フリーランスエンジニアはやめとけ?噂が本当なのか徹底検証!
2022年11月11日
スキルを活かしながら自由度の高い働き方を実現するために、フリーランスエンジニアが注目を集めています。しかし、インターネットを中心に「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われてしまうことも多く、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、なぜ「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われているのか、さまざまな理由を列挙していきます。加えて、フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人、後悔しないための対策についてもご紹介します。フリーランスエンジニアとして独立を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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目次 [非表示]
フリーランスエンジニアがやめとけと噂される理由
なぜ、フリーランスエンジニアはやめとけと言われているのでしょうか。
SNSやインターネット掲示板などで、フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由を解説していきます。
1つずつ詳細を確認していきましょう。
- 会社員に比べて収入が安定しにくく年収が下がる可能性がある
- 年収によっては会社員に比べて多くの税金を支払う可能性がある
- 営業力がないと案件獲得をすることが難しい
- スキルがないと生き残るのが難しい
- 社会的信用が低くクレジットカードや賃貸契約ができない
- 50代になると案件を獲得できず悲惨な末路に直面する
会社員に比べて収入が安定しにくく年収が下がる可能性がある
フリーランスエンジニアはやめとけと噂される理由の1つ目として挙げられるのは、会社員に比べて収入が安定しにくく、年収が下がる可能性がある点です。
フリーランスエンジニアは案件ごとに仕事をして報酬を得ます。そのため獲得した案件の単価や数によって収入が大きく変動する可能性があるのです。フリーランスエンジニアは、自分から案件を獲得する必要があるため、思うように案件が獲得できなければ収入が落ちこんでしまいます。
一方で、会社に属しているエンジニアの場合、与えられた業務をこなしていれば安定的に毎月収入を得られます。
フリーランスはどのような案件を獲得できるかは個人の営業力や人脈などといったスキルにかかっているため、会社員と比較すると、どうしても収入の面で安定しにくいです。
フリーランスエンジニアの年収について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスエンジニアの年収と高収入を目指すための6つの方法
年収によっては会社員に比べて多くの税金を支払う可能性がある
フリーランスエンジニアが「やめとけ」と噂される2つ目の理由として、年収によっては会社員に比べて多くの税金を支払う可能性があることが挙げられます。
フリーランスは会社員と比較して健康保険料を全額負担する必要があり、税金の計算方法が異なるため、支払いなどが多くなり、収入だけ見れば会社員と同じでも、手取り額が減ってしまう可能性があるのです。
また、業種や年収によっては、会社員時代には発生しなかった「個人事業税」や「消費税」を支払う必要も出てきます。そうなると、手取りはますます少なくなってしまうでしょう。
また、会社員が給与を受け取る際には、あらかじめ健康保険や社会保険料、所得税や住民税などを差し引かれた金額となっています。
一方で、フリーランスエンジニアの場合、報酬を額面通りに受け取った後、まとめて税金を支払わなければなりません。
したがってフリーランスは毎月の手取り額を把握しにくくなります。
Relanceでは、フリーランスエンジニア約1000人を対象に関する調査を行いました。フリーランスエンジニアの確定申告やお金に関するリアルな実態を知りたい方はぜひご活用ください!
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フリーランスの税金について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスの税金は高すぎる?高い税金を減らす節税術も紹介!
営業力がないと案件獲得をすることが難しい
フリーランスエンジニアがやめとけと噂される3つ目の理由は、営業力がないと案件獲得をすることが難しいからです。
エンジニアにとって最も重要なのはスキルですが、フリーランスとして希望条件に沿った案件を獲得するためには営業力も必要となります。ここでいう「営業力」とは、交渉力、コミュニケーション力、提案能力などのことです。
どれほど素晴らしいスキルを持っていても、そのスキルをきちんと伝えられなければ案件の獲得にはつながりません。したがって、自分のスキルや実績をアピールする営業力もフリーランスにとって重要になるのです。
フリーランスの案件獲得について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランス案件を安定して獲得する方法を解説!
