フリーランスエンジニアになるには?独立に必要な準備や流れを徹底解説!
2022年11月15日
IT技術の進化やリスキリング、学びなおしなどといった世の中の流れを受け、「フリーランスエンジニアとして独立して働きたい」と考える方は多いでしょう。
収入や働き方の自由度が高いフリーランスエンジニアですが、実際独立するためにはさまざまなことを準備しておかなければなりません。
この記事では、フリーランスエンジニアとして成功できるポイントや、準備しておくことについて、詳しくご紹介します。
フリーランスエンジニアを目指している方は、この記事を読むことで独立の準備を着実に進められるようになるでしょう。
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フリーランスエンジニアになるうえで知っておくべき実態
現状フリーランスエンジニアとして働いている人は、実際、どのような働き方をしているのでしょうか。
まずは、フリーランスエンジニアを目指すうえで知っておきたい現実についてご紹介します。
- 年収|平均は約632万円
- 年代|30代~50代が約9割
- 稼働時間|平均は週4日・1日4.4時間稼働
- 独立して感じた不満|社会的信用の低さや営業活動など
実態を知ることは、今後、自身がフリーランスエンジニアとして働いていく際の指標の1つにもなります。
年収や年代、稼働時間に加え、不満なども紐解いていきましょう。
年収|平均は約632万円
Relanceがフリーランスエンジニア1,000人を対象に実施したアンケート「【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-」によると、フリーランスエンジニア全体の平均年商は、約632万円でした。
回答の分布としては、「500万円以上800万円未満」が約27.1%と最も多く、「300万円以上500万円未満」の約25.8%と続いています。
これは、給与所得者の平均年収460万円と比較し、高い水準です。
各年代ごとに平均年商を見てみると、20代は約520万円、30代は約630万円、40代は約670万円、50代は約630万円となっています。
また、すべての年代で、年商1,200万円以上を稼いでいるフリーランスエンジニアも一定数いることがわかりました。
出典:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-
なお、前年度の調査と比較すると、200万円未満~800万円未満の割合が減少し、800万円~1,200万円以上の割合は増加しています。
昨今におけるDX化・クラウド化の加速と共にITエンジニアの需要が高まったことから、年収もそれに比例してアップしていると考えられるでしょう。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
年代|30代~50代が約9割
フリーランス協会が発行している「フリーランス白書2024」の年齢属性を見てみると、最も多いのは「40代」で、33.2%と全体の3割を占めています。ついで「50代」が24.4%、「30代」が23.7%です。一方で、20代以下は10.5%と1割ほどでした。
つまりフリーランスとして活動している人のコア年齢層は、30~50代であることがわかります。
「フリーランス白書2024」は、エンジニアに留まらずすべてのフリーランスを対象にした調査ではありますが、エンジニア業界においてもほぼ同様の分布になっていることが予想されます。
稼働時間|平均は週4日・1日4.4時間稼働
前述のRelance「【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-」によると、フリーランスエンジニアとしての平均業務日数に関する設問の回答は、「5日」が最も多く、26.5%という結果でした。ついで「3日」の20.9%、「4日」の17.5%、「2日」の15.7%という結果となっています。
平均すると、週4日ほどです。
出典:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月
また、1日の平均業務時間は、「5~10時間未満」という回答が約34.8%と最も多く、「3~5時間未満」の約33.0%、「1~3時間未満」の約25.4%と続きます。
平均すると1日約4.4時間、中央値は「3~5時間未満」です。
以上の結果からフリーランスエンジニアは、1日約4.4時間、週4日ほど稼働する働き方が平均的といえるでしょう。
会社員と比較すると、時間にゆとりがあり、プライベートともバランスを取りやすい働き方であると窺えます。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
