フリーランスが増えすぎて案件が取れないのは本当?2つのデータから真実を解説!

近年「個人の時代が到来する」と言われており、年々フリーランスは増加しております。この記事を見ている中にも、フリーランスになりたいと思っている人や、すでにフリーランスとして活動している人が多いのではないでしょうか。

ただ、個人の時代が到来しフリーランスの人口が増加している一方で、「フリーランスが増えすぎて飽和しているのではないか」「ライバルが増えすぎて仕事がないのではないか」と思う人もいるでしょう。

本当にフリーランスは増えすぎていて、仕事が取りにくくなってしまっているのでしょうか。

そこで今回の記事では、「データから見るフリーランスの人口推移」や「本当にフリーランスが増えすぎているのかどうか」を明確にした上で、今後のフリーランスの将来性についても考察していきます。

「フリーランスは増えすぎている」は本当なのか?

フリーランス人口は年々増加していると言われていますが、フリーランスが増えすぎているのは本当なのでしょうか。以下の2つの調査結果を交えて解説していきます。

・ランサーズの調査結果

・中小企業庁の調査結果

ランサーズの調査結果

ランサーズが実施した「フリーランス実態調査2021」によると、2018年時点でのフリーランス人口は日本全体で1,151万人だったのに対し、2021年には1,670万人と500万人以上増加しています。

また、1年以内にフリーランスになった人の総数が、2020年は320万人だったのに対し2021年は517万人とフリーランスになる人が増加してきていることがわかります。

フリーランスには「副業系すきまワーカー」「複業系パラレルワーカー」「自由業系フリーワーカー」「自営業系独立オーナー」の4つのタイプがありますが、全てのタイプにおいて人口が増加しているようです。

さらに、副業をしてみたいと考えるノンフリーランスが67%、今後もフリーランス活動を続けたいと回答した人が52%おり、今後もフリーランス人口はさらに増加すると考えられるでしょう。

中小企業庁の調査結果

中小企業庁の「小規模企業白書2019 」によると、起業家や起業を希望している「起業希望者」や起業の準備をしている「起業準備者」の数は減少傾向にあるものの、副業として起業を希望、準備している「副業起業希望者」「副業希望準備者」は右肩上がりとなっています。

副業起業家のうち「現在の副業を本業にしたい」と回答した人が18.7%、「現在の副業を本業にする可能性はあるが現時点では未定」と回答した人が27.9%となっており、約半数がフリーランスへの移行を視野に入れていることもわかりました。

フリーランス活用への関心がある事業者の割合も全体の約4割と比較的高く、今後さらにフリーランスの活用に積極的な事業者が増えていけば、フリーランスの社会的地位の向上にも期待できます。

社会的地位が高くなれば、今後さらにフリーランス人口が増える可能性は高いといえるでしょう。

フリーランスの人口が増えている5つの理由

フリーランスの人口は今後も増加傾向にあることが明らかとなりましたが、具体的にどのような理由からフローランスの人口が増えてきているのでしょうか。理由としては以下の4つが考えられます。

  • 働き方改革の影響
  • フリーランス向けサービスの増加
  • 自由を重視する人が増えた
  • IT業界の人材不足
  • スキル不足でも独立する人が増えた

それぞれ詳しく見ていきましょう。

働き方改革の影響

成長戦略ポータルサイトにも記載があるように、日本政府は働き方改革を推進しており、フリーランスや兼業・副業などの多様な働き方の環境整備を定着させることを目指しています。

働き方改革の推進によって、兼業・副業を認める企業の増加やフリーランスを対象としたガイドラインの作成など、確実に多様な働き方をしやすい環境となってきているといえるでしょう。

フリーランスにとって働きやすくなるような環境が整備されたことで、働き方改革推進以前よりもフリーランスになるハードルも下がっており、フリーランスが増加している大きな原因になっています。

フリーランス向けサービスの増加

フリーランス人口の増加に伴い、フリーランス向けサービスも増えてきています。

例えば、フリーランスの案件をサポートするフリーランスエージェントや、確定申告を楽にするようなフリーランス向けの会計ソフト、フリーランス向けのクレジットカードや賃貸物件などが挙げられるでしょう。

以前までは、営業力を身につけたり、税金や確定申告の知識を身につけなくてはいけなかったフリーランスですが、現在では案件獲得も代行してたり、本来手間がかかるはずの確定申告が楽に行えたりと不足しているスキルをサービスで補うことができてしまいます。

さらに、仕事面だけでなく、フリーランス向けのクレジットカードや賃貸物件などのプライベート面まで幅広くサポートするサービスがあることから、以前よりもフリーランスとなるデメリットの影響を受けにくくなり、フリーランスとして独立するハードルが大きく下がっています。

上記のようにフリーランス向けサービスの増加に伴い、年々フリーランスへの参入障壁が低くなっていることがフリーランスの増加をより進めている大きな理由と言えるでしょう。