スキルがないと生き残るのが難しい
スキルがないと生き残るのが難しいことも、やめとけと言われてしまう理由の1つです。
近年フリーランスエンジニアが注目されている中で、インターネット上で気軽に学べる教材・アプリや、エンジニア専門のスクールといった学習環境が整っています。
つまり、基礎的なエンジニアスキルを有する人材は飽和状態になりつつあり、高度なスキルを持っていないと、生き残っていくことが難しい時代となりました。トレンドの言語や技術なども移り変わっていくため、いざフリーランスエンジニアとなったあとも、学習を継続しなければなりません。
会社員であれば、上司に相談したり、社内研修を受講したりとスキルを伸ばせる環境が多くあることでしょう。しかしフリーランスエンジニアは、自分で学習し、責任を持って案件に取り組む必要があります。
フリーランスに必要なスキルについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスに必要なスキルや知識を解説!独立前に身につけスムーズに仕事を開始しよう!
社会的信用が低くクレジットカードや賃貸契約ができない
フリーランスエンジニアがやめとけと噂される5つ目の理由は、社会的信用が低く、クレジットカードや賃貸契約ができないことです。
フリーランスは会社員より収入が不安定になり、社会的信用も低くなりやすいため、与信審査に通りにくくなります。
会社員は毎月一定額の給与が得られるため、安定した収入が見込めます。さらに会社によっては家賃補助の支給もあるでしょう。
しかし、先ほどに説明した通り、案件ごとに仕事をして報酬を得るフリーランスは収入が不安定になりやすいです。さらに、フリーランスは誰でも名乗ることができ、「本当に事業を営んでいるのか」「どのような事業を行っているのか」など、社会的な信用が低くなりがちです。
そのため、フリーランスエンジニアがクレジットカードの発行や賃貸契約、ローンを組むことは難しいケースがあります。
フリーランスの賃貸契約について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスは賃貸契約できる?チェックされるポイントや審査を通過するコツを解説!
50代になると案件を獲得できず悲惨な末路に直面する
フリーランスエンジニアはやめとけと噂される理由の6つ目として、50代になると案件を獲得できず、悲惨な末路に直面することが挙げられます。
フリーランスエンジニアの案件のなかには、年齢制限が設けられているものがあり、年齢を重ねるほど需要が下がってしまうことがあります。
一般的には40代から年齢制限が発生し始め、年齢に応じたスキルや経験を習得していなければ、案件を獲得できなかったり、低単価の案件しか獲得できなくなったりして収入が落ち込む可能性があるのです。
フリーランスエンジニアと年齢の関係性について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスエンジニアに年齢の限界はない|生涯働くコツを解説
フリーランスエンジニアの勤務実態
ここまで、「フリーランスエンジニアのはやめとけ」と言われてしまう理由について、観点別に解説しました。
たしかにフリーランスエンジニアには、前述したような「収入が安定しない」といったイメージや、就業時間が定められていないために「稼働時間が多くなってしまうのでは?」といった懸念が付きまといます。
では、実際のところはどうなのでしょうか?