独立して感じた不満|社会的信用の低さや営業活動など
「【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-」では、フリーランスエンジニアになってから感じたメリット・デメリットについての調査結果も紹介されています。
メリット・満足している点については、「働く時間に縛られない」「働く場所に縛られない」といった自由度の高さを挙げている人が多いです。一方で、デメリット・不満な点もあります。「社会的信用が低い」「将来の社会保障が低い」といった不安定さや、「案件獲得のための営業リソースが想定よりも多い」といった営業活動におけるフリーランスならではの大変さを挙げる人が多く見受けられました。
企業などに属していないフリーランスは収入が不安定と見られがちで、社会的信用度が低く、クレジットカード・ローンの審査や賃貸契約などに通りにくいというデメリットもあります。
また、年金や保険なども含め、将来的な不安はどうしても付きまとうでしょう。
それらに加え、自ら案件を獲得していくというフリーランスならではの事情から、営業活動にリソースを割かなければならず、本業になかなか集中できない…といった実情もあります。
さらには、労務や確定申告など事務作業の手間も生じます。
フリーランスエンジニアとして活動していく以上は、これらのデメリット・不満点も、ある程度は覚悟しておかなければなりません。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
参考:ーIT人材需給に関する調査ー 調査報告書|経済産業省委託事業
フリーランスエンジニアになるまでのロードマップ
フリーランスエンジニアになるためには、具体的にどのような準備が必要なのでしょうか。
フリーランスエンジニアとしてすぐに案件を獲得することは困難なため、事前の準備と計画が欠かせません。フリーランスとして働くためには、法的な手続きも求められます。
案件獲得や法的な手続きを計画的に進めるための方法を確認していきましょう。
1.フリーランスとしてのキャリアプランを考えておく
まず、フリーランスエンジニアとしてのキャリアプランを明確にしておくことが重要です。キャリアプランがなければ、仕事の選択が場当たり的になってしまいます。
その結果、スキルが停滞し、報酬単価の低迷に繋がるリスクも高まってしまうでしょう。
フリーランスとして成功するためには、将来的に必要なスキルを見極め、積極的に磨いていくことが欠かせません。長期的な視点でキャリアを考えることにより、将来の目標に合わせた案件選びやスキルアップを実行できます。
たとえば、特定の技術やツールに関する知識を身につけることで、将来的に高単価の案件が獲得できるチャンスも増えるでしょう。
キャリアプランに基づいてスキルを磨き、案件を選ぶことが、フリーランスエンジニアとしての成功に繋がるのです。
2.高単価案件を獲得するためにも実務経験を積んでおく
フリーランスとして案件を獲得するために、最低1年、できれば3年程度の実務経験を積んでおきましょう。エンジニアを募集している案件の多くは、必須条件として「実務経験1年以上」を挙げており、全くの未経験ではそもそも案件獲得が難しいからです。
高単価案件の場合には実務経験として3年以上を要求されることが多く、経験は長ければ長いほど有利といえます。複数言語の開発経験、プロジェクトマネジメント経験など、幅広い分野における開発経験を持っておくことで、条件のよい高単価案件を獲得できるようになるのです。
フリーランスエンジニアを対象におこなったRelanceのアンケート調査でも、40%以上の人が、「エンジニアとしての技術力・経験」が最も大事であると回答しています。案件の獲得や業務の継続においては、実務経験の有無が大きな分かれ目になることもあるでしょう。
3.さまざまなことに挑戦して失敗も経験しておく
フリーランスエンジニアとして独立する前に、さまざまなことに挑戦をして、成功も失敗も経験しておくことが重要です。
エンジニアとしての専門分野に留まらず、たとえば社内の情報システム管理やホームページ運用など、多岐にわたる業務に携わることで、幅広い知識と経験を得られます。
フリーランスの仕事では特定のスキルが要求されるため、専門分野外の実務を経験することはなかなか難しいでしょう。
会社員時代に得た多岐にわたる業務経験は、フリーランスのキャリアにおいても大きな資産となります。
さまざまな失敗を経験しておくことは、独立後に直面するであろう問題への対処法を学ぶ貴重な機会でもあります。問題解決能力や対応力は、独立後もさまざまな場面で役立つスキルです。