自由を重視する人が増えた

近年、働くことに対しての価値観が大きく変わってきており、高収入が得られればいいと言うわけでなく「自由に自分らしく働きたい」と感じる人が増えてきています。

内閣官房日本経済再生総合事務局が実施した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスという働き方を選択した理由として「自分の仕事のスタイルで働きたいため」が57.8%と最も多く、次いで「働く時間や場所を自由にするため」が39.7%となっています。

上記のデータから、フリーランスになりたいという方の多くは「自分らしく働きたい」「自由に働きたい」という価値観のもと独立をしていることがわかるでしょう。また、フリーランスは自由を得たいという人にマッチした働き方になっており、「自分がしたい仕事だけを自由に選ぶことができる」「働く時間や場所を自由に選べる」という大きなメリットがあります。

仕事に対する価値観として、自由を重要視する人が増えたことで、「自由を手に入れやすい」フリーランスという選択肢をとる人が増えているのでしょう。

IT業界の人材不足

「IT人材育成の状況等について」によると、ITサービスの需要自体は、クラウドやモビリティなど、第3のプラットフォームと呼ばれる市場を中心に増加が予想されています。

しかし、ITサービスの需要が増加しているにも関わらず、IT人材は減少する可能性が高いです。経済産業省が発表した予測によると2030年には最大で79万人ものIT人材が不足するといわれています。業界規模は今後も拡大する一方で、若年層の人口が減少していくことが理由として考えられるでしょう。人口減少に伴ってIT業界への入職者自体が減少した結果、退職者が入職者を上回る事態となっているのです。

また、IT業界が人材不足となっていることで、フリーランスの案件自体は増えてきているため、エンジニアは比較的フリーランスになりやすい環境になっております。ITエンジニアにとっては、売り手市場と言うこともありフリーランスとして高収入の案件を取りやすいという側面から、フリーランスエンジニアの人口が増えている原因といえるでしょう。

スキル不足でも独立する人が増えた

働き方改革の推進やフリーランス向けサービスの増加により、フリーランスになる障壁自体は低くなってきています。しかし、フリーランスという働き方に多くの人がチャレンジしやすくなった結果、十分なスキルを身につけずに独立する人が増えてきているのが現状です。

また、本来会社員として数年の実務経験を積み、十分なスキルを身につけてから独立するはずのフリーランスですが、近年スクールを経て未経験からいきなりフリーランスとなる人も中にはいます。

スクールで学ぶことができ、エージェントにより案件を獲得しやくすなったことでフリーランスになるハードルが大きく下がる一方、本来学ぶべきことを疎かにしてフリーランスとなるとこを最優先にしてしまう人も多いという背景もフリーランスが増えすぎているという大きな要因と考えられるでしょう。

フリーランスが増えすぎて案件獲得が難しくなってしまうのか?

フリーランス人口が増加することは、案件を獲得する際の競合相手が増えることを意味します。フリーランスが増えることで、案件獲得が難しくなってしまうと感じている人は多いのではないでしょうか。ここでは、「フリーランスが増えすぎたことで、案件獲得が難しくなってしまうのか」について解説していきます。

業界によっては競合が増えているが案件獲得は十分可能

フリーランスが増えすぎることで、業界によっては競合相手が増えているのは事実です。ただ、先述したように十分なスキルを持たないままフリーランスとして独立してしまっている人も少なくないため、実践的なスキルを身につけていれば案件を獲得することは十分可能といえます。

また、スキルは足し算だけではなく掛け算として捉えることもできます。例えば、現在Rubyのスキルがある方はRubyのスキルを向上させるだけでなく、親和性の高いJavascriptのスキルを身につけたり、チームを管理できるだけのマネジメント能力を身につけたりと、複数スキルの掛け算で差別化を図れるということです。

もし1つのスキルだけが優れていなくても、他のスキルを合わせて差別化をしていくことで他のフリーランスと差別化をすることができるので、競合が増えたとしても案件を獲得するための勝ち筋はたくさんあります。

ITエンジニアは需要が高く案件を獲得しやすい

フリーランスの中でも、ITエンジニアは需要が高く案件を獲得しやすい傾向にあります。先述したようにIT業界は人手不足に悩まされているため、高単価の案件が増加傾向にあるのも追い風です。

例えばRelanceの掲載案件から算出した平均年収は1,075万(平均単価89万6,000円/月)であり、スキル次第では高収入を目指せます。

経験やスキルを重要視する業界のため、需要を十分満たせるようなスキルを身につけていれば、競合相手が多くとも仕事を獲得することは難しくないでしょう。

フリーランスが増えても仕事を取り続けるには?