最新の情報をもとに、フリーランスエンジニアの年収や稼働時間など、勤務実態を紐解いていきます。
平均年収は約632万円
Relanceがフリーランスエンジニア1,000人を対象としたアンケート「【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-」の結果を紹介します。
専業の方のみを対象とした年商に関する設問において、フリーランスエンジニアの平均年商は約632万円と判明しました。
「フリーランスエンジニアとしての年商はいくらですか?」の問いに対し、最も多かった回答は「500万円以上800万円未満」の約27.1%でした。「300万円以上500万円未満」の約25.8%が後を追う形となっています。
前年度の調査と比較すると、800万円~1,200万円以上の年商であるフリーランスエンジニアの割合が増加し、逆に200万円~800万円未満の割合は減少しました。
関連して、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によりますと、給与所得者の平均年収は460万円、正社員に絞っても530万円です。
また、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」では、システムエンジニア(Webサイト開発)の平均年収は557.6万円という結果でした。
この結果から、フリーランスエンジニアの平均年商は、給与所得者=会社員の年収よりも高いことが窺えます。
あくまで「年商」であり、フリーランスの場合は経費など自費での出費も多くなるため、会社員の得る年収と若干性質が違うものの、会社員以上の収入を得ているフリーランスエンジニアも相当数いるといえるでしょう。
一方、スキルを磨き経験を積んだフリーランスエンジニアでなければ、平均年商の632万円を大きく下回ることも考えられます。
フリーランスとして独立したあとは、スキルの研磨や継続的な経験の積み重ねが欠かせません。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
稼働時間は週4日、1日4.4時間
前述の調査によると、フリーランスエンジニアの週の平均業務日数における最も多い回答は、「5日」の26.5%でした。ついで「3日」の20.9%、「4日」の17.5%、「2日」の15.7%となっており、「週4日」が平均的な働き方のようです。
また、1日の平均業務時間に関しては、平均約4.4時間、中央値は「3~5時間未満」という結果でした。
細かな分布を見ていくと、「5~10時間未満」という回答が約34.8%で最も多く、「3~5時間未満」が約33.0%、「1~3時間未満」が約25.4%、「1時間未満」が約6.6%です。
以上から、フリーランスエンジニアは「1日4.4時間で週4日稼働する」という働き方が平均的といえます。
個人によって差はあるものの、フリーランスエンジニアは「会社員より短い稼働時間で多く稼ぐことも可能」な勤務実態といえるでしょう。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
実際にフリーランスエンジニアをやめたいと感じている人は多いのか?
検索結果や口コミで「フリーランスエンジニアはやめとけ」という内容が多く出てくるのはお伝えしたとおりですが、実際にフリーランスエンジニアになった人はどのように感じているのでしょうか。
出典:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
前述の「【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-」でフリーランスエンジニアの今後の働き方についてアンケート結果を見てみましょう。
「専業フリーランスのまま働き続けたい」と回答した人は全体の32.70%でした。
一方で「直近はフリーランスとして働くが、将来的には正社員になりたい」と回答した人は26.20%、「直近で正社員になることを考えている」と回答した人は13.90%でした。
「直近はフリーランスとして働くが、将来的には正社員になりたい」と「直近で正社員になることを考えている」を合計すると、将来的に正社員として働いていくことを考えている人の割合は40.1%です。専業フリーランスのまま働きたい人の32.70%を超えます。
この結果から、正社員となることを見据えたうえで、現状はフリーランスとして働いている人も多いことが窺えます。
なお、前年度の同調査では、「フリーランスエンジニアとして働き続けたい」という回答が51.61%と過半数でした。
この1年でフリーランスを取り巻く環境も少しずつ変わってきており、働き方について再度見つめなおす人が増えているのかもしれません。
また、同調査の「フリーランスエンジニアになって感じたメリット・満足している点、デメリット・不満な点を教えてください」という設問においても、興味深い回答が見受けられます。