4.営業活動に活かすためにスキルシートを作成しておく
スキルシートとは、エンジニアとしての経験やスキルを可視化した資料であり、いわば職務経歴書のことです。
扱えるプログラミング言語はもちろん、保有している資格、過去に参画したプロジェクトに関する詳細情報などを記載し、案件に応募する際クライアントに提示します。クライアントは、スキルシートに記載されている情報をもとにフリーランスエンジニアの実力を測り、これによって案件の単価なども決定するのです。
フリーランスエンジニアとして持っているスキルや経験をアピールできる重要な書類なので、独立後に案件獲得しやすくするためにも必ず作成しておきましょう。
▼関連記事
スキルシートとは?フリーランスエンジニアが記載するべき項目一覧と書き方のポイント
5.スムーズに案件を獲得できるよう経路を作っておく
フリーランスエンジニアとして独立したら、案件を獲得するために自ら営業をおこなわなければなりません。独立後に案件が途絶えないよう、安定的に案件を獲得できるための経路を作っておくことが大切です。
案件獲得にはさまざまな方法がありますが、独立したばかりの初心者におすすめなのは、フリーランスエージェントを利用することです。
フリーランスエージェントは、フリーランス業の人に代わって営業活動や案件獲得、契約の手続きを代行してくれます。
とくに独立したばかりの時期は、フリーランスの横のつながりやノウハウが少ないため案件獲得に苦労しがちですが、エージェントを利用することで高単価案件も獲得できるようになるでしょう。
「Relance」は、フリーランスエンジニアのためのエージェントです。案件の55%以上が単月報酬100万円以上という実績を持っており、エンジニア目線で「今よりいい案件」の獲得をサポートいたします。利用登録は30秒で完了するので、この機会にぜひ利用をご検討ください。
▼関連記事
フリーランスエンジニアの案件獲得方法|心構えや注意点も紹介
フリーランスになってから行うべき5つのこと
フリーランスになってからは、個人事業主として活動するための手続きが必要です。
また、仕事で使うツールやサービスの準備をして、案件を獲得していきましょう
具体的におこなうべきは、以下の5つです。
- 社会保険に関する手続き|健康保険・年金など
- 独立に関する手続き|開業届の提出
- 税金に関する手続き|青色申告制度を利用するための届出
- 庶務作業|仕事で使うツールやサービスを用意
- 案件獲得|フリーランスエージェントや人脈を活用
1つずつ解説していきます。
未経験からフリーランスエンジニアになるには準備が必要
未経験からフリーランスエンジニアを目指すことも、不可能ではありません。
エンジニア不足は深刻で、経済産業省の試算によると、2030年には少なくとも約16万人の不足が予測されています。
このような背景から、未経験者でもチャンスは増えており、クラウドソーシングやエージェントなどを利用して案件を獲得しやすくもなっています。
とはいえ、実際のところ、実務経験を求められるケースは多く、未経験者が案件を見つけるのは決して簡単ではないことも事実です。
そのため、未経験からフリーランスエンジニアを目指すためには、まずは効率的に学習し、受注の可能性がある案件に応募しましょう。未経験OKの案件を見つけて実務経験を積むことも、1つの方法です。
この場合、正社員募集やクラウドソーシングの低単価案件も選択肢に含めるとよいでしょう。
未経験からフリーランスエンジニアになるには、地道に準備をし、さまざまな角度からアプローチを試みることが大切です。
1.社会保険に関する手続き|健康保険・年金など
フリーランスへと転身する際には、社会保険について注意が必要です。
会社員からフリーランスになるまでに移行期間がある場合も、社会保険の手続きは迅速におこなわなければなりません。
健康保険については、国民健康保険への加入、または任意継続保険を利用する選択肢もあります。
会社員時代は職場を通じて健康保険が提供されることが多いですが、フリーランスになると、まず保険関係で大きな変化が生じることを留意しておきましょう。
また、年金保険に関しては、厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
フリーランスになると、会社員時代に享受していた福利厚生サービスも削減されてしまいます。
フリーランスでも利用可能な福利厚生サービスへの加入を検討するとよいでしょう。
▼関連記事
フリーランスの保険はどうする?社会保険や健康保険などパターン別に紹介
参考:国民健康保険加入の届出|世田谷区
参考:健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)について|全国健康保険協会