フリーランスが増えすぎても、案件を獲得することは現時点で十分可能です。しかし、フリーランスの人口増加に伴い、将来的には徐々に案件が獲得しづらくなっていく可能性も考えられます。フリーランスが増えても仕事を取り続けるにはどうすればよいのでしょうか。今後も仕事を取り続けるために、以下の4つのポイントを意識するようにしましょう。

  • 十分なスキルを身につけてから独立する
  • フリーランスエージェントを活用する
  • キャリアアップに繋がる案件を獲得していく
  • クライアントから信頼を得て継続案件を獲得する

十分なスキルを身につけてから独立する

まずは、フリーランスとなる前に十分なスキルを身につけてから独立することをおすすめします。

フリーランスを採用する企業の多くは、フリーランスに対して即戦力として働きを期待しており、不十分なスキルで案件に参画してしまうと、クライアントの期待に応えられないかもしれません。

また、実務経験を募集要項としている案件も多く、実務経験が少ないとそもそも案件に応募することができないという可能性があり、獲得できる案件の幅が狭くなってしまいますし、獲得できる単価も低くなる傾向にあります。

フリーランスとして多くの案件に、また高単価の案件に参画するために必要なスキル感の目安としては、実務経験5年以上となるでしょう。実務経験5年以上のスキル感であれば、多くの募集要項を満たすことができますし、月収100万円を超える案件も珍しくないです。

フリーランスとして成功するためには、急いでフリーランスになるのではなく、急がば回れで地道にスキルを身につけることを最優先で行いましょう。高い専門スキルがあれば、フリーランスが増えても差別化することができ、継続的に案件を獲得できるようになるからです。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスとして高い専門スキルがあっても、案件を見つけられなかったり、営業ができなかったりと案件獲得が苦手な方も中にはいるでしょう。そのような方は、フリーランスエージェントを活用して、案件を継続的に獲得していくことがおすすめです。

フリーランスエージェントでは、エージェント側が自分にマッチした案件を紹介してくれるので、営業が苦手な方でも自分で営業することなく案件を獲得していくことができます。

また、エージェントが営業を代行してくれれば、営業にかかる時間を大きく削減することができるので、仕事に集中しやすい環境を作りやすくなると言えるでしょう。

キャリアアップに繋がる案件を獲得していく

フリーランスが案件を選ぶ際に、「報酬額」や「働き方」が大きなポイントとなる人が多いでしょう。ただ、目先の報酬や働き方だけを追い求め、自分の対応できそうな案件だけをこなしているとスキルアップやキャリアアップにはつながりにくいです。

現状の報酬や働き方に満足してスキルアップやキャリアアップを怠ってしまえば、数年後に今の仕事で競合が増えたり、今のスキルの需要が下がってしまったりしたときに収入を大きく下げてしまう可能性があります。またすぐにスキルアップをしたいと思っても、仕事量を抑えて勉強に時間を使うなどしない限り、フリーランスはスキルアップしにくい環境です。

フリーランスとして継続的に仕事を獲得していくためには、需要が変わったり競合が増えた際にも対応できるようなスキルを身に付け、キャリアアップをすることが重要になります。

フリーランスがキャリアアップをするには、目の前の報酬や働き方だけではなく、将来を見越して経験しておくべきことや身に付けておくスキルから逆算して案件を選んでいくといいでしょう。

クライアントから信頼を得て継続案件を獲得する

フリーランスが継続的に案件を獲得していくには、継続案件を獲得していくことが重要になります。継続案件を獲得できれば、新規の営業をする必要がなく業務の方に集中をすることができるので、より業務の中で成果をだしやすい環境を作ることができるでしょう。

継続案件を獲得するには、クライアントからの信頼を獲得することが1番の近道となります。

クライアントから信頼を獲得するには、業務の中でクライアントの期待以上の成果をだしていくことが重要なので、現状行っている案件を注力することが良いでしょう。

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フリーランスに将来性はあるのか

フリーランスとして働き始めた人や、これからフリーランスになりたいと言う人の中には、フリーランスの将来性がどの程度のものなのか気になっている人もいるのではないでしょうか。最後に、フリーランスの将来性について詳しく解説していきます。

認知度が高まっており将来性は高い

働き方改革の推進も相まって、フリーランス自体の認知度が高まってきています。フリーランスを受け入れる企業も増えてきていることから、フリーランスの需要が途切れるとは考えづらいため、将来性は高いといえるでしょう。

しかし、いくら将来性が高いといっても努力せず漠然と仕事を続けるだけでは豊富な人材の山に埋もれてしまうでしょう。

フリーランスとして長く活動していくためにも、常に最新の知識・技術を取り入れるよう意識し、業界の最先端を走れるようにしておくことが大切です。

安易にフリーランスになると後悔することもあるので注意

将来性が高いからといって安易にフリーランスになると、後悔してしまうこともあるでしょう。特に、フリーランスに転向したばかりの時は、なかなか案件が獲得できないことも少なくないため、長期間満足な収入が得られない可能性も十分考えられます。

フリーランスになって後悔することがないよう、フリーランスが自分の求めている働き方とマッチしているのかを明確にすることが大切です。

まとめ

今回の記事では、フリーランスの人口について、本当に増えすぎているのかどうかを明確にした上で、今後のフリーランスの将来性についても考察しました。働き方改革の推進などによって、フリーランスの立場は一昔前と比べて大きく改善されているため、今後もフリーランス人口は増加していくことでしょう。

しかし、全てのフリーランスが将来性の高さを享受できるわけではありません。将来性の高さという利点を最大限活用できるよう、スキルや知識の獲得に積極的に取り組んでいきましょう。

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