フリーランスのPHP案件はどのようなものがある?年収や実例も紹介!

フリーランスのPHP案件は豊富です。PHPはプログラミング言語の性質上案件の幅が広いからです。では具体的にどのような案件があるのか、年収や実際の案件をご紹介します。

フリーランスが知っておくべきPHP案件の最新動向

PHPの案件動向について、フリーランスが知っておくべきことをざっくりご紹介します。

案件数

PHPは案件数の多い言語の一つです。たとえばフリーランススタートというフリーランス用の案件紹介サイトでは、2022年10月22日時点でPHP案件の求人数が27180件となっています。

また、Relanceでは求人全体のうちの11%がPHPです。この数字は、Go、Javaに次いで3番目のシェアです。案件紹介サイトによってプログラミング言語ごとの案件数の割合は異なりますが、フリーランス用の案件紹介サイトではPHPの割合が高い場合が多いでしょう。

報酬額

フリーランススタートのPHP案件の平均月単価は、2022年10月時点で65万円程度です。

“平均単価63.7万円 中央値単価65万円 最高単価200万円 最低単価20万円”

引用元:フリーランススタート「PHPのフリーランス求人・案件一覧」

他の言語と比較すると、相場程度と言えます。たとえばJavaは62万円程度、Rubyは68万円程度です。

詳しくは後述しますが、PHP案件では上流工程ができる人材、データベースも扱える人材、フロントエンドも扱える人材などを募集しています。PHPのスキルにプラスアルファのスキルがあると、平均月単価がアップする傾向があります。

また、Relanceの平均単価は70〜100万円です。Relanceなら相場よりも高単価の案件がそろっています。

働き方

フリーランスエンジニアの働き方は、大きく分けると2種類あります。1つは客先常駐する方法で、もう1つは仕事を請け負って在宅などで作業する方法です。プログラミング言語によって選択肢が変わってくるのですが、PHPの場合はいずれの働き方も可能です。

または、客先常駐と在宅を組み合わせるようなことも可能です。客先常駐の場合は会社員に近い働き方で、勤務時間も決められている場合が多いです。契約形態のみが異なります。

一方で、在宅やノマドなどの働き方は会社員と大きく異なります。一般的なフリーランスのイメージに近いのは後者の方でしょう。PHPはいずれの案件も豊富という特徴があります。

【実例】フリーランスのPHP案件を紹介!

RelanceでPHP案件にはどのようなものがあるのか、実際の求人例をご紹介します。

■職務内容

自社開発ASPサービスの、社内システムのリファクタリング(フロントエンド・バックエンド)や、オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトにおける開発業務をご担当頂きます。

<お任せする工程>

設計、実装、テスト

<フロントエンドとバックエンドの業務比率>

フロントエンド  8 : バックエンド 2

■開発環境

サーバーサイド

   ・言語:Java / PHP等

   ・フレームワーク:Spring / Struts等

フロントエンド:

   ・言語:JavaScript / HTML /CSS

   ・フレームワーク:Vue.js

データベース:PostgreSQL / MySQL等

開発環境:Win/Mac/JetBrains IDE/Git/Trac/Subversion/Redmine/Selenium

     エディタの指定はなし:VSCode/Atom etc

社内ツール:G Suite/MS Office/Slack/

■想定月単価:

~ 80万円

■必須スキル:

  ・JavaScript、PHP、Linuxを使用したWebアプリケーション開発の実務経験3年以上

  ・10名以上のプロジェクトでの開発経験

・歓迎スキル:

・Struts/Spring等のフレームワークでのWebアプリケーション開発経験

  ・周囲の人間と円滑にコミュニケーションを行うことができ、信頼を築ける方

■働き方: 

完全フルリモート

■週稼働日数:

5日/週

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PHPを扱うフリーランスに将来性はあるのか?

PHPは現状、需要の大きいプログラミング言語で、特にサーバーサイドの言語としてはシェアが大きいです。ソフトウェア品質マネジメントコンサルティング企業のQ-Successの調査サイトW3Techsによると、2022年10月23日の時点でサーバーサイドプログラミング言語の77.4%をPHPが占めています。

参照:Historical yearly trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites|W3techs

また、知名度の高いサービスのメイン言語としてPHPが採用されている例も多いです。具体的には、Facebook、Wikipedia、Slack、ぐるなびなどはメイン言語としてPHPが使われています。

さらにWebサイト制作時のCMS(Contents Management System)もPHPで作られています。これだけ多くのサービスがPHPで開発されていて、改修などの案件も豊富です。もちろん新規開発の案件も多々あります。

最近はRubyやPythonの台頭も目立ちますが、PHPがすぐになくなることはないと言えるでしょう。しかし長期的な目線で考えると、一生PHPエンジニアとして案件があるかは定かではありません。

ただしこれはどのプログラミング言語でも同じです。また、一つプログラミング言語をマスターしていれば他の言語にも移行できます。そういう意味でも、PHPエンジニアとして案件に携わることで将来につながります。