参考:国民年金に加入するための手続き|日本年金機構
参考:国民年金保険料|日本年金機構
2.独立に関する手続き|開業届の提出
独立して事業を始める際には、開業届の提出が必要です。
開業届の提出は、独立後1か月以内におこなうことが推奨されています。
1か月を過ぎたあとでも提出は可能ですが、早期の提出が望ましいです。
開業届は、納税地を管轄する税務署に提出しましょう。
納税地は基本的に住所地となります。
開業届を提出することで得られるメリットは多岐にわたります。
具体的なメリットは、以下のとおりです。
- 確定申告において青色申告が可能になる
- 事業用の銀行口座の開設が可能になる
- 個人事業主としての信用が高まる
- 小規模企業共済への加入が可能になる
- 屋号の決定が可能になる
事業をスムーズに展開し、安定した経営基盤を築くためにも、開業届を提出しましょう。
なお、確定申告で青色申告をおこないたい場合には、開業届と同時に青色申告承認申請書も提出する必要があります。
▼関連記事
フリーランスは開業届を提出する義務がある?そのメリットやタイミングについてもご紹介
参考:A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁
参考:所得税法(昭和四十年法律第三十三号)|e-Gov法令検索
参考:A1-9 所得税の青色申告承認申請手続|国税庁
3.税金に関する手続き|青色申告制度を利用するための届出
フリーランスは、会社員とは異なり、自分で税金に関する手続きをしなければいけません。
前年所得に対する税額を計算し、必要に応じて所得税の納付または還付を受けるため、「確定申告」と呼ばれる手続きをおこなう必要があります。
確定申告では、「青色申告制度」を利用するのがおすすめです。
青色申告制度を利用することにより、高い節税効果を得られます。
最大65万円の特別控除を受けることができ、所得税の負担が大幅に軽減されるのです。
また、経費への計上をより柔軟におこなえるようになったり、赤字の繰越しも認められるようになったりするため、効果的な税金対策につながります。
青色申告制度を利用するためには、申告をおこなう年の3月15日までに「青色申告承認申請書」の提出が必要です。
青色進行承認申請書は、税務署に開業届を提出するタイミングで、同時に提出しましょう。
▼関連記事
【2023年度版】フリーランスの税金対策や節税する方法についてご紹介!
参考:No.2070 青色申告制度|国税庁
参考:No.2072 青色申告特別控除|国税庁
参考:A1-9 所得税の青色申告承認申請手続|国税庁
4.庶務作業|仕事で使うツールやサービスを用意
庶務作業は、日々の業務を円滑に進める上で重要な要素です。
フリーランスとして安定して働くために、仕事で使うツールやサービスを適宜用意しておきましょう。
まずは、事業用の銀行口座やクレジットカード、メールアドレス、名刺、印鑑などの用意から始めることをおすすめします。
これらは、ビジネスをおこなっていくための基本的なツールです。また、仕事に集中できる環境整備も重要です。
デスクやイス、安定したインターネット環境などを整えることで、作業効率が向上します。確定申告に向けて、クラウド会計ソフトの導入もおこないましょう。
日々の取引の中で大量に発生する領収書やレシートをクラウド会計ソフトに記録しておくことで、確定申告の手間を大きく省くことが可能です。
なお、確定申告の際には各種証明が必要となるため、領収書などは保管しておくクセをつけておきましょう。
▼関連記事
フリーランスこそ時間管理が重要!管理する方法や便利ツール・アプリを紹介
5.案件獲得|フリーランスエージェントや人脈を活用
フリーランスとして独立した直後の案件獲得には、フリーランスエージェントやこれまで培ってきた人脈を活用することが効果的です。
フリーランスエージェントは、営業活動を代行し、適正な報酬単価で案件を探してくれるため、とくに営業が苦手な人には有益といえます。
既存の人脈を活用することで、信頼関係が既に築けている企業や知人からの案件を獲得できることもあるでしょう。元々の知り合いであれば、お互いの人となりもわかっているため、あらゆる面で安心できます。
経験やスキルが不足しているフリーランス初期には、クラウドソーシングサービスを利用することも有効です。
クラウドソーシングサービスでは、単価が低いケースは多いものの、多様な案件に応募できます。
そういった案件をこなしながら、実績を積み、スキルアップを目指すことも1つの手段です。
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フリーランスエンジニアの案件獲得方法|心構えや注意点も紹介
