フリーランス向けのコミュニティと参加するメリットを紹介!
フリーランスは会社員とは違い、基本的に一人で作業をするため、比較的自由に仕事ができるというメリットはあるものの、孤独感を抱いてしまうことも少なくありません。
同じような感情を抱いている仲間を探したいならフリーランス向けのコミュニティがおすすめです。
しかし、どのようなコミュニティに参加すればいいのかわからない人や、仲間が欲しい気持ちはあるものの、コミュニティのような集団にはあまり所属したくない人もいることでしょう。
今回の記事では、フリーランスのコミュニティについて、コミュニティに所属するメリット・デメリットやおすすめのフリーランス向けコミュニティを紹介します。
目次
コミュニティに参加しているフリーランスは多くない
フリーランス向けのコミュニティ自体はいくつかありますが、実際に参加しているフリーランスはあまり多くありません。
「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」によると「情報交換や問題点の共有のために集まり・ネットワークに参加している」と答えた人は19.3%と全体の2割ほどでした。
参考:フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021|日本労働組合総連合会
relanceがフリーランスエンジニアを対象に行ったアンケート調査の中で「フリーランスエンジニアとしてどりょくしていることを教えてください」という質問に対して14.1%の人が「コミュニティへの所属」と回答しています。
ただ、フリーランスのコミュニティが必要だと思う人は多い
しかし、フリーランスとして働いている人がコミュニティそのものに興味がないというわけではありません。「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」によると「フリーランス同士が交流できるコミュニティが必要だと思う」と答えた人は52.0%と、半数以上の人がコミュニティは必要だとしています。
フリーランス同士が交流できるコミュニティが必要だと思う理由については「仕事の情報交換をしたいとき」「仕事の人脈を広げたいとき」「仕事を増やしたいとき」の順で回答者が多いという結果でした。仕事の情報交換をすることで、有益な情報を得られると考えている人が多いことがわかります。
参考:フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021|日本労働組合総連合会
フリーランス向けのコミュニティに参加する4つのメリット
フリーランス向けのコミュニティに参加するメリットは以下の4つです。
- 人脈を広げることができる
- 仕事の相談をすることができる
- 仕事を獲得できる可能性がある
- 悩みを相談することができる
それぞれ詳しく解説します。
人脈を広げることができる
コミュニティの多くのフリーランスが所属しているため、人脈を広げることができます。
自分と同じように切磋琢磨している仲間とつながりを持つことができれば、モチベーションの維持につながる可能性が高いです。
また、不安や悩みを相談し合うこともできるため、精神面でも余裕が生まれることでしょう。
人脈が広がることで情報交換の機会も増えるため、新たな知識や情報を得られるというメリットもあります。
仕事の相談をすることができる
コミュニティに参加することで、仕事でトラブルが発生した際などに仲間に相談することができるようになります。
コミュニティに所属していない場合はトラブルは自分ひとりで解決しなければなりませんが、コミュニティで仲間を見つけておくことで、アドバイスや解決策など、仲間の力を借りることができるのです。
仕事上でのトラブルは、特に経験が浅いフリーランスほど対応にとまどってしまうため、フリーランスになりたての人にとって、コミュニティへの参加は大きなメリットだといえるでしょう。
仕事を獲得できる可能性がある
コミュニティに参加して人脈を広げることで、新たな仕事を獲得できる可能性があります。コミュニティに所属している人と積極的に交流しておくことで、仕事を紹介してもらえたり、その人が抱えている仕事を分けてもらえたりすることができます。
案件紹介がサービスに含まれているコミュニティもあるため、多くの仕事を獲得したいと考えている人はコミュニティへの参加をおすすめします。
悩みを相談することができる
フリーランスは基本的に一人で仕事をこなしていくため、悩みが生まれた際に相談できる相手がいない場合が多いです。フリーランス人口自体は増えてきているものの、知り合いにフリーランスがいるという人はそう多くはないでしょう。
コミュニティに所属すれば、たくさんの仲間と交流することができるため、同じような悩みを抱えている人や、過去に同様の経験をした人に出会うことができます。相談相手が欲しいという理由からコミュニティに所属している人も多いため、悩みを打ち明ければ相談に乗ってくれるはずです。
フリーランス向けのコミュニティに参加する2つのデメリット
フリーランス向けのコミュニティへの参加は、メリットだけでなくデメリットも存在します。
フリーランス向けのコミュニティに参加するデメリットは以下の2つです。
- 求めていない人付き合いが増えることがある
- 費用がかかる
それぞれ詳しく解説します。
求めていない人付き合いが増えることがある
フリーランス向けのコミュニティには、さまざまな目的をもった人が参加しています。情報や案件の獲得が目的で、会員とのコミュニティ自体は最小限に抑えたかったとしても、コミュニケーションを重視している人が多かった場合は求めていない人付き合いが増えてしまうことも考えられるでしょう。
なるべく他人とのコミュニケーションを取りたくない場合は、コミュニティへ入会するべきか今一度検討してみることをおすすめします。
費用がかかる
フリーランス向けのコミュニティは無料のものもありますが、多くのコミュニティは会員費が必要となります。コミュニティごとに提供するサービス、費用は異なるため、料金に見合ったサービスを提供しているコミュニティなのか、複数のコミュニティを比較検討するとよいでしょう。
自分に見合ったサービスを提供している、コストパフォーマンスの高いコミュニティを選択することが大切です。
フリーランス向けのコミュニティ5選
フリーランス向けのコミュニティにはさまざまな種類がありますが、今回はその中から特におすすめのコミュニティを5つ紹介します。今回紹介するフリーランス向けのコミュニティは以下の5つです。
- フリーランス協会
- ノマド家
- StockSunサロン
- FreelanceNow
- 新しい働き方LAB
それぞれのサービスや特徴について見ていきましょう。
フリーランス協会
フリーランス協会は、国内最大級のフリーランス当事者ネットワークです。キャリア支援セミナーの開催やイベント・ツアーの企画などを積極的に行っています。
また、政府への政策提言やフリーランスに関する調査を実施していることも特徴で、フリーランスが活動しやすい社会になるように環境整備を行っているコミュニティです。
無料会員と一般会員の2種類があり、無料会員では以下の4つのサービスを受けられます。
- メールマガジンによる情報収集
- 案件獲得につながる自己PRデータベース
- オンラインスキルアップ講習
- オンラインコミュニティ
年会費1万円の一般会員になると、さらに以下のようなサービスが受けられます。
賠償責任保険や弁護士費用保険
健康診断
確定申告支援
福利厚生サービス「WELBOX」の利用
会員限定の独自優待
コワーキングスペース優待
また、オンラインコミュニティだけでなく関東・関西・東海・福岡を中心としたオフラインイベントやスナックの運営もしているため、多くのフリーランスと知り合える可能性が高いコミュニティです。
参考:フリーランス協会
フリーランスエンジニアのエージェントであるRelanceはフリーランス境界と提携しており、Relanceから案件参画したフリーランスの方には、通常有償のプランが無料で活用できます!