フリーランスが高単価なPHP案件を獲得する方法

フリーランスのPHP案件の中でも、案件ごとに単価に差があります。最初のうちは単価にこだわるよりも、自身のスキルアップや案件数をこなすことを考えた方が最終的な単価アップにつながりやすいです。

しかし経験を積むごとに、効率的に高単価案件を獲得したくなるでしょう。そこで、フリーランスのPHPエンジニアが高単価案件を獲得する方法をご紹介します。

商流の浅い案件に参画する

商流とは、エンド企業から案件参画者までの契約の流れを指します。商流が深い場合、それだけ間に入る仲介企業が増えるということです。商流が浅ければ間に入る仲介企業が減るので、その分間で取られる仲介料も減ります。

仲介料が取られない方が案件参画者に支払われる報酬は高くなるので、商流が浅い案件に参画した方が良いということです。商流が明らかになっていない場合は確認すると良いでしょう。

エージェントや、プロジェクトの担当者に確認すれば商流がわかります。特にSES業界やSIerと呼ばれる業界は多重請負が一般化していて、仲介会社が中抜きしています。そのため、SES、SIer案件では特に単価を上げるためには商流の確認が重要です。

なお、いったん商流の深い案件を獲得し、その後商流を飛ばす例も多々あります。しかし商流飛ばしで直接契約を結ぶと、間で中抜きしていた企業から報復を受けることがあります。

具体的には、今後案件を紹介してもらえない、悪い噂を広められるといったことです。このようなことが起こると後々厄介なので、最初から商流の浅い案件を選んだ方が良いでしょう。

上流工程の案件に参画する

システム開発には工程が存在します。これはどのプログラミング言語を扱っている開発現場でも同じです。大まかには以下のような流れになっています。

要件定義 → 基本設計 → 詳細設計 → プログラミング → 単体テスト → 結合テスト → 総合テスト

上記のうち、詳細設計までを上流工程、それ以降を下流工程とする場合が多いです。そして、上流工程の担当者として案件に参画した方が単価が高くなる傾向があります。

上流工程だから優れているというわけではありませんが、経験を積んだエンジニアが上流工程を担当するケースが多いです。上流工程はプロジェクト全体を見渡す必要があり、経験値が必要だからです。

ただし経験を積めば自動的に上流工程を担当するというわけではなく、特にフリーランスエンジニアの場合どの工程の案件に応募するかを自分で選べます。単価を上げるためには、積極的に上流工程の案件に応募していくのが一つの選択肢です。

データベースとの連携に関するスキルを身に付ける

エンジニアはスキルを掘り下げていくと同時に、スキルを広げていくことも重要です。他の言語スキルを身につけることも単価を上げるのに有効ですが、データベースとの連携スキルがあると応募できる高単価案件が増えます。

PHPはサーバーサイドのプログラミング言語なので、データベースとの相性が良いです。また多くのプロジェクトでデータベースは使われているので、データベーススキルは汎用性が高いです。

PHPにデータベース言語であるSQLを埋め込むような使い方もできるため、まずはSQLを書けて、次にPHPの中に埋め込んで処理を実装できるようになると実践的です。

フロントエンドの知識やスキルを身に付ける

スキルの幅を広げるという意味では、データベースとは逆にフロントエンドの知識、スキルを広げていくのも有効です。最近はフルスタックエンジニアといって、一人でフロントエンド、サーバーサイド、データベースまですべてを網羅的に扱えるエンジニアが求められています。

理由としては、ITが身近になった分小規模な開発も増えたこと、ツールや情報収集の利便性向上によってスキル習得のハードルが下がったことなどが挙げられます。

また、フロントエンドからサーバーサイド、サーバーサイドからフロントエンドと双方に処理を受け渡すことも多いのですが、フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアが別だと連携の手間もかかります。

同じ人がどちらも実装できると、認識のズレからバグが生じるようなこともありません。結果的に単価の高い人材になれます。

※下記サイトではフルスタックエンジニアについて紹介しています。
こちらもご覧ください!
参考サイト:フルスタックエンジニアの年収・将来性とは?【現役エンジニアが徹底解説!】

ハイレベルな資格を取得する

資格を取得することで、スキルと知識を客観的に証明できます。特にハイレベルな資格であれば評価につながります。また資格は印象が良くなるだけでなく、案件によっては優遇される資格があらかじめ決まっている場合もあります。

資格保有者が優先的に採用される案件や、資格を保有していることで単価がアップする案件もあります。具体的にどの資格を取得するかは、フリーランス向けのPHP案件を確認して決めると良いでしょう。募集要項に案件で求められている資格が記載されている場合があります。

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まとめ

フリーランスのPHP案件は豊富です。開発現場に出向く働き方もあれば、フルリモートで対応できる働き方もあります。まずは案件数をこなしていくことが必要ですが、慣れてきたら高単価の案件を狙うのがおすすめです。

高単価な案件を狙うためには、案件の探し方と自分自身のスキルアップが重要です。特にスキルを横に広げていくことで汎用性が上がり、高単価案件を獲得しやすくなります。上流工程、データベース、フロントエンドなどに目を向け、スキルアップを図っていきましょう。

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