フリーランスエンジニアになって感じたメリットや満足している点としては、働く場所や時間に縛られないという自由である点が上位に挙げられました。
一方、フリーランスエンジニアになって感じたデメリット・不満な点では、「社会的信用が低い(クレジットカードやローンの審査など)」「将来の社会保障が少ない」という不安定さが挙げられました。加えて、「労務や確定申告などの事務作業の手間がかかる」「案件獲得のための営業リソースが想定よりも多い」といったフリーランスならではの猥雑さも上位に挙げられています。
これらのメリット・デメリットと社会情勢を加味したうえで、どのような働き方をしてバランスをとっていくのかを熟慮することが、後悔の少ない働き方につながるでしょう。
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参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
フリーランスエンジニアになって後悔する人の特徴4選
フリーランスエンジニアになったことを後悔する人もいます。
自由な働き方を実現しやすいことや、成長機会の多いフリーランスエンジニアですが、向いていないと活躍の幅が狭くなってしまうでしょう。向いていない人の場合、今後の後悔につながってしまいます。
フリーランスエンジニアになって後悔する人の特徴は、主に以下の4つです。
- 自制が苦手な人
- 折衝が苦手な人
- 受け身な姿勢の人
- 安定志向の人
それぞれ詳細を見ていきましょう。
1.自制が苦手な人
フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴としてまず挙げられるのは、自制が苦手な人です。たとえば、納期に向けたスケジュール管理が甘かったり、今日中にやるべきことをやらないままにしたりすると、最終的にクライアントからの信用をなくしてしまう恐れがあります。
自由度の高いフリーランスエンジニアは、健康管理にも十分に注意しなければなりません。不規則な生活を続けた結果、体調不良が原因で仕事に取り組めなくなり、非効率な状況に陥ってしまっては、安定した仕事は望めません。
規則正しい生活を送れていない自覚のある方は、日常生活から改めるようにし、仕事への影響が出ないように自制力を身につけていきましょう。
2.折衝が苦手な人
折衝が苦手な人も、フリーランスエンジニアに向かない可能性が高いです。基本的にフリーランスエンジニアは、成果物の報告をクライアントにおこなわなければなりません。折衝が苦手な人の場合、クライアントへの報告が計画的に進まなくなったり、意図したとおりに相手に伝わらなかったりし、プロジェクト全体にも影響を及ぼしてしまいます。
また、フリーランスエンジニアは、自分自身で案件を獲得しなければなりません。自分で営業したり、人脈を使って案件を探すこととなりますが、駆け引きがうまくいかないと、希望どおりの報酬で契約ができない場合もあります。個人で働く以上、コミュニケーションを介して相手と円滑に進められるようにしましょう。
3.受け身な姿勢の人
フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴3つ目に挙げられるのは、受け身な姿勢になりやすい人です。フリーランスエンジニアは、自分で仕事量ややるべきタスクを決定し、自主的に行動しなければなりません。受け身な姿勢になりがちな人の場合、高いパフォーマンスが出にくく、案件も継続しない可能性が高まります。
フリーランスエンジニアとして成功するためは、自分で積極的に仕事を探しにいく姿勢が重要です。案件や新しいことにチャレンジしたり、自主的にスキルを磨いたりするといった姿勢がなければ、フリーランスエンジニアとして苦戦してしまいます。
4.安定志向の人
安定志向の人は、フリーランスエンジニアとして活躍しにくいです。
フリーランスエンジニアは、個人の裁量で働けるため、案件数や単価、稼働状況によっては高収入を狙えます。
しかし、フリーランスエンジニアとして働く中で、思いどおりにいかないことも多々あるでしょう。たとえば、さらなる報酬を期待して案件に取り組んだ結果、想定以上に工数がかかり、時給換算で大きく収入を落としてしまうようなこともあり得ます。安定志向の人の場合、ストレスを抱えたまま仕事に取り組まなければならないため、注意が必要です。
フリーランスエンジニアとして成功する人の特徴5選
フリーランスエンジニアは、ワークライフバランスを保ちながら仕事に取り組みやすい働き方です。
「やめとけ」と言われることが多い一方、フリーランスエンジニアとして成功している人も多くいます。そのような人は、安定した収入を得ながら、プライベートもしっかりと楽しめるでしょう。
では、フリーランスエンジニアとして成功している人には、どのような特徴があるのでしょうか。
- 自己管理ができる人
- コミュニケーションが得意な人
- プロジェクト推進力がある人
- 高水準のスキルセットを持つ人
- 課題解決能力がある人