ノマド家
ノマド家は、フリーランス向けのシェアハウスです。シェアハウスなのでオンラインでのコミュニティではなく、オフライン主体となります。
主にWeb系フリーランスが入居しており、メディアに掲載された実績もあることが特徴です。
入居者同士が仕事や人脈のシェアを頻繁に行っており、ノマド家のHPに仕事の問い合わせが来ることもあって案件が獲得しやすい環境となっています。
さまざまな職種のフリーランスが入居しており、その働き方を間近で見ることでフリーランスとしての方向性を明確にできる点もオフラインコミュニティならではといえるでしょう。フリーランスとして非常に働きやすい環境となっているため、駆け出しのフリーランスにもおすすめのコミュニティといえます。
シェアハウスの基本情報は以下の通りです。
運営会社 | 株式会社フィジビリ |
最寄り駅 | JR東日本「茅ヶ崎駅」 |
部屋数 | 16部屋(個室) |
家賃 | 58,000円(水道光熱費、Wifi費込) |
年齢層 | 20代前半~20代後半 |
入居審査 | オーナー面談(収入証明の提出や連帯保証人は不要) |
参考:ノマド家
StockSunサロン
StockSunサロンは、有料のオンラインサロンです。2022年11月時点で会員数は2000人以上となっています。
Web系フリーランスの育成・輩出を目的としており、Webマーケティングを中心とした動画コンテンツが見放題なほか、毎日案件情報が流れてくるため、良質な案件を獲得することも可能です。
新宿や梅田などで会員制のバーを経営しているため、実利につながる人脈を増やすこともできるでしょう。
オフラインでの交流はバーだけではなく、麻雀大会やフットサル部、卓球部などの部活動も行われているため、仕事だけでなくプライベートでも多くの人脈を増やすことができるはずです。
会員費は月払いなら4,400円、年払いなら48,400円となっています。
10人まで加入できるグループ入会プランもあり、こちらは月払い22,000円、年払い242,000円です。
参考:StockSunサロン
FreelanceNow
FreelanceNowは、5,000人以上が所属している日本最大級の実名制フリーランスコミュニティです。
フリーランスの活躍の場と機会を増やすことを目的としており、完全無償ながら企業とフリーランスで円滑なマッチングをすることができます。
Facebookを利用したコミュニティのため、信頼性が高い点も安心できるポイントです。無償で案件を獲得できるものの、その分競争率は高めとなっているため、参加する際は自身のスキルや実績を積極的にアピールする姿勢が必要となるでしょう。
不定期で開催されているセミナーや交流会は会員でなくても参加できるため、気になる人は一度参加してみることをおすすめします。
参考:FreelanceNow
新しい働き方LAB
新しい働き方LABは、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」による全国共創コミュニティです。
全国の提携コワーキングスペースでイベントやセミナーを開催しており、フリーランス同士の横のつながりを作ることができます。
動画コンテンツやフリーランス向けのメディアなどフリーランスとして働いていく際に役立つコンテンツが多いことも特徴です。
多くのコンテンツは会員登録のみで利用でき、ランサーズのアカウントをそのまま使うことができるため、ランサーズを利用している人には特におすすめのコミュニティとなっています。
参考:新しい働き方LAB
フリーランスの案件獲得や相談相手にはエージェントがおすすめ
ここまでフリーランス向けのコミュニティについて紹介してきましたが、フリーランス同士のコミュニティ形成よりも案件獲得や相談相手を目的としているのなら、フリーランスエージェントの利用がおすすめです。
エージェントを利用することで、仕事選びの幅が広がるだけでなく、非公開の高単価案件が受注できる可能性もあります。
キャリア面の相談もできるため、フリーランスとして活動していく上での不安もかき消すことができるでしょう。良質な案件を獲得したい人は、ぜひフリーランスエージェントを利用してみてください。
まとめ
今回の記事では、フリーランスのコミュニティについて、コミュニティに所属するメリット・デメリットやおすすめのフリーランス向けコミュニティを紹介しました。
オンラインだけでなくオフラインでの交流を提供しているコミュニティもあり、コミュニティに所属すれば多くの仲間とつながることができるでしょう。
サービスの内容や費用の有無などはコミュニティによってさまざまなため、今回紹介したコミュニティを参考にしつつ、自分に合ったコミュニティを見つけてみてください。
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