが、共通するのは決断力の速さと、それをイチから勉強してやりきり続けて今に至るというエネルギーを感じますね。
志賀さん:知り合いの中でも、西家さんは技術に対してかなり追及心というか探求心があると思っていて、本当によく勉強されているので私も凄く学ばせて頂いているんです。
斎藤:お互いを支え合うことのできる良い関係ですね。
エンジニア内のジョブチェンジ!開発者の課題を解決するSREエンジニアへ
志賀さんは開発からインフラエンジニア、西家さんはバックエンドエンジニアからキャリアスタートしたとのことですが、それぞれその領域で始めた経緯をお伺いできますか?
志賀さん:私は開発エンジニアとして就職活動をしていたのですが、レッドオーシャンで就職活動で難航してしまったんです。しかし思い返して見ると、フィリピンのIT企業で経験してたことって、サーバー、ネットワークの運用、監視等、 どちらかというとインフラ側だったということと、スクールでもAWSを少し触っていたので、ちょっと活かせるかもしれないと思って方針を変えたら就職することができました。
斎藤:それが受託兼SESのお仕事ですよね。たしかにIT人材不足といえど、いざスクールを卒業するだけではなかなか厳しかったりしますよね。西家さんはいかがでしょうか?
西家さん:私は、UI/UX、マーケティング、認知心理学等に興味があったので、フロントエンドを専門にしようとも考えたこともありました。ただバックエンドの方がシステムのコアを支える機能開発に携われるかと思い、最初はバックエンドを専門にすることを決めたんです。それでバックエンドとフロントエンドが分離していないMVCのレガシーアプリケーションを開発する会社に入社しました。
斎藤:なるほど。そこからお二人とも1年ないしは2年ほどの年月でSREエンジニアに転身となる訳ですが、きっかけは何だったのでしょうか?
西家さん:未経験からわからないなりにアプリを開発し、お客さんが喜んでもらえるように機能を作ってきました。その中で、「テクノロジーを通じて、自分の力で社会課題を解決できるエンジニアになりたい」という想いを認識しだしました。エンジニアになったきっかけも”何かを解決したい”という想いがあったからこそなので、バックエンドしかできないエンジニアが導き出した解は、課題の部分最適になりえると考え、全体最適をできるエンジニアになるために、SREという領域に挑戦することにしました。
志賀さん:私も同じです。私はインフラエンジニアだったので、逆の視点ですが、インフラエンジニアから見て、開発寄りに挑戦してみたいという想いがありました。つまりは技術領域を増やして行きたかったんです。
斎藤:ちなみに志賀さんは、スクールで開発寄りの言語を習得されていましたが、西家さんの場合はバックエンドからなので、エンジニア内でジョブチェンジというのは大変では無かったですか?
西家さん:確かにインフラエンジニアとバックエンドでは求められるスキルが全然違いますが、パブリッククラウドやIaCの普及により、バックエンドエンジニアからインフラエンジニアへの転向のハードルは下がっていると感じています。インフラに関して、自己学習、資格取得に留まっていました。前職の在勤中に、インフラエンジニアのポジションが空いたので、自ら手をあげて、インフラのお仕事をやらせていただきました。インフラエンジニアを経て、SREエンジニアにシフトしました。
斎藤:さすがですね、しっかりご準備されているといざという時に機会は巡ってきますよね。インフラから徐々にSREエンジニアにシフトしたのも、やはり、課題解決出来る〜という文脈でしょうか?
西家さん:はい、インフラエンジニアとして働く中で、エンドユーザーや依頼元のお客さん以外のエンジニアやマーケッターなどが抱えている課題は、SREやDevOpsという領域で解決出来ると思いました。今までエンジニアの価値とはものづくりにあると思っていたのですが、サービスを安定して提供しつづけることもまた価値であり、それに責任をもつSREというポジションに面白みを感じました。
斎藤:SREエンジニアになってみて実際どうですか? ・・・楽しいですか??
志賀さん、西家さん(同時):楽しいです。
志賀さん:やはり、使う技術領域が広いので、インフラも開発も2つ見れるっていうのは時間も短縮できますし、頼りにされるのが嬉しいですね。
西家さん:自分の場合は、実は開発者も困っているんだな。。ということが分かったのも発見できて面白かったです。一般的なシステムって、お客様が困ってるからシステムを作るっていうのが、順当な流れだと思うんです。でも、そもそも、それを作る開発者、つまりシステムエンジニアも困っている、ということを解決するのがSREなので。お客様が違うだけで、やってることは実はそんなに変わってなくて、喜んでくれる人が変わったっていう感じがしました。
志賀さん:同感です。世の中の課題解決をしたいエンジニア集団の、ペインを無くしたい、そんな気持ちで取り組んでいらっしゃる方が多いと思いますね。
斎藤:確かにSREエンジニアって本当に貴重な存在ですし、現場でも重宝されますよね。
インタビューも後半になって参りましたが、後編ではフリーランスとしてのキャリアやお二人の今後の展望についても聞いていきたいと思います!
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