フリーランスエンジニアである以上、技術力があるのは当然です。それに加えて上記のスキル・特徴を持つ人が成功している傾向にあります。
1つずつ詳細を見ていきましょう。
1.自己管理ができる人
フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、自己管理ができる人が挙げられます。というのも、フリーランスエンジニアは、自分自身でスケジュール・案件管理をおこない、取引先への納期を守らなければなりません。
フリーランスエンジニアの場合、異なる複数のクライアント先と取引することも多く、どのタスクをいつまでに提出すればよいのか、納期を逆算しながらスケジュールを立てる必要があります。自己管理が甘い人だと、スケジュールどおりに仕事が進まず、クライアントからの信頼を落としてしまいかねません。
また、フリーランスは享受できる福利厚生サービスが限られているため、日々の健康管理も大切です。体調を崩してしまっては、その間の収入が途絶えてしまいます。
そのほか、金銭管理や身のまわりのこともしっかりと管理できる人がフリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。
2.コミュニケーションが得意な人
フリーランスエンジニアとして成功している人の特徴2つ目は、コミュニケーションが得意な人です。
個人で動くフリーランスエンジニアにコミュニケーションスキルは必要ないと思われがちですが、案件獲得やクライアントとのやりとりにおいて、コミュニケーションスキルが求められます。案件によってはチームで働くこともあるので、コミュニケーションスキルが問われるシーンは、思いのほか多くあるでしょう。
フリーランスエンジニアの場合、自分で営業しなければならない機会が多いです。また案件を増やしていく際に人脈を広げられるスキルがあると、仕事を有利に見つけやすくなります。一見、仕事とは関係のない人脈の中にも、新たな案件の可能性が潜んでいるかもしれません。
プロジェクト進捗における「報連相」や、クライアント・メンバーの意図をくみ取り行動できるなど、クライアント側から「働きやすい相手」と感じてもらえると、長期継続につながりやすく、成功に近づきます。
フリーランスエンジニアとして活躍したい方は、コミュニケーションスキルも重視しましょう。
3.プロジェクト推進力がある人
プロジェクトを推し進める力を持った人も、フリーランスエンジニアとして成功しやすいでしょう。
前述したように、フリーランスエンジニアは、日々のタスクや、納期のスケジュールなどすべてを自身で管理しなければなりません。
第三者が管理を手伝ってくれるわけではないので、自分で考えながら行動する必要があります。
とくに、フリーランスエンジニアが高単価案件を獲得したい場合は、PM(プロジェクトマネージャー)やテックリードといった上流ポジションでの参画が、自ずと多くなるでしょう。
納期から逆算して工数を見積り、スケジュール通りにプロジェクトを推進する管理能力のある人は、高単価案件を獲得しやすくなります。
そのようなプロジェクト推進力のある人は、クライアントから「また仕事をお願いしたい」と思われるため、継続的な案件の獲得にもつながります。
4.高水準のスキルセットを持つ人
フリーランスエンジニアは技術力を持っているのが前提とお伝えしましたが、他者と同程度の技術力では差別化にはつながりません。
フリーランスとして活動し収入を得ていく以上、クライアント企業から選ばれるエンジニアになる必要があるのです。
フリーランスエンジニアとして必要なスキルの中でもとくに優れた技術力を持つ人は、単価が上がりやすく、また、継続して案件を得られやすいでしょう。
専門性を極めた知識やスキルはもちろん、フルスタックエンジニアのように1人で何人分もの技術要件を満たせる人材や、あらゆる領域に精通し枠を超えて課題・トラブルに対応できる人材は、需要が非常に高いです。案件獲得に苦労しません。
高水準のスキルセットを持ち、希少価値のあるフリーランスエンジニアとなれば、高単価案件の獲得に期待できます。
5.課題解決能力がある人
エンジニアとしての最たる使命は、自身の持つスキルを活かしてクライアントの課題を解決に導くことです。
そのため、フリーランスエンジニアとして成功するには、課題解決能力は不可欠といえます。
クライアントが抱えている課題や顕在化している要望に対して、最適なソリューションを提供するだけでは今ひとつです。クライアントが気づいていない、意識していない潜在的な課題を発見したうえで課題を解決できれば、需要と希少価値共に高い人材となれるでしょう。
課題解決能力を身につけるには、視野を広げることも大切です。
情報に対して敏感になり、日頃から物事に対する疑問を持つことを習慣づけるよう意識することをおすすめします。
フリーランスエンジニアになってから後悔しないための対策
ここまで、フリーランスエンジニアに関する噂と真実についてご紹介してきました。
それらを踏まえた上で、フリーランスエンジニアになろうと考えているなら、独立してから後悔しないためにさまざまな対策をおこなっておくことが大切です。