フリーランスエンジニアになるのにおすすめなタイミング3選
フリーランスエンジニアは、実際にどのような働き方をしているのでしょうか。
フリーランスエンジニアを目指す上で知っておきたい実態や現実についてご紹介します。
- 年収|平均は約576万円
- 年代|30~50代が約9割
- 稼働時間|平均は週4日・1日5時間稼働
- 独立して感じた不満|社会的信用の低さや営業活動など
年収や年代、稼働時間に加えて、独立後の不満なども紐解いていきます。
1.努力次第で年収を上げやすい20代のうちに
努力次第で年収を上げやすい20代のうちに独立を目指すことをおすすめします。
20代は年収を上げるための努力が報われやすい時期です。しかし企業に勤めている場合、年収はその企業の評価制度に大きく左右されてしまうのが一般的です。
20代のうちに大幅な年収アップを達成するのが難しいことも十分あり得るでしょう。
その点、フリーランスとして独立すると、このような制約から解放されます。
フリーランスは自身の努力や実力が直接的に収入に反映されやすく、早い段階で独立することで生涯年収を大きく上げられる可能性があるのです。
実際に、フリーランスエンジニアに転身して収入が「上がった」と答える人は約59.2%と約6割にものぼります。これは独立の魅力を示すデータといえるでしょう。
参考:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
2.案件を獲得しやすいと考えられる「実務経験3年」を過ぎたら
実務経験3年を過ぎたら、独立について考えることをおすすめします。
これは、フリーランスとして安定したキャリアを築くために必要なスキルと経験を身につけるための期間として、実務経験3年以上が1つの目安とされているためです。
フリーランスは案件を獲得できなければ収入を得られません。安定した収入を得るためには、一定以上のスキルや経験が求められる高単価の案件を継続的に受ける必要があります。
その点、一般的には、実務経験が3年を超えると多くの分野である程度のスキルが身についていると考えられます。
この期間を経ることで、より高単価の案件を獲得しやすくなるといえるでしょう。
実際に、多くのクライアントは、フリーランスに対して一定の経験を求めています。実務経験が3年以上あることは、クライアントにとって信頼性の証となり、案件獲得の際にも有利に働くのです。
とはいえ、「3年」という期間は、あくまで目安にしか過ぎません。
実務経験が3年以上あっても、スキルが相応についていなければ、案件の獲得は難しいでしょう。
逆に、実務経験が1~2年であっても、実務経験3年に匹敵するだけのスキルを持ち合わせていれば、高単価案件に参画できる可能性も高まります。
結局はどのようなスキルを持っているかが重要であることは、忘れてはなりません。
3.収入が不安定でも一定期間暮らせるほどの貯蓄ができたら
収入が不安定であっても、一定期間暮らせるほどの貯蓄がある場合には、独立を考えてみましょう。
案件の獲得は常に不確実であり、とくに初期段階では収入が途絶えてしまう可能性もあります。
ある程度の貯蓄がなければ、生活に支障をきたすリスクも高まるでしょう。
しかし、一定期間を生き延びることができるだけの貯蓄があれば、収入が不安定な時期を乗り越えることが可能です。貯蓄があることで、独立後の金銭的なプレッシャーを軽減し、ビジネスに集中することができます。
稼げるフリーランスエンジニアになるために必要なスキル6つ
フリーランスエンジニアとして成功するためには、単なる技術的な知識だけでなく、多様なスキルが求められます。
ビジネス運営や人間関係の構築、さらには自己管理と情報収集に至るまで、必要とされるスキルは実にさまざまです。
それぞれのスキルがどのようにフリーランスのキャリアに貢献するのかを理解することで、よりフリーランスエンジニアとして成長できるでしょう。
- 技術力
- 営業力・交渉力
- コミュニケーション能力
- プロジェクト推進力
- 課題解決力
- 情報収集力
上記6つのスキルについて、詳しく解説していきます。
1.技術力
稼げるフリーランスエンジニアとなるのに最も必要なスキルは、当然ながら技術力です。
会社という後ろ盾がなくてもやっていけるだけの高い技術力がなければ、フリーランスとして仕事を獲得することはできません。
高い技術力によって確かな品質の成果を提供し続けることが、クライアントからの信頼につながります。
また、活躍し続けているフリーランスエンジニアは、案件をこなす中で常に情報をアップデートし、新しいスキルの習得を続けています。トレンドの転換が速いITエンジニア業界では、日々新しい情報をキャッチアップしていくことが不可欠です。