ここでは、フリーランスエンジニアになってから後悔しないための対策についてご紹介します。
- 最低でも実務経験を3年以上積んでから独立する
- テックリードなどの需要の高い上流ポジションを目指す
- 紹介やエージェントなどを活用し安定的に案件獲得できる仕組みを作る
- 自分の年収にマッチした節税対策を行う
最低でも実務経験を3年以上積んでから独立する
フリーランスエンジニアになって後悔しないための対策1つ目として、最低でも実務経験を3年以上積んでから独立することが挙げられます。
エンジニアにとって、実務経験はスキルを測る上での大切な指標となるものです。経験の浅いエンジニアは、取引先からの信頼を得られにくくなり、案件を獲得するのが難しくなってしまいます。
独立までのエンジニアとしての実務経験は、3年を目安に考えるとよいでしょう。実務経験が3年以上のフリーランスエンジニアであれば、実績や経験を取引先から評価されやすくなり、案件獲得も比較的しやすくなります。
実際に案件サイトの募集要項には、必須条件として「実務経験3年以上」と記載されているケースが多いです。さらに実務経験5年以上であれば、より高単価な案件を狙えるでしょう。
フリーランスになるために必要な実務経験を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスになるために必要な実務経験とは?実務経験のアピールポイントについても紹介
テックリードなどの需要の高い上流ポジションを目指す
フリーランスエンジニアになって後悔しないための2つ目の対策は、テックリードなど需要の高い上流ポジションを目指すことです。
与えられた作業をこなすだけの「作業員」に甘んじることなく、日々スキルや知識を広げ、テックリードやプロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを目指しましょう。好条件や高単価の案件は需要の高い上流ポジションに多く、獲得できればフリーランスエンジニアとして安定的に働ける環境を手にできます。
50代以上のシニアエンジニアは平均年収が下がる傾向にありますが、需要の高い上流ポジションのキャリアさえ持っていれば、フリーランスでも高単価案件の獲得が可能です。
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プロジェクトマネージャー(PM)になるには?必要なスキル、キャリアパスも紹介!
紹介やエージェントなどを活用し安定的に案件獲得できる仕組みを作る
フリーランスエンジニアになって後悔しないための対策3つ目として、紹介やエージェントなどを活用し、安定的に案件獲得できる仕組みを作ることが挙げられます。
フリーランスエンジニアが長く安定的に活躍していくためには、案件を継続的に獲得できる仕組みを作っておくことが大切です。
そのための仕組み作りとしておすすめの方法が、知り合いからの紹介とエージェントの活用です。とくに駆け出しのフリーランスエンジニアは、エージェントをうまく活用してスムーズに仕事をスタートしましょう。
フリーランスエージェントとは、本来個人でやるべき営業や契約、事務処理などの業務を代行してくれるサービスのことです。エンジニアをはじめとして、デザイナーやディレクターなど幅広い職種に対応しています。エージェントによっては、面談の練習や確定申告のサポート、福利厚生も利用できるので、積極的に活用しましょう。
自分の年収にマッチした節税対策を行う
フリーランスエンジニアになって後悔しないための4つ目の対策は、自分の年収にマッチした節税対策をおこなうことです。
事業に関連する経費は漏れなく計上し、また医療費控除や社会保険控除などの所得控除を差し引くことによって、課税所得が減り、節税につながります。とはいえ、このような節税対策は年収によってできることやマッチする内容が異なるため、自分の年収の変動に応じて節税対策も適切に変えていくことが大切です。
フリーランスエンジニアの節税対策について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。フリーランスエンジニアが経費に計上できるものは?シミュレーションもあわせてご紹介!
まとめ
フリーランスは、会社員と比べてリスクが高い面は否めませんが、一方で、努力すればその分だけ収入にも反映される魅力的な働き方でもあります。
マネジメントスキルを含めた需要の高い実務経験を積むことで高単価案件を獲得できるようになり、また適切な節税対策を講じることで収入もアップします。エージェントを活用すれば、より安定的な案件獲得が見込めるようになるでしょう。
これからフリーランスエンジニアとして独立を考えている方は、この記事を参考にしながら着実な実績を重ね、エージェントなども適切に活用し、フリーランスとしての業務をスタートさせましょう。
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