需要を高め、選ばれるフリーランスエンジニアとなるには、専門性が高い、幅広い領域に関する知見があるなど、知識・経験が欠かせません。個人で十分に案件をまわしていけるだけのレベルが必要でしょう。
2.営業力・交渉力
フリーランスエンジニアに必要な能力として、営業力・交渉力も挙げられます。
「エンジニアは技術力さえあればいい」と考えられがちです。しかしフリーランスである以上、自らの手で案件を獲得していかなければなりません。
具体的には、顧客がどのようなことを求めているのかを円滑なコミュニケーションによって引き出し、提案するスキルが必要です。
クライアントの与件に対し最適な提案ができないフリーランスエンジニアは、安定して案件を獲得していくことは難しいでしょう。
クライアントの課題を解決できる技術力はもちろん、自身の持つ知見・スキルを総動員することで、どのように解決していくのかを掲示できるだけの提案力があってこそ、エンジニアとしての価値を高められます。
顧客価値に寄与する営業や交渉、提案を行えるエンジニアは、クライアントから「この人に任せたい」という確固たる信頼を獲得できるでしょう。
3.コミュニケーション能力
個人で作業することも多いエンジニアは、チームで活動することも決して少なくありません。
プロジェクトを円滑にまわしていくためには、高い技術力だけではなく、周りのエンジニアとスムーズにコミュニケーションが取れるかも重要です。チームの開発では、お互いの意見を交わし合い、方向性を共有することが大切です。
プロジェクトの進捗に関する報・連・相の徹底はもちろん、クライアントやチームメンバーの意図を汲み取り仕事を進めていくことが求められます。
実際にエージェント目線からお伝えしても、エンジニアの方を評価するときには、チームでの開発経験があるかを重視しています。
4.プロジェクト推進力
フリーランスエンジニアとして高単価案件を獲得するには、PM(プロジェクトマネージャー)やテックリードなどハイクラスなポジションで案件に参画することも、重要なポイントといえます。
そのため、ハイクラスポジションに立って円滑にプロジェクトを推進していく管理能力も必要です。
具体的には、納期から逆算してそれぞれの工数を管理し、そのうえでクライアントの求める品質で納品できるか、といったビジネスパーソンとしての資質も問われます。
加えて、自己管理能力も欠かせません。
フリーランスという働き方はすべてのスケジュールを自分の裁量で決められるからこそ、働きすぎや不摂生などによって心身のリズムを崩すことのないよう、注意する必要があります。
体調管理はもちろん、メンタルの管理、スケジュール管理を徹底して行うことが大切です。
プロジェクト推進力と高い自己管理能力を持ち合わせたフリーランスエンジニアは、信頼性と需要が高まります。
5.課題解決力
エンジニアに求められるのは、「クライアントの課題を解決すること」です。
クライアントの要望に対し適切なソリューションを提案できるエンジニアは、評価されやすく、案件獲得や案件の継続につながるでしょう。
また、クライアントが感じている課題はもちろんのこと、クライアントさえも気づけていない潜在的な課題を発見し解決できるエンジニアは、ビジネスの発展に大きく寄与できます。
そのような人材は市場価値が高く、案件の長期継続に期待できるだけでなく、案件の単価も上がりやすいです。
6.情報収集力
フリーランスエンジニアとして成功するためには、情報収集力も欠かせません。
基本的に、フリーランスとしての仕事はすべてが自己責任です。
企業に属していると、多くのサポートやリソースが会社から提供されますが、独立後は1人ですべてをおこなう必要があります。
問題に直面した際には、自ら解決策を見つけ出さなければなりません。
また、フリーランスエンジニアとして活躍するためには、常に最新の技術や業界トレンドを把握しておく必要があります。
技術分野は日々進化しており、新しいツールや言語が頻繁に生まれています。変化に迅速に対応するためには、効果的な情報収集が必要不可欠です。
さらに、クライアントの要求に素早く応じるために情報収集のスピードが求められることもあるでしょう。
情報収集力に長けていることで、クライアントからの要求に対して柔軟かつ迅速に対応できるようになります。
フリーランスに必要なスキルについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
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フリーランスにはどんなスキルが必要?独立後に成功する人、失敗する人
フリーランスエンジニアとして成功する3つのコツ
フリーランスエンジニアとして成功するためには、最低限必要なコツがあります。
独立前にこれらのコツを理解しておくことで、フリーランスエンジニアとしてのキャリアを成功に導けるでしょう。
- しっかりと準備をしてから独立する
- いきなり独立するのではなく副業から始めてみる
- 複数の案件を並行する
上記3つの重要性について掘り下げていきます。
1.しっかりと準備をしてから独立する
独立してから成功できるかどうかは、「準備」にかかっているといっても過言ではありません。
見切り発車せず、計画的に準備をしたうえで独立しましょう。
準備不足での独立は、予想外の問題に直面するリスクが高まります。計画的な準備を実行することで、独立後の不確実性を減らし、失敗のリスクを低減させられるはずです。
具体的には、本記事でご紹介した会社員のうちに行うべきことの5つを計画的に行いましょう。順番としては「キャリアプランの検討」「実務経験の積み上げ」「さまざまな挑戦」「スキルシートの作成」「案件獲得のための経路設計」です。
会計や税金に関する知識も、独立において重要な要素です。フリーランスは、収入管理や税務処理を自身で行う必要があります。
これらの知識がなければ、税金の計算ミスや財務管理の問題など重要な側面でトラブルに見舞われる可能性があるため、しっかりと身につけておきましょう。
また、 案件獲得や手続きももちろん大事ですが、そもそもの経験や能力がなければ、どれほど準備に力を入れたところで成功はあり得ません。
「大規模システム案件の経験」や「上流工程の経験」など、自身がフリーランスとして稼いでいくに値するスキルを身につけることも準備の一環と心得て、多方向から独立に備えることをおすすめします。
いきなり独立するのではなく副業から始めてみる
案件獲得のために実務経験が必要であることはお伝えしたとおりですが、ある程度の実務経験を積んだ段階で、副業として実際に案件を受けてみるのがおすすめです。もちろん必須ではありませんが、実際に独立してからのリアルな働き方を体験できるので、フリーランスエンジニアとしての姿をよりイメージしやすくなるでしょう。
政府では働き方改革の一環として副業を推奨しており、会社員として働いている人が副業・兼業をやりやすいようなルールの整備が進められています。
このような流れを受け、在宅や週2日稼働などの副業向け案件も増加傾向にあります。本業としては経験できないような新しい分野の業務にチャレンジすれば、独立後に獲得できる案件の幅がさらに広がるでしょう。副業としての収入が増えてくれば、確定申告などフリーランスとして必要な手続きも経験できます。
なお、会社が副業を認めていない場合もあるので、副業をおこなう際には就業規則をしっかりと確認することが大切です。
3.複数案件を並行する
フリーランスとして働く場合には、複数案件を同時におこなっていくこととを心がけましょう。
既に受けた案件に集中して取り組むことは大前提です。
高品質の成果を提供することで、クライアントの信頼を得て、将来的な仕事の機会を増やせます。
しかし、1社からの仕事に依存しすぎることにはリスクが伴うのもまた事実です。
たとえば、案件が急に終了し、収入が途絶えてしまう危険性があります。
このようなリスクを避けるためには、複数の案件を同時進行することが賢明です。
複数の案件を持つことには、収入の安定性のほかにもメリットがあります。
さまざまなプロジェクトに携わることで、幅広い経験を積み、スキルを向上させられるでしょう。
異なる複数のクライアントとの関係を築くことで、ネットワークを拡大することも可能です。
市場データによると、多くのフリーランスエンジニアが複数の案件を同時に進行しています。
これは上記のようなメリットを考慮した結果であり、フリーランスとしてのキャリア戦略として有効であることを示しているといえるでしょう。
参考:【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-|Relance
長く活躍できるフリーランスエンジニアになるために必要なこと
フリーランスエンジニアとしての成功とは、瞬発的に案件を獲得することではなく、「長く活躍できること」です。
独立したては活動できていても、それが継続しなければ、フリーランスエンジニアとして「成功した」とはいえません。
市場の変化に迅速に対応し、持続可能なキャリアを築くためには、ただスキルが高いだけでは不十分です。
長く活躍できるフリーランスエンジニアとなるには、以下のポイントをおさえる必要があります。
- 案件獲得の経路を複数持っている
- 既存のクライアントとの関係を含む人脈を大切にできる
- 自発的に学び続けられる
- 心身の健康をキープできる
それぞれ詳細を確認していきましょう。
1.案件獲得の経路を複数持っている
長く活躍できるフリーランスエンジニアの多くは、案件獲得の経路を複数持つという特徴があります。
その利点は、案件が途切れるリスクを最小限に抑え、安定した収入を維持することです。
フリーランスにとって案件を途切れさせないことは、生活を持続していくために欠かせません。
案件獲得の経路を複数持つことにより、1つの経路が閉ざされたとしても、ほかの経路から新たな案件を確保することができます。
フリーランスエンジニアとして成功するためには、忙しい時期であっても営業活動を完全に停止しないようにしましょう。
「もしも」に備えて、常に新規案件獲得のための種まきをおこなっておくべきです。
また、人脈を大切にすることも、営業活動の1つといえます。
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2.既存のクライアントとの関係を含む人脈を大切にできる
フリーランスエンジニアとして長く活躍するためには、新規案件の獲得だけでなく、既存のクライアントとの信頼関係の構築も非常に重要です。
クライアントと良好な関係を築くことによって、継続的な仕事の依頼を受けたり、より大きな責任を任せてもらえる機会が増えます。取引のあるクライアントから別クライアントの新たな案件の紹介を受けることもあるかもしれません。信頼関係が深まるほど、ビジネスの機会も広がっていくのです。
仮に案件が終了する可能性が出てきたとしても、クライアントはその関係性を重視し、仕事を切りにくいと感じてくれる可能性も生まれるでしょう。
もちろん、案件を継続してもらえるだけの仕事ぶりを発揮することは大前提です。
報・連・相やコミュニケーションの円滑さ、アウトプットの丁寧さなど、スキルだけでなく気持ちよく仕事ができる相手と思ってもらえることが、今後の案件へとつながっていきます。
既存のクライアントと良好な関係を結ぶことは、フリーランスエンジニアにとって安定した収入と長期的な仕事の保証をもたらすでしょう。
3.自発的に学び続けられる
フリーランスエンジニアとして長く活躍するためには、自発的に学び続ける姿勢が求められます。
技術の進歩は速く、社会やクライアントのニーズは常に変化していきます。
そのような社会で求められる人材であり続けるためには、これらの変化に応じて必要な知識を常にアップデートし、新しい技術を学び続ける姿勢が重要です。
フリーランスエンジニアはすべてが自己責任であり、自己管理のもと働かなければなりません。
業務に直接関わるスキルに限らず、自発的に学び、自身を高める努力をする必要があります。
そうすることで、常に最前線で活躍し、変化する市場の要求に応えることができるようになるでしょう。
自発的に新しい知識や技術を学び続ける能力は、フリーランスエンジニアが長期にわたって業界で活躍し続けるための鍵となります。
4.心身の健康をキープできる
フリーランスエンジニアとして長期にわたって活躍するためには、心身の健康を維持することも非常に重要です。
自己管理の重要性が強調されるフリーランスの働き方では、過度な労働による体調の崩れが一大リスクとなります。
とくにエンジニアは単独で作業することが多く、孤独感やストレスにさらされやすいため、心身共に疲弊してしまうことも多いでしょう。
そのため、定期的にリフレッシュする時間を設ける、休日や労働時間のルールを明確にする、相談できる相手を見つけるなどの対策が必要です。
長期的なキャリアを維持するために、健康管理は欠かせない要素といえます。
心身の健康をキープすることで、フリーランスエンジニアは持続可能な仕事のパフォーマンスを維持し、長期的な成功を収めることができるのです。
まとめ
IT技術の高まりと人材不足を背景として、エンジニアの需要は高まっています。
フリーランスエンジニアは、収入と働き方の自由度が高い一方で、会社員とは異なるさまざまな課題を抱えているのも事実です。
フリーランスとして成功するためには、高単価の案件を獲得し続けていく必要があります。
スキル向上を目指し、経験を積み重ねていきましょう。
また、営業活動や法的な手続きについて準備することも重要です。
フリーランスエンジニアとして独立し高報酬を得たいと考えている方は、本記事を参考に準備を進めていきましょう。
独立後は、フリーランスエージェントを利用した案件獲得がおすすめです。エージェントでどんな案件を紹介してもらえるか気になるという人は、ぜひRelanceへお気軽にご相談ください